明日放送の山瀬まみが復帰するというので今から胸がドキドキして落ち着かない当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ばけばけ』の第6回めをNHK+で見ましたよ。
トキ(高石あかり)は婿をとることに決めた。一家の働き手を増やして借金を返すためだ。そうでもしなければ到底今のどん底の暮らしから抜け出せないと考えられるのだ。
トキは、紡績工場の同僚の女工・チヨ(倉沢杏菜)とせん(安達木乃)とともに、縁結びで有名な八重垣神社に参った。
そこで占いをしたところ、同僚のふたりは良縁が近いという結果が得られた。一方、トキの占い結果は、結婚相手はいつか見つかるものの、それは果てしなく遠い未来であるというものだった。
トキはすっかりしょげかえってしまった。夕食も満足に喉を通らない。トキの両親(岡部たかし、池脇千鶴)は占いは当たらないこともあると言って慰めたが、場の空気を読まない祖父・勘右衛門(小日向文世)は八重垣神社は由緒正しい神社なので占いのはずれるはずがないと追い打ちをかけた。トキはますます塞ぎ込んだ。
トキの両親は、良い見合い相手を近いうちにきっと見つけてやると約束した。見合いを成功させて、占いの結果を覆せばいいと慰めたのだった。
両親は、結婚相手に望むことを尋ねた。しかし、トキは働き者で金を稼ぐ男以外に希望はなかった。あくまで借金返済のための結婚だと割り切っているからだ。
ただし、もし叶うのならば、怪談の好きな人がよいと述べた。怪談好きであれば、たとえ人間以外の化物でもよいというのがトキの願いだった。
しかし、トキの見合い相手探しは難航した。
向こう見ずな父・司之介は勤めの牛乳配達にかこつけて県知事の屋敷に出向き、知事の息子を婿に欲しいと直談判した。身分違いをわきまえない失礼な要望ですぐに叩き出された。牛乳配達の親方からもこっぴどく叱られた。
母・フミは遠縁であり、トキの勤め先の紡績工場も経営している雨清水家の妻・タエ(北川景子)に相談した。自分で見合い相手を探しても見つからないと言ってなかば泣きついたのだ。するとタエはすでに見合い候補を探し始めていると答えた。トキが工場で婿探しをしていると喋っているので、夫・傅(堤真一)を経由して話を聞いていたのだ。
その返答にフミはいささか面白くなかった。トキの母親である自分になんの連絡もなくタエが独自に探していたことで、自分が除け者にされたような気分になったからだ。それを理解してタエは素直に謝った。
ある朝、工場に出勤したトキは、一緒に神社で占いをしたせんに結婚相手が見つかったと知らされた。確かに彼女の占い結果は早くに良縁に恵まれるというものだった。
占いがよく当たるという証拠を見せられたと同時に、せんが羨ましくなってトキの表情は硬くなった。
もうダメ。話の展開のテンポが遅すぎて我慢できません。
先週末のラストで占いをやって「婚期が遅い」という結果が出たまま、今日の放送では特に新しい情報がありませんでした。
強いて言うなら、「結婚相手は怪談好きがいい」と言っていて、ラフカディオ・ハーンをモデルにしたレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)と結ばれることを暗示したくらいでしょうか。いや、彼の妻になることは本作のテーマとしてハナからわかってることだから、暗示でもなんでもないですね。
あとは同僚のせん(安達木乃)の結婚が先に決まったって話もあったけれど、そのことが主人公・トキ(高石あかり)の嫉妬以外にどんな意味があるかもよーわからんし。ていうか、この同僚は前回の放送で急に出てきて、トキとどういう関係にあるのかよくわかりません。小学校時代からの幼馴染のサワ(円井わん)が先に結婚するって話なら、一番の親友への祝福と嫉妬で板挟みになるみたいなことになって話の奥行きもあろうもんだけど。
ドラマ全体に関しても、僕にとってはあまり笑えないギャグシーンが多くて、そのせいで話の進みが遅いように思います。制作側の「ここ笑うとこですよ!」みたいな押しつけがどうも興ざめで。
クスリと笑わせたあとに、人情的な泣かせのシーンとかあれば、その感情の振れ幅でグッと引き込まれれるんだろうけど、人情噺もこれといってないし。
てなわけで、今期の僕の根性試しは6回で終了です。三日坊主の倍にはなったので、まぁよいでしょう。
ていうか、マクラに書いた通り明日は山瀬のラジオ放送を3時間くらい聞かなきゃならん。あんまりおもしろくない朝ドラに割く時間はありません。
(全く考えたくないことだけれど、山瀬の復帰が遅れていたら朝ドラ仕事は意地でもう少し続いていたかも)