NHK『おかえりモネ』第11回

気仙沼で渡し船に乗りながらカモメに餌をやると言えば勝手に観光協会の『哀愁っちゃナイト』だなと思う当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第11回めの放送を見ましたよ。

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第3週『故郷の海へ』

百音(清原果耶)は気象の独学をはじめた。
気象予報士・朝岡(西島秀俊)から海と山と空は水を介して繋がっていると教えてもらったこと、そして気象を知ることは命を守ることに繋がると経験から思い知ったからである。

早速、テキストを購入して眺めてみたが、難しい数式がたくさん出てきたことに百音は怖気づいた。
しかし、できることから始めようと思い、様々な雲の名称を覚えることにした。ちょっとした時間には必ず空を見上げ、スマホで雲の写真を撮影した。それらをテキストと見合わせ、プリントアウトして名称を記入して壁に貼り出した。2ヶ月の間にたくさんの写真が集まった。

そうしているうちに、盆休みの時期になった。
祖母・雅代(竹下景子)の初盆であり、サヤカ(夏木マリ)ら周囲の人々の後押しもあって、百音は実家に帰省することにした。

百音が帰省するという噂を聞きつけた医師・菅波(坂口健太郎)は、いつものように皮肉交じりで百音に話しかけてきた。一般的に言えば、里帰りは嬉しいことだが、中には地元では居心地が悪い思いをする人がいるかもしれないというのだ。
それに対して、百音は明確に否定も肯定もしなかった。家族に会うことは楽しみであるとだけ言って、それ以上は口ごもった。

そして、いよいよ百音の帰省の日になった。朝早く、登米の野菜や木材など、両手いっぱいの土産を持って気仙沼行きのバスに乗り込んだ。
沿岸部の鉄道は3年前の大震災で被害を受け普通になっていた。そのため、代替交通として沿岸部にはバスが走っているのだ。約1時間半の道中、百音は複雑な思いをしながら海を眺めていた。

気仙沼に着き、実家の亀島に向かう船着き場に行くと、ちょうど父・耕治(内野聖陽)と妹・未知(蒔田彩珠)が船から降りてきた。父は職場へ、妹は夏休み中のインターンで水産試験場へ向かうところだった。しばしの再会を喜びつつ、入れ違いに百音は船に乗り込んだ。
懐かしい潮のにおいを嗅ぐと、百音の心は落ち着いた。

実家に到着すると、母・亜哉子(鈴木京香)が出迎えてくれた。百音はなによりも先に仏壇の前に座り、手を合わせるのだった。

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NHK『おかえりモネ』第9回

最近体質が変化したのか酒を飲むと翌日腹がくだり気味になるようになってしまい、昨夜缶ビール2本飲んだせいか今朝も腹の調子が悪くトイレにこもりがちになり、そんな日なのにトイレの電球が切れてしまったし、雨だから外に出るのも億劫だし、頑張って近所のショッピングモールに電球を買いに行っても緊急事態宣言の自粛で売り場が閉まってるかもしれないと思うとますます出かける気がなくなって、暗いトイレでどうすればいいんだと気分まで暗くなっている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第9回めの放送を見ましたよ。

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第2週『いのちを守る仕事です』

小学生たちの林間学校の引率中、雷雨に見舞われた。急いで下山する際、小学生の圭輔(阿久津慶人)が列から離れてしまった。彼を保護するために百音(清原果耶)も列を離れた。
運悪く圭輔が足をくじき、雷雨も激しくなり、ふたりは身動きがとれなくなった。
百音はスマホで森林組合の関係者と連絡をとるが、荒れた天候のせいですぐに救援を送ることができないという。

