朝ドラ『だんだん』(マナカナ主演)の連続まとめ記事記録は48回であり、ついに自己ベストに並んだ当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第48回めの放送を見ましたよ。
「父の上京」
美智子(松坂慶子)は死んだ息子を小林(鈴木裕樹)に重ねていた。そのことで小林に介入しすぎたことを涙ながらに謝る。言葉を失う一同の雰囲気を打破するかのように、茂(向井理)が進み出た。自分のファンである小林に声をかけ、茂の故郷にいた河童の絵を渡してやる。それを見た小林は自分の故郷・岩手を思い出し、また、茂の漫画は怖いけれど懐かしい思いがするのだと話しだす。そして、優しくしてくれる美智子に対して反抗的態度を取っていたことを懺悔するのだった。
一連のやりとりを見ていた源兵衛(大杉漣)は茂の生活を心から認めた。そのことを美智子にだけ打ち明ける。仕事は不遇だが、茂が人の縁に恵まれていることは喜ばしい。内気だった布美枝(松下奈緒)が、堂々と口答えして茂をかばった事も喜ばしい。布美枝が茂に惚れ込んでいることがわかったし、きちんと夫婦になっているのだとわかったからだと言う。
源兵衛の帰る時刻になった。茂に対して大げさな言葉をかけるではないが、言外に婿として認めたことを告げ、漫画も面白そうだと一言添えて去った。途中まで見送りに来た布美枝に、生活は苦しくても親をあてにせずに自分たちで何とかしろと突き放す源兵衛。しかし、その言葉とは裏腹に、包んだ金をぶっきらぼうに渡すのであった。遠慮なく素直に受け取る布美枝。布美枝は礼もそこそこである代わりに、「金はないけれど毎日笑って暮らしている」とだけ言う。親を安心させるための出まかせではない、心からの言葉に納得する源兵衛であった。
人々の間に平穏な生活が戻った。美智子と小林は、以前にも増して仲の良い母子のようになった。
島根に帰りついた源兵衛は、布美枝が苦労していると感づいている妻(古手川祐子)から根堀葉堀話を聞かれる。それに対して、ウソにならない程度に良いことしか言わない源兵衛。夫の話しぶりにますます心配の度合いを深めるのであったが、「笑って暮らしているから大丈夫だ」という源兵衛の言葉で彼と同様に納得し、ついには安心することができた。
年が明けた。
鬼太郎夜話はすでに4冊が刊行された。家計も少しずつ持ち直してきた。鬼太郎シリーズの最終原稿を届けるために家を出ようとする茂。次回作の相談をするため、帰りは遅くなるかもしれないと告げる。
それに対して布美枝は、なるべく早く帰って来て欲しいと言う。なぜなら、今日が結婚記念日なのだ。それを聞いても、どこかよそよそしい態度のまま、茂は出かけていくのだった。
照れくさく、そして不器用に子供を愛する父親像に弱い当方。今日は、大杉漣演じる布美枝の父に思いっきり涙腺を持っていかれました。いつも自分が泣かされるパターンだとわかっていても、どうすることもできない。
チリ紙で無造作に包んだ金っつー小道具が、またヤバい。『北の国から』の泥つき万札の破壊力(そして、それをお守りにしていたのに盗まれるとか、今思い出しただけでウルウルくる)に比べたら半分以下の威力しかないのも事実だが、それにしても涙腺を決壊させるだけのインパクトはあった。
そんな感じで、父訪問と小林の反抗ネタは全てまるく収まった。
しかし、夫婦の結婚記念日を迎えて、どこか不審な態度の茂。来週は茂のアシスタントとして女の子(南明奈)が登場して波乱が起きる模様。金による夫婦の危機を乗り切ったかと思ったら、次は女の問題で揉めるよう。目が離せません。
NHK『ゲゲゲの女房』第151回
朝から日本心理学会第74回大会(会期は22日まで)に出かけていて、フサオマキザルに独裁者ゲームをやらせる研究(瀧本・藤田, 2010)が面白かったやら(…