洋食&ワイン しんで20年近く憧れ続けているママさんにお会いし、うおや一丁でラーメンサラダを食べたので、今回の札幌出張の目的は80%ほど達成され、残りの20%は今日の午前中で終わる当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の第149回めの放送を見ましたよ。
2012年4月。
北鉄は、7月1日の北三陸-畑野間の運転再開に向け、順調に点検作業が進んでいた。
一方、6月30日オープン予定の海女カフェの再建作業は停滞していた。再建費用は1000万円と見積もられ、企業や一般からの寄付を募ったが足りないのだ。海女カフェの内装の目玉は、潮騒のメモリーズZや鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)のライブが行われるステージと、珍しい魚を集めた店内水槽だ。ステージは必須なので、水槽を諦めて再建するしかなかった。関係者は一様に落ち込むのだった。
その時、大吉(杉本哲太)が北三陸駅舎をうろつく不審者を捕まえた。大吉が問い詰めても、ほとんど何もしゃべらず、唯一アキ(能年玲奈)の知人であるとだけ話しているという。連絡を受けたアキは駅へ急行した。
そこにいたのは、さかなクンだった。アキと一緒に幼児向け番組『じぇじぇじぇのぎょぎょぎょ』(旧『つくってこわそう』)に出演した仲だ。さかなクンは北三陸に帰ったアキのことが気になって、ネットで検索したという。すると、観光協会のサイトに掲載されている潮騒のメモリーズZの動画を見つけたという。アキとユイ(橋本愛)が海女カフェの再建や北三陸への観光客誘致を訴える映像だ。それを見て、居ても立っても居られなくなった彼は、自分で集めた珍しい魚や水槽を海女カフェへ寄贈することを決め、それを伝えるためにやって来たのだ。
2012年6月。
さかなクンの水槽が海女カフェに搬入され、再建が順調に進んだ。それでもまだ予算が足りなかったので、町の人々や子どもたちが総出で内装を行った。さかなクンと共に壁に絵を描き、むしろ手作り感のあふれる温かい店になった。アキは、あちこちで様々な苦労をした人たちが、再び海女カフェに集い、一緒に作業していることをとても嬉しく思うのだった。
さらに海女クラブの面々は、観光海女漁の再開に向けて、海中のウニの調査を行った。大津波でウニはほとんど流されてしまい、繁殖のためにウニの放流を行った。しかし、一般にはウニを放流しても資源が復活するまで3-4年かかると言われており、今年のウニ漁が危ぶまれていたのだ。
ところが、海に潜ってみると、大量のウニが生息していた。アキはそれを取りあげて水面に顔を出すと、大喜びで首尾を報告するのだった。7月1日の海開きの成功は約束され、みんなは歓声を上げた。
町の人々は海女カフェの再建作業やウニの調査にでかけ、喫茶リアスは吉田(荒川良々)が一人で店番をしていた。客もおらず、店内は閑散としていた。
そこへ、忠兵衛(蟹江敬三)が帰郷した。忠兵衛は真っ先に夏(宮本信子)に会えなかったことを残念がったが、久しぶりにウニ丼を食べようと注文した。それと前後して、全身黒尽くめでサングラスをかけた一人旅の女が入店した。彼女もウニ丼を注文するのだった。
しかし、あいにくウニ丼の在庫は1つしかなかった。吉田はふたりにじゃんけんで決めるよう促した。その結果、忠兵衛が勝ち、ウニ丼は彼の手にわたった。
その瞬間、女はサングラスをはずし、ひどく悔しがった。そこで吉田は、その女が鈴鹿ひろ美であることに気付いた。鈴鹿の大ファンである吉田は、忠兵衛からウニ丼を取りあげ、鈴鹿に食べさせるのだった。
放送の冒頭は2011年3月でしたが、震災1年めのイベントは特に紹介されませんでした。天野家の日常が映しだされ、アキ(能年玲奈)が仏壇の忠兵衛(蟹江敬三)の遺影(彼は死んでいないが、漁の間は自分の遺影を飾るように言いつけてある)に手を合わせるシーンがあっただけです。
そこでアキは、忠兵衛の遺影が置かれていないことに気付きます。夏(宮本信子)に理由を訪ねてみると、夏はパソコンを取り出し、今はビデオチャットで海外の忠兵衛と話をしていると説明するのでした。夏は病気や震災を経て、落ち込むどころか、最新技術を積極的に活用していると説明されるのでした。
さて、忠兵衛や鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)が北三陸にやって来ました。主要人物が続々と集まり、おそらく大団円になると予想されている最終回に向けて着々と助走が始まっていますね。
そんなわけで、まとめ記事もサラリとかけたので、大事なセッションには遅刻せずに行けそうです。どうぞよろしくお願いいたします。
『あまちゃん』ヒストリー(時系列表)
おばんで御座います。
個人的には
さかなクンの実話エピソード(お魚寄贈)が盛り込まれていて感動しました。
あまちゃんも来週で終わりですね・・・。
物悲しい秋が、ますます物悲しくなりそうです。
おはようございます。
今日(土曜)の放送で確認したのですが、さかなクンの水槽には、彼が手描きしたらしい魚の説明文と絵も添付されていましたね。細かいところまでよく作られていると思いました。
また、来週の予告も見ましたが、『あまちゃん』らしいバカバカしくも明るいラストになりそうで、一安心しました。でも、安心した直後「もう終わっちゃうのかー」と寂寥感でいっぱいになります。