百音は、藁にもすがる思いで天気キャスター・朝岡(西島秀俊)に電話をかけた。先日、彼から名刺をもらっていて電話番号を知っていたのだ。
朝岡は、百音に山中での雷雨の避難方法を的確に指示した。その上で現地の気象状況を分析した。
分析の結果、しばらく後に一時的に雷雨がやむと予測した。その間に最寄りの避難小屋へ逃げ込むべきだと指示した。そのチャンスを逃すと再び激しい雷雨に鳴り、日が暮れるまでやむことがないと言う。猶予は10分程度で、それを逃すと危険だという。

朝岡によれば、雷雨の収まるタイミングは風向きの変化によってわかるので逃さないよう注意した。風音に変化があるので、耳の良い百音ならば必ず聞き分けられるはずだと応援した。さらに、一時的に空も明るくなるので間違うことはないだろうと話した。

百音は集中して耳を澄ました。すると、風音の変化がわかった気がした。そして、朝岡の言う通り空が明るくなった。
百音は、足をくじいて動けない圭輔を背負い、避難小屋を目指した。はたして、無事に小屋に到着し、雨をしのぐことができるようになった。

一安心している百音のもとへ、診療所の菅波医師(坂口健太郎)から電話がかかってきた。彼は圭輔のことを心配していた。子どもは雨に濡れることで低体温症になりやすく、ひどい場合には意識混濁を経て死に至ることがあるという。
百音が見ると、圭輔はじっと動かずに眠るような状態になっていた。菅波は、乾いたもので包み、ストーブを付けて圭輔の体温を上げるよう指示した。

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NHK『おかえりモネ』第8回

清原果耶さんはダンスが上手いと知った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第8回めの放送を見ましたよ。

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第2週『いのちを守る仕事です』

百音(清原果耶)を実家に連れ戻そうとしていた父・耕治(内野聖陽)であったが、百音が楽しそうに仕事をしている姿を見て考え直した。百音の好きにさせることにして、耕治は家へ帰った。

その翌日、引き続き百音は小学生たちの林間学校の対応をした。前日は森林組合の事務所での木工細工体験であったが、今日は山に出かけて実際の森の様子を見学したり植樹体験を行う。

課長・佐々木(浜野謙太)は、木材として利用される以外にも木にはそれぞれの役割があると説明した。一部の木だけを残し、それ以外は小さいうちに切り倒されてしまう。そうすることによって、日光がよく届くようになって残された木が大きく育つ。もちろん、間引かれた木も様々な用途に利用される。広葉樹は材木としてはあまり利用されないが、山に雨水を溜め込んだり、落葉が土の栄養となるのだと説明した。

百音は、幼い頃に祖父・龍己(藤竜也)から聞かされた話を思い出していた。山の葉の栄養が雨で川に運ばれた後、海に流れ込む。その栄養によって、龍己の育てるカキやホタテが美味しくなるのだという。百音は、あらためていろいろなものが互いに役になっていると思うのだった。

その日、雨の予報ではなかったが、空は雲で覆われていた。元々、昼までには下山する予定であったが、課長・佐々木は念のため少し早めに帰ることに決めた。実際、その直後に雷が鳴り始めた。

歩みを早めようとしていたとき、参加児の圭輔(阿久津慶人)が竹とんぼで遊びはじめた。それは前日の木工細工体験で作成し、よく飛ぶことから彼のお気に入りだった。その竹とんぼが思いの外遠くまで飛び、道をそれて落ちてしまった。圭輔はそれを取りに行こうと列を離れた。
子どもたちの引率は佐々木に任せ、百音が彼を追いかけた。

圭輔は無事に見つかったが、百音は彼を叱った。山で道を外れると、命に関わることがあるのだ。
ふたりは無事に正規の山道まで戻ることができ、百音は無事を知らせる電話をかけた。電話で一瞬目を離したすきに、圭輔は足を滑らせた。山道から外れ、斜面の途中に留まっているのが百音から見えた。

その時、突如激しい雨が降り出した。

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NHK『おかえりモネ』第7回

今夜は『大豆田とわ子と三人の元夫」を見る予定の当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第7回めの放送を見ましたよ。

