NHK『ブギウギ』第117回

先週からずっと花粉が原因と思われる咳が出まくって苦しいし、腹に力が入るから腹筋も痛くなってきたんだけれど、ふと見れば腹筋がかすかに割れ始めてきていて、これはこれでアリだなと思いもした当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第117回めの放送を見ましたよ。

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第25週『ズキズキするわ』

1956年(S31年)秋。経済白書に「もはや戦後ではない」と記されるなど、日本は新しい時代へと進み始めていた。

愛子(このか)の誘拐未遂事件から1年が過ぎていた。愛子はたくさんの友達ができ、その子らと毎日遊んでいた。特に愛子はかけっこが得意で、男の子にも負けないほどだった。愛子は誰よりも早く走ろうと、寝室でも腕を振る練習やストレッチに余念がなかった。

その頃、芸能界では新人歌手・水城アユミ(吉柳咲良)が台頭していた。雑誌にも鈴子(趣里)との比較記事が書かれ、あからさまに鈴子よりも水城アユミを持ち上げる内容だった。『東京ブギウギ』の大ヒットから9年、もうブギや鈴子の時代は終わったとまで書かれていた。さらには、羽鳥(草彅剛)もスランプに陥り、彼もまた時代に取り残されたと悪様に書かれた。

鈴子は自分も歳をとり、体も昔ほどには動かなくなってきたこともあり、ある程度は仕方のないことだと言って気にしないようにしていた。しかし、マネージャー・タケシ(三浦獠太)は心底腹を立てた、

年末に『オールスター男女歌合戦』という番組が放送されており、今年で7回目となる。その番組から鈴子に出演依頼があり、鈴子とタケシは打ち合わせのために丸の内テレビジョンへ向かった。
プロデューサー・代々木(遠山俊也)とディレクター・沼袋(中村倫也)は、鈴子にトリを務めてもらうと話した。
ただし、そのトリ前に水城アユミを出演させたいという。沼袋は、鈴子と水城アユミの比較記事を見せながら軽薄な口調で、ふたりの新旧対決で盛り上がることは間違いないなどと話した。
マネージャー・タケシは水城アユミに敵対心を剥き出しにて反対した。しかし、鈴子は番組の演出上必要なことならと言って消極的ながら受け入れた。

打ち合わせを鈴子が帰ろうとすると、廊下で股野義夫(森永悠希)と再会した。彼は、鈴子が大阪の梅丸少女歌劇団に所属していた時のピアノ奏者で、退団後は大和礼子(蒼井優)と結婚して音楽教室などを開いていた。彼と会うのは礼子の葬式以来約18年ぶりだった。

しばし立ち話をしていると、彼を「お父さん」と呼びながら近づいてくる女性がいた。それは水城アユミだった。水城アユミは股野と礼子の実の娘で、股野が彼女のマネージャーをしているという。
鈴子と水城アユミはそれが初対面だった。アユミは鈴子の大ファンであり、両親からよく話を聞いて尊敬していると話した。鈴子も亡き礼子にはとても世話になったと話した。するとアユミは、まだ赤ん坊だったので母・礼子の記憶はないが、いろいろな話を聞いて鈴子と同じくらい母のことを尊敬していると話した。

そして、アユミと股野は番組打ち合わせのために会議室に入って行った。そこからは、ディレクター・沼袋の調子のいい声が聞こえてきた。鈴子に向けたのと同じか、それ以上の持ち上げぶりだった。

鈴子は、礼子のことを思い出してしばし呆然と立ち尽くしていた。
幼かった頃、礼子から「あなた、どうして踊るの?」と聞かれたことを反芻していた。

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NHK『ブギウギ』第116回

昨日からずっと咳が止まらなくて意気消沈している当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第116回めの放送を見ましたよ。

