先週金曜日のニッポン放送『上柳昌彦 ごごばん!』で、山瀬まみが次の木曜日(すなわち本日)にスパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)へ行くと言っていたので、本当は朝6時に家を出発して追っかけに行きたかった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第52回目の放送を見ましたよ。
ぜいたく禁止令が発布されたことで、上等な生地の売買が禁じられた。金糸入りの生地を大量に抱えた問屋・河瀬(南条好輝)を助けるため、糸子(尾野真千子)が一肌脱ぐことになった。
糸子は、金糸の部分に黒いリボンを縫いつけた。その黒い線がアクセントとなるようにデザインに活かした。店で働く昌子(玄覺悠子)や妹の静子(柳生みゆ)に着させて宣伝した。さらには、同じデザインでハル(正司照枝)の前掛けまで作った。
上等な生地にしては破格の安さであることに加え、ぜいたく禁止令が解除された後には黒いリボンをはずして金のラインが浮かび上がるなどといったことも評判になり、オハラ洋装店に客が殺到した。糸子は、問屋の不良在庫を全て売りさばくつもりで、次々に注文を受けた。
しかし、繁盛しすぎるのも問題だった。
糸子が抱える4人の縫い子だけでは仕事が捌ききれなくなった。紳士服部門の勝(駿河太郎)とその職人たち2人に協力を依頼したり、母(麻生祐未)や妹たち(坂口あずさ、杉岡詩織)に手伝わせたりして、なんとかやりくりした。
それでもなお、次女・直子の子守りの問題が残された。直子の異常な暴れん坊ぶりのせいで、誰も子守りを引き受けてくれないのだ。店の者も糸子も、注文をさばくのに必死で直子の面倒をみる暇はない。善作(小林薫)は長女の優子ばかりをかわいがり、直子を受け入れるつもりはまったくなかった。
他に頼るところもなく、勝の弟の所へ直子を預けることとなった。
ただし、勝の弟は岸和田から遠い馬場に住んでいるため、毎日預けて引き取るわけにはいかない。一度預けたら、大晦日まで会えなくなってしまう。そのため躊躇する糸子であったが、他に選択肢はなかった。
翌日、糸子と勝は馬場へ直子を連れて出かけた。
糸子は山道がとても長く感じた。前回来たときは結婚直後で、戦争もなかったし、子供もいなかった。当時の自分はもっと若くてきれいだったと思うと、ますます気が重くなるのだった。
金糸入りのぜいたくな布をどう売るかという問題が提示されたのですが、簡単にデザインが完成し、あっという間に近所で評判になり、飛ぶように売れて行きました。
何やらあっさりとした一本調子で、どうも面白く思える所がありませんでした。
けれども、その繁忙ぶりが直子の子守り問題に繋がるという流れは、うまくできているなと思いました。ただし、直子の子守りが見つからないというのは、昨日と全く同じ話の繰り返しなので、これまたあまり面白いと思えなかったのですが。
最後、糸子が山道を歩きながら、いつになくしょんぼりとしていました。
しばらくの間直子と別れるのが寂しいのかもしれませんが、それにしては、これまで糸子が直子のことをかわいがっているシーンがあまり無かったので、どうもピンと来ません。お前、本当に直子のことが好きなのか?と。
しかも、道中での糸子のボヤキを聞いていると、戦争だの、自分が老けただの、直子との離別とは関係ないことばかり言っています。さらには、以前は子連れではなかったなどと言い出す始末。これは、直子の存在が邪魔であると言っているように聞こえます。
糸子が娘たちに対してどういう思いを持っているのか、僕にはさっぱりわかりません。
今週は、全然面白くないと思う。
なお、今週はちょっと体調が悪くて、朝ドラを見る集中力も足りないせいで面白くなく見えるのかもしらんけど。
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