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第2週『いのちを守る仕事です』

父・耕治(内野聖陽)は週末を利用して、百音(清原果耶)を実家に連れ戻すつもりだった。サヤカ(夏木マリ)の家に宿泊し、日曜日になった。1日かけて百音を説得する気でいた。
しかし、百音は耕治を無視して朝から職場に出かけてしまった。子どもたちの林間学校の対応をするのだという。

耕治はサヤカに連れられ、物陰から百音の姿を覗き見た。すると百音は、実家にいた頃とは打って変わって、明るく楽しそうな表情を見せていた。
つい2ヶ月前は、明確な理由も言わず思いつめた表情で実家を離れたいとしか言わなかった百音であるが、登米では見るからに活き活きとしていた。
耕治は、百音の悩みに向き合い、もっと彼女に寄り添うべきだと考えていた。家を出たいと言う百音の言葉は本心ではなく、何か救いを求める遠回しな表現なのだと思っていた。けれども、それは勇み足だったのではないかと、耕治は考えを改めた。

子どもたちに木工細工を教える百音を見ていると、耕治は自分も何かを作ってみたくなった。隠れることをやめ、百音に見つかることも厭わず、木切れで笛をこしらえた。それは驚くほど大きな音の出る笛となった。
耕治は百音にその笛を贈り、時々は自分のことを思い出してほしいと告げた。電話やメールを無視せず、連絡をしてほしいと願った。耕治は百音のことが心配でたまらないのだと本音を打ち明けた。

一方の百音は、父が実家を出て自分で人生を切り拓いたのと同じように、自分も自分で生き方を決めたいと話した。今はそれが何なのかまだわかっていないが、それを見つけるところからやりたいと言うのだ。
耕治もそれを受け入れた。そうして、耕治は百音を残して帰っていった。

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NHK『おかえりモネ』第6回

今夜は当然『イチケイのカラス』を見る当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第6回めの放送を見ましたよ。

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第2週『いのちを守る仕事です』

百音(清原果耶)の森林組合での試用期間が終わった。最終試験として林業や地域の知識に関する基礎知識が試されてが、それらに全て正解することができた。職員たちは百音の正式採用を歓迎し、大いに賑わった。

その騒ぎの最中、百音の父・耕治(内野聖陽)がなんの前触れもなく現れた。事前に知らせると百音に避けられると思ったのだ。
耕治は、百音を正式採用されると困ると述べた。彼女を実家に連れ戻したいというのだ。

職場での話し合いも差し障りがあるので、百音と耕治、およびサヤカ(夏木マリ)の3人は家に戻った。
耕治は、百音は本心では地元に残りたがっているものと思い込んでいた。自分からは言い出せない気持ちを汲んで、しっかりと引き止めてやるべきだったと謝った。
しかし百音もサヤカも、耕治が大きな勘違いをしていると指摘した。

サヤカがはずすと、父娘はポツリポツリと話をはじめた。百音は、耕治が仙台の大学に進学し、家業の漁師を継がなかった理由を尋ねた。
耕治によれば、彼が就職した頃はバブル経済の末期ではあったが、日本中の景気が活況でだった時代である。どんな仕事についても明るい未来が約束されているように思えた。ただし、水産業は衰退していた。それで銀行員になったという。

漁師は自然を相手にしたキツい仕事であり、便利で都会的な生活とは程遠い。、死とも隣合わせである。実際、地元の友人の父が漁に出て死んだ例も知っている。仕事で命を落とすことは納得し難い。
耕治は漁業を嫌っているわけではないが、自分には別に向いている道があると思ったのだという。経済で世の中全体を良くしたいと志し、銀行員になったのだという。あくまで、より自分に向いている道を選んだ結果だと説明した。

