昨日のマクラでは日経平均株価が4万円を超えるかどうかというネタだったんだけれど、心の中では「どうせ肩透かしで株価はむしろ下がるんだろうな」と思っていたんだけれど、あっさり4万円を超えてびっくりした当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第108回めの放送を見ましたよ。
愛子(小野美音)の元気がない。鈴子(趣里)が愛子を置いて、4ヶ月間のアメリカ巡業に出かけるのが許せないのだ。鈴子がどんなになだめても、愛子はずっと拗ねたままだった。
そしていよいよアメリカへ出発する日となった。相変わらず愛子は拗ねたままで、鈴子から離れて見送ろうともしなかった。鈴子が根気強く優しく声をかけ、やっと愛子が近寄ってきた。そして、鈴子に抱きついた。
鈴子は、愛子のことが大好きで何よりも大切に思っていると話した。しかし同時に、もっと大きな歌手になりたいと願っており、そのためにはアメリカに行かなければならないと説明した。
それでも愛子は聞き入れなかった。激しく泣き始め、鈴子に抱きついて離そうとしなかった。
出発の時間が迫り、家事手伝い・大野(木野花)によって愛子が強引に引き離され、鈴子は家を出た。愛子の泣き声は家の外まで聞こえ、鈴子は苦しく思いながらも出かけて行った。
鈴子の出発後、愛子はますます元気をなくしていった。
1950年(昭和25年)9月、鈴子がアメリカに旅立って3ヶ月が経った。
かねてより建築中だった鈴子の新しい家が完成した。鈴子は留守だったが、大野と共に愛子はその家へ引っ越した。今までの家よりずいぶんと広く、現代風で素晴らしい家だった。新しい環境になっても、愛子は相変わらず元気がなかった。
そんな時、アメリカの鈴子から手紙が届いた。引っ越しの時期を見越して、新しい家に宛てて書かれたものだった。
手紙には、鈴子が充実した毎日を過ごしていることが記されていた。そして、そのような経験をできるのも愛子が我慢してくれているからだと書かれていた。最後には、アイ・ラブ・ユーと書かれていた。
アイ・ラブ・ユーの意味がわからなかった愛子は、大野に尋ねた。大野は大好きという意味だと教えてやった。
大野は鈴子へ返事を書くことを提案し、愛子も承諾した。
手紙にはアメリカでの鈴子の写真も同封されており、愛子はクレヨンで模写して送った。
ニューヨークの滞在中の鈴子のところへ返事が届いた。鈴子は愛子のお絵描きを見て涙をこぼした。早く日本へ帰って、愛子に会いたいと思った。