DVD “デトロイト・ロック・シティ”
1時間半に渡る,青春コメディ仕立ての,ターミネーター2 でジョン・コナーを演じた彼出演の,これといった山場のない,だけど70年代のロックが楽しい,ちょっぴりセクシーな金髪美女のシーンが出てくる,KISSのプロモーションビデオ.
それだけの映画.
特典映像に入っている KISS(本物)によるDetroit Rock City の演奏風景がマルチアングルで楽しめることくらいかな,目を引く点は.
DVD “デトロイト・ロック・シティ”
1時間半に渡る,青春コメディ仕立ての,ターミネーター2 でジョン・コナーを演じた彼出演の,これといった山場のない,だけど70年代のロックが楽しい,ちょっぴりセクシーな金髪美女のシーンが出てくる,KISSのプロモーションビデオ.
それだけの映画.
特典映像に入っている KISS(本物)によるDetroit Rock City の演奏風景がマルチアングルで楽しめることくらいかな,目を引く点は.
当方,音楽系映画が大好き.
ミュージカル映画じゃなくて,「音楽がバンバン出てくる映画」です.
しかも,ちょっぴりB級っぽいやつ.
今年イチオシのスクール・オブ・ロックとか,数年前に封切られたコヨーテ・アグリーとか.
そんなわけで,ちょっぴり注目していたSWING GIRLSを見ちゃいました.
まわりのお客さん(中高生とか親子連れが多かったなぁ)は「すげぇ面白い!」と大興奮だった様子ですが,僕は期待が大きかっただけに,見た後はちょっとがっかり.
なんつーか,その,思ったより演奏シーンがすくなかったっつーのが残念なポイント.あと,コントシーンがベタすぎて,ちょっと興ざめっつーか.
ただ,僕的に「イノシシに追いかけられるシーン」はめちゃめちゃツボにはまったけれど.
それでも,Jazzの超有名曲がバンバン出てくるので,楽しい映画ではありました.
Jazz に造詣が深い人は楽しめないと思うけれど,”In the mode” とか”A列車で行こう”とかをなんとなく(タイトルだけでも)知っている人は,フンフン♪と楽しめると思いますです,ハイ.
もひとつおまけに,来年のNHKの朝の連ドラのヒロインに選ばれた本仮屋ユイカが出てるので,連ドラの予習にもよいかと.
で,僕の記憶が確かなら,本仮屋ユイカって,「あっぱれさんま大先生」に出てたよね?
つーか,少女漫画には「メガネをかけている可愛くない女の子の素顔はめちゃめちゃ可愛い」という暗黙のルールがありますが,それあ実写映画で使われるとは思っていなかった.
本仮屋ユイカの演じる「関口」という女の子は,メガネをかけていて暗くて,普段はぱっとしないんだけれど,1シーンだけメガネがはずれすシーンがあった.その時の素顔がすげー可愛い.僕も心の中で「おぉぉ!」と思ったけれど,隣に座っていた女の子も「かわいいー!」と叫んでいた.
ありゃ,びっくりでしたね.
このシーンだけでも,見る価値あるかも.
スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディションが届いたぜぇぇ! YEAH!!
映画館でぶっ飛んだ,あのオープニングがそのまま収録(あたりまえ).
あまりにrockなので,細かいことは言いっこなしで,貼り付け.
No vacancyのFightって曲(サントラに収録されてるよ)がのっけからガンガンかかる.
ここをクリックして聞きながら以下を見よ.
星が飛んでくる.なんだこりゃ?
うぉー,Paramountのロゴだったんだ!
クラブにやってきた客の革ジャンには “PARAMOUNT PICTURES PRESENTS” と刺繍が入ってる
一見,ただのバンドの広告ポスターだけれど,プロダクションのクレジット
これは監督.
主演のクレジットもやっぱりドアに張られたチラシ
ドアを開けるとタイトル
そして,ステージで演奏する No Vacancy
オープニングの90秒足らずのシーン,クールすぎ.
すでに,ここだけ20回くらい再生した.
マイケル・ムーアの華氏911を見ました.