次に質問をしたのは耕治だった。
百音は中学生の頃はサックスに打ち込んでいた。しかし、高校に進学してからは一度も触れていない。そのことについて尋ねた。
百音は、高校の音楽コースの受験に失敗して目が覚めたのだと答えた。それで他のことをやってみたくなったのだという。ただし、音楽のことは今でも好きだと付け足した。
耕治も音楽が好きなことを知っている。しかし、耕治にとって音楽は趣味であり、仕事は銀行員である。それと同じように、自分にとって音楽は趣味であって、生涯の仕事ではないと説明した。

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NHK『おかえりモネ』第5回

無事に初週を乗り切る根性があって安心している当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第5回めの放送を見ましたよ。

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第1週『天気予報って未来がわかる?』

無事に雨も上がり、登米能は成功裏に終わった。

舞台で笛を担当したサヤカ(夏木マリ)も感無量だった。
そして終演後、サヤカは山で最も古いアスナロの大木を切ることを決意した。自分の命はもう短いが、あの世から登米の将来を見守るつもりである。それと同じように、あのアスナロも枯れて使い物にならなくなる前に能舞台の床材にして、末永く登米の将来を見守らせようというのだ。

能の打ち上げが行われた。
観客だった天気キャスター・朝岡(西島秀俊)や百音(清原果耶)も参加し、輪の中心として盛り上がった。特に、それまでどちらかというと物静かでおとなしかった百音も大声を出しておおいに騒いだ。

打ち上げ会場の隅では、サヤカが百音の祖父・龍己(藤竜也)と電話で話していた。
電話の向こうの祖父にも百音の楽しそうな笑い声が聞こえた。彼によれば、昔から百音はどちらかと言えば物静かなタイプだが、素直で良い子であったという。それが、高校進学の頃からふさぎ込みがちで扱いにくくなったという。思春期特有の問題かと思っていたし、島から離れたいと突然言い出したのも本人からであるなどと話すのだった。

翌日、朝岡は東京に帰ることになっていた。しかし、朝早くどうしても見たいものがあると言って、百音やサヤカたちと北上川に出かけた。
そこでは、移流霧という気象現象を観察することができる。夜明け前にあたり一面が霧に包まれ、そこから太陽が登る様子はとても幻想的な風景だった。

百音は、ぽつりと話しはじめた。
これと似たような気仙沼でも見たことがあるという。気嵐と言って、港一面に霧が立ち込めるのだという。百音は小さい頃からその風景が気に入っていて、特に海から太陽の昇る様子がとりわけ好きだったという。

しかし、百音の心は乱れていた。
気仙沼の港を思い出すと、そこから「あの日」のことが連想されてしまうのだ。「あの日」に何もできず、ただ呆然と見ているだけだった自分のことを思い出す。百音の顔はみるみる暗くなっていった。
何かを感じ取った朝岡は、「霧はいつか晴れる」と声をかけることしかできなかった。

いよいよ、朝岡が東京へ向けて帰る時刻となった。
最後に百音は、先日スマホで撮影した彩雲の写真を朝岡に見せた。そして、この雲を見ると良いことがあるというのは本当かと尋ねた。
しかし、朝岡はあっさりと迷信であると切り捨てた。ただし、雲をきれいだと思えたということは気持ちが前向きになっているということであり、それは良いことが起きる前兆に違いないと励ました。

去り際、朝岡は10分後に風車の方向を見ろと告げた。もし何もなかったら謝るから電話しろと言って、名刺を渡した。

10分後、言われたとおりに空を見上げると、そこには彩雲が浮かんでいた。百音は朝岡の言ったとおりになったことに感激し、まるで魔法のようだと驚いた。
そして、登米での生活には何か良いことがあると前向きになれた。

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NHK『おかえりモネ』第4回

僕の観測範囲だけかもしれないが、一昨日は田村正和の訃報で暗い世相だったのに、昨日の新垣結衣星野源の結婚発表で一気に世間が明るくなったようで、なんかスゲェなって思っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第4回めの放送を見ましたよ。

