NHK『カーネーション』第56回

対談記事が読みたくてわざわざ週刊アスキー12月6日号を2週間前に買っていたのだが、昨日「大槻ケンヂ×みうらじゅん “スティーブ・ジョブズ”をガチで語る!」にその掲載内容はもちろん、紙面ではカットされた秘密部分まで全て公開されているのを見つけ、「すげえや!太っ腹!!」と叫んだ当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第56回目の放送を見ましたよ。

* * *
第10週「秘密」
糸子(尾野真千子)のお節介のせいで、勘助(尾上寛之)は完全に神経が参ってしまった。彼の母・玉枝(濱田マリ)は糸子のせいだと責め立て、ついには糸子の商売繁盛を妬んだり、人格を否定する発言をした。その時、糸子は何も反論をしなかった。

翌朝、糸子が店の雨戸を開けると、勘助の義理の姉・八重子(田丸麻紀)が立っていた。八重子は玉枝の無礼を詫びた。家業の美容院の経営が苦しい上に、勘助の調子も悪くなったことで、玉枝は心労が絶えなかったのだ。近頃では家族にもつらく当たることが多い。根の優しい玉枝のことだから、しばらくすれば元に戻る。どうか許して欲しいと言うのだった。

ところが、糸子はその謝罪を受け入れなかった。
自分は安岡の家族ではないので、そもそも我慢したり仲良くしたりする筋合いはない。元々自分は他前から目障りに思われていたに違いない。店は繁盛しているし、勘助を弟のように構っていた。それらが玉枝には気に入らないのだろうと断定した。
もう二度と安岡家には近づかないと言い放ち、八重子にもよそよそしく接し、彼女を追い返した。

しかし、糸子も苦しかった。本当は安岡家と仲良くしていきたかった。けれども、その態度を素直に表すことができなかった。気持ちとは裏腹に、八重子に八つ当たりしてしまったことに自己嫌悪した。
人恋しくなった糸子は、娘の直子(心花)をきつく抱きしめた。ところが、その無遠慮な行動は直子にまで嫌がられた。自分を受け入れてくれる人は誰もいないと思い、ますます落ち込んだ。
ついに、仕事も放り出して、二階でふてくされて寝てしまった。

糸子の事情には関係なく、店には客が殺到していた。もうすぐ衣料品の配給制度が始まるので、その前に気に入った洋服を手に入れようとする客が多いのだ。
縫い子のリーダー格の昌子(玄覺悠子)に叱られても、糸子は全く仕事をする気がなかった。自分が稼ぐと、その分よその誰かの稼ぎが減り、貧乏な人を苦しめることになる。だから、自分は仕事をしない方が良いなどと屁理屈を言うようになった。

怒った昌子と揉み合いになり、ふたりは絡みあったまま階段を転げ落ちた。それが刺激となり、糸子は自分を取り戻した。
自分には大切な家族のほか、生活の面倒を見ている7人の縫い子、さらに自分を待ってくれている大勢の客がいる。誰から嫌われようとも、自分の大切な人たちを守るために自分が頑張らねばならないと思い出した。戦争にも貧困にも負けず、自分は自分らしくやっていくのだと決意した。

その日の夕、安岡家の前におすそ分けの野菜をこっそりと置き、それを餞別として彼ら一家のことを頭から追いやった。もう玉枝や勘助のことで悩むことはしなかった。


昭和17年(1942年)9月。
衣料品の配給制度が始まった。衣料品の欲しい人は衣料切符と共に購入しなくてはならない。店側は、回収した切符を配給所に提出し、売れた分だけしか生地を仕入れることを許されなかった。仕入れに難儀するかと思われたが、偶然にも勝(駿河太郎)が配給係に任命されたので、何かと融通が効いて助かっていた。

配給制度が始まっても、オハラ洋装店は順調だった。他の勤め先を解雇された妹の清子(坂口あずさ)と光子(杉岡詩織)を縫い子として働かせることができるほどだった。その上、衣料切符の整理係として善作(小林薫)を使うほど、人手が足りなかった。

そして、糸子は3人目を身ごもっていた。

また、最近、勝が夜遊びをするようになった。
本人は夜釣りに誘われたなどと言って健全な遊びであるかのように振る舞うのだが、昌子が言うには悪い遊びに違いないという。けれども、糸子はまったく頓着しなかった。糸子は仕事や子供たちのこと、戦争の行く末など他にたくさん考えるべきことがあった。勝がひとりで機嫌よくしている分には、糸子にとって何の問題もなかった。だから放っておくことにした。

11月のある夕。
店じまいの時間になると、勝が珍しく歌舞伎に誘ってくれた。
* * *

昨日の放送でどうなることかとハラハラした勘助&玉枝とのいざこざ。
今日の放送でも序盤に引っ張られていたので、どうなることかとドキドキしながら見ていたわけで。
けれども、結局、糸子は安岡家と決別するという選択。放送の中では1年近く時が流れたけれども、安岡家との和解が成立したという話は出てこない!うひゃー、厳しい脚本!!

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