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第24週『ものごっついええ子や』

愛子(このか)が3日間も学校を休んでいる。
せっかく新しい友達・一(井上一輝)ができて学校に行くのも楽しくなった矢先に誘拐騒ぎが起き、鈴子(趣里)から登校を禁じられた。そのせいで一と遊ぶ約束を破ってしまうことになったからだ。あろうことか一の父(水澤紳吾)が誘拐犯として逮捕され、一は遠い親戚に預けられることになった。愛子は一と別れの挨拶すらできなかった。
愛子はこういった一連の出来事は、自分の母が有名人であることに起因していると思い、腹を立てていた。

鈴子は、愛子と一をもう一度合わせてやる必要があると思った。そこで刑事・高橋(内藤剛志)に頼み込んで、一を家に連れてきてもらった。
初めは恥ずかしそうにしていた愛子と一だったが、すぐに打ち解けて仲良く遊んだ。ふたりとも一の父が起こした事件のことは理解していたが、何事もなかったかのように打ち解けていた。

帰り際、愛子は一に自分の少女漫画雑誌を渡した。ボロボロになった漫画雑誌1冊しか持っていない一へのプレゼントだという。一は女物の漫画なんて読めないと悪態をつきながらも、喜んでそれを受け取った。
こうして愛子と一は友情を確かめ合った。

さらに一は、鈴子に向かって生意気にも忠告をした。愛子は有名人の子どもだと言われてからかわれたり、鈴子が忙しくて寂しい思いをしているというのだ。鈴子は素直に聞き入れ、気をつけることを約束した。

この一連のできごとで、鈴子と愛子の母子関係も改善された。
鈴子は、愛子に寂しい思いをさせないことや、いい子に育つようにと必死になっていたが、その心配をよそに愛子が優しくていい子になっていることに気づいた。そのことを愛子と話し合った。愛子も、自分が一番会いたかった一を鈴子が連れてきてくれたことに感謝した。

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NHK『ブギウギ』第115回

鼻炎薬のおかげで鼻水とくしゃみはほぼ止まったのだけれど、喉の違和感と空咳の止まらなくなった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第115回めの放送を見ましたよ。

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第24週『ものごっついええ子や』

愛子(このか)が誘拐犯に狙われている。鈴子(趣里)は学校を休ませ、家から出させないようにした。
有名人の子だといってからかわれるので愛子は学校に行くのを嫌がっていた。そんな愛子が、今日に限って登校すると言って聞かなかった。新しくできた友達・一(井上一輝)と遊ぶ約束をしているからだ。激しい押し問答になったが、家事手伝い・大野(木野花)がなんとかなだめすかし、その日は自室にいることになった。

しばらくすると、誘拐犯(水澤紳吾)から身代金の受け渡しについて電話連絡があった。3万円を巾着袋に入れて、午後3時に日帝劇場のロビーに持ってこいという。ただし、鈴子本人では目立ちすぎるので、マネージャー・タケシ(三浦獠太)か家事手伝い・大野のいずれかが来るように指定した。犯人は鈴子の家の者を全員知っているというのだ。

こうして、タケシが身代金を持ってロビーへ向かった。もちろん、事前に何人もの私服警官が張り込みをしていた。
約束の午後3時になると、身なりの汚い男・小田島(水澤紳吾)が必死の形相でタケシに近づいてきた。タケシは金を渡すまいと逃げたが、小田島に追いつかれ揉み合いになった。そこへ張り込んでいた私服警官たちも駆けつけ、小田島は簡単に取り押さえられた。

こうして、犯人が捕まったことで愛子の誘拐騒ぎは一応収まった。
しかし、愛子はずっとふてくされていた。学校に行けなかったせいで、新しい友達・一に会えなかったからだ。自分が一方的に約束を破ったとして彼に嫌われてしまうと心配していた。それは全て鈴子のせいだと文句を言った。
鈴子は、明日謝れば許してくれるはずだと話した。

