NHK『舞いあがれ』第10回

本日、永作博美さんの52回めの誕生日であることを全身全霊をかけてお祝い申し上げる当方が、NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ』の10回めの放送を見ましたよ。

* * *
第2週『ばらもん凧、あがれ!』

一度は断ったものの、舞(浅田芭路)は本心ではばらもん凧を揚げたいと思っていた。祥子(高畑淳子)やめぐみ(永作博美)の後押しもあり、舞はリーダーの一太(野原壱太)に参加させてくれるようお願いに行った。
当初、無下に断ったせいで仲違いしていたが、一太は快く迎え入れてくれた。

そして、凧揚げ当日になった。
計画では、一太が一人で紐を持って走り、2mの巨大ばらもん凧が揚がったらみんなで紐を持って助けるということになっていた。
しかし、直前で一太は、最初に走る役を舞にやらせることにした。一太によれば、舞が自分から何かをやりたいと言ってきたのは初めてのことだから譲るのだという。心配そうな顔をする舞だったが、一太はすぐに助けるから大丈夫だと励ました。
それで、舞は自分が走る役目を引き受けた。

舞が凧紐を持って駆け出すと、巨大ばらもん凧は向かい風を受けて舞いあがった。風に煽られたせいで舞はよろめいたが、すぐにみんなが紐を掴んで助けてくれた。そうして凧は安定し、見事な姿となった。
舞は自分で揚げることができたことをとても喜んだ。

翌朝、祥子とめぐみは電話で話をした。
祥子は舞が立派に凧を揚げたこと、走ったにもかかわらず熱も出なかったことを報告した。祥子の見立てでは、舞はすっかりよくなったと思われた。それで、祥子は東大阪に帰らせると告げた。

祥子は舞への餞別として、舞と兄・悠人(海老塚幸穏)のために作ったばらもん凧を持たせることにした。
ばらもん凧のように、どんな向かい風にも負けずに逞しく生きろとエールを送った。舞は力強く頷き、これまでの数ヶ月のことを感謝した。

出発の日、迎えにきためぐみがフェリーターミナルで待っていた。舞とめぐみは再会を抱き合って喜んだ。
めぐみは、祥子に感謝し、これからは自分が全て引き受けると話した。一方、祥子はそんなめぐみに対して、あまり頑張りすぎるなとたしなめた。
フェリーが出港すると、舞はいつまでもデッキから手を振った。また島に来ることを約束すると大声で叫んだ。

舞は、めぐみに大阪まで飛行機で帰りたいとねだった。一度乗ってみたいのだという。めぐみはそれを許した。
飛行機に乗った舞は興奮した。雲の下に街が見えることがすごいことだと思った。

こうして、舞は無事に東大阪に帰ってきた。

* * *

祥子(高畑淳子)は、娘であるめぐみ(永作博美)と孫である舞(浅田芭路)の両方に惜しみない愛情を持っているのだけれど、それぞれに対して正反対のことを言っているところがいいなと思いました。
舞に対しては、ばらもん凧になぞらえて、がむしゃらにがんばれと言っていた。一方、家庭のことで疲弊しているめぐみに対しては、あまりがんばるなと言うわけです。人のことをよくみているし、相手に合わせて助言のできる深みのある人物として描かれていますね。

本文では割愛しましたが、舞が去ることになって、一太(野原壱太)が寂しそうでした。島では雪が降るので雪合戦ができるなどと言って引き止めようとしていました。もしかして、彼の初恋なのか?
舞は、一太と雪合戦をするよりも、家族の方が恋しくて、まったく揺れることなく帰るんですが。
男の純情を踏みにじる女、こわい。

永作さんは今日も安定のかわいさでした。すぐに感じ入って目がうるうるするところがいい。こっちまで目がうるうるします。

明日も読んでアラモード。

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です