ももふく写真集

2017年7月、近鉄・山田川駅徒歩1分の所に「ももふく」という料理店がオープンした。
女性店主が一人で切り盛りしていて、清潔で小洒落た内装。2人がけのテーブルが4客、カウンター席が3つくらいで、10人も入れば満員になる規模。
僕はすでに数回訪問しているが、いつでも僕以外の客が複数いる。なかなか繁盛しているようである。
営業時間は9:00-15:00。火曜日定休。

メニューは、基本的に日替わり定食1品のみで800円。ドリンクは200円。
日替わりメニューは店外にも張り出されているけれど、現地に行くまで何が出てくるかわからない。一抹の不安もあるが、今日は何を食べさせてくれるんだろうかという楽しみもある。そして、僕が今まで食べたものにはどれもハズレが無かった。

そんなわけで、これまで僕が食べたものを列挙する。
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無鮨 むら田 に行ってきた

『あっぱれ1ニッポン国民遺産の山瀬まみ

『あっぱれ1ニッポン国民遺産の山瀬まみ

2014年1月13日放送の『あっぱれ!ニッポン国民遺産』で山瀬まみが大阪市にあるすし店の取材を行っていた。
山瀬ファンの当方としては、もちろん同じ店に行かなくてはならないのである。だから行ってきたのである。

店は、大阪市北区のいわゆる北新地にある「無鮨 むら田」。
番組では主に以下のように紹介されていた。

  • 鮨の味は無限にあると考え、店名に『無鮨』とある。
  • 店主は手元を見ずにきゅうりの千切りを作る。
  • 大阪北新地という有名な歓楽街にあるのに、ランチはたった1000円。

そして、山瀬ファンの当方はテレビ画面を凝視し、山瀬まみの座った席がカウンターに向かって右から4つめだということを突き止めた上で店に向かった。
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FIFTIES / 平塚のレストラン・バー

お母さんという人たちは、どうして誰彼かまわずたくさん食べさせようとするのか。

* * *

僕がこれまでの生涯で「この人と結婚したい」と思った女性は4人いる。どれも成就しなかったから、アラフォーになった現在も独身なわけだが。
上手くいった試しがないとはいえ、必ずしも一人相撲ばかりだったわけではない。それなりに相手のご両親に会ったり、お家で食事をご馳走になったりといった経験がないわけではない。

2番目に結婚したいと思った女性の家に招待されたときは、すき焼きをご馳走になった。すき焼きといえば関西風(割り下を使わずに最初に肉を焼く)、関東風(割り下で野菜や肉を最初から煮込む)といった違いがあることも有名だが、その家でご馳走になったすき焼きに僕はちょっと驚いた。ていうか、すき焼き自体は通常の関東風だったわけだが。
なんと、その家のすき焼きの食卓では味噌汁も出された。鍋物と一緒に味噌汁をいただくという習慣があるとは、それまで想像すらしたことがなかったので、僕はたいそう面食らった。しかし、初めて招待していただいたお宅で、出された食事に怪訝な表情を浮かべるのも良くないだろうと思い、ごく自然な表情をつくろってその味噌汁を頂いた。
味噌汁の具は様々なキノコのごった煮状態だった。あまりの具だくさんキノコに、「もうこれだけですき焼きいらないんじゃね?」というほどのボリュームだった。すき焼きを存分に味わおうと思い、キノコの味噌汁を真っ先にやっつけた。その様子を見たお母さんは僕がよっぽどキノコの味噌汁を気にいったと思ったのか、すぐに味噌汁のおかわりをついでくれた。
お母さんという人は、とにかくいっぱい食べさせようとする人だ。

3番目に結婚したいと思った女性のお母さんは、仕事をしていてそれなりに忙しい人だった。仕事が終わって疲れて帰ってきたのに、僕のためにごはんを作ってくれた。手間を省いて、手早く簡素な料理だったけれど、十分美味しかった。香ばしく焼かれた塩鮭が美味しかった。それだけでご飯がずいずい進んだ。
さらに嬉しかったのは、有名メーカーかねふくの明太子を大量に出してくれたことだ。それまで明太子をあまり食べたことのなかった僕だったのだけれど、その明太子がとても美味しくて遠慮無くバクバク食べた。ますますご飯が進んだ。どんどん食えといって、ご飯を何度もおかわりさせてくれたし、惜しむことなく明太子をバンバン食べさせてくれた。腹がはち切れんばかりに飯を食った。
お母さんという人は、まさしくいっぱい食べさせようとする人だ。

4番目に結婚したいと思った女性のお母さんとは、一度お会いして会釈をしたことがある。それだけだ。特に記することはない。生きていれば、まあそういうこともある。
ただ、その4番目に結婚したいと思った女性から話を聞いた限り、彼女のお母さんもやっぱりいっぱい食べさせようとする人だったらしい。

* * *

以上、僕が結婚したいと思った4人の女性のうち、3人のお母さんのエピソードを紹介した。
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元喜神: 天スタ押熊店跡地

 当方は、一度気に入ると、そればかりに執着する傾向にある。
 山瀬まみの大ファンを20年以上続けていることは有名だし、月に2回以上は大阪まで車を飛ばしてマジックスパイスなにわ店に通っている。東海林さだおのエッセイが気に入ったとなれば読みまくるし、NHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」が面白いとなれば全話のあらすじを書き起こした

