この修業もあと1週間で終わると思うと感慨深い当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第115回めの放送を見ましたよ。
2020年1月13日(月、成人の日)、菅波(坂口健太郎)が百音(清原果耶)の実家を訪ねてくることになっていた。
それでも、百音はいつも通りに朝昼晩のコミュニティFMで気象情報を伝えなければならなかった。
夕方、亮(永瀬廉)にコミュニティセンターに来てもらった。先日の低気圧による漁船の遭難危機を検証するために航行記録や聞き取り調査を行うためだった。その日の夜は、未知(蒔田彩珠)が亮と会う約束をしていた。百音はふたりに迷惑をかけないためにもテキパキと話を聞いた。
聞き取りが終わると、亮は百音に過去の失言を謝った。百音が人々の役に立ちたいと故郷に帰ってきたことについて、亮が「きれいごと」であるとなじったことについてである。
その謝罪に対して、百音はそう言われて当然のことであると答えた。加えて、亮に言われたことが嬉しかったと話した。なぜなら、いつも当たり障りのないことしか言わない亮が心を開いて本音を言ってくれたと思ったからだ。亮は自嘲した。
そして亮は、あの時を境に百音にも変化があったと言いかけた。しかし、全てを言う前に会話が打ち切られてしまった。
コミュニティセンターに突如として菅波が現れたのだ。本来は19時ころに到着する予定だったが、少しでも早く来たいと思って17時前の到着となったのだ。
祝日のコミュニティセンターには、百音と亮以外の人影はなかった。
彼らがふたりきりだったのを見て、菅波は「19対5では分が悪い」と独り言を言った。
その真意を確かめる前に、百音は放送ブースへ向かった。もうすぐ17時になるので、百音は気象情報の生放送をしなければならないのだ、
菅波と亮は百音の放送をブースのガラス越しに見守った。百音はどこかやりにくそうだった。