NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』第25回

 出勤途中の吉野家で焼魚定食を食べながら、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第25回めの放送を見ましたよ。

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 恐ろしい絵の描かれた原稿を見て驚く布美枝。しかし、茂は普段とかわりない落ち着いた声色であったため、布美枝は妙な誤解をせずにすんだ。

 生活用品を揃えるため買い物へ行きたいと訴えるのだが、茂は商店街への簡単な略図を描いて渡すと仕事に戻ってしまった。布美枝を手伝ったり、案内したりという気は少しもないようだ。布美枝は部屋にあった肩掛けカバンを無断で買い物カゴ代わりにして、一人で家を出た。

 商店街では、布美枝の故郷に比べて物価が高かった。加えて、内気な布美枝がモジモジしている間に、買うつもりだった商品が目の前で売り切れてしまった。

 さらに、ハンドバッグを脇において商品を吟味している時に、置き引きの被害に遭ってしまう。通りがかりの女性(松坂慶子)の協力によって犯人(中本賢)に追いつき、バッグを取り戻すことができた。お礼をするつもりであったが、ちょっと目を話した隙にその女性を見失ってしまい、名前を聞くこともできなかった。

 茂には、勝手に持ち出した鞄のことで叱られた。それは漫画原稿を入れて運ぶものであり、食料品の匂いが移ると困るのだという。ゆっくり今後の生活のことを相談しようと思っても、茂はすぐに仕事に戻ってしまい、相手にしてくれない。茂は結婚したことを後悔しているのではないか、と悩み始める布美枝であった。

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NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』第24回

 自分の誕生日の朝だからといって特別に何かが変わるわけでもなく、昨日までと全く同じように連ドラで1日の始まる当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第24回めの放送を見ましたよ。

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 家に着いた布美枝(松下奈緒)は、茂(向井理)から家の中を案内される。事前に思っていた様子とあまりに違うボロ屋で、布美枝は言葉を失う。さらに、家の裏には寺があるといい、居間の窓を開けると目の前は墓場であった。

 住処の説明を終えると、茂はすぐに仕事部屋に篭ってしまった。布美枝が部屋の外から声をかけても、なかなか返事をしてくれない。頼ることを諦めた布美枝は、自分自身で新しい生活を組み立てて行くのだと、前向きに片付けを始める。

 誰かが激しく玄関を叩く音がした。慣れない布美枝は不安になって茂の助けを求める。茂は借金取りかもしれないと警戒し、居留守を使うよう指示する。しかしそれは、茂の兄(大倉孝二)であった。布美枝は、兄に背広を返すのを見て、茂が見合いの時に来ていた衣装も借り物であったことに初めて気づく。茶を出そうにも茶葉がなく、白湯で兄をもてなした。兄は結婚祝いだと言って茶封筒を置いて帰ったが、中はプロ野球の観戦チケットだった。兄も失業中で、生活の余裕が無いのだ。

 再び玄関が鳴るので、兄が戻ってきたのかとうっかり扉を開けると、借金取り達が大挙してやってきたのだった。無い袖は振れない茂であったが、布美枝が実家から持たされた金で急場を凌ぐことができた。

 茂の仕事部屋を覗いた布美枝は、彼の描く漫画原稿を目に留めた。そこには、かつて見たことの無いような気味の悪い絵が描かれており、ひどく狼狽するのであった。

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NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』第23回

 「『ゲゲゲの女房』向井理、都内で追突事故」というニュースがあったが、相手の怪我は軽いようだし、番組にも影響が無い様子なのでほっとした当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第23回めの放送を見ましたよ。

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 汽車の中で突然出会った浦木(杉浦太陽)は、茂(向井理)の幼馴染だった。しかし、彼の馴れ馴れしく、失礼な態度に布美枝(松下奈緒)戸惑う。

 浦木は大阪で貸本出版社に務めていたが、漫画家がみな東京に出てしまったので仕事にならなくなった。そのため、自分も東京に行くのだと言う。彼は何かとセコく、ピンチになると汚いことをするので「イタチ」と呼ばれている。東京の住処を知らせたことを後悔する茂であった。東京に着いてからもまとわりつかれそうだったので、ふたりは急いで逃げ去るのであった。

 東京に住む姉は、駅まで迎えに来ることができなかった。その代わり、迎えの車を寄越してくれていた。車中から見える都心の風景に感激する布美枝であり、大都会での新生活に心を踊らせる。

