NHK『おかえりモネ』第101回

尾野真千子さんの『カーネーション』から10年かと遠い目になった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第101回めの放送を見ましたよ。

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第21週『胸に秘めた思い』

亜哉子(鈴木京香)が民宿を再開したがっているということは近所でも噂になり始めた。何人かが手伝いを申し出たが、亜哉子はもう少し考えてみると曖昧に答えた。

銀行員である耕治(内野聖陽)は、壊れてしまったカキ棚の復旧資金の借り入れ資料を作成し、龍己(藤竜也)に提案した。しかし、龍己はそれに見向きもしなかった。残った設備だけで細々と続け、自分の代で養殖業をたたむつもりだという。龍己は、家族にはまだ秘密にしておくよう耕治に釘を差した。

未知(蒔田彩珠)は水産試験場で働きながら、研究を続けていた。近年、海水温の上昇が顕著であるが、そのような環境に強いワカメの品種を発見した。その成果は、東京国際海洋大学の金子教授(遠山俊也)に注目され、大学で一緒に研究するよう何度も誘われた。未知は後ろ髪を引かれつつも地元に残りたいと思い、それを断り続けている。

耕治は本店営業部の部長への就任を打診されている。それは栄誉あるポストであり、定年の近い耕治にとってこれ以上ない花道である。しかし、来年の4月から仙台へ単身赴任しなくてはならない。家族と離れることを寂しく思っているのである。

耕治は、百音(清原果耶)が急に帰ってきたことについて、菅波(坂口健太郎)との間になにかあったのではないかと勘ぐった。むしろ、そうなったことを期待する節もあった。しかし、百音はきっぱりと否定した。いずれきちんと結婚するつもりだと堂々と答えた。家族はそれを頼もしく、嬉しく思った。

コミュニティFMラジオにおける百音の天気予報は、地元の人々の生活の一部になり始めていた。しかし、百音自身はまだ地元の人々の役に立っているとは思えず、これからが正念場だと気を引き締めていた。

このように、百音たち家族のそれぞれに転機が訪れていた。少しずつ前に進みたいと思いつつも、そのための勇気も出ないことが問題だった。

ある日、朝の天気予報を放送していた百音は、女子中学生(伊東蒼)がスタジオのあるコミュニティセンターをうろついていることに気付いた。制服姿なのに学校に行っていないことが気になった。ラジオ放送に興味があるのかもしれないと思い、放送後のスタジオを案内してやった。それには応じたものの、その少女はほとんど口もきかず黙ってばかりいた。

百音は、なにか聞きたいことがあれば自由に聞いてよいと告げて、仕事に戻ろうとした。
すると少女は、百音はなぜ気象予報士になろうと思ったのかと尋ねた。

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NHK『おかえりモネ』第100回

本日ついに、我が最愛の山瀬まみの誕生日の前日を迎え、少々舞い上がっている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第100回めの放送を見ましたよ。

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第20週『気象予報士に何ができる?』

子どもたちがコミュニティFMの放送スタジオにやって来た。次の日曜に子ども会の秋祭りを開催するという告知である。子どもたちはたどたどしくも元気いっぱいに宣伝をした。百音(清原果耶)もたくさんの元気をもらった。

彼らが帰った後、百音は当日の天気予報を調べた。すると、朝は風のない良い天気だが、10時ころから風が吹き始め、午後にはひじょうに強い風が吹くと予想されていた。祭り会場となる公園を下見したところ、風を遮るような構造物がなく、屋台のテントなどが強風で倒壊するおそれのあることがわかった。

百音は保護者たちに祭りの延期を提案した。しかし、彼らは簡単には従わなかった。天気予報が必ず当たるとは限らない、風が吹き始めたら撤収すればよいなどと楽観的に考えているのだ。さらには、予報がはずれた時に百音は責任をとれるのかと詰め寄った。

説得に難儀した百音は、切り札となる情報を持ち出した。
その日の朝だけは風が吹かないので、海が穏やかで澄んでいる。このことから、今年初のアワビ漁の日になるかもしれないと話した。彼らにとって、アワビ漁は一家総出の大きなイベントであり収入源である。アワビ漁とも慣れば子ども会の祭りどころではない。
保護者たちは祭りの延期を決めた。

けれども、アワビ漁の許可はなかなか出なかった。百音は自分の予想がはずれ、保護者たちに吊るし上げられるのではないかとヤキモキしていた。
秋祭りが予定されていた日の前日、14時ころになってやっとアワビ漁解禁が発表された。百音の予想通り、秋祭りをやるはずだった日の朝、2時間だけ許可するというのだ。

コミュニティFMで告知した漁協長・太田(菅原大吉)は帰り際に百音に声をかけた。アワビ漁解禁日について情報提供した百音のことを邪険に扱っていたが、百音が勝手に置いていった資料を少しは参考にしたというのだ。太田の口調はぶっきらぼうであったが、百音への感謝がにじみ出ていた。それだけで百音は嬉しかった。

こうして、17日は朝からアワビ漁が行われ、予報通り風もなく海は澄み渡っていた。そして、午後にもやはり予報通り強い風が吹いた。全ては百音の予想通りだった。

子ども会保護者の中心人物である高橋(山口紗弥加)が百音にお礼を言いにきた。彼女は現在のコミュニティFMの前身となる災害FM放送にボランティアとして参加していた。そのため現在も思い入れがあり、百音が参加してくれたことを嬉しく思っているという。
そして、百音が人々のことを助けたいと思っていることに共感を示した。高橋が災害FMに参加した動機も同じだったからだ。高橋からの応援を受け、百音は嬉しかった。

一方で、自分の行く先を考えさせられることもあった。
大学を休学して復興や街づくりを手伝いつつ学びに来ていた水野一花(茅島みずき)が東京に戻ることにしたという。彼女は外から来た人間にはできることがないと思い知ったという。しばらく離れていたとはいえ、地元出身の百音とは立場が違うというのだ。
百音は、外から来た人だからこそより一生懸命考えるし、それによって良いこともあるかもしれないと話した。それは水野を励ます言葉であるとともに、自分を正当化するための発言だと自覚していた。
それでも気仙沼を去るという水野の意思は変わらなかった。

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