翌日、愛子は一の教室に行ってみた。すると、彼の姿はなかったし、担任教師からは転校すると聞かされた。放課後、彼と遊ぶ約束をしていた場所に向かったが、そこにもいなかった。愛子は、自分が約束を破ったせいで一が転校することになったのだと思い込み、自責の念に苛まれた。

刑事・高橋(内藤剛志)は鈴子の家で取り調べ状況について説明した。
容疑者・小田島大は、妻を早くに亡くし、男で一つで息子を育てていた。しかし、本人も病弱で思うように働くことができず、生活は困窮していた。それでも、息子にだけは惨めな思いをさせたくないと思っていたようだ。そんな矢先、鈴子が愛子の誕生会を開いた。近所の人なら誰でも参加することができ、小田島親子も来ていた。そこで鈴子の贅沢な暮らしや家族構成を知り、犯行を思いついたのだという。これからは、誰でも彼でも家に招くのはやめた方がいいというのが高橋の意見だった。
小田島の息子は、親切な遠い親戚が預かってくれることになった。今回の事件は未遂に終わったので小田島には執行猶予がつくだろうが、いずれにせよ当面の間は父子は離れ離れになってしまう。

ちょうど帰宅した愛子は、その話を聞いていた。そして、そこで話されている息子というのが、愛子が友達になるはずだった一のことだと悟った。
愛子は、一がいなくなったのは鈴子のせいだと喚いた。

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NHK『ブギウギ』第114回

週あたまから花粉でボロボロになっていたんだけれど、昨日生まれて初めて鼻炎薬を買ってきてのんだら調子が良くなって機嫌もよくなった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第114回めの放送を見ましたよ。

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第24週『ものごっついええ子や』

鈴子(趣里)の家に脅迫電話がかかってきた。3万円を支払わなければ、娘・愛子(このか)を誘拐するというものだった。

確かに、いつもなら愛子はもう学校から帰ってくる時間なのに帰宅しない。学校に電話で問い合わせると、愛子たちの学年は全員下校したという。近所を探し回っても愛子の姿は見つからなかった。

犯人から止められていたが、鈴子は警察に連絡した。すると高橋(内藤剛志)以下2名の刑事が密かに鈴子の家にやってきた。
高橋の聞き取りに対して、鈴子は誰かと揉めたり恨みを買うような覚えはなく、愛子が誘拐される心当たりはないと答えた。
次に犯人から電話がかかってきたら、なるべく話を引き延ばして、少しでも相手の素性を探るよう求められた。

その頃、愛子は一人で下校途中だった。
すると、汚い身なりでボロボロになった漫画雑誌を読んでいる少年(井上一輝)がいた。彼は愛子の姿を見ると声をかけた。愛子は覚えていなかったが、彼は先日の愛子の誕生日パーティに参加していたという。誰でも来ていいと言われたから参加したのだと話した。パーティで出てきた鶏肉がうまかったし、鈴子のような有名人の母親がいて羨ましいと話した。
しかし、愛子は普通の母親がよかったと答えた。鈴子は忙しくてほとんど家にいないし、学校では有名人の子どもだからとバカにされ友達もできない。

少年は、それでも愛子のことを心底羨ましがった。愛子は毎日美味いものを食べていられて幸せだと言うのだ。
それに比べて、自分は貧しい生活をしているという。楽しみといえば漫画雑誌を読むことだけだが、自分が所有しているのは今手にしている1冊だけで、しかもそれは小学校に入学する時に父から買ってもらったものだ。それ以外に読むものがないので、すでにボロボロになってしまったし、内容は全て暗記してしまっている。今は小学3年生だが、汚い服しか持っておらずバカにされるので学校にはほとんど行っていないなどと話した。

愛子は、友達がいなくて学校に行きたくないという点に自分との共通するものを見つけた。
少年は、明日も同じ場所で会うことを提案した。その時に、彼の唯一の漫画雑誌を読ませてくれるという。愛子は喜んで会う約束をした。

