将来、一時的に北海道も舞台になるという情報をキャッチした道産子の当方が、NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ』の6回めの放送を見ましたよ。
祖母・祥子(高畑淳子)から見ると、母・めぐみ(永作博美)は舞(浅田芭路)に対して過保護すぎた。そこで祥子はめぐみを一人で東大阪に帰らせた。そうして、舞と祥子の五島での生活が始まった。
生まれて初めてめぐみと離れて暮らす舞は失敗の連続だった。
同級生の一太(野原壱太)が揚げていたばらもん凧を持たせてもらったが、うまく走ることができずにすぐに墜落させ、壊してしまった。一太は許してくれたが、舞はひどく落ち込んで微熱が出てしまった。
夜には熱は下がり、夕食を摂ることはできた。しかし、少し残してしまった。残したことを謝りつつ自室に戻ろうとすると、祥子に呼び止められた。食器を自分で片付けろと言うのだ。舞は自分で食器を洗ったことがなかった。祥子に教えてもらいつつ洗いはじめたが、手を滑らせて皿を割ってしまった。祥子が怒ることはなかったが、舞は気落ちした。
その晩、早くもめぐみのことを思い出して寂しくなりながら床に着いた。
翌朝、舞が目を覚ましたのは学校の始業時間だった。舞は目覚まし時計をかけていなかったし、祥子が起こしてくれることもなかった。
舞はどうして起こしてくれなかったのかと迫ったが、祥子は「自分のことは自分でやれ」と答えるだけだった。
舞は小走りで学校に向かったが、走ることを禁じられていたことを思い出し、途中からは歩いて行った。そのため、大幅に遅刻して到着した。寝癖頭のまま教室に入っていくと、クラスメイトから大笑いされた。
その日はみんなで方言カルタをやった。舞は方言の早口言葉をうまく言うことができなかった。そのことを下級生の子たちにまで笑われた。
帰宅した舞は熱が出て寝込んだ。
舞は、自分が何をやってもうまくできないことを悔やみながら祥子に話した。
祥子は、今できないことは次にできるようになればいいし、なんならできることを探してそれをやればいいのだと優しく諭した。
加えて、今後の休みに祥子の手伝いをしてくれないかと舞に提案した。舞はワクワクして承諾した。
祥子は、手伝いは朝が早いから自分で目覚ましをかけて起きろと茶化した。舞も笑って答えた。