NHK『ブギウギ』第51回

今、小倉(北九州市の方)にいるんだけど、事前に独立な何人かに名物を聞いたら、異口同音に資さんうどんを勧められ、それ以外の情報を一切得られなかったんだけれど、まだ行ってない当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第51回めの放送を見ましたよ。

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第11週『ワテより十も下や』

1943年(昭和18年)6月5日、戦死した山本五十六の国葬が行われた。国内では防火訓練が繰り返し行われていた。食糧事情も悪化し、アメリカとの戦争は終わりが見えなかった。

そんな中、「福来スズ子とその楽団」は地方巡業を続けていた。地方では娯楽が少ないせいか、どこに行っても歓迎され、客も大勢やってきた。ただし、報酬は決して多いとは言えなかった。それでも鈴子(趣里)は、このようなご時世に人々の前で歌い続けられることを幸せに思った。

その日は愛知県での講演だった。
終演後、鈴子らが控室で休んでいると、主催者に連れられて一人の男子学生(水上恒司)がやって来た。彼は鈴子の大ファンだというが、モジモジしてばかりで、鈴子に話しかけられると恥ずかしそうに逃げ去ってしまった。団員たちは、迷惑なファンだと言ってバカにした。

そんな中、鈴子だけは何か感じ入るところがあった。
顔形は全く似ていないのに、死んだ弟・六郎(黒崎煌代)の面影を思い出させたのだ。

その後、一行はその日の宿に到着した。
宿泊料の支払いをしようとしたところ、全ての金がなくなっていた。付き人・小夜(富田望生)が財布を預かっていたはずだが、中身が空っぽになっていた。誰かに盗まれたのではないかと玄関先で大騒ぎになった。

そこへ、先ほどの男子学生も宿にやって来た。小夜は、彼こそが泥棒で、自分たちの跡をつけてきたのだと詰め寄った。学生は否定したが、小夜の剣幕はますます激しくなった。マネージャー・五木(村上信悟)も小夜に同調した。

しかし、鈴子だけは彼は潔白だろうと擁護した。金は見つからなかったが、宿賃を後日送金することで許してもらえることになった。
鈴子は、騒動に巻き込んだ詫びとして、学生を夕食に誘った。

宿の夕食は、ふかし芋のほか、吸い物やご飯、はては漬物まで全て芋づくしだった。それほど食糧事情がよくないのだ。それでも、件の学生を交えて楽しく始まった。鈴子は若い人にはたくさん食べてもらわなければならないと言って上機嫌だった。

学生の言葉は関西弁だった。聞けば、鈴子と同じく大阪出身で、今は東京の大学に通う2年生だという。歳は二十歳とのことだった。

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今日から登場した学生(水上恒司)は、役名は村山愛助となっていました。吉本興業をモデルとした会社の御曹司らしいです。
ていうか、大阪出身で東京の大学に通い、鈴子(趣里)のおっかけで愛知まで来れるのだから、金には全く不自由してないんでしょうね。

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