 ところが、家のある調布は全くの田舎であり、住居もたいそうボロ屋で愕然とするのであった。

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NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』第22回

 4月22日は「よい夫婦の日」らしいということを直前に知った当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第22回めの放送を見ましたよ。

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 家の前で茂(向井理)の両親に見送られ、茂と布美枝(松下奈緒)は歩いて駅へ向かった。重い荷物を片手で軽々と持ち上げる茂の姿に、布美枝は頼もしさを感じた。

 駅では、思いがけず布美枝の実家の家族が見送りに来てくれた。ただし、父(大杉漣)だけは娘の嫁入りなどで休めないと、ひとりで店番をしていると言う。東京に旅立ってしまえば、もう二度と会えないかもしれない。悲しさのあまり泣いてしまうのをみんなに見られたくないというのが、父の本音のようだった。

 汽車の中で、布美枝は茂との話題が見つけられず気詰まりがし始める。東京の姉の住所がどのような場所か聞いたのに、茂は狸が大入道に化けて人を驚かせるという昔話で返す。うっかりと、みかんを剥かずに渡してしまい慌てて手伝おうとしたが、茂は「ひとりできる」と断られるなど、どうも波長が合わない。

 日が暮れて旅客達も疲れて居眠りを始めた頃、ある男が席を勝手に占領しトラブルを起こした。その男は布美枝たちに目をつけて近づいてきた。男は浦木(杉浦太陽)と名乗り、茂の知り合いだという。

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アニメ『四畳半神話大系』(原作・森見登美彦)

 アニメ『四畳半神話大系』の放送が始まる。

 2年半くらい前に森見登美彦の原作を読み、無駄に格調が高いくせに内容が軽薄でありながら、全体を通した構成がよく練られており感心し、お気に入りの小説の一つとなった。

 そんなわけで、同作がアニメになるというニュースを聞いて楽しみにしていて、楽しみにしていたくせに危なく忘却の彼方に葬り去られそうになりかけていて、首都圏では明日深夜より放送開始と思い出して羨ましく思い、当方の住む近畿地方では来週より放送開始だと知って、あらためて楽しみにしている次第である。

 アニメに関する詳しい内容は、公式サイト「四畳半神話大系」を参考にされたし。予告映像もある。

 ただし、予告編を見た限り、僕の好みから少々逸脱したキッチュな映像で、アニメ版について行けるかどうか少々不安なところもある。

放送予定
フジテレビ: 4月22日より、毎週木曜24:45~
関西テレビ: 4月27日より、毎週火曜25:29~
東海テレビ: 4月29日より、毎週木曜26:15~
BSフジ: 5月8日より、毎週土曜25:00~

NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』第21回

 今週の放送では、放送回数と日付が一致していることにふと気づいた当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第21回めの放送を21日に見ましたよ。

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 寝支度を整え、寝室に入る布美枝(松下奈緒)。茂(向井理)はすっかり眠ってしまっている。布美枝は、無造作に脱ぎ散らかされた衣服と共に、取り外された義手が無造作に放置されているのを目に止めた。左腕のない寝間着姿を見て、彼のこれまでの苦労を思いやった。

 寝室の窓から外を見ていると、茂が起きてきた。窓から見える風景や山の向こうから聞こえてくる狐の声などの話を聞かせてくれた。
 腕のない茂の姿を初めて間近で見て戸惑う布美枝に対して、茂は形だけ見繕っても仕方ない、普段は全く装着する気がないと明るく話す。そうして茂はいつの間にか窓辺で眠りこけてしまった。まだ茂に会うのが2回目である布美枝は、今後の暮らしに対してまだ不安を持っていた。

 さらに翌朝。自分の実家と違って、各人が勝手に朝食を摂る様子や、何かと口うるさい母(竹下景子)の姿に布美枝は戸惑いを感じるのであった。特に、茂が好きなだけ寝坊させてもらっている姿や、矢継ぎ早に嫁の心得を伝えられることには密かに驚きを覚えていた。

 そして、いよいよ東京へ向けて出発した。

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NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』第20回

 今日の近畿地方は雨。しかし、夕方にはあがるため、帰宅時に傘の置き忘れに注意しろと気象情報で聞いた当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第20回めの放送を見ましたよ。

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 茂(向井理)の屁に対して、彼の父(風間杜夫)は古今東西の屁のエピソードを披露することで場を和ませた。一瞬ドキりとした布美枝(松下奈緒)ではあったが、動じない茂の飄々とした態度に悪い気はしていなかった。