その後、いつもより遅かったものの、愛子は無事に帰宅した。鈴子は安堵しつつも、遅くなった理由を問い詰めた。愛子は友達と遊んでいたとだけ答えた。

その時、また電話がかかってきた。
鈴子が電話に出ると、男(水澤紳吾)は金の準備ができたかと尋ねた。鈴子がまだだと答えると、有名人ならそれくらいすぐに用意できるだろうと悪態をついた。
鈴子が単刀直入に名前を訊くと、相手は「おだじ」まで言いかけてやめた。どうやら、単純で間抜けな男のようだった。
名前を言いかけて焦った犯人は、翌朝にもう一度電話すると言って電話を切った。

愛子は家の中の物々しい雰囲気にビクビクしていた。しかし、鈴子も張り込んでいる刑事たちも、まだ本当のことを愛子には言わなかった。
その代わり、鈴子は翌日は学校を休んで家にいるよう命じた。学校嫌いの愛子なら喜ぶだろうし、誘拐から守ることもできるからだ。
しかし、愛子は反抗した。明日はどうしても学校に行くと言い張った。鈴子に理由は話さなかったが、少年との約束があるからだ。

その頃、愛子に会った少年は、薄暗く汚い自宅の隅でいつものように唯一の漫画雑誌を読んでいた。そこへ、父が帰宅した。父も少年と同じように汚い身なりだった。
父は新しい仕事が見つかったと話した。金が手に入るので、新しい服や漫画をたくさん買うことができると嬉しそうに話した。

その父は、鈴子の家に脅迫電話をかけた男だった。

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NHK『ブギウギ』第113回

花粉症ではないと信じているのだけれど、昨日はくしゃみと鼻水が止まらなくて難儀したし、昨夜から今朝にかけて寝ていてもくしゃみで何度か目が覚めてしんどい思いをしている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第113回めの放送を見ましたよ。

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第24週『ものごっついええ子や』

1955年(昭和30年)6月、愛子(このか)は小学2年生になった。

愛子の8歳の誕生日を迎え、鈴子(趣里)は近所の親子を家に招いて愛子の誕生日パーティを開いた。
新しい家に越してきて5年が経ち、鈴子は近所の人々とすっかり馴染んでいた。そして、普段から友達のいない愛子のため、このパーティーで近所の子どもたちと仲良くさせようとしたのだ。
しかし、愛子は近所の子どもたちと口を聞こうとはせず、自分のパーティなのにひとりでいるばかりだった。ついには鈴子のおせっかいに嫌気がさし、自室に閉じこもってしまった。

パーティーは円満に終わったものの、鈴子は愛子のことがますます心配になった。彼女の父・愛助(水上恒司)はすでに亡くなっているし、鈴子も仕事で家を空けがちである。愛子には寂しい思いをさせたくないと思っているのだ。これまでも欲しがるものはなんでも与えてきたし、これからは鈴子が不在の時に遊んでくれる友だちをたくさん作って欲しいと願うのだった。
家事手伝い・大野(木野花)は干渉のしすぎだとやんわりとたしなめた。確かに愛子には同年輩の友だちはいないかもしれないが、家には大野がいるし、鈴子のマネージャー・タケシ(三浦獠太)も頻繁に出入りして愛子と遊んでくれる。ましてや、子どもはほっといても大丈夫だと言うのが大野の意見だった。しかし、鈴子は承服しかねた。

後日、愛子の誕生日パーティーの模様がゴシップ雑誌に面白おかしく掻き立てられた。
それもあって、愛子は学校の同級生たちからからかわれた。愛子は有名人の子で、雑誌に載るようなパーティを開いてもらえる。それなのに親譲の変な大阪弁を使って調子に乗っているなどと囃し立てられた。愛子は言い返すことなくじっと耐えていた。

愛子がそのような目に遭っているとは知らず、鈴子は羽鳥夫妻(草彅剛市川実和子)に子育ての相談に行った。妻・麻里の意見は大野と同様に、過干渉はよくないというものだった。鈴子には結論が出なかった。