 そんな性向の僕は、天理スタミナラーメン押熊店にハマっていた。少なくとも週に1回、多いときには3日連続で通ったこともある。天スタを食べるときには、頻繁に twitter へ写真を投稿するなどしていた。

 あまりに天スタばかり食べているので、twitter で僕の行動を知った人達からは
「そんなにラーメンばかり食べていて、体を壊さないか心配だ」
と言われたりした。
 僕は気ままな一人暮らしをエンジョイしているが、たまには人に心配されたいな、なんて思うこともある。ラーメンばかり食べていることを、社交辞令かもしれないが、女の子たちに心配されるとちょっと嬉しかった。だから、ある意味、意地になって天スタに通っていたフシもある。
 ただし、重要なことは、数あるラーメン屋の中で、他でもない天スタを選んでいたという事実だ。

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広島・西条で美酒鍋を食べた

 学会関係で広島方面に来ています。宿は東広島市の西条。
 西条には日本酒の蔵元がたくさんあり、酒飲みには夢の街らしい(参考: 日本の西条酒)。僕は日本酒は全然わからないけれど、たとえば賀茂鶴という銘柄くらいは聞いたことがある。

 西条には、名物料理として「美酒鍋」というのがあるそうだ。
 美酒鍋と書いて「びしょなべ」と読む。元々は、蔵の働き手のまかない料理だったらしい。多様な肉・野菜を塩コショウだけで味付けしたシンプルな鍋。最大の特徴は、水やだし汁は一切使わないこと。そのかわりに、日本酒をドボドボ入れて、それで煮立てる。

美酒鍋

 野菜がクタクタになるまでよく煮こんであり、酒に浸っているのに味はあさっりさっぱり。始めて食べるものですが、どこか懐かしい味がしました。
 蔵人の賄い食であることは先に書きましたが、彼らの舌がバカになって利酒に影響が出ないように、シンプルな味付けにしてあるそうです。それでも味わい深く、美味しく、スイスイと食べてしまいました。

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お好み焼き 団

団の看板 いろいろと世話になっている爪師の人に「30年以上行きつけ」(あ、歳バレる?知~らない)という、奈良町にあるお好み焼き屋を紹介してもらった。

 関西コテコテなおばちゃんが一人で切り盛りしている、庶民的なお好み焼き屋。僕が入店したときは他の客はいなかったけれど、すぐに2組入ってきて店は賑やかになった。なかなか繁盛しているようだ。

団の店内

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haco(ハコ): 近鉄奈良そばダイニング・バー

 twitter で「そろそろ、ビールいっていいかな?近鉄奈良そばで、安くて静かなところあるかな?」とつぶやいたところ、@oka1naraさん(面識なし)に良いお店を教えてもらった

 ビブレ裏門から出て、道路をわたってすぐ、hacoというダイニング・バー

 ランチもやってるらしいけれど、夕方は17時から。僕はオープンと共に入って、40分くらいで出た。18時前にちょっと用事があったから。

 短い時間にも関わらず、お店の人がフレンドリーに相手をしてくれた。
 店を知ったいきさつを聞かれ、twitter で教えてもらったと答えたところ、ひとしきりネット関係の話しで盛り上がった。店長さんも「twitter やってみたい」と言っていたので、今後が楽しみなり。

 なお、この店の1階に姉妹店の居酒屋「はこした」(表記不明。haco の階下という意味)が10月にオープンする人のこと。そちらの店員は♀ばかりで華やかだという話を聞いた。そっちも行ってみよう。

(注)店が間接照明で暗かったので、写真はありません。

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御茶乃子の擂茶かき氷

 タイトルの擂茶は「れいちゃ」と読む。

 近鉄奈良駅のそばに、評判のかき氷があると教えてもらったので食べに行ってきた。
 御茶乃子という、中国茶を扱う店があり、そこには喫茶コーナーもある。ここのかき氷がオイシイらしい。

御茶乃子

 場所は小西通り。奈良ビブレのそばで、ドトール奈良コトモール店を目印にすると分かりやすい。

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喫茶工房まほろば のかき氷

 悲しいことに、当方宅にはクーラーがない。扇風機はある。京都府に住んで7年になるが、なんとなくクーラーを買いそびれてそのままになっている。
 家は高台にあるので夜はそれなりに涼しい(こともある)。平日の日中は会社のビルにいるので涼しい。問題は休日の昼間だ。

 今日は家にいてDVD見るなどしていたのだが、午後になってどうにも暑さに耐えきれなくなった。
 奈良町の樫舎まで豪華かき氷を食べに行こう(参考: 去年行った様子)と思った。しかし、残念なことに、樫舎は10人くらいの待ち行列ができていた。このクソ暑いのに、狭い店内で人と接近して待つ元気はない。もちろん、店の外で待つのでは太陽に灼かれる。
 別にムカついたわけではないが、いやにあっさりと樫舎のかき氷は諦めた。

 このあたりは、奈良町と呼ばれる一帯で、近所にはのんびりしたカフェが多い。どっかそこら辺でかき氷にありつけるだろうと思ったからだ。

 はたして、樫舎から横断歩道を渡って南下すること数十メートル。
 喫茶工房まほろばという店にかき氷の幟が出ているのを発見したので、入ってみることにした。

喫茶工房まほろば

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