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第1週『天気予報って未来がわかる?』

百音(清原果耶)は森林組合課長の佐々木(浜野謙太)と共に、天気キャスター・朝岡(西島秀俊)を森に案内した。森林浴をしながら大きな声を出したり笑ったりするとストレスが解消されるとされている。
初めは躊躇していた朝岡であったが、ふたりに促されて仕事の愚痴を叫んだ。テレビの気象コーナーは2分30秒しかなくて短すぎるという恨み言だ。確かに、少し気分がよくなった。

その時、百音は森林組合併設のカフェの客たちの笑い声が聞こえた。こちらの声が向こうに聞こえたらしく、それを笑う人々の声だった。課長・佐々木には聞こえず、若くて耳がいいのだろうと笑い飛ばした。500mほど離れているので普通は聞こえるはずがないと言うのだ。
しかし、朝岡によれば、気象条件に酔ってはあり得ると説明した。音は、温度の高い方から低い方へ曲がる性質がある。現在、低気圧が接近しており、上空に暖かい空気、地表に冷たい空気がある。そのため、音が地表付近に留まり、音が聞こえやすくなっているというのだ。

そして朝岡は、この気象条件では雨が振りやすいと付け加えた。空の様子を観察し、おそらく10分後には雨が降り出すと予想した。3人が急いで森林組合の事務所に戻ると、予言通り雨が降り出した。

百音は朝岡の能力にいたく感心した。しかし、朝岡は科学に基づけばわかることだから、特別すごいことではないと冷静に説明した。そして、気象と人体の関わりについても話した。低気圧が近づくと喘息が悪化したり偏頭痛が起きる例、露になると関節が痛みだす例などを紹介した。それらは、気温差や気圧の変化による血管の収縮によって引き起こされるのだという。

さらに朝岡は、佐々木が咳き込んでいることが気になっていた。それは花粉症ではないかと言うのだ。佐々木本人はそれを否定した。くしゃみや鼻水は出ないし、ましてや森で仕事をしている人間が花粉症だとは信じたくないのだ。これまで検査を受けたこともない。
しかし、併設の診療所で医師・菅波(坂口健太郎)に診察してもらったところ、実際に花粉症であった。

その日の夜は、森の中の屋外舞台で能が披露されることになっていた。しかし、この雨では中止せざるを得ないと思われた。人々は能を楽しみにしていたので、重苦しい雰囲気になった。

百音は、朝岡にこの雨がいつまで降るか聞くことにした。夜までにあがれば、能は実行できるのだ。朝岡は、電話やネットで詳細な気象情報を集めた。その結果、午後4時には雨がやむだろうと予想した。その時刻になると、実際に雨がやんだ。百音はますます天気予報の凄さを知った。
さらに朝岡は、室内から予言を行った。外に出て山の方角を見ろというのだ。百音が言われたとおりにすると、そこには大きな虹が出ていた。

こうして、その夜、能が上演された。

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NHK『おかえりモネ』第3回

開始3日目にしてちょっとテンションが下がってギリギリまで起きれなかった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第3回めの放送を見ましたよ。

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第1週『天気予報って未来がわかる?』

天気キャスターの朝岡覚(西島秀俊)が登米にやって来た。ここに興味があるのだという。有名人の来訪に、人々は大いに盛り上がった。
そして、朝岡とサヤカ(夏木マリ)は古くからの知り合いだったという。しかし、ふたりとも話をはぐらかして、詳細については話そうとしなかった。

人々は、朝岡はサヤカの隠し子ではないかと、本人たちの前で噂し合った。噂話は百音(清原果耶)にも飛び火した。登米に突然やって来てサヤカと一緒に暮らし始めた事実から、サヤカの孫ではないかと思われているという。サヤカは地元で多くの山を持つ資産家であり、百音がそれを引き継ぐと目されていた。
百音は最初の挨拶で、サヤカが祖父・龍己(藤竜也)と古い知り合いで、それを頼りに来たのだと説明していた。しかも、サヤカの資産を引き継ぐことなど全く考えていない。サヤカも生涯独身で肉親はおらず、百音を跡継ぎにすることなどこれっぽっちも考えていない。
しかし、人々はそれを聞き流したり、疑っていたのだ。

