グランフロント大阪のキルフェボンで異性を落としたり落とされたりする社会心理学的ハック

某かわいこちゃん女子院生ちゃんから、「キルフェボンのグランフロント大阪店でタルト食べながら、お話を聞かせてください」というデート(デート?デートなのか!?)のお誘いを受けたわけで。
2-3回くらいしか会ったことのない院生さんなわけだけれど、当方好みの色白ベビーフェイスちゃんだし、なかなか聡明な学生さんだということも知っていたので、ノコノコ出かけて行ったわけです。
モテ期キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!とか思うと嬉しいし。

指定のあったキルフェボンという店は、存在は知っていたし、女子に大人気だということも知っていたけれど、僕は行ったことがなかった。
グランフロント大阪店の前を何度か通りがかったことはあった。いつ見ても長い行列ができていて、僕には縁のない店だと思っていたフシもある。
しかし、いい機会なのでホイホイと出かけて行ったわけです。

詳しくは公式サイトを見てもらえば良いわけだけれど、簡単に説明すると、JR大阪駅から直結のグランフロント大阪に店がある。グランフロント大阪は北館と南館の2棟からなり、2階の連絡通路で両棟が接続されている。キルフェボンは南館の2階に店舗があるのだが、ちょうど連絡通路の付け根に位置している。

なお、連絡通路と建物の間にはドアや壁の仕切りが無いので、外気がそのまま流れ込んでくる。気をつけたい。
今日から3月になったわけだけれど、風はまだまだ冷たかった。僕はダウンジャケットを着込んで行ったわけだけれど、外を歩くにはちょうど良かった。

某かわいこちゃん女子院生ちゃんとは14時に店の前で待ち合わせの約束だった。僕は5分くらい前に到着して行列の様子を確認していたのだが、最後尾に「60分待ち」という看板が出ていた。やれやれ。
行列は店の外の通路部分をテープパーティション(支柱の中に巻取り式のテープが入っていて、そこから引っ張り出して他の支柱に繋げるやつ。行列制御用によくあるやつ)で区切り、2列で整然と並ぶように整備されていた。他の一般客の往来を邪魔しないように配慮されていた。
図解すると以下の通り。

時間通りに彼女がやって来て、ふたりで仲良く列に並ぶ。
すぐに店員さんがメニューを持って来て、並んでいる間に注文まで済ませてしまうシステムになっていた。

ふたりで仲良くメニューをめくりながら吟味した。
この店の特徴は、期間限定(季節のフルーツなど)のタルトがたくさんあることらしい。そして、現在提供中のものだけではなく、今後のラインナップ予告もメニューに掲載されていた。長い待ち時間でも退屈しないし、再来店を促す上でもよく考えられていると思った。

メニューを見始めて3分くらいした頃から、僕は自分の異変に気づき始めた。
全身がポーッと熱くなって、胸がドキドキしてきた。色白ベビーフェイスの20代前半女子と一緒にいるせいか!?これは、もしかして恋?恋なのか!?

一応、対外的には草食系ジェントルマンおじさんということになっている当方なので、当たり障りのない世間話などしながら並んでいたのだが、内心では「もう、このまま君を抱きしめたい!」くらいの気分になってきたような、なってこないような。
3月だし、いろんな意味で春が来たの?風はまだ冷たいのに、体がこんなに熱いなんて。君はなんて魅力的な女の子なんだ!

僕はだんだんソワソワし始めて、気を紛らわせるためにも、意識を彼女以外に振り向けるよう努力した。

そして気付いた!

なんと、キルフェボンの壁際の通路床にエアコンの吹き出し口が埋め込まていたのだ。そこから温風が吹き出している。それが僕の体を直撃していたのだ。

上に載せた図を再掲する。

僕が店舗に近い方に立ち、彼女は遠い方に立っていた。そして、温風は壁のところから真上に吹き出してるのだ。僕だけに直撃。

通路の反対側の店舗(帽子店; 行列なし)を見ると、そこにはエアコンの吹き出し口が無い。
キルフェボンの前にだけ設置されているのだ。おそらく、開業時点で行列の発生を予測し、行列客の体温維持のためにエアコンを設置していたのだろう。連絡通路から外気が吹き込んでくるし。
すげぇ話だな、マジで。

社会心理学の知見のうちで、一般的にもっとも有名なやつに「吊り橋効果」(Dutton & Aron, 1974)っつーのがあるじゃない。何らかの理由でドキドキした時、それを誤った原因と結びつけてしまって、不適切な感情になってしまうってやつ。
本当はおっかない吊り橋を渡っていてドキドキしているはずなのに、そこにきれいな女性が現れると、その女性を見たせいでドキドキしたと思い込む→その女性を好きになる、ってやつ。デートに誘うときにはジェットコースターに乗って、本来はジェットコースターによる興奮なのに、自分と一緒にいることで興奮が引き起こされたと錯覚させる→自分に惚れさせるってやつ。

そんなわけで、グランフロント大阪のキルフェボンで異性を落とそうと思ったら、行列に並ぶ時に意中の異性を壁際に立たせると良いと思うよ。相手は本来エアコンで体温が変化しているのに、あなたと一緒にいるからドキドキしているのだと誤解してくれると思うよ。1冊のメニューをふたりで見るというシチュエーションがそれに拍車をかけると思うよ。

