NHK『ブギウギ』第8回

今週あまりに寒くて、エアコンを暖房モードにしてしまった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第8回めの放送を見ましたよ。

* * *
第2週『笑う門には福来る』

鈴子(澤井梨丘)たち新人研究生3人は、公演の衣装の準備などを任されていた。しかし、トップスター・橘アオイ(翼和希)の衣装を忘れてくるという大失態を犯した。ミスをした張本人は白川幸子(小南希良梨)であったが、連帯責任として3人ともがひどく叱られた。
白川と桜庭辰美(木村湖音)は以前から折り合いが悪く、この一件で完全に仲違いした。鈴子がどんなに仲裁しようとしても取り付く島がなかった。

鈴子が、腹を立てて帰ってしまったふたりの分まで掃除と洗濯を終えて帰ろうとすると、誰もいなくなった稽古場で大和礼子(蒼井優)が黙々と踊りの練習をしていた。鈴子は、改めて今日の失敗について謝った。

大和から、今日のミスで一番迷惑を被ったのは誰かと尋ねられた。鈴子は衣装なしで出演する羽目になった橘アオイだと答えた。
しかし、大和によれば、迷惑を被ったのは客だという。客は現実から離れたくて劇場に来ている。それなのに現実を感じさせてしまったからだ。そんなことはプロにあるまじきことだという。

さらに大和は、鈴子はどうして踊るのかと尋ねた。
単に踊りたいからと答える鈴子に対して、大和はそれから先のことを考えろと諭した。しかし、今の鈴子には何も思いつかなかった。

鈴子は足に血豆ができていた。それを見つけた大和は、自分の鞄から紐状の布を取り出して鈴子に手渡した。バレエではそれを足首に巻いて練習するといいと助言した。鈴子は憧れの大和から紐と助言をもらったことが嬉しかった。

そうしていると、橘アオイがやってきた。新人の教育係を兼ねている彼女は、鈴子がグズグズと稽古場に残っていることを叱った。
橘の姿を見た大和は、鈴子に対して同期は大切にしろと告げた。大和と橘は同期で、橘も劣等生だったと話した。劣等生なのに努力して今の地位があり、また同時に梅丸のことを深く愛するようになった。だから進んで新人教育係もやっている。鈴子たちも梅丸のことを愛するようにと言うのだった。

鈴子は上機嫌になった。
大和とお話ができたことで、彼女に近づけたような気になった。また、もらった布を使うことで稽古にもいっそう身が入るようになった。どんなに怒られても頑張れる気がした。
ただし、同期ふたりを仲直りさせる試みだけはどうしてもうまくいかなかった。

ある日、稽古場に劇団の責任者・林部長(橋本じゅん)が梅丸の大熊社長(升毅)とともにやってきた。
これまで梅丸少女歌劇団は映画の幕間の余興しかやれなかったが、ついに単独公演を開催することになったという。期日は3ヶ月後の12月3日だという。団員たちは大喜びした。

その公演では、新人研究生もデビューさせることとなった。ただし、デビューできるのは3人のうち一人だけだという。
それを聞いて、白川と桜庭の関係はますます悪化した。鈴子がとりなそうとすると、それまで仲の良かった白川まで鈴子に敵意を剥き出しにした。自分たちは仲良しごっこをしているわけではない、試験翌日にオマケで入団した鈴子は考えが甘いのだと詰った。

その夜、鈴子は自分がなぜ踊るのか自問自答した。
白川は父に反対されているのを見返すためにデビューしたがっている、桜庭は金を稼ぐためにデビューしたい。橘アオイは梅丸のことを愛している。最後に母・ツヤ(水川あさみ)の「義理と人情」という言葉が思い出された。こうして、鈴子なりの結論が出た。

翌日、鈴子は同期のふたりに啖呵を切った。
自分はふたりに比べたら踊りは下手だが、梅丸愛は負けないと言った。オマケ入団だからこそ、劇団への恩を感じている。この劇団をすごい劇団に成長させることを決意した。それこそが義理と人情だというのだ。
そして、誰がデビューするか決まるまで、ふたりとは口を聞かないと宣言した。

そこまで言うと、鈴子は突然倒れた。

* * *

最後で鈴子(澤井梨丘)が突然倒れたんだけれど、これはその日イライラして朝食をとり忘れて、空腹で倒れたとか、そういうギャグ展開じゃないかとちょっと思ってる。

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