その日、朝岡はサヤカの家に泊まった。客室に落ち着いた朝岡であったが、居間から百音とサヤカの話す声が聞こえてきた。
百音は、自分のやりたいことが見つからないと打ち明けた。もちろん、今の森林組合の仕事は一生懸命取り組むつもりであるが、生涯をかけるような熱い気持ちになれるものがないと言うのだ。たとえば、妹・未知(蒔田彩珠)は水産加工の研究者になって人の役に立ちたいと言っている。山に生えている大木は何百年も生き続け、切られた後も木材として人々の役に立つ。
自分も誰かの役に立ちたいのだが、それができていないと苦しい胸の内を打ち明けた。

それを聞いたサヤカは、人は必ずしも誰かの役に立たなくても良いと話して聞かせた。ましてや、まだ18歳の人間が悩むには早いことだと諭した。朝岡はそれをじっと聞いていた。

翌日、朝岡は森林組合主催の森林セラピーへの参加を希望した。組合課長の佐々木(浜野謙太)とともに、百音が案内することになった。

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NHK『おかえりモネ』第2回

自分で言うのもなんだけど当ブログの朝ドラ記事の見どころの一つはいつまで続くかという根性だめしの側面であり、自分で言うものなんだけど妹役の蒔田彩珠さんは好物だからわりと続きそうだなとみんなは思うかもしれないけれど、自分で言うのもなんだけれど大好物の黒木華さんが出演する『純と愛』や『花子とアン』ですら途中で脱落しているから、自分で言うのもなんだけれどそうそう続くと思うなよと言っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第2回めの放送を見ましたよ。

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第1週『天気予報って未来がわかる?』

百音(清原果耶)は、山と森林に詳しいサヤカ(夏木マリ)に連れられ、雨上がりの山中に入った。

急に実家を出ることにしてから1ヶ月、百音は登米での暮らしに馴染んでいたが、心はどこか満たされていなかった。自分の選んだ道が正しかったのか、これからどこに向かえばいいのか迷ったままであった。

そのことに感づいているサヤカは、素知らぬ顔で百音に助言をする。
サヤカは樹齢300年のアスナロを見せた。日本で最も重宝される木材はヒノキであるが北限は福島県であり、宮城県にヒノキは自生しない。ヒノキに準じる樹木としてアスナロが育てられている。
しかし、アスナロはヒノキに劣らない樹木だと説明した。厳しい風雨雪に耐え、ゆっくりと成長する。そのおかげで木目が引き締まっていて木材にした時に狂いにくい上、虫にも強いのだ。

サヤカは、ゆっくりと成長するアスナロになぞらえ、百音も焦る必要はないと伝えた。

その後、百音は勤め先の森林組合の課長・佐々木(浜野謙太)に連れられ、森に建つ能舞台の見学に行った。そこでは週末にイベントが開催される予定なのだ。

そこには、予期せずサヤカがいた。彼女が、森林組合の古参・川久保(でんでん)らと話し合っている声が聞こえた。川久保らは、例のアスナロの木を伐採し、能舞台の修繕に使いたいと言っている。しかし、サヤカは反対している様子だった。
あのアスナロはそろそろ寿命を迎えるはずであり、枯れてしまっては木材として使い物にならない。そこで、川久保は使えるうちに活用すべきであり、そうすれば今後数十年は人々の役に立つと説得を試みた。
しかし、サヤカの意思は固く、応じようとしなかった。

百音は、「人の役に立つ」ことの重要性には納得した。しかし、サヤカに対して何も言えなかった。

夜、サヤカの家に下宿している百音は、ふたりで食事をとっていた。
すると、テレビに妹・未知(蒔田彩珠)が映った。彼女の通う水産高校が取材をされ、未知が代表してインタビューに答えていた。
未知は将来の夢を堂々と語った。研究者になって、水産加工業を発展させ、人の役に立ちたいと述べるのだった・