当方,政治にあまり関心がないし,世界情勢にも気を配ってないし,つーか,あんまりニュースや新聞を見たりしないし.そんなわけで,タリバンとアルカイダの違いをぜんぜん理解していないし,なんでイラクを攻撃しなきゃならなかったのか知らないし,てか,そもそもWTCにジェット旅客機を突入させた政治的背景もぜーんぜんわかっていない.あとついでに,ブッシュ大統領が共和党なのか民主党なのか,にわかには答えられない.もひとつおまけに,次回の米大統領選挙がいつ行われるのかも知らない.それに関連するけれど,大統領選のやり方もよくわからん.
そんな僕が,そんな僕だからこそ,「ちょっと,インテリになるつもりで」華氏911を見てきたわけで.
そういえば,映画が始まる前,横に座っていた男連れ2人が大声でいろいろと話をしていた.たぶん,劇場全体に聞こえるくらいの大声.彼らの話の内容をまとめると,
「多くのアメリカ人はこの手の政治的な映画を進んでみるし,内容に関してよく議論もする.しかし,日本人はそうじゃない.きっと日本人は政治に無関心でバカなんじゃないかなぁ」
てな感じだったと思う.
かなり大きな声だったので,彼らの勇気と自信に感心した.
しかし,映画が始まって20分くらい.寝息が聞こえてきたので周りを見渡すと,その2人連れの一人だった.「あーあぁ」と思った.
さて,肝心の映画だけれど,前半(彼が寝ていたあたり)が一番面白かったと思う.
ここでは,ブッシュ家とビン・ラディン家の「黒い絆」が辛らつに紹介されており,少なくとも僕は今までに聞いたことがなかった話なので,「ほぉ」と新鮮かつ痛快に見ることができた.
導入部分にして,最大の見所だと思った.
後半は,「イラク戦争の悲惨さを語る」という内容.
まず,黒焦げの死体(しかも,アメリカ兵の死体らしきものが,バクダットの人々によって吊るされていたり,棒で殴ったりしている)やアメリカ軍の攻撃で焼けただれたイラク人少年が治療を受けている映像とかが出てきたりする.映画館に入る前にミスタードーナツを腹いっぱい食べた身には少々きつかった.これから見に行く人への忠告としては,見る前にあまりモノを食べないように忠告しておく.
そういう悲惨なシーンをいっぱい見せて,「これはいったい誰のための,何のための戦争なのか?」という,まぁ言葉は悪いが,お涙頂戴のありきたりなドキュメンタリーになる.
マイケル・ムーアの正義感はよく出ている内容だと思ったが,彼の十八番のアイロニーはなかった.淡々と見るしかない.
そんな映画.
「24時間4万回の奇跡」
種目制限も無い上、どんなにくだらなくとも世界記録を更新すれば1300ccのスポーツカーが手に入る。かくして彼は、気弱で何の取り柄もない息子ミシェルに“24時間で41,827回”というドア開閉世界最高記録に挑戦させることにする。
(http://www.kuzui.co.jp/kiseki/より転載)
「24 -TWENTY FOUR- シーズン1」
「大統領候補暗殺計画阻止」の密命と、ほぼ時を同じくして勃発する旅客機爆破、誘拐、殺人事件。CTUロス支局リーダー、ジャック・バウアーが挑む「人生で最も長い1日(24時間)」・・・
(http://www.so-net.ne.jp/24/first/index.htmlより転載)
あなたが別の人生を選べるとしたら,どちらの24時間を過ごしたいですか?
どっちもイヤです,僕は.
「まんが にほん昔ばなし」で,こんな話を見たような気がする.
蟻と蜂が,タイとニシンの所有権を巡って争っている.
それを,お奉行様が裁く.
2匹の魚を,それぞれどちらに渡すかという問題.
そもそも,タイは蟻の所有物だったのだが,蜂が難癖をつけて自分のニシンと取り替えようとしていたという前フリがあったように思う.
奉行「おい蜂,九九を言ってみろ」
蜂「いちいちがいち,いちにがに,・・・,にさんがろく,にしがはち」
奉行「今のところ,もう一回言ってみろ」
蜂「にしがはち」
奉行「わかった,”ニシンが蜂”だな」
蜂「・・・.」
奉行「蟻よ,お前は嬉しいとき,なんと言う?」
蟻「ありがてぇ」
奉行「もっと,はっきりと言ってみろ」
蟻「ありがたい」
奉行「そうだ,”蟻がタイ”」
蟻「(^^)」
う~ん,記憶違いかなぁ・・・
明日使える無駄知識をあなたに (フジTV「トリビアの泉」)
24! は、24桁の数である。
(ウィキペディアの「24」より)
では,実際にご覧ください.
