今もそうだけれど,大学時代は随分,不規則で偏った食事をしていた.
たいてい,15時頃に講座でカップラーメンとか.
その日も,いつものごとく「おしゃべり部屋」(名誉のために書いておくと,本当はゼミなんかで使うミーティングルームなんだけれど,普段はリフレッシュルーム扱い)でお湯を沸かし,カップラーメンの容器に注ぎ,できあがるまでの3分間は自席に戻ってメールをチェックするか何かをしていた.
3分経ったので戻ると,僕のカップ麺が忽然と消えている.
「誰だよ!俺の貴重な食料をぎったやつ!」
・・・ていうか,僕のラーメンがゴミ箱に捨てられている.
あんまりだ.俺,何か悪いことしたか?そりゃ,大学で遊んでばかりいるけれど,人をイジメたりとかしたことないし,女の子にも恨まれるようなことをした覚えは(それほど)ないぞ.(T_T)
数十分後,
「木公さ~ん,ケーキ食べませんか?」
と,後輩の女の子が声をかけにきた.
おしゃべり部屋に行ってみると,講座のみんながいて,僕の誕生日を祝ってケーキを用意してくれていた.
どーやら,ケーキを食べる前に僕が満腹になってしまっては困るので,あえて僕のラーメンを捨てたらしい.
ある年のある月の24日のできごと.
今でも,思い出すと,ちょっと胸が熱い.
だけど,世の中には,食べるものに困っている人もいるんだから,食べ物を粗末するのは,ちょっとイカンよな.
つーか,こう見えて当方「痩せの大食い」なので,カップ麺とケーキくらい軽いぜ.
次回,同じようなケースがあってもカップ麺捨てないでください.