百音は、ますます自分に将来のビジョンのないことや、誰の役にも立っていないのではないかと悩み始めた。

百音が働く森林組合の建物には、カフェや診療所が併設されている。地元の人々の集いの場になることを目的に設計されたのだ。
診療所には、医師・菅波(坂口健太郎)がいる。彼の昼食をカフェから診療所まで運ぶのも百音の日課の一つだった。しかし、百音は、いつも不機嫌そうでぶっきらぼうな菅波のことが苦手で、いつも食事を運ぶと逃げるように立ち去っていた。

しかし、この日の百音は、思い切って菅波に話しかけてみた。彼が医者を目指した理由を聞いてみたくなったのだ。
菅波は、ほとんど会話をしたことのない相手に聞く質問ではないと皮肉を言いつつも、理由を述べた。彼は、人の命を救いたいという「普通」な理由で医者になったと自嘲気味に答えた。

百音がなんと返そうか迷っていると、広場の方で騒ぎが起きた。
見てみると、天気キャスター・朝岡覚(西島秀俊)が取材に来ていたのだ。

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NHK『おかえりモネ』第1回

蒔田彩珠資生堂「マキアージュ」は似てるなと思った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第1回めの放送を見ましたよ。

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第1週『天気予報って未来がわかる?』

1995年(平成7年)9月、日本列島に大型の台風12号が接近していた。この台風は東北地方にも暴風雨をもたらした。
宮城県気仙沼の離島・亀島では、永浦亜哉子(鈴木京香)が産気づいていた。しかし、島には産院がなく、船で本土に渡らなければならない。
地元の漁師・及川新次(浅野忠信)は危険を顧みず、大しけの海へ船を出して亜哉子を本土へ送り届けた。
こうして生まれたのが永浦百音(清原果耶)である。

2014年(平成26年)、高校卒業を控えた百音は、島を離れて就職したいと言い出した。急なことで困惑する家族であったが、祖父・龍己(藤竜也)のツテを使って、百音は宮城県内陸部の登米の森林組合に就職した。登米は気仙沼の東約60kmに位置し、農業や畜産、そして林業が盛んな地域である。

百音は、祖父・龍己の古い知り合い、新田サヤカ(夏木マリ)の家に下宿している。サヤカは一人暮らしであるが、地域で一番の山主であり、森林組合の実力者でもある。また、伊達家家臣の末裔を自称しており、百音に対しては厳しいながらも優しく接している。

海のそばで育った百音が山の中で暮らすことになったのだが、1ヶ月ですっかり登米での生活に馴染んだ。実家の家族たちも、父・耕治(内野聖陽)を除いて、百音の新生活を応援している。父・耕治だけは、娘のことが心配で、事あるごとに実家に帰ってくるよう本人はもちろん、周囲の人々にも愚痴っている。

5月のある日、百音はよく晴れた気持ちのいい朝を迎えた。洗濯物を屋外に干し、空を見上げると、虹色に光る不思議な雲を見つけた。ますます気分がよくなった。
しかし、天気予報ではキャスター(西島秀俊)が、午後から天気が崩れ雨が降ると言っている。百音はせっかくの気分が台無しにされた気分になった。

午後になって、予報の通り雨が降り出した。
そんな天気の中、サヤカが百音を山に連れ出した。木のことを教えるというのだ。

山に入る頃には雨も上がっていた。それでも、ぬかるんだ山道に足を取られるなどして、百音は面白くない思いをした。つい、家を出ると宣言した陰鬱な家族会議のことを思い出してしまった。

しかし、ふと空を見上げると、今朝見たのと同じような虹色の雲を見つけた。
サヤカによれば、それは彩雲という現象で、見るといいことがあると教えてもらった。

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