昨日のマクラでは、某かわいこちゃんの家に「ツナグくん」として出かけたことがあることを報告させていただいたが、もちろん「ツナグくん」の定義通り、その日はパソコンの配線以外は何も繋がなかったわけだけれど、彼女から「これ、私のメールアドレスです」とメモを渡されるという幸福な出来事だけはあったわけで、幸福だったにも関わらず、そのメモをジャンパーのポケットに無造作に入れたまま数日間放置するという失態を犯してしまい、しかも不幸なことに、当時付き合っていた恋人にその紙片を見つけられてしまい「ちょっと!女の字で書かれた女の名前っぽいメアドが、なんでアナタのポケットから出てくるわけ!?」と詰め寄られて大変な目に遭ったという経験を持つ当方が、2001年度上期NHK朝の連続テレビ小説『ちゅらさん』の第4回めをBSプレミアム19:00の再放送で見ましたよ。
夕食の席で、恵里(浦野未来)は沖縄で暮らせば和也(遠藤雄弥)の病気はきっと良くなると話した。恵里は、和也が手の施しようのない重病であることを知らず、明るく励まそうと思ってそう言ったのだ。
しかし、和也の母・静子(真野響子)の機嫌が急に悪くなった。沖縄に来ただけで病気が治るなどといったバカなことはないなどと、子供相手に激しい剣幕で喚き立てた。静子は泣きながらその場を去った。食卓は重い雰囲気に包まれた。
その夜、恵里は寝付けなかった。恵里の母・勝子(田中好子)は恵里に和也が重い病気であることを話した。本当は黙っている約束だったのだが、恵里に話さずにはいられなくなったのだ。恵里の目からは元気に見える和也なのに、近い将来死ぬ人間だとは到底信じられなかった。
翌朝、和也はキジムナー(沖縄に住むという子どもの姿をした妖精)の扮装をして朝食の場に現れた。みんなを驚かせようという算段だ。恵里がひどく驚き、和也のイタズラは大成功だった。一同はそれで大笑いし、前夜のわだかまりはすっかり消えた。
しかし、恵里が和也を心配する気持ちは消えなかった。それと同時に、自分にはどうすることもできないという無力感も感じるのだった。
そして2日後、和也の父・伸生(勝野洋)は東京での仕事のため単身帰っていった。
ある日、和也と文也、そして恵里は祖母・ハナ(平良とみ)に連れられて墓参りへ行った。ハナの説明によれば、沖縄の墓はとても大きく、生きている人の住処よりも良い場所に作られるのだという。
和也は、みんなの前でハナに死ぬのが怖いかと聞いた。ハナは怖くないという。死んだ人の魂は生きている人のすぐそばにある。だから怖くないと答えた。その答えを聞き、和也も死ぬのが怖くないと同意した。
和也の返事を聞いたハナは、恵里と文也に花を摘んでくるよう命じ、遠くに行かせた。そして、和也とふたりきりになると、墓の前で嘘をついてはいけないとたしなめた。死ぬのが怖くないと言っていいのは年寄りだけであり、和也のような若い者が言ってはいけないと言うのだ。
和也は、ハナにだけは正直な気持ちを打ち明けた。本当はとても死ぬのが怖いのだ。それを聞いたハナは、素直で良いと笑った。
恵里と文也は、ハナが自分たちを体よく追い払ったことに気付いていた。花を摘みながら和也とハナの方を伺い、ふたりが深刻な話をしている雰囲気を感じ取っていた。特に心配そうな文也に対して、恵里はおかしな表情を作って笑わせようとした。それを見てつい吹き出してしまった文也は、恵里に対して「ブス。この島にはかわいい女の子はいない」などと口喧嘩をふっかけた。恵里も自分は島内でも器量よしで評判だと、負けずに応じた。
恵里が東京には自分よりも可愛い子がたくさんいるのかと聞くと、文也は照れながら、それほど多くないと答えた。そのやりとりでふたりは大笑いした。
ある日、和也が近くの無人島・嘉弥真島に行きたいと言い出した。小型船をチャーターし、みんなで一緒に出かける事になった。恵里はみんなを笑わせようと、船の上でおどけてみせた。みんなが笑った。
和也(遠藤雄弥)の無人島行きは死亡フラグの匂いがプンプンするんですが、大丈夫でしょうか?無人島で急に病状が悪化し、病院に行こうにも手遅れで重体になり、そのまま死亡という展開が見え隠れしてしまいます。
和也も文也(山内秀一)も、恵里(浦野未来)のことを異性として好きなようです。和也は自分の命が短いことを悟り、恵里のことが好きなのだけれど積極的にアプローチしていないように見えます。文也も恵里のことが好きなのだけれど、兄の手前、その思いを表に出さないようです。
ただ、花を摘みに行ってふたりきりになった時には、とても嬉しそうでした。恵里も恋心を自覚していないものの、楽しそうでした。これは恋愛フラグだよね?
今週はあと2回。この2回で和也が死亡し、子供時代が終了、そして来週からは国仲涼子の青春編だと予想してるんだけど。