NHK『ゲゲゲの女房』第34回

 ”setting for your mailbox” という google を騙ったメールが spam フィルターをすり抜けて大量にやってくることに辟易している当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第34回めの放送を見ましたよ。

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「アシスタント1年生」

 茂(向井理)の戦争漫画のファンクラブは順調だった。読者からの手紙もたくさん届くようになった。会報づくりは全て布美枝(松下奈緒)が手作業で行っていた。茂から手先が器用であると言われた。その何気ない一言は、初めて褒められた言葉であり、布美枝は嬉しくなり、俄然やる気をだす。

 しばらくして、刑事(尾関伸嗣)に監視されているのに気づく。軒先の怪しい看板や頻繁に届く郵便物のせいで、不審な政治活動をしているのではないかと誤解を受けたのだった。押し問答の末、潔白の証明として茂の戦争漫画を読ませる。南方戦線の経験もある年長刑事(山崎銀之丞)は内容に深く共感した。それで茂の無実を確信し、捜査を取りやめるのだった。

 ファンクラブの結成を契機に、出版社社長(うじきつよし)は茂の戦争漫画の発行部数を増やした。また、仕入れ値を抑えるためにファンクラブ通販用の戦艦模型も大量注文していた。しかしながら、従来からの読者にはファンクラブの評判が良かったのだが、新規の読者開拓には繋がらなかった。そのため、返本の山だった。

 その上、通販模型のできが悪くて、苦情・返品が殺到した。仲介した浦木(杉浦太陽)は、利ざやを稼ぐために模型の品質を最低にまで落としていたのだ。出版社は危機的状態になったのだが、肝心の浦木は音信不通になっていた。困った出版社事務員(山崎千惠子)が、茂の家に相談にやって来た。

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NHK『ゲゲゲの女房』第33回

 昨日、一昨日と放送されていた『ウェルかめ』総集編は完全スルーした当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第33回めの放送を見ましたよ。

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「アシスタント1年生」
 浦木(杉浦太陽)のアイディアとは、茂(向井理)を昨今の戦争漫画ブームに乗せることであった。ファンクラブを結成し、会報を郵送することで読者の囲い込みをするというのが表向きの説明であったが、ファン名簿を使ってプラモデルの通信販売で儲けるたくらみがあった。すでに模型を安く手に入れる算段は付いているという。会報の作成は茂と布美枝(松下奈緒)に丸投げで、郵便代の捻出方法すら曖昧なままだった。

 浦木はブームに乗って読者に受けるよう、戦艦や戦闘機をもっとカッコよく描くように言う。しかし、自らの悲惨な体験から、戦争を美化することには賛成できない茂であった。

 考えた末、茂は戦記物ブームに乗るよう、リアルな兵器を漫画に登場させることに決めた。ただし、軍人たちが超人的な活躍をするようなものではなく、惨めで悲惨な戦争の有り様を描くストーリーにすることにした。

 そう決めた茂は、布美枝に自分の戦争体験を聞かせる。戦地でマラリアで寝込んでいる時に空襲に遭い、爆撃で腕を吹き飛ばされたのだ。自分は生きて帰ってこれたので戦争体験を話すことができるが、戦死したためそれが叶わない者も多い。だから自分は、戦争を美化する作品は描けないし、嘘のない本当の話を書きたいのだと言う。

 それを聞いた布美枝は、茂のやり方を支持する。

 ただし、茂は戦争資料の購入のために生活費を全て使い込んでしまったために、またしても生活の不安が布美枝を襲うのであた。

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NHK『ゲゲゲの女房』第32回

 「『ゲゲゲの女房』の連載記事はいったいいつまで続けるんだ?」と自他自問した結果、マナカナ主演の『だんだん』における48回連続の自己ベストを超えることを目標にした当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第32回めの放送を見ましたよ。

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「アシスタント1年生」
 漫画原稿を原稿を届けにきた布美枝(松下奈緒)。茂(向井理)の作品に対するイヤミをさんざん聞かされるが、無事に原稿料を受け取ることはできた。

