母・藍子役の常盤貴子は、20年位前に紅茶のCMで見たのが最初だったと思うけれど、山瀬まみファンを引退しようかと思うくらい可愛かったのを今でも覚えていて、それ以来好きな女優さんなわけで、そんなわけだけれどあえてドラマ『悪魔のKISS』については深く語るまいと思っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『まれ』の第2回めの放送を見ましたよ。

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第1週『魔女姫バースデーケーキ』

東京から夜逃げし、石川県能登の外浦村にやって来た津村一家。
住む家が見つからないため、元民宿の桶作家に厄介になることになった。

現在の桶作家は、伝統的な塩田を営む。
海から海水を汲んで、砂の上に撒き、天日で乾かす。それを砂ごと集めて、再度海水と共に釜で煮詰めて製塩する。完成までの1週間、全てを手作業で行う。
そうして作った塩は、まろやかでたいそう美味しかった。

地味にコツコツと働くことが何より重要だと考えている希(松本来夢)は、その仕事をとても尊いものだと思うのだった。

一家がやって来たということは村中の噂になっており、翌朝には地元の子どもたちが希を誘いに来た。夏祭りで子ども相撲が開催され、その練習をするというのだ。雰囲気に圧倒され、希は断る間もなく練習に参加することとなった。
地元の子どもたちは、東京育ちの希を物珍しさと共に羨望の眼差しを向けた。しかし、希は地味な性格であり、地元の子どもたちが抱く東京のイメージとは異なっており、彼らをガッカリさせてしまうのだった。

桶作文(田中裕子)は部屋を貸すのは2-3日だけだと告げ、津村一家に心を開こうとしない。母・藍子(常盤貴子)は気さくに名前で呼ぶよう提案するのだが、文は常に「お客さん」と呼びかけるのだった。

文の冷遇に加え、津村一家には宿代等の現金もあまり残されていなかった。そのため、藍子は手頃な住宅を探すために村を見て回ることにした。
その途中、藍子は蔵本はる(鈴木砂羽)に呼び止められた。彼女は美容院を経営しており、そこは親しい村人たちのたまり場となっていた。そして、村人たちの間では、津村一家は心中のために縁もゆかりもない能登にやって来たのだという噂になっていた。
藍子は明るく否定し、村人たちと打ち解けることができた。さらには、村人たちから地元の野菜や海産物の差し入れを大量に手に入れることができた。

全てが差し入れが民宿の軒先に集められた。山と積まれた食料品に希は驚くと共に、地域の人柄の良さに感激するのだった。

父・徹(大泉洋)も村で仕事を見つけようと模索していた。そこで目をつけたのが元治(田中泯)の塩田だった。

ここの塩田は江戸時代から続くもので、歴史と伝統がある。一方で、全てを人手で行っているために、生産性が低く収益も上がらない。
そこで徹は、機械化を進めて効率を上げるとともに、富裕層向けにブランド化して高値で売り込むことを計画した。それによって収入を何倍にもしようというのだ。

徹はさっそく元治に提案するが、彼はまったく興味を示さないどころか、徹を煙たがるようになった。そんなことは意に介さない徹は、しつこく食い下がった。
その様子を見ていた文が怒りを露わにし、明日には家を出て行くように告げるのだった。

一連のやり取りを傍で見ていた希は悲しさと怒りでいっぱいになった。
地道にコツコツと働く人を尊重せず、楽をして儲けようという徹の態度が許せなかった。
泣きながら、父のことなど嫌いだと言うのだった。

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(さらに…)