24! = 24*23*…*3*2 = 620448401733239439360000
確かに,24桁の数字だ.
なお,
23! = 25852016738884976640000 (23桁)
22! = 1124000727777607680000 (22桁)
である.
しかし,
21! = 51090942171709440000 (20桁)
25! = 15511210043330985984000000 (26桁)
であり,元の数と階乗後の桁数が一致するのは 22,23,24だけである.
25以後,どの自然数も10より大きい.そのため,元の数が1増えるごとに,階乗後の数は少なくとも10倍以上される.つまり,元の数を1増やすごとに,必ず階乗後の数は1桁増える.25で,階乗後の桁数が元の数を越えたので,以後どのような自然数であっても,元の数と階乗後の桁数は一致しないはず.
20以下の自然数に関しても,2桁の数に関しては同様の説明ができる.
1桁の数字に関しては,とりあえず実際に計算してみればわかる.
てなわけで,22,23,24は面白い自然数だ.
でもって,今回21時だけれど,これは階乗的にはつまらない数字.
さてさて,ドラマの方はどうでしょう?
Jリーグと俺
高校を卒業した後,予備校に入学した.1年間,予備校の寮で暮らすことになった.
今でこそ,僕にとって非常に貴重な1年間だったと思うことができる.いい友人にも巡り会えたし.もう一回人生をやり直すことになっても,同じコースを選びたいと思う.
しかし,あくまで今でこそそう思えるだけであって,当時はずいぶんと落ち込んでいた.ものすごく引け目を感じていて,親しい友人にすら行き先を教えずにこっそりと入寮した.自分はダメ人間なので,誰とも交流しないで生きていこうと思った.
日陰生活の2日目か3日目だったと思う.もしかしたら1週間目くらいだったかもしれないけれど,とにかく,信じられないスピードで,僕の日陰生活は終わった.
寮の周りの土地勘もあまりないまま,気付いたら北24条の某コンビニにたどり着き,そこで買い物をし,寮に帰る道の途中だった.
前方から,一人の女の子が歩いてくる.僕とあまり年が変わらない感じで,黒くてストレートのロングヘアーの女の子.
恋の予感!
・・・てな,話じゃなくて,「やべぇ」と思った.「隠れなきゃ」と思った.「こんなところで見つかってはヤバい」と思った.
つーのも,高校のクラスメートだった.しかも,かなりおしゃべりな女の子.
ここで会ったが百年目,進路はどうなっただとか,どこに住んでるかとか,根掘り葉掘り聞かれた.いまさらウソついても仕方ないので,全部正直に話した.
結果的に,僕が札幌で浪人生活を始めたことは,瞬く間に知れてしまった.
(つーか,僕の気持ちを知らずに,母親があっちこっちに言いふらしたとか,数週間後に予備校の寮に別の元クラスメートがやってきてなし崩しになったとか,いろいろあったのも事実だけれど)
まぁ,バレてしまったものは仕方ないというのもあったし,知り合いのいない町(つーか,知り合いはいっぱい入るんだけれど,僕が自ら連絡を絶ったんだけれど)で顔見知りに出会ったという事などから,まぁ,それなりに仲良しになったわけで.
当時,僕は生粋のテレビっ子だったのだけれど,寮ではテレビが禁止されていたので禁断症状が出てきた.そんなわけで,その女の子にお願いして,家でテレビを見せてもらった.特に見たいものがあったわけではないけれど,とにかくテレビが見たかった.
ある土曜日の夜に部屋にお邪魔すると,Jリーグ発足の年で,大々的なレセプションが中継されていた.
Jリーグで思いつくことは,それくらい.
「もう,いい加減,言い訳も見苦しいよ」
と言われちゃうかもしれないけれど,その女の子とも,当然なにもなかったっスよ.
フツーに,楽しくテレビを見るだけの間柄.
つーか,そんな生々しいことがあった相手なんて,恥ずかしくてこんなところに書けませんって.
信じてくださいな.
オリンピックと俺
世間的には空前のメダルラッシュやら,卓球の愛ちゃんの雄叫びやら,男子マラソンでの妨害やらと,話題にことかかなったようですな.
