1回見ただけで判断するのは間違いをおかすかもしれないから、もう少しだけ見てみようと思った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の第2回めの放送を見ましたよ。
小橋一家は、月に一度は家族で出かけることを家訓の一つにしていた。今月は紅葉狩りに行く予定になっており、家族はみな楽しみにしていた。
しかし、前日になって、竹蔵(西島秀俊)が急に行けなくなったと言い出した。
それというのも、竹蔵が紡績工場の重役・大迫(ラサール石井)の引越の手伝いに駆り出されることになったからだ。竹蔵の務める染色工場は、大迫の会社と取引契約を結ぼうと計画している。彼の会社と取引ができれば業績が大きく向上するからだ。
そのため、竹蔵はどうしても断ることができなくなってしまったのだ。
常子(内田未来)ら娘たちはお出かけに行けなくなって、ひどくがっかりした。それからしばらくの間ふてくされてばかりいた。
引っ越しから数日後、竹蔵は家に大迫を招待してもてなした。大迫は大いに酒を飲み、上機嫌だった。
一方、大迫のせいでお出かけに行けなくなったことを知っている娘たちは苦々しく思っていた。加えて、媚びへつらう竹蔵の姿を見て悲しくもなった。
酒に酔って上機嫌となった大迫は、竹蔵に絵画をプレゼントすると言い出した。スペインの有名な画家・ピカッツァの高価な絵だという。
竹蔵は遠慮したが、大迫は強引に壁にかけて置いていった。
翌日、一人で留守番をしていた末娘・美子(川上凛子)がその絵画に炭で落書きをした。大迫のことを恨んでいる美子は、絵画も憎かったのだ。
学校から帰宅した常子と次女・鞠子(須田琥珀)は、それを見つけて慌てた。雑巾で炭を拭き取ったり、剥がれた絵の具を塗り直したりして修復を試みたが、ますますひどくなる一方だった。
その頃、会社の竹蔵のところへ大迫から電話がかかってきた。
酔った勢いで絵画を贈ってしまったが、返して欲しいというのだ。竹蔵は躊躇なくそれに応じることにした。
竹蔵は仕事を一時中断し、絵画をとりに帰宅した。
そこで、無残な姿になった絵画を発見した。娘たちを問い詰め、美子が発端だと知るところとなった。