鈴子が家に帰ると、愛子は一人であやとりをして遊んでいた。鈴子が一緒に遊ぼうとすると、愛子は拒絶して自室に引っ込んでしまった。その日は、鈴子の仕事は休みで一緒に遊ぶと約束していたのに、鈴子がどこかへ出かけてしまい、約束の破られたことに腹を立てていたのだ。

鈴子は子育ての難しさに思い悩んでしまった。いくら愛子が反抗的になっても、愛子が何よりも大切で大事であるという思いに変わりはなかった。

翌朝、鈴子は自らフレンチトーストを作った。それは愛子の大好物なのだ。
しかし、鈴子が作ったと知るや否や、愛子はまずいと言い捨てて、それ以上手をつけようとしなかった。
ついに鈴子も頭に血が上った。人が作ったものにケチをつけるのはよくない、そんな子はもう学校に行かなくていいし、教科書やランドセルは母が全て捨ててしまうなどと口走ってしまった。
愛子はマミーなんて大嫌いだと言い捨てて小学校に向かった。

愛子が玄関を出ると、門に封筒が挟み込まれているのを見つけた。
中を見てみると、雑誌の活字を切り抜いた脅迫文だった。「ムスメノ イノチガ オシケレバ・・・」などと記されていた。
愛子はバカバカしいと思い、それをくしゃくしゃに丸めて捨ててしまった。

愛子が登校した後、鈴子は大野にあらためて相談していた。その時、電話のベルが鳴った。
大野が電話に出ると、不審な口調の男(水澤紳吾)が福来スズ子を出せと繰り返すばかりだった。大野は相手の素性を確かめようとし、名前と要件を言うよう迫った。
すると男は、娘を誘拐されたくなかったら3万円出せと脅迫した。

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『ブギウギ』第112回

NHK大阪放送局で3月17日(日)まで開催されているブギウギ セット公開を見学に行った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第112回めの放送を見ましたよ。

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第24週『ものごっついええ子や』

1951年(昭和26年)11月。
羽鳥(草彅剛)は作曲数が2000に達し、自らで企画したパーティを主催することとした。彼の自分勝手な計画は周りを呆れさせるばかりだった。それでも、偉業の達成を讃えるために多くの人が協力することになった。

鈴子(趣里)と茨田りつ子(菊地凛子)は通常の歌のほかに、余興をするよう依頼されていた。
ふたりで相談した結果、ラインダンスを披露することにした。いつも直立不動で歌うりつ子が踊れば、羽鳥をびっくりさせることができると考えたからだ。りつ子は以前から鈴子の踊りのことを「下品だ」とバカにしていた。それを自分がやる羽目になることを最後まで抵抗していたが、羽鳥のためだと説得されて渋々応じた。鈴子の家に通って、足を高く上げるラインダンスの猛特訓を受けた。

こうして、パーティーの日になった。
鈴子の『東京ブギウギ』で開幕し、続いてりつ子が『別れのブルース』を歌った。いずれも羽鳥の代表的ヒット曲である。

りつ子は歌い終えると、前触れなく指を一つ鳴らした。
すると舞台袖から数人のダンサーが揃いの赤い衣装で現れた。ダンサーたちがりつ子の衣装を剥ぎ取ると、中からダンサーと同じ衣装が表れた。
鈴子も同じ衣装で再登場すると、バックバンドは再び『東京ブギウギ』の演奏を始めた。
鈴子とりつ子は、バックダンサーを従え歌い踊った。

りつ子のラインダンスは羽鳥を大層驚かせた。楽しくなった彼は自分もステージにあがり、一緒に踊った。

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これからはじまるコマ落ちした記憶 (発表会のお知らせ)

2024年3月31日(日)に、音楽教室のいつもの発表会に出場します。出番は18時くらいから。2曲やります。
場所は、奈良県橿原市の音楽ホール音蔵(近鉄大和八木駅から徒歩10分くらい)です。

