じんけで不意打ち

当blogの内容からは想像できないかもしれないが、こう見えて実在の当方はわりとフツーの小市民である。
Blog の記述では、割と傍若無人だったり、礼儀知らずだったり、自信家だったり、目立ちたがりだったり、ヤンキーだったり、色男だったり、界隈で一目置かれるブロガーだったりするわけだが、中の人はそれなりに腰が低かったり、物静かだったり、人見知りだったり、話下手だったりするのだ。

典型的なネット弁慶ってことか。

そんなわけで、食事とかに出かけて急にお店の人から話かけられたりすると、うまく対処できなくてドギマギしてしまったりするわけだ(そうされることは、心の底からうれしいわけだが)。
可愛い♀店員さんだったりすると、気の聞いた一言でもぶっこいて、仕事がハネたらデート(デート?デートなのか!?)に誘ったりしてみたいわけだが、そんな気も回らなくなってしまうわけである。

典型的な、肝心な時に使えないヤツってことか。

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Ultima Online 勝手サーバ

You are dead.
“古き良き” Ultima Online で無性に遊びたくなってしまい、サーバのエミュレータプログラムをインストールして環境を作ったのが数週間前。
何人かにテストプレイヤーをお願いして、安定して動くことを確認できた。

Ultima Online とは「多人数同時参加型オンラインRPG」(Massively Multiplayer Online Role-Playing Game: MMORPG)の草分けであり、その名の通り多くのプレイヤーが参加してワイワイと遊ぶところに真髄がある。プレイヤーが多ければ多いほど、楽しさが増してくる。
すでに10人ほど集まっているけれど、世界は広いのでまだまだ足りない感じ。

そこで、alm-ore 読者にも門戸を解放して、参加者を募るものなり。

とりあえず、こちらにアクセスしていただければ、ゲームの概要から利用方法、基本的なルールから alm-ore のノリで書かれたプレイ日記など、充実したコンテンツがあります誠意執筆中です。
ていうか、最低限のことは書かれているので、とりあえず遊べます。
ゲームソフトは購入していただく必要がありますが(EAストアというところに登録すると、無料でダウンロードできるらしい)、サーバへの接続料金とかはありませんので。

週末に、デート(デート?デートなのか!?)の約束をすっぽかされた方、暑くてどこにも出かける気がしない方、借りてきたエロDVDも見終わってすることがなくなってしまった方など、ご参加をお待ちしております。

Enyan, Ultima Online 勝手サーバ

井上陽水コンサート2007 @なら100年会館

井上陽水コンサート2007@奈良

井上陽水のコンサートにこっそりと行ってまいりました。

テレビで見るのと同じように、アノ独特のねちっこいしゃべり方を堪能しました。
彼の詩は、独特の世界観があることで有名ですが、しゃべりも空中にフワフワ浮いているような内容でした。

たとえば
奈良に来るのは4-5年振りです。前回来た時は大仏様を参拝してからコンサートにのぞみました。大仏様の大きさを目の当たりにすると・・・、自分の卑小さを思い知らされて、がっくり来ますねぇ。ですから、今回は大仏様は見に行きませんでした。
だの、
この前年が明けたと思ったのに、あっという間に”梅だ、桜だ”と騒いで・・・、今の季節は新緑が目に瑞々しいですね。でももうちょっとしたら、暑い夏の盛りが来て、”ちょっと涼しくなったなぁ”なんて思っているうちに紅葉の季節になって、木枯らしが吹いて。そんなこんなで、”やれクリスマスだ”なんて言ってる間に新年になるんですね。いやぁ、時間が流れるのは早い
だの
次の曲は・・・、中森明菜さんに歌ってもらったものですが。いやぁ、大変よく売れた曲で。・・・ぐふふ。いや、中森さんの実力のおかげであれだけ売れたのに、この言い方だとさも自分の才能があるような言い方でしたね。まったくもって中森さんのおかげなのに。何で笑ったかと言うと、自嘲です。自らを嘲る笑いです。
とか
今までいろんな人と一緒に曲を作ってきたのですが、奥田民生って皆さん知ってます?いや、もちろん皆さんご存知だと思いますがぁ、中には知らない人がいるかもしれないので紹介しておくと、ユニコーンというバンドだった人です。僕は彼が大好きなんです。普通バンドが解散すると”俺はまだまだ大丈夫だよ”というポーズのために、すぐさまソロで活動するわけですが・・・。奥田さんは、すぐに休んじゃった。世の中にもっと休む人が増えた方がいいと思うんですねぇ。僕もよく休むほうなので、目立たなくなるでしょ?
だのだの。

その、力が抜けた、毒にも薬にもならない、内容が無いトーク、面白かったなぁ。
谷村新司とさだまさしと、井上陽水は歌わずにトークショーだけで食っていけるのかも。
#しかしこうやって列挙すると、トークの面白い人は、良い詩を書くね。

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300 [スリーハンドレッド]

スリーハンドレッド映画「300」を見てきた。

当方の好みに合う、お気に入りの映画だった。
しかし、万民ウケはしないだろうと思った。
#自分の好みと、他人の好みが必ずしも一致しないことは思春期のころから如実に理解している当方。だって、山瀬まみに対する愛情が他人の共感を得ることは少ないから。

ギリシアに侵攻してきたペルシアの大軍を、たった300人のスパルタの精鋭兵たちが迎え撃つという内容。
2時間の尺のうち、戦場80%、政治的暗躍10%、エロいシーン2%、その他3%という感じだろうか。
このことをまとめると
「画面から漂う、大量の血生臭ささと、ほのかなイカ臭さ」
というところだろうか。