実体験をもっておすすめするような、しないような。

機動戦士ガンダム展: THE ART OF GUNDAM

大阪文化館・天保山にて、2014年8月31日までの会期で『機動戦士ガンダム展: The Art of GUNDAM』が開催されているので見物に行ってきた。

大阪文化館・天保山の外観。 大阪市営地下鉄中央線・大阪港駅から徒歩5分ほど。僕は人の流れについていったら、間違えて海遊館に言ってしまい、ちょっと遠回りになった。

大阪文化館・天保山の外観。
大阪市営地下鉄中央線・大阪港駅から徒歩5分ほど。僕は人の流れについていったら、間違えて海遊館に言ってしまい、ちょっと遠回りになった。

当日券は2000円。シャア専用ザクが描かれていた。
チケットの絵柄は何種類かあるようだ。行列(後述)で僕の前に並んでいた男の子はグフの絵柄だった。チケットブースで希望絵柄は聞かれなかったので、たぶんランダムに配布されているのだと思う。シャア好きの当方なので、シャア・ザクが当たったことはこの上なく嬉しかった。

シャア専用当日券

シャア専用当日券


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無鮨 むら田 に行ってきた

『あっぱれ1ニッポン国民遺産の山瀬まみ

『あっぱれ1ニッポン国民遺産の山瀬まみ

2014年1月13日放送の『あっぱれ!ニッポン国民遺産』で山瀬まみが大阪市にあるすし店の取材を行っていた。
山瀬ファンの当方としては、もちろん同じ店に行かなくてはならないのである。だから行ってきたのである。

店は、大阪市北区のいわゆる北新地にある「無鮨 むら田」。
番組では主に以下のように紹介されていた。

  • 鮨の味は無限にあると考え、店名に『無鮨』とある。
  • 店主は手元を見ずにきゅうりの千切りを作る。
  • 大阪北新地という有名な歓楽街にあるのに、ランチはたった1000円。

そして、山瀬ファンの当方はテレビ画面を凝視し、山瀬まみの座った席がカウンターに向かって右から4つめだということを突き止めた上で店に向かった。
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義経と弁慶(交通科学博物館と鉄道博物館の蒸気機関車)

昨日、さいたま市の鉄道博物館へ行ってきた。

車両展示場の中に「辨慶」という蒸気機関車が展示されていた。


これを見た瞬間にピンときた。相棒の「義経」は大阪市の交通科学博物館に展示されている。


そんなわけで、判官びいきが高じて義経&弁慶が好きになりすぎた人や、北海道の開拓時代に活躍した蒸気機関車をリスペクトしたい人は大阪と埼玉の両博物館をハシゴすべきです。
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三十日間マジスパ一巡

当方の大好きなスープカレー店Magic Spice(通称マジスパ)は国内に4店舗。それぞれが開店した年月日は覚えていないが、開店した順は札幌本店東京下北沢店大阪なにわ店名古屋大須店である。

僕は本日、この4店舗を新しい順に30日間以内に全て巡るという、世の中にはとってどうでもよい大事業を成功させた。

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映画『ジョゼと虎と魚たち』を見た

2003年公開の映画。原作は田辺聖子
脚本が渡辺あや。この人はNHK『カーネーション』の脚本も書いており、同ドラマはすごく面白い。それで渡辺あやの他の作品が気になって、彼女のデビュー作と言われている『ジョゼと虎と魚たち』を見てみた。

映画の舞台はおそらく寝屋川。もしくは東大阪辺りかもしれない。いずれにせよ大阪市近郊。
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京阪奈そばツアー(2) 新大阪駅 天つる

まずは、YouTube で中島らもの落語を見てほしい。
中島らもの見た目や立ち居振る舞い、しゃべり方を生理的に受け付けないという人がいるかもしれないが、そこはなんとか我慢して、とりあえず3:00までは見てほしい。
そこまで見ないと、なぜ僕が新大阪の「天つる」というそば屋に出かけて行ったのかわからない。なぜ僕が嬉々として七味唐辛子周辺の写真を撮影してきたのかわからない。

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JRすごろく まとめ

本日、「JR西日本で行く 京阪奈一周すごろく」というおバカ企画を実行してきた。そのまとめレポート。

【ルール(抜粋)】

  • 祝園駅を出発し、京橋→大阪→天王寺→奈良→木津→祝園とJRを使って京都府・大阪府・奈良県を周る
  • さいころの出た目だけ駅を進むことができる
  • さいころは、当方が書き込んだコメントのタイムスタンプの秒の下1桁とする
  • 下1桁が0だった場合は一回休みとし、列車を一本見送る

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勝鬘院の愛染まつりに行きたい (6/30 – 7/2)

愛染明王LOVEな当方は、西国愛染十七霊場1番札所であるところの勝鬘院(大阪市)に行きたい。
しかもここ、年始(12/31深夜 – 1/7)と夏(6/30 – 7/2)のごく限られた期間しか、愛染明王が公開されない。

来週がちょうど公開期間で、愛染まつりも開催されるらしい。平日だけど、ぜひ行きたい。

愛染明王の見仏ももちろんだけれど、愛染娘で目の保養もしたい。

『プリンセス・トヨトミ』万城目学

地味な展開で、事件が起きるまで時間がかかり、山場はあっという間に終わってしまうので、チト退屈だった。
確かに緻密に謎が張り巡らされているのは分かるのだが、その謎解きにたどり着く前にギブアップしそうだった、ヤバかった。

読むのがつらくなったとき、僕はウルフルズの「大阪ストラット」を口ずさんで自分を盛り上げた。

他に比べりゃ外国同然
Osaka strut!

やっと謎が明らかにされたとき、僕は小学生の頃を思い出して「グリーングリーン」を歌った。

ある日 パパと二人で 語り合ったさ
この世に生きる喜び そして 悲しみのことを

本書のラスト、バカな男たちを優しく受け入れる女性たちの姿を目の当たりにし、明石家さんまの「真っ赤なウソ」を歌いながら深く感じ入った当方。

どんなに男が偉くても
女の乳房にゃかなわない

同書を読んだ人なら、これらの曲を歌ってしまった気持ちが分かってもらえるはず・・・と信じてる。