日曜の夕方という微妙な時間ではありますが、お時間のある方はぜひ応援に来てください。
発表会のプログラムは20時半くらいまで組まれていますが、加古川の人でも帰れます(大和八木駅22:11発の電車に乗れば加古川まで辿り着くようです)。東京の人なら20:26発が最終のようですが、僕の出番を見てすぐ出れば余裕です。

コロナ禍でこの発表会は一時中止になっていたり、関係者(事前予約)しか入場が許可されなかったりした時期もあったので本blogでもあまり宣伝しないようになっていたのですが、今や世の中もいろいろ楽しいことが不自由なくできるようになっているので、ひさしぶりに宣伝です。
あと、今回僕はアコースティックギターで初参戦だったり、コーラス頑張ってみたりしてるので、見どころ聞きどころ満載です。
今日は会場での公式リハーサルの日だったのですが、なんとMCの練習までさせられるという、今までにないほどのショーになる予感です。

リハーサル写真。ひとり、本番にはいない人が写っています。

NHK『ブギウギ』第111回

ギターの単音カッティングという奏法を身につけたい当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第111回めの放送を見ましたよ。

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第23週『マミーのマミーや』

梅吉(柳葉敏郎)が亡くなった。

その葬式に、鈴子(趣里)の産みの母であるキヌ(中越典子)が姿を現した。鈴子が彼女の姿を見るのは15年ぶりで、これが二度目である。すっかり老け込んで杖をついていた。

葬儀の後、鈴子はキヌと話をする機会を作った。
キヌは相変わらず畑仕事をしており、そこで足に怪我をしてしまったのだという。それでも、立派に成長したふたりの息子(松谷圭悟中村凛太郎)たちが面倒を見てくれるから不自由はないという。キヌの息子たちも梅吉に何度も写真を撮ってもらったことがあり、どうしても弔問に来たかったのだと説明した。
鈴子もキヌも穏やかに言葉を交わし、再会できたことを喜びあった。

ふたりが話をしている間、息子たちが愛子(小野美音)の相手をしてくれていた。彼らは福来スズ子の大ファンであると述べ、自分の母が知り合いであることにたいそう驚いていた。実は15年前、幼かった彼らは鈴子にキヌを取られると思って口汚く罵った。そんなことは覚えていないようだった。

あまりゆっくりと話をする間もなく、キヌは息子たちに促されて帰ることとなった。今日はまだ畑仕事が残っており、早く帰らないとならないのだという。
去っていくキヌを見送りながら、愛子はあの老婆は何者なのかと尋ねた。鈴子は少々迷った末、「マミーのマミーや。愛子のおばあちゃんや」と説明した。
その声を聞いたキヌは、泣き笑いの表情で振り返り、軽く頭を下げた。しかし、何も喋らないまま、息子たちに促されて帰って行った。

まだ幼い愛子は、梅吉が死んだということがまだ理解できずにいた。梅吉が寝ていた部屋で彼の姿を探していた。鈴子は、梅吉の姿は見えなくなったが、いつもそばで愛子のことを見ているのだと説明した。
東京へ帰る段になると、愛子は梅吉の飼っていたカメと離れたくないと駄々をこねた。そのカメの代わりに、松吉(木内義一)は一枚の写真をくれた。それは、梅吉が生前最後に撮った愛子の写真であった。現像を頼んでいたのだが梅吉の最期には間に合わなかったという。その写真の中で、愛子は満面の笑みでカメを持っていた。写真に写るカメで満足して、愛子はおとなしくなった。

東京の自宅に戻った鈴子は、梅吉の遺影をツヤ(水川あさみ)の隣に飾った。梅吉が一番喜ぶ配置である。
安置を終え、いざお鈴を鳴らそうとしたが、りん棒が見当たらなかった。鈴子は大騒ぎしてあちこち探し回ったが見つからない。