 出版社社長(うじきつよし)は茂の漫画の売れ行き不振に頭を痛めており、マンガ出版プロデューサーを名乗る男に知恵を分けてもらったと言う。その人物こそ、茂の幼馴染で鼻つまみ者の浦木(杉浦太陽)であった。浦木は、翌日にも茂の自宅を尋ねると約束した。

 出版社からの帰り道、商店街に立ち寄った布美枝。貸本屋のおばあさん(佐々木すみ江)にリウマチの症状が出ていると聞いたので、お灸を据えに行った。ちょうど夕方で、仕事帰りや銭湯へ行く人々などで貸本屋は大忙しだった。布美枝は、夕食の支度や棚の本の整理などを手伝う。

 自分の夫が貸本漫画家であることは言いそびれてしまっている布美枝。茂の妖怪漫画がとても面白いと話している青年・小林(鈴木裕樹)に出会った。彼は茂の新刊が出ないかと期待しているのだった。嬉しくなった布美枝は、身元を告げないまま、急にお礼を言ったので驚かれる。

 翌日、予告通り浦木が家を訪ねてきた。彼は、茂の家を「少年戦記の会」本部とするのが売上アップの秘策であると言い、大きな看板を持って現れた。

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NHK『ゲゲゲの女房』第31回

 「『ゲゲゲの女房』の連載記事はいったいいつまで続けるんだ?」と自他自問した当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第31回めの放送を見ましたよ。

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「アシスタント1年生」
 茂(向井理)の妖怪漫画を読んだ戌井(梶原善)が家にやって来た。初めは戸惑う夫婦であったが、すぐに意気投合し、夕食を振舞う。

 茂は自分の妖怪漫画が1巻だけで打ち切りになったことを打ち明ける。それをきっかけに、間借り人の中森(中村靖日)も交えて、貸本漫画家の苦労が話題になる。初めて茂以外の漫画家から実態を聞いた布美枝(松下奈緒)は不安にかられる。しかし茂の達観した様子に、一同は落ち着きを取り戻す。

 それから1ヶ月経った。布美枝はやっと生活に慣れてきた。しかし、茂の母から頻繁にハガキが来ることに、少々閉口していた。

 茂は、出版社に言われた通りに戦記物を描き上げた。原稿を届けに出かけるが、寝不足のせいで家の前で転倒し捻挫してしまった。歩けなくなった茂の代わりに、布美枝が届けに行くことを買って出る。茂は、原稿料を値切られても絶対に折れるなと念を押す。

 出版社を覗いた布美枝は、あまりにオンボロな事務所や、作家と激しくやりあう社長の姿を見て怖気づくのであった。

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NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』第30回

2010年4月検索キーワード 2010年4月度の当blogへの検索キーワード No,1 が「ゲゲゲの女房」になり、「山瀬まみ」が2位になってしまったことはファンとして少々悲しいが、それよりも何よりも「thundrbird」がトップ10入しているのに「AL-Mail」がランク外であることにとても悲しくなった当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第30回めの放送を見ましたよ。

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 布美枝(松下奈緒)と茂(向井理)は自転車で深大寺まで出かけた。豊かな木々、水の音、そばが名物、そして縁結びの名所であることなどが布美枝故郷の島根を彷彿とさせた。

 そしてなによりも、これこそがふたりの初デートであった。

 話は見合いのことになった。茂は、襖の間から隠れて布美枝が覗いていた時の目玉を見た。その大きな目玉が結婚を即決した理由だと言う。目に着目した理由は、人の魂は目玉に篭ると信じているからである。それに加えて、姿が一反木綿に似ているのも良いと思った。しかし、布美枝は一反木綿がなんなのか、その時は理解していなかった。布美枝は、茂の食べっぷりの良さについて、父から食べる力の強い人間は生きる力も強いのだと教えられてその気になったと説明した。

 次に、茂が一番のお気に入りの場所だとして案内したのは墓場であった。嬉々とする茂に対して、布美枝は少々引き気味であったが、熱心に耳を傾けようとしていた。

 夜、家に帰ると、茂は原稿料を全て布美枝に差し出した。収入が少ないことを詫びながらも、家の中の事を全て任せると頼むのであった。また、仕事部屋の掃除も布美枝に任せることになった。仕事部屋の襖が常に開け放たれるようになり、夫婦の距離が一気に縮まった。自分に似ていると言う一反木綿の絵を描いてもらい、妖怪だと言われたことに少々ムッとする布美枝であったが、夫婦の無邪気な会話に楽しくなるのであった。

