永遠にアムロ: 東海道五十三クリング(19) -5日目-

本日は、岡崎宿(38番)から亀山宿(46)まで移動。約93km。本当は関宿(47)まで行く予定だったのだが、そこには適当な宿がなかった。だから、一つ前でストップした。
そして、明日の夕方には京都に到着しそうだ。

* * *

今夜宿泊するカンデオホテルズ亀山は、亀山と関とのちょうど中間あたりだ。気分的には関宿に泊まったような気分になっている。

ネットで調べたら、朝食が付かない代わりに最上階の部屋(ベッドも大きい)が与えられるという宿泊プランがあったので即座に決めた。
さらに、僕がどこから来てどこに行くのか一切言っていないのに、ちゃんと鈴鹿の山が見える部屋をあてがってくれた。鈴鹿峠は、東海道において箱根に次ぐ難関だと言われている。僕もちょっと緊張しているのだが、興奮もしている。部屋から鈴鹿の山々を眺め、気分を盛り上げている。
なお、地理に暗い僕は、どこが峠だか知らない。唯一分かっているのは、右に見える道路は明日の朝僕が走るということだけだ。

客室からの風景

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宿無し: 東海道五十三クリング(18)

5日目の朝。
何かと心配事の多い朝となった。自分の雰囲気があんまりよくない。

今日からいわゆる「休前日」である。しかも、18日(月)が海の日なので、明日から3連休である。ホテルが取れるかどうか不安になってくる。
毎日、実際にどこまで走れるかわからないので、いつも目的地直前でネットでホテルの予約をしている。今日もそのパターンで宿が取れるといいのだが・・・と考えると不安になってくる。
さすがに一日に100km弱走った後に野宿やネットカフェっつーのはキツイ。ていうか、僕の精神力はそういう状態に耐えられるように作られていないのだ。

同時に、スケジュールが1日早くなって、明日京都にゴールしそうなペースである。
明日は京都祇園祭の宵山で、京都が1年でもっとも混雑する夜だ。交通規制もしかれるし、歩くのすら苦労するし、自転車で上洛するなど自殺行為だ。そしてやっぱり、ホテルは壊滅的に取れなさそうである。

そういうことをつらつら考えると、めんどくさいやら、落ち込むやら。

あんまり気分が乗らなくなってしまった。
気分のせいなのか、足も昨日までよりも重い。確かに、2日目の朝なんかも足はしんどかったが、朝風呂にゆっくり浸かったら調子が良くなった。それから、毎晩大浴場付きのホテルに泊まり朝風呂で体を温めている。
今朝も同様だ。しかし、どうも足に力が入らない。

今日は関まで行く予定にしているのだが、走りながら様子を見て、もしかしたら名古屋あたりでストップするかもしれない。早めに名古屋で宿をとれば、きっとどうにかなるだろう。
翌日(17日)はきっちり関まで行くことにして、事前に宿を確保。18日(当初の予定通り)京都入りなら、祇園祭の混雑も緩和できる。

どうなるかはわからない。
今日、走りながら考える。夕方までに結論を出す。

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