りん棒を探す途中で、鈴子は海中時計を見つけた。それは鈴子の血のつながった父の形見であり、キヌから託されたものだった。
鈴子はその懐中時計を愛子に与えた。この前会ったお婆さんから貰ったものだと説明し、大切にもっていてほしいと話した。東京に帰ってきてからは梅吉のカメのことを思って元気のなかった愛子だったが、懐中時計を見せられると元気になった。とてもかわいいデザインで、すっかり気に入ったのだ。

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NHK『ブギウギ』第110回

花粉症というわけではないけれど、昨日あたりから目鼻喉の調子がよくない当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第110回めの放送を見ましたよ。

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第23週『マミーのマミーや』

鈴子(趣里)は、梅吉(柳葉敏郎)が撮影した女性の水着写真のアルバムを見つけた。それは半ば隠すようにしまわれていたが、数は膨大だった。
おじ夫婦の松吉(木内義一)とユキ(沢暉蓮)に尋ねると、確かに梅吉が撮影したもので間違いないという。ユキも撮影してもらったことがあり、他の女性たちも喜んで被写体になっていたという。梅吉は被写体本人たちが納得するほどきれいに写真を撮ってくれるので、みんな喜んで撮影に応じていたという。特に、梅吉は写真を撮るときに必ず笑わせてくれる。それで気分も良くなって自然に笑顔が浮かび、よりきれいに写るのだ。
松吉とユキの話によれば、梅吉は水着女性の撮影だけが上手かったわけではない。どんなに偏屈な大人であれ、泣きじゃくる子どもであれ、梅吉がカメラを向けると誰しもいい笑顔になったという。梅吉の才能だったと話した。

同じ頃、愛子(小野美音)は梅吉の部屋にいた。部屋の前で飼われているカメで遊んでいたところ、中の梅吉から声をかけられたのだ。
梅吉は全身に痛みがある中、半身を起こし愛子にカメラを向けた。人見知りの気があり、まだ梅吉のことも警戒していた愛子であったが、梅吉から笑顔を向けられると、つられて笑った。カメラを挟んで、ふたりは大いに笑い合った。

その後、梅吉の容体がますます悪化した。往診の医者によれば、今日明日が山場だという。

鈴子は、ひとりで梅吉の部屋に詰めた。梅吉は医者から注射された痛み止めのせいでよく眠っていた。
鈴子は梅吉が眠っているのをいいことに、独り言のように本音を話し始めた。鈴子は、家族の中で自分だけ血が繋がっていないことをずっと気にしていた。梅吉がいつか本当のことを直接話してくれると思っていのに、ついに言ってくれなかった。

すると、梅吉が「言う必要はなかった」と答えた。眠っていたはずだが、鈴子の声で目を覚ましたのだ。梅吉は、鈴子のことは自分と妻・ツヤ(水川あさみ)の本当の子なのだから、何もいう必要はなかったと説明した。むしろ、何も知らないふりをして、ずっと自分たちを親でいさせてくれた鈴子の優しさに感謝していると話した。自分たち家族は血よりも濃いもので繋がっていると話した。それは心である。
鈴子はその言葉に泣き出した。

梅吉は、鈴子の歌を聴きたいとせがんだ。『父ちゃんブギウギ』を歌ってくれとリクエストした。
鈴子がそんな曲は知らないと答えると、梅吉は自分で歌ってみせた。なんのことはない『東京ブギウギ』の替え歌で、歌詞の一部が「父ちゃん」とされているものだった。鈴子は呆れながらも吹き出してしまった。
梅吉の替え歌は単純なので、鈴子にも容易に歌詞の展開が予想できた。だから、梅吉に合わせて鈴子も歌った。歌えば歌うほど、歌詞のバカバカしさに鈴子はおかしくて笑ってしまった。

