NHK『ばけばけ』第3回

マジで別宅の隣がウサギ屋である当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ばけばけ』の第3回めをNHK ONE(未ログイン状態)で見ましたよ。

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第1週『ブシムスメ、ウラメシ。』

父・司之介(岡部たかし)は、家に金成(田中穂先)という男を招いた。彼と一緒にウサギの商いを始めるという。司之介と金成は城勤めの頃からの知り合いで、金成からよく儲かると教わったという。
金成によれば、舶来物の珍しい柄のウサギが世間で人気を博しており、中には5円で仕入れたウサギが600円で売れた例もあるという。母・フミ(池脇千鶴)がざっと計算したところ、その額はトキ(福地美晴)を小学校に100年間通わせることのできる金額に相当した。

フキは話がうますぎると半信半疑だった。しかし、今までくすぶっていた司之介がやっと元気を取り戻したと思うとが嬉しくて、反対せずに応援することにした。
祖父・勘右衛門(小日向文世)は、武士が商売を始めると聞いて烈火のごとく怒った。しかし、トキが父と一緒になって頭を下げると許すことにした。彼は孫にはめっぽう甘いのだった。

それから数週間が経った。
ウサギは飛ぶように売れ、司之介の商売はしごく順調だった。1ヶ月の売上は200円にもなった。
あんなに怒り心頭だった祖父・勘右衛門も今ではトキと一緒になってウサギをかわいがった。松野家の食卓も豪華になった。以前は飯とめざし、そしてしじみ汁程度のものだったが、いまではおかずが5品もつくほどだ。ただし、松江に生きる者として、好物のしじみ汁だけは欠かさなかった。
松野家では笑顔が絶えなくなった。トキが生まれてこの方、家族みんながこんなにもずっと笑っているのは初めてのことだった。

この前まで、トキは大きくなったら教師になりたいと言っていた。しかし、いつ気が変わって、もっと大きな夢を抱くとも限らない。彼女がどのような進路を選ぼうとも必ず叶えてやれるよう、より多くの蓄えが必要だと司之介は考えるようになった。
そこで、相場が有利な今のうちに借りれるだけの金を借りて商売につぎ込むことを決めた。松江武士は猪突猛進を心情としており、それに従うのだと司之介は得意になった。

ある日、父・司之介はトキを連れて松江の町を散策していた。
その時、借金のかたに売られた娘が逃げ出し、複数の男たちに追いかけられて捕まる騒ぎがおきた。その他にも、粗末な身なりの男女が縄で縛られて連れて行かれる様子が見られた。それらはいずれも借金で身を持ち崩した当事者や親族であるようだった。
司之介は、ウサギが失敗していたら自分たちもああなっていただろうと話すのだった。

ある夜、家でほろ酔いになった司之介は酔い覚ましのためにふらりと家を出ていった。
しかし、結局その日は家に帰ってこなった。

* * *

本文では割愛しましたが、借金で売られていく人々の中に、ウサギ商売をもちこんだ金成(田中穂先)がいたように見えました。別のシーンと身なりが全く違っていたし、あまりクローズアップされていなかったので、僕は同一人物だったか自信がないのですが。
劇中ではトキ(福地美晴)が知ってる顔があると気づいた様子でした。一緒にいた司之介(岡部たかし)は全く気づかなかった様子。

そんな借金でどん底に落ちた人々のシーンと前後して、司之介は多額の借金をして商売を拡大しようとします。そして、今日の最後では家を出たきり帰ってきません。本文では書かなかったけど、ラストシーンは湖の小島に佇む人物の画でした。顔ははっきり写っていませんでしたが、姿かたちと状況からして司之介でしょうね。
借金でしくじった路線ぽいですね。

ところで、本作のナレーションは蛇(声・渡辺江里子)と蛙(声・木村美穂)なのですが、出演者テロップで蛙が出てきませんでした。
なんで蛇だけなんだろうと思っていたら、帰宅の遅い父を待つシーンにちょとしたお遊びがありました。母・フミ(池脇千鶴)によれば、司之介の前世は蛙に違いないという。彼はよく城の堀に落ちる(水が好き)けど、結局は無事にカエルからだそうです。
ここで蛙が出てくるから、ナレーションからはずれたってこと?今後、なにか蛇にまつわる台詞のある時は江里子さんが出てこないんだろうか?ちょっと注意しておきます。

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