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リコールのお知らせ

本日、某資料作りがやるせなくなり、ほっぽり出して帰ってきたところ、1通の封書が届けられていた。

株式会社INAXより「リコールのお知らせ」

うちの洗面台に設置されている、INAX製の水栓に不具合があるそうだ(詳細こちら:『洗髪洗面用シングルレバー混合水栓』をご愛用のお客さまへ)。

ていうか、2004年1月22日に新聞紙上で社告掲載されたそうだが、そんなもの知らなかった当方。
今日届いた書面には、「3年前に掲示して、点検してやるっつてんだから、さっさと連絡よこせや。お前なにやってんの?」と、実際にはもっと丁寧で下手に出た文章が書かれていた。
「無料点検しますので都合の良い時間を知らせてください」とあった。

つーか、今まで問題はないし、困ってないから、無視しようかと思っている当方。
書面には、対応方法も書いてあるし、自力でなんとかなりそうな感じだから。

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「田邊竜太: 紋迷図展」 2007年7月30日より

第12使徒レリエルかと思った。

【第12使徒レリエル】
第12使徒レリエル
(新世紀エヴァンゲリオン「第拾六話 死に至る病、そして」)

【田邊竜太: 紋迷図展】
田邊竜太: 紋迷図展
(どんと うぉーりー びー はっぴー 「展覧会のご案内」)

田邊竜太: 紋迷図展の開催要項は以下のとおり。
期間: 2007年7月30日(月) – 8月4日(土)
時間: 11:00 – 19:00
場所: 画廊るたん (東京都中央区銀座6-13-7 新保ビル2F)

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アメリカ人は相手の口に注目し、日本人は目に注目

「エイチ ティー ティー ピー コロン スラッシュ スラッシュ スラッシュドット ドット ジェー ピー スラッシュ」
こと
http://slashdot.jp/、つまりはスラッシュドット ジャパンに「アメリカ人は口で、日本人は目で話す」というストーリーが載っていた。

なんのこっちゃ? と思いながら覗いてみると、JESPこと Journal of Experimental Social Psychology に採録されている Yuki, Maddux, & Masuda .(2007). Are the windows to the soul the same in the East and West? Cultural differences in using the eyes and mouth as cues to recognize emotions in Japan and the United Statesだった。

この論文の、俺的まとめはこんな感じ。


東洋と欧米では文化の違いにより、感情の表出に関する規範が異なる。
東洋では感情を抑制する必要があり、欧米では感情をストレートに表出する必要がある。

また、ヒトの生理的な機能として、目の周りの筋肉は不随で、口の周りの筋肉は随意。
つまり、表情を作るとき口の周りは意識的に操作できるが、目の周りはできない。
#たとえば、作り笑いをするとき、口の形は変えることができるが、目は笑えない。

文化による感情表出の違いと、顔面筋肉の性質から類推すると
東洋人: 表情を抑制しようとし、口の動きは抑制するが、目には思わず”ホンネ”が出てしまう。ゆえに、相手の感情を読み取るためには目に着目する。
欧米人: 感情が正しく伝わるように、オーバーな表情を作る。目をオーバーに動かすよりも、口元の方が操作しやすい。ゆえに、口に着目して相手の感情を読み取る。
と考えられる。

face_stim.JPGこの仮説を検証するために、楽しそうな目/悲しそうな目、楽しそうな口/悲しそうな口 を操作したイラスト(図のように単純なもの)を日本人やアメリカ人に提示して、どのような感情を表しているか回答させた。
でもさー、こんな単純なイラストじゃ、実際の人を相手にしたときと全然状況が違うじゃん
という声が著者らに聞こえたのか、聞こえなかったのかは知らないけれど、実際の人のモンタージュ写真を作って、目や口を操作した刺激も準備して同じ実験を行った。

実験から、日本人は刺激画像の目の部分に反応し、アメリカ人は口の部分に反応して感情を読み取るという結果が得られ、仮説が支持された。

この研究から得られた考えを発展させると、顔の天地が揃っている日本式顔文字 (^_^) (T_T)と、顔が横向きになっているアメリカ(?)式顔文字 :-) :-< の違いを説明できるかもしれない。 日本の顔文字は目の表情で感情を変え、アメリカのやつは口の表情で感情を変えていることにつながってるっぽい。


分かりやすく正確にまとめられた気はしていないが、まぁ、こんな感じでいいやね?

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Shivering: クジャクが体を揺する行動

WhitePeacock20070520_4.JPG先のエントリーで「メスが興味を示し始めるとオシリを振って尾羽全体をゆす」ると書きましたが、その行動は “shivering” と呼ばれているそうです。
“shiver” というのは、shake に似た言葉で「ぶるぶる震える」(ただし、元々は悪寒や恐怖などのネガティブな体の震えらしい)という意味のようです。

また、僕がみた尾羽の付け根のフワフワした柔らかい羽毛は、普通のクジャクにも同じように生えているそうです。
ただし、普通のクジャクは茶色い羽が生えているようです。

以上の話は、学生時代に伊豆シャボテン公園でクジャクの求愛行動の研究のお手伝いをしていたという同僚に教えてもらいました。

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シロクジャク(オス)の求愛行動に遭遇

先日見つけた、奈良・野鳥の森を再び訪問してきた。
前回、その美しさにうっとりとしたシロクジャクであるが、羽を広げたオスを観察することはできなかった。

それからというもの、毎日布団の中で、羽を広げたシロクジャクの姿を想像しながら眠りにつくのが日課になっていた(大マジ)。
今日は、少々気温は低かったが、天気が良かった。
淡い期待を込めて、野生の森を再訪問してきた。

すると、オスのシロクジャクが出血大サービスをしてくれた。

尾羽を広げたオスのシロクジャク

美しい。
まさに、純白の孔雀である。

惚れた。
抱かれてもいい。

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