笑いながら歌っていたが、急に梅吉との別れが現実みを増してきた。
鈴子は大声で泣き喚きながら梅吉に抱きついた。

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NHK『ブギウギ』第109回

久しぶりに冷たい牛乳を飲んだせいか、それとも寒い部屋に置いていて冷えたエレキギターを持ってお腹にあたったせいか、はたまた何かしらのストレスなのか、原因はよくわからないが昨日はお腹がゴロゴロしていた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第109回めの放送を見ましたよ。

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第23週『マミーのマミーや』

鈴子(趣里)が4ヶ月ぶりにアメリカから帰国した。アメリカ行きに最後まで反抗していた愛子(小野美音)はどこかよそよそしい雰囲気だったが、すぐに打ち解けて元通りになった。

1951年(昭和26年)秋、鈴子たちが新居に引っ越して1年が経った。近所の主婦たちともすっかり仲良くなり、彼女らを家に招待しておしゃべりすることもしばしばだった。近所の主婦たちは、ステージ上でもプライベートでも変わらない鈴子の気さくな人柄をすっかり気に入っていた。
またその頃、羽鳥(草彅剛)の通算作曲数が2000曲に達した。それを記念して、自らパーティーを開くとのことだった。鈴子は羽鳥の仕事ぶりに感心すると共に、自分で自分を持ち上げるようなパーティーを開催することに呆れた。しかも、鈴子に余興をやってほしいと一方的に伝えられ、ますます呆れた。

ある日、鈴子へ電報が届いた。香川で暮らしている父・梅吉(柳葉敏郎)が危篤状態になったという。鈴子は愛子を連れて、すぐに香川へ向かった。

梅吉はガンになり、ここ半年ほど闘病生活を行っていた。自分で開いた写真館はたたみ、実弟・松吉(木内義一)、ユキ(沢暉蓮)夫婦の家に身を寄せていた。
梅吉の部屋の前の縁側には鉢が置いてあり、そこでカメが飼われていた。それは、鈴子の弟・六郎(黒崎煌代)が生前かわいがっていたカメである。鈴子はカメが長生きであることと、これまでずっと梅吉が大切に世話をしていたことに驚いた。

部屋に入ると、梅吉は弱りきって布団に横たわっていた。鈴子の姿を認めると「よく来てくれた」と喜んだが、声は弱々しく、体を起こすこともできないほどだった。
鈴子がカメのことを話題にすると、梅吉は六郎の分まで生きているのだろうと答えた。そして、鈴子が来てくれたことが嬉しく、寿命が2時間延びたなどと冗談を言った。あまりにつまらない冗談だったが、鈴子は思わず笑ってしまった。

鈴子は松吉から、香川での梅吉の様子を聞いた。
梅吉は口を開いたら、いつも鈴子の自慢ばかりしていたという。近所の人々からは親バカにすぎると言われていたが、全く気にする様子はなかったという。病気で写真館を閉じてからは、他にすることもなく、ますます娘自慢がひどくなった。
それでも、梅吉の写真の腕は確かで、経営する写真館の評判は良かったという。仕事のない日には、カメラを持って地元を回り、人々の写真を撮り続けていたという。そのせいもあって、娘自慢を除けば、梅吉は人気があったという。

梅吉が撮った写真は全て松吉の家の倉庫にしまってあるという。梅吉がどうしても捨てたくないと言い張ったからだ。鈴子はひとりでそれを見に行った。
そこには多くの写真が残されており、写っている人々はどれも満面の笑みを浮かべていた。鈴子は、梅吉がいつものようにくだらない冗談を言って、相手を笑わせた隙に撮ったのだろうと容易に想像できた。

そんな中、こっそりと隠すようにしまわれていたアルバムを見つけた。それを開いた鈴子は驚いた。水着の女性が艶かしいポーズをとった写真ばかりが集められていたのだ。

その頃、愛子は梅吉の部屋の前のカメで遊んでいた。
すると、部屋の中から梅吉の呻き声が聞こえてきた。それに誘われるように、愛子は梅吉の部屋に入って行った。

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