今日未明、The Beatles の “I’m only sleeping” のアニメーションMVが新たに公開されたわけだけれど、寝起きのベッドで見てしまい、そのまま二度寝したくなった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ』の23回めの放送を見ましたよ。
2ヶ月後の記録飛行に向けて、舞(福原遥)は厳しい減量とトレーニングに打ち込んでいる。就寝前後に必ず体重を測り、食事は低カロリー高タンパクものしか食べない。片道20kmの道のりをロードバイクで通学し、大学でも授業時間以外は体力づくりに取り組んだ。
舞は体重を5kg減らし、負荷190ワットのペダルを50分間漕ぎ続ける体力をつけなければならない。なにわバードマンで製作している人力飛行機は、舞がその状態になることを前提に設計されている。つまり、舞が目標を達成できなければ、飛行も失敗することになるのだ。舞は、部員たち全員の期待に応えるべく努力していた。
舞はトレーニングの傍ら、週に2日は久留美(山下美月)と一緒にカフェでアルバイトもこなした。
ある日、幼馴染の貴司(赤楚衛二)が仕事の合間の休憩に来た。舞と久留美は、貴司がひどく疲れているように見えた。舞は、母・めぐみ(永作博美)が話していたことも思い出した。会社のホームページ作りを手伝ってもらった時、やはり貴司が疲れている様子で、心配しているという。
そこで、舞と久留美は、その日の夜に貴司を食事に誘った。
夜、貴司の実家のお好み焼き屋で待っていると、彼は少し遅れてやってきた。
舞は、貴司がカフェに置き忘れて行った紙ナプキンを返した。それには「ひからびた犬」と書かれていた。
貴司によれば、それは自分自身のことだという。彼は会社の営業成績が最低で、ノルマを達成できない社員は彼だけだといっていつも怒られているという。しかし、古本屋店主・八木(又吉直樹)から、息ができないほど苦しい時にこそ詩が生まれると教えてもらった。だから、今の境遇こそ詩を書く時だと思い、そうしていると話した。
その話を聞いた舞は、自分も励まされたように感じた。
日々のトレーニングは厳しく、好きなものも食べることができない。せっかく祖母・祥子(高畑淳子)がジャムを送ってくれたのに思うように食べれなかったし、お好み焼きでも油や炭水化物に気を使わなければならない。
そんな苦しいダイエットを乗り越える励みになったのだ。
その日の夜、体重を測ったところ、目標まであと2.3kgだった。