 下戸の茂は、勧められるがままに酒を飲んでしまう。
 布美枝の父(大杉漣)は娘のために安来節を歌う。彼の歌は、今までに自分の結婚の初夜と妻が倒れて看病したときの2度しか披露されたことの無いとても珍しいものである。彼の愛情がその歌に込められていることを知っている布美枝は感激して涙を流す。

 しかし、布美枝の父の歌が始まったために中座できなくなり、我慢の限界に達した茂は酔いつぶれて倒れてしまった。

 茂の数々の失態に対して、布美枝の親族たちは不安を口にする。それに対して布美枝は、父の歌が終わるまで席を立たなかったことは、礼儀正しく気の利く人物であるのだと彼をかばう。ただし、本音では彼女も不安でいっぱいなのだが、家族に心配をかけないよう気を利かせて気丈に振舞っているのだった。

 式が一通り終わり、布美枝は茂の実家に一泊し、翌日東京へ発つことになった。茂は相変わらず酔いつぶれたままであったが、布美枝は実家の家族へ爽やかな挨拶をして別れていくのであった。

 その晩、茂はまだ酔いが覚めず、一人で引っ込んでしまった。居間に残された布美枝は、茂の母(竹下景子)から彼の事を頼むと頭を下げられる。布美枝もまた、嫁としてしっかりと挨拶をするのであった。

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NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』第19回

今朝8時頃、近鉄電車に乗っていたせいで、車内広告(ゆったり伊勢志摩)とワンセグから竹下景子の分身攻撃を受けた当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第19回めの放送を見ましたよ。

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 両家は結婚式場に入った。

 茂(向井理)は徹夜で仕事をしたせいで寝ぼけ眼である。穴の開いた靴下でやって来たり、神事や祝詞の意味を真剣に理解しようとしたり、相変わらず他人事のようであった。それでも、式は無事に完了した。

 その後、新郎新婦の記念撮影が行われた。ふたりが身を寄せた時、布美枝(松下奈緒)の扇子が茂の義手にぶつかった。響いた硬質な音に重ねて、布美枝はこれから彼と長く一緒に生きていくことを意識するのであった。

 宴席でも村井家の非常識さが次々に顕にされていった。
 茂の父(風間杜夫)は地元で初めて東京の大学に進学するなど神童扱いだったが、故郷に帰ってきてからは風変わりな生活に呆れられている。布美枝の両親が客に挨拶回りをしているのを尻目に、茂の父は、妻(竹下景子)の忠告も聞かず料理を食べてばかりいる。

 もちろん茂も料理を食べてばかりである。
 その上、茂は大きな屁をしてしまう。座敷の中は凍りつくのに、茂は少しも悪びれる様子がない。特に布美枝は大きな不安を抱えるのであった。

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MJの命日に『キング・オブ・ポップの素顔』公開予定

マイケル命日に映画「キング・オブ・ポップの素顔」日本で最速公開(eiga.com)

 ”キング・オブ・ポップ”と呼ばれた男の素顔が、世界に先駆けて一周忌となる当日に日本で公開される。同作は、元マネージャーのマーク・シャフェルが撮り続けた、10年間にわたるマイケルさんのプライベートな表情を本邦初公開する。

 プライベートフィルムとも呼べる同作は、シャフェルとオースティン・テイラーが共同で監督を務め、シェイ・サルウォルドとボブ・ニーマックがプロデュースを担当。マイケルさんの生まれ育った故郷への旅が収録されているほか、今まで公開されることのなかったネバーランドの深層部も明らかに。さらに、バースデイパーティで顔に生クリームを塗られて友人らと笑い合う姿など、限られた人間にしか見せることのなかった映像を通して、「マイケル・ジャクソン」というひとりの人間の素顔に迫る。

 「マイケル・ジャクソン キング・オブ・ポップの素顔」はスターサンズ配給で、6月25日から全国100スクリーン規模で公開。

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Peeping Life

 ヴィレッジヴァンガードをぶらぶらしていたら、『Peeping LIfe -The Perfect Emotion-』というDVDのデモが流されていた。
 無駄にCGで書かれたフツーの人々が、脱力系のやりとりをするという地味なアニメなんだけれど、ジワジワくる。思わず、口元をニヤケさせながら見入ってしまった。

 昨年のSIGGRAPH ASIA 2009でも上映されたらしいよ。

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