 夫婦水入らずで落ち着いて食事をしていると、急に外が騒がしくなった。不審な男(梶原善)が突如やって来て、茂の妖怪漫画に感銘を受けたと騒ぎ立てるのであった。

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NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』第29回

 今日は有給をとったのだが、パスポートの更新というなんの色気のない活動計画のみの当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第29回めの放送を見ましたよ。

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 勝手に仕事部屋を片付けた布美枝(松下奈緒)は、怒った茂(向井理)に余計なことはするなと怒鳴られた。茂の仕事を手伝いたい一心であり、教えてもらえれば希望通りに片付けると言うのだが茂は取り合わない。結婚したのに会話もなく、茂の考えていることが全くわからないと重ねて訴えるのだが、茂は部屋に閉じこもってしまった。

 身近に相談する相手がいない。家の中には他人(中村靖日)が同居していて気が休まらない。布美枝はひどく滅入ったまま、商店街へ買い物へ出かけた。

 道端で、貸本屋のおばあさん(佐々木すみ江)が、仕事もせずに競馬に夢中の息子(光石研)と言い争っているのを見かける。直後、リウマチの痛みにうずくまるおばあさんを家まで送った。

 貸本屋には、女主人(松坂慶子)や元置引犯(中本賢)、近所の奥さん連中などが集まった。東京者らしい威勢がよく、人情味のあるやりとりが繰り広げられた。それを見ているだけで、布美枝は少し元気を取り戻した。

 しかし、布美枝が家に帰ると茂の姿は見当たらなかった。怒って出て行ってしまったのではないかと、またしても不安で落ち着かなくなってしまった。

 ところが反対に、茂は自分の行動を反省していたのだ。出版社で自分の作品にダメ出しされたことにイライラしていて、そのせいで布美枝にきつく当たったのだと思い至る。落ち着いて家の中を見渡すと、細かいところまで行き届いた片付けがされている。布美枝は、早くもナズナ(ぺんぺん草)の花が咲いているのを見つけて、それを家の中に飾っていたりもした。それによって季節の変化を知ったことなどから、茂は心の余裕を取り戻すことができた。

 茂が外出から帰って来て、家の外から声をかけた。布美枝が慌てて出て行くと、茂は中古の自転車を手に入れていた。それは布美枝用の自転車だと言う。布美枝は、茂が怒っていないことに安心し、また、初めて貰った贈り物に感激するのであった。

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NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』第28回

 せっかくの連休だというのに、どこにも出かける予定のない当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第28回めの放送を見ましたよ。

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 茂(向井理)が貸本漫画家の中森(中村靖日)に部屋を貸すことを決めた理由は、何よりも家賃が目的であった。貯金もなく、原稿料も叩かれ、家財道具の質入れもしている境遇に加え、布美枝(松下奈緒)も養わなくてはならないので渡りに舟だったのである。

 新婚家庭の貧困さをハッキリとは意識していなかった布美枝は、中森から貸本業界の景気の悪さを聞き、やっと状況を理解することができた。渋々ながらも、中森からの家賃収入をあてにし始める。

 翌日、茂の作品が完成した。出版社に届けに行く茂を見送りながら、布美枝も上機嫌になる。茂に気持ちよく仕事をしてもらおうと、彼の部屋の掃除を始める。
 出版社長の富田(うじきつよし)は「墓場の鬼太郎」をこき下ろす。前回から始まった茂の怪奇漫画シリーズは総スカンをくらい、返品・苦情の山であることに機嫌を損ねているのだ。なんとか今回分の原稿料は受け取ることができたが、怪奇漫画は打ち切りが決定した。次は戦記物でなければ受け取らないと言う。

