お気づきの人はお気づきかもしれないが,なんてことはなくて,おそらくお気づきになっている方はいらっしゃらないと思うのだが,当方「Junk Cafe 断ち」4日目.
勘のいい人なら
「ははぁ~ん.木公クン,女でもできたのね~.毎日,彼女のおいしい手料理でも食べてるってわけね」
なんて,想像をめぐらせている頃でしょうが,残念ながらそれはハズレ.
「おや,そうなんだ・・・.手料理を作らせない代わりに,毎日,オサレげなお店でディナーとか食べちゃってるわけね.でもって,食後には何を食べちゃってるんだか?」
とか,食い下がる人もいるかもしれないが,そんなこともないわけで.
「えっ!?もしかして,木公クンが料理でも作ってご馳走してるとか!?でもって,食後には『デザートは俺のナニだぜ』とか,卑猥なこと口走ってるんでしょ!?」
という,もうやめてくれー,ってくらいまで色々考えていらっしゃる方もいるのかもしれませんが.
違うってば.
「わかった!Junk Cafe の美人ねーさんに言い寄った挙句,こっぴどくフラれちゃったから気まずくて近寄れないんでしょ!?」
・・・っていい加減にしてください.(-_-;)
単に,最近,無性に魚が食べたいんです.Junk じゃマトモな魚は食べられないので,行ってないだけ.
女の子関係なし.
そんなわけで,本日,すげぇそっけない庶民的な焼き魚定食を求めて行ってきたのが,
という,お好み焼き屋というかたこ焼き屋というか鉄板焼き屋というか,定食屋.
この店,激しく謎.
精華町の田んぼを突き抜ける国道163号線を暗くなってから走ると,妙に煌々と明かりのついている建物が見えてくる.
「なんだこりゃ?」と思って,後日明るい時に確認に行くと,農家の納屋か何かにしか見えない.^^;
改めて夜通ると,またしてもピカピカと光っている.はじめは,マジで幽霊屋敷でもあるのかと思ったくらい.
調べてみると,営業時間が16:00-23:00.夜しかやってない.^^;
さてさて,店内も4人がけのテーブル(鉄板付き)が3脚あるだけの小さなお店.
言っちゃ悪いが,ほんとーに超庶民的なお店なので,あちこち薄汚れてたり,テーブルがベタベタしたり,センスを疑う調度品がいっぱい.
しかし,そんなことが気にならないくらい,オバサンが気さくだし,安いし,美味い.
本日,当方のテーマは焼き魚定食である旨をオバサンに伝えた.オバサンは「鯖の煮付けならすぐできるけどねぇ・・・」と言いながらも,嫌な顔ひとつせずに,秋刀魚を焼いてくれた.
「ごめんなさいね,今,大急ぎで魚焼いてるから.それまでこれでも食べてて」
と,こちらのわがままに付き合ってくれていただいているのに,非常に腰が低い.でもって,大根の田楽,蒟蒻の唐辛子和え,キムチ,筍のほにゃらら(名前知らん)を出してくれた.これで車じゃなかったら,ビールかっくらいながら夕食が終わってしまうほどの品々.
ポツポツとそれらとつまみながら,「たけしのTVタックル」でハマコーがわけのわからないことをほざいているのを見ながら待っていると,来ました本日のメインディッシュ!
つーかなんですか!?
ご飯がどんぶりに大盛なんですけど!
味噌汁が具沢山で,汁の部分は全体の35%くらいしかないんですけど!
そして,秋刀魚が2匹いるんですけど!
僕チン,おなかいっぱい.(^^)
ただね,ただね,怖いのが,「焼き魚定食が食べたい」と宣言しただけで,値段聞いてないのー.
このボリュームって,いったいいくらになるですか?
「会社の食堂だと,秋刀魚1匹380円だよなぁ.それが2匹だろ・・・.しかも,あの前菜・・・.1,000円超えるよなぁ」
と心配になってしまったり.
とりあえず,食後,恐る恐る千円札(夏目漱石)を握り締め,「1,000円以上吹っかけられてもビタ一文払わねーからな」と,強気の態度に出てみたり.
すると,オバサンが850円と言ったように聞こえた.
助かったぜ,ハニー.これなら,Junk Cafe 以上に安くて満腹になるぜ.
颯爽と,ホストのノリで千円札を渡すと,お釣りが350円も渡されちゃったり.
おいおい,ハニー.いくら俺がいい男だからって,何も200円ぽっちを貢いだってしょうがないぜ.俺はそんなに安い男じゃないぜ.
計算を間違えたのかもしれないし,そこは正直者の僕,ちゃんと多い分を返そうとすると
「ううん.それでいいの.650円だから.」
しぇー,マジっすか.
この量,この味,この値段,このオバちゃん.
alm-ore より「オバちゃんジャンクフード」の名誉ある称号を与えます.
家庭の味に飢えちゃってる寂しい一人暮らしのみなさん,一度お試しアレ.
【お店データ】
チャチャット
営業時間: 16:00-23:00
住所: 京都府相楽郡精華町柘榴松ケ平11
TEL: 0774-71-8877 (予約推奨だそうです.狭いから)