NHK『ばけばけ』第4回

今日は我が最愛の山瀬まみの誕生日であることをたいへんめでたく祝福している当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ばけばけ』の第4回めをNHK+で見ましたよ。

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第1週『ブシムスメ、ウラメシ。』

父・司之介(岡部たかし)がふらりと家を出たまま10日以上帰ってこなかった。
トキ(福地美晴)は学校の行き帰りで街中を探し回った。

するとついに、宍道湖の岸に佇む父・司之介を見つけた。
司之介はトキの姿を見つけるや否や、湖の中へ逃げ出した。トキも後を追い、ずぶ濡れになりながら父にすがりついた。
「すまん」以外は何も話そうとしない父に向かって、そんな父に向かってトキ、失踪した理由が何であれ生きていただけで良かったと言い、一緒に帰るのだと強い口調で命令した。
さらに、司之介がいないと大好きなしじみ汁もまったく美味しくないと述べた。そこに母・フミ(池脇千鶴)も現れ、異口同音にしじみ汁の味気なさを語った。

ふたりの説得で、ついに司之介は折れた。
ただし、トキには翌日から学校に行かずに働いてほしいと継げた。それというのも、ウサギ相場が大暴落し、今やウサギには全く値がつかないという。司之介が仕入れた大量のウサギが捌けなくなったばかりか、事業拡大に投じた莫大な借金だけが残ることとなった。その額は、司之介が一生働いても返せないほどだという。
トキを学校に行かせる金はなくなったが、大好物のしじみ汁だけは飲ませることを司之介は約束した。

こうして司之介は家に帰ってきたが、その日の食卓にしじみ汁はなかった。
代わりに「しめこ汁」という初めて見る料理が出ていた。それはそれは美味で、祖父・勘右衛門(小日向文世)は有頂天になった。
ただし、「しめこ」が何かと聞いても、司之介とフキは口ごもって答えようとしなかった。

嫌な予感のしたトキは、ウサギの在庫置き場を見に行った。すると、そこには空っぽのカゴだけが積まれていて、一羽のウサギもいなかった。それらは全て絞められて食卓に上がったのだ。
祖父とともにウサギをかわいがっていたトキは、心の底から恨めしく思った。

昔からトキは、恨めしいことがあると母・フキに怪談本を読んでもらった。そうすることで恨めしさが紛れたのだ。
その夜も読んでもらったが、トキの恨めしさは増すばかりだった。

それと同じ頃、アメリカのシンシナティに暮らすレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)は自分で自分のこめかみに銃口を向けていた。
新聞記者の仕事を失い、無一文で餓死寸前だったのだ。遺書に、自分には何も無い、金もパンも家族も、そしてこの遺書を読む友人の一人もいないなどと書き