昨日の放送ではめぐみ(永作博美)と舞(浅田芭路)がフェリーターミナルに降り立つシーンがあったわけだけれど、僕にとって”フェリーターミナルに立つ永作博美”といえば真っ先に思い出すのが映画『八日目の蝉』(アマゾンプライムビデオで見る)であり、以前に小豆島へ行った機会には同作の終盤でパンを買った店を見つけ、「その子は・・・、まだご飯を食べていません」と劇中のセリフを言いながら記念撮影をしたことのある当方が、NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ』の4回めの放送を見ましたよ。
五島の祥子(高畑淳子)の家には、いろんな人々が気さくにやってくる。
船大工の木戸豪(哀川翔)は古くの馴染みで、祥子が今乗っている船も彼の手によるものである。山中さくら(長濱ねる)は獲れたての生きたタコを持ってきてくれた。
彼らは、めぐみ(永作博美)と舞(浅田芭路)の帰郷を遠慮のない親しみをもって歓迎してくれた。
舞は初めて目にする生きたタコに大はしゃぎだった。めぐみは、熱が出るからと言ってたしなめてやめさせた。
案の定、翌日になって舞は39度の熱が出た。
島の診療所の医師・谷(前川清)が往診に来てくれた。
以前の検査で何も異常が見つからなかったと聞いた谷は、何か心の問題やストレスを抱えているのではないかと推測した。しかし、めぐみは心当たりがないこと、および、仕事が忙しくてあまり向き合うことができなかったと反省を述べた。
舞は、元気にならないと東大阪には帰れないと落ち込んだ。
しかし、その翌朝には回復し、舞は新しい学校へ行けることになった。
舞は小学3年生であったが、島の学校では1年生と3年生の複式学級だった。
クラスには、めぐみの幼馴染の子・浦一太(野原壱太)もいた。彼は祥子の家を我が家のように走り回る子で、舞ともすでに顔見知りだった。すぐに調子にのるひょうきんな子どもであるが、熱を出した舞を励ましにきたり、小学1年生の妹・凛(絢香)の面倒を見たりと優しい男の子でもあった。
学校では、翌週に校外学習が予定されていた。磯に出かけ、水棲生物の捕獲や観察を行うのだ。楽しそうな行事であり、舞は磯に行くのも初めてでワクワクした。家に帰って、案内のプリントをめぐみと祥子に嬉しそうに見せた。
ところが、めぐみは難色を示した。磯に遠出すると体調を崩すのではないかと思われたからだ。はっきりとは止めないめぐみであったが、舞はその顔色をうかがって校外学習は諦めると言った。
その時、祥子はめぐみをたしなめた。本人の意思を確認せずに決めるべきではないというのだ。めぐみ自身はそんなことは想像もしていなかったが、舞がめぐみの顔色をうかがって取り下げたことは祥子の目には明らかだった。
祥子に促されると、舞は校外学習に行きたいとはっきり述べた。
こうして、当日、舞は磯へ出かけていった。
新たな島の住人の紹介がメインという感じでしたが、最後にめぐみ(永作博美)と舞(浅田芭路)のいささかいびつかもしれない母子関係をぶっこんできましたね。
めぐみはいつも優しい母親なんだけれど、実は言外に舞の行動をコントロールしていた可能性がある、と。それをたった数日でめぐみの母である祥子(高畑淳子)が見抜いた、と。
今週のサブタイトル『お母ちゃんとわたし』の意味がやっとわかった気がしました。
この、めぐみによるコントロールが舞のストレスになっていたとか、そういう話になっていくんですかね。
浩太(高橋克典)もこれまでのところ優しくて理想的な父として描かれれているけれど、根の部分はめぐみと同じ特性を持っているとか、そういう話になっていくんですかね。
思えば、舞の兄・悠人(海老塚幸穏)は何かと不満をブツブツ言うタイプでした。似たような環境に暮らしているのだから、兄妹には同じストレスがかかっていると考えるのが自然だ。たまたま兄は何でも外に吐き出せる性格だったから健全で、妹は内に溜め込む性格だから発熱となって放出されているという設定なのかもしれないと思ったりしました。
さて、それよりも今日の最大の衝撃は、浦凛を演じる子役の名前が絢香。オープニングテロップで見た時は、めぐみの幼馴染の浦信吾(鈴木浩介)の妻が初登場して、それを歌手の絢香が演じるんだと思って、思わずのけぞりました。それにしては掲載順が半端だったからおかしいと思ったんだけれど。
しかし、本編が始まってみれば、それは妻ではなく小学1年生の女の子でした。たまたま名前が同じ子役らしい。ただ、ぐぐっても今のところ子役の情報が見つけられません。
島の医師・谷役として前川清が出てきたのも笑ったけど、絢香のインパクトには負けますね。
明日も読んでアラモード。