数年ぶりの大不調に陥っているのだけれど、今回のまとめ記事だけはなんとか死守しようと力を振り絞る当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第17回めの放送を見ましたよ。
山寺に籠ってストライキを続ける梅丸少女歌劇団であったが、会社側との交渉は全く進んでいなかった。それでも、劇団員たちは事態が好転することを信じ、明るく前向きに稽古を続けていた。
休憩中、鈴子(趣里)は、大和礼子(蒼井優)が梅丸に入った理由を尋ねた。鈴子は、彼女が親の反対を押し切って家出同然で大阪に来たことは知っていた。しかし、もっと詳しい事情を知りたくなったのだ。大和礼子ほどの実力者であれば、より格上の花咲音楽学校に入学することもできたはずだからだ。
大和礼子は、親に反対され、自分ひとりでは花咲音楽学校の受験費用すら捻出できなかったからと説明した。そして、彼女の少女時代(山下桐里)のバレエの先生が梅丸の大熊社長(升毅)と知り合いだったという。
大熊社長は、授業料は一切取らないない上、親代わりとしてずっと面倒を見る約束をしてくれた。それが梅丸に入団した理由だという。大熊社長は、親に反対されて夢を諦めた若者をたくさん見てきた。そんな中、大和礼子は親と縁を切ってでも夢を追いかけようとしており、それを応援したかったのだという。
その頃、ひとりだけストライキに参加しなかった橘アオイ(翼和希)は、大和礼子と一緒に写っている古い写真を眺めていた。それで決意を固め、社長へ直談判に向かった。橘アオイは、自分が劇団を辞めるのと引き換えに、劇団員たちの条件(賃金維持、解雇団員の復帰)を叶えてくれるよう懇願した。
大熊社長は、劇団員たちの条件をのむことに決めたという。ただし、首謀者である大和礼子だけは辞めさせるつもりだと話した。大和礼子本人も初めからそのつもりだったに違いないというのが社長の見立てであった。
翌朝、楽団員の股野義夫(森永悠希)がストライキ中の大和礼子を尋ねて来た。
股野も会社の取り崩しに応じてしまい、一時金を受け取ってストライキに参加しなかったのだ。股野はそのことを恥じており、楽団を辞めようと決意したのだ。また、股野は大和礼子に片思いをしていた。辞める前に、一言思いを伝えたいと思った。
股野は大和礼子とふたりきりの場を作ってもらい、梅丸を去ることを話した。そもそも彼は、歌劇団の楽団員ではなく、オーケストラに入団する夢を持っていた。それはもう諦めかけていたが、もう一度挑戦することに決めたと説明した。股野は、梅丸を見捨てることで大和礼子から軽蔑されるだろうことを覚悟した。
ところが、礼子は優しい笑顔で股野の夢を応援してくれた。
それで気が楽になった股野は、ついに自分の礼子に対する恋心を告白した。
しかし、鈴子は今度は険しい表情になった。今は、恋愛に現を抜かす状況ではないと言うのだ。
それでも、股野は後悔しなかった。今ここで告白しなければ、もう二度と会えないかもしれないので気持ちを伝えることができてよかったと話した。
鈴子は、二度と会えないと言う股野を否定した。今は別々になってしまったとしても、音楽や歌劇を続けていれば、いつか再会できるはずだと言うのだ。股野には簡単に挫けずに頑張って欲しいと話した。
股野は続けることを約束した。
そこへ、橘アオイを伴って、歌劇団責任者の林部長(橋本じゅん)も山寺にやって来た。
林部長は、自身の力不足を謝りつつ、礼子にある通告を行った。
ラストシーン、はっきりとしたセリフはなかったけれど、林部長(橋本じゅん)から大和礼子(蒼井優)に対して解雇通告があっただろうことは明白でした。
礼子は明日の放送あたりで退場しそうです。先週金曜日のまとめ記事で、『あさイチ』のゲストに蒼井優が出ることから、礼子の退場は近そうだと思ってましたけど、やっぱりかー。
なお、この解雇通告の場にいたのは、林部長と礼子の他には、林部長と共に来た橘アオイ(翼和希)、および、礼子に告った直後の股野義夫(森永悠希)の4名だけでした。
鈴子(趣里)をはじめ他の劇団員たちは、彼らの来訪は知っていて、久しぶりに顔を見て歓喜するという能天気さでした。たぶん、明日の放送で礼子への解雇通告を知って、騒ぎ立てるんでしょうね。で、騒ぎ立ててもどうしようもないんでしょうね。
あと、礼子の少女時代は山下桐里という別の役者さんでした。昨日の放送でチラ出してたんだけれど、思わせぶりに逆光で顔が見えなくなってましたからね。
でも、今調べたら、昨日の放送のテロップでちゃんと「大和礼子(少女時代)」として名前が出てました。不覚にも見逃してた。。。