にわかに今田美桜ブームが始まってWikipediaで出演作を調べてみたのだけれど一つも見たことがなくて、何から見ればいいかおすすめを聞きたい当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第48回めの放送を見ましたよ。
朝岡(西島秀俊)の代理として、初めてニュースの気象コーナーを担当するはずだった神野マリアンナ莉子(今田美桜)であったが、緊急ニュースが入ってその機会が失われた。
みなの前では平静を装っていたが、百音(清原果耶)の前でうっかりと本音を漏らしてしまった。自分は朝岡のように気象専門のリポーターになりたいわけではないので、気象会社を辞めて芸能事務所に所属するべきかもしれないなどと口走ってしまった。我に返った神野は、百音に聞かなかったことにして欲しいと頼むとともに、百音の採用面接を応援した。
そして神野はいそいそと帰っていった。翌朝も6時からの番組に参加しなくてはならないのだ。
その直後、幼なじみの明日美(恒松祐里)から連絡があった。彼女もこの4月から原宿のショップで働いている。オーナーの伝手で、海外赴任した女性のマンションを格安で借りて住んでいたという。ところが、その女性が外国で恋に落ち結婚し、急遽帰国することになったという。そのため明日美はマンションを追い出されることになった。
百音は明日美をシェアハウス・汐見湯に呼んだ。オーナーの菜津(マイコ)に頼み込んで、なんとか明日美も住まわせてもらえることになった。
菜津の美味しい料理を食べ、幼なじみの明日美と一緒に住むことになり、百音は幸せな気持ちで東京の1日目を終えようとしていた。
その矢先、気象会社の野坂(森田望智)から電話があり、翌朝の番組制作も手伝って欲しいと頼まれた。インフルエンザが蔓延していて、人手が足りなくなったのだという。加えて、ここで安西社長(井上順)や朝岡にアピールしておけば採用面接にも有利だろうと説得された。それで百音は手伝いに行くことにした。
深夜2時30分に会社に集合し、4時半にはテレビ局で気象班の打ち合わせが始まった。
その日は黄砂の飛来について伝える予定になっていた。テレビ局側もそのつもりで画像の準備なども進めていた。
しかし、内田(清水尋也)は北日本の風向きの変化や強さが気になっているという。不確かな予測であり、局地的な内容なので全国放送で取り上げるべきではないかもしれないが、宮城県を中心に強風の被害が出るかもしれないというのだ。
百音は自分の出身地なのでよく知っている。日常的に風が強く、時折強風の被害も出るのだと話した。事前に備えるためにも注意を促して欲しいと述べた。朝岡もその意見を取り入れることにした。
放送1時間前(5時5分)、気象班は番組を指揮する高村デスク(高岡早紀)に内容の変更をかけあった。しかし、高村は宮城の強風に触れることを拒絶した。気象庁の予報にも出ていないような不確かな情報を放送するわけにはいかないと言うのだ。加えて、強風は宮城付近の局地的な情報だが、黄砂は全国に影響を与える。朝のうちに呼吸器や洗濯物などへの注意喚起をすることの方が大事だと言って譲らなかった。
朝岡ら気象班も引き下がるしかなかった。