 茂と入れ替わりに、漫画家の戌井(梶原善)が原稿を持ってやって来た。机の上に放置されていた「墓場の鬼太郎」に目を留め、戌井は強く感銘を受けた。

 茂は原稿料を持って質屋へ直行し、ラジオを質受した。自分が仕事ばかりで布美枝の相手をしてやれないことを申し訳なく思い、せめてラジオで暇つぶしをしてもらおうと思ったのだ。質屋では状態の良い自転車にも目をつけたが、そこまでの金はなかった。

 ラジオを持って帰ると布美枝は事のほか喜んだ。その様子を見て、茂も思わず顔がほころぶ。家の中が明るい雰囲気になった。

 しかし、勝手に片付けられた仕事部屋を見て、茂は布美枝を叱るのであった。

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NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』第27回

 女心もここまでは激変せんだろうっつーくらいにコロコロ上下する最近の気温に、少々体調のよろしくない当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第27回めの放送を見ましたよ。

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 布美枝(松下奈緒)が気まぐれに入った貸本屋は、置き引きに遭って困っていたところを助けてくれた田中美智子(松坂慶子)の店であった。そして、置き引き犯本人である原田(中本賢)もそこにいた。

 美智子の説明によれば、布美枝のハンドバッグを盗みそこねた直後、原田は美智子の大きな風呂敷包みに目をつけ、それを奪って逃げた。しかし、中身は仕入れた貸本の束であったため、あまりの重さに逃げ切れず捕まってしまった。よくよく話を聞いてみると、田舎に家族を残して東京に出てきたものの、仕事もなく一文無しになり、つい出来心での初犯であったという。同情した美智子は、罪を許し、自分の店でしばらくの間働かせてやることにしたのだった。

 翌日、家に茂(向井理)の幼馴染のイタチこと浦木(杉浦太陽)がやって来た。一緒に連れてきた中森恒夫(中村靖日)を紹介し、彼を空き部屋に間借りさせてやれないかと強引に頼むのであった。彼は大阪で貸本漫画家をやっていたのだが、そっちでは食えなくなり、家族を残して東京に出てきたのだと言う。

 新婚家庭であり、露骨に嫌がる茂と布美枝であった。しかし、同業のよしみか、茂はついに部屋を貸してやることにした。布美枝はそんな茂を理解することができなかった。

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NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』第26回

 目覚まし時計をセットし忘れたけれど、奇跡的にいつもどおりに起床した当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第26回めの放送を見ましたよ。

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 東京に住む布美枝(松下奈緒)の姉・暁子(飯沼千恵子)が訪ねてきてくれた。茂(向井理)は茶1杯だけ付き合うと、ろくに挨拶もせずに仕事に戻ってしまった。そんな態度に、姉は少々機嫌を悪くする。

 さらに、茂の兄(大倉孝二)一家がやって来た。彼らは自宅には風呂がないと言い、茂の家に借りに来たのだ。新婚家庭に対して少しも遠慮する素振りを見せない義兄に対して、姉はますます不愉快になる。また、義兄の話によると、近年では貸本屋も需要が減り始めており景気が良くないと言う。

 暮らし向きを心配する姉であったが、布美枝は心配をかけないように気丈に振舞うのであった。

 ある日、布美枝は買い物の途中に貸本屋を見つけ、初めて入ってみた。水木しげるの漫画を探しあてて手に取ってみたが、恐ろしい絵にびっくりしてしまう。

 その時、店の女主人が荷運びの男を連れて帰って来た。それは、先日の置引犯(中本賢)とそれを捕まえてくれた女性(松坂慶子)だった。

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キャプテンEO復活

マイケルが帰ってくる キャプテンEO復活: MSN産経ニュース

 東京ディズニーランド(TDL、千葉県浦安市舞浜)で、人気を集めた3Dアトラクション「キャプテンEO」が、7月1日から来年6月30日までの1年間、期間限定で復活する。26日、TDLを運営するオリエンタルランドが発表した。
 マイケル・ジャクソンさんが演じる、キャプテンEOたちの宇宙での活躍を、立体映像とマイケルのオリジナルソングで楽しむ約17分間のアトラクション。

マジかいや!?
いままで、東京ディズニーランドに全く興味のなかった当方だけれど、心がグラグラ揺れている。