しかし,僕は,アテネオリンピックの開会式が始まった頃には高校野球に熱を上げていたし,閉会式のあたりはTwenty Four に熱中していたりして,正直「オリンピックなんてどーでもいいです」状態だったわけで.
僕が,初めて「オリンピック」なるものを知ったのは,多分1980年(24年前)のモスクワオリンピックのときだと思う.友達が,謎の熊のぬいぐるみを持っていて「オリンピックのミーシャ」だとかなんだとか言っていた気がする(参照URL: http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Sumire/2565/).しかし,あまり印象に残っていない.たぶん,年齢(6歳)のせいもあるし,日本がボイコットしたせいもあるだろう.
次が,1984年のロサンジェルスですな.なんだか,周りがオリンピックだと騒いでおり,その雰囲気に呑まれて,一生懸命見ていた気がする.見ていた気はするのだが,カール・ルイスと柔道・山下という単語しか思い出せない.思い出せないが,ロサンジェルス・オリンピックこそ,僕が生涯で唯一熱中したオリンピックだったわけで.それ以外のオリンピックは,興味ナッシング.
ところで,
ある時,ある場所で,ある女の子が,ある本を一心不乱に読んでいた.
もちろん,皆さんの想像通り,ちょっと気になる女の子だったわけで.
今と違って,僕もスレてない内気な男の子だったから,一回もお話をしたことがなく,遠くからお姿を拝見するだけの女の子だったり.そんなわけで,「なに読んでるの?」と気安く声をかけることもできるはずないし,だけど,彼女が何をそんなに一生懸命読んでいるのか非常に気になったわけで.それまでに,その子が文庫本を一生懸命読んでいる姿など見たことなかったし.
目を凝らしてじーっと見ていると,かろうじて本のタイトルがわかった.
「オリンポスの果実」
すでに絶版で,Amazonでは買えない.
いや,そんなことは関係ない.
当時,インターネットもなかったし,どうやってその本を見つけ出したかは忘れてしまったけれど,とにかく同じ本を買い,彼女のあとを追いかけるように「オリンポスの果実」を読んだ.
なんか,オリンピック選手が船に乗って外国に行く途中で,女子選手に恋しちゃうような,そんなお話だった.
すげぇ,面白くなかった
その子が,何をそんなに熱中して読んでいるのか,よーく考えた.考えたけれど,全くわからなかった.彼女の気持ちはわからなかったけれど,同じ本を読んだということで満足した.満足して,本棚にしまい,それっきり二度と読んでいない.
今となっては,その女の子に全然興味がないし,それどころか,相手がどこで何をやっているかもぜんぜん知らない.知ろうとも思わないし.
ただ,せっかく「オリンポスの果実」を思い出したから,もう一回読んでみようと思った.けれど,本は実家にあり,手元にない.
しかも,すでに絶版で,Amazonでは買えない.
いや,そんなことはすでに述べてある.
しかし,世の中捨てたもんじゃなくて,青空文庫にちゃんと収録されている(http://www.aozora.gr.jp/cards/000126/card669.html).
いやぁ,インターネットのおかげで便利な世の中になりましたねぇ.いまさらながら.
・・・と,ひとしきり感心したんだけれど,青空文庫からダウンロードして読むのをやめることにした.
第一に,当時の自分の気持ちをそっとしておいてあげたいから.
第二に,どうせ読むなら,あの時苦心して探した,まさにその本で読みたいから.
多分,実家にある僕の「オリンポスの果実」は日に焼けて背表紙が黄色くなっているだろう,10年以上も前に買ったものだから.そんな覚えは全くないけれど,つーかフィクションだけれど,かなわぬ恋に不覚にも泣いてしまったページには,涙の痕が残っているかもしれない.もしページの端に油のシミでもついていたら,「あー,きっとポテチでも食べながら読んでたんだろうなぁ」なんて思い出に浸れるかもしれない.「このせりふは告白のときに使える」というメモとともに,ボールペンで傍線が引いてあるかもしれない.
そいういう,思いがけない,自分だけの思い出を大切にしたいと思った.
インターネットには情緒がないと思った.
いまさらながら.
“u-Japan”? “ICT (Information Communication Technology)”?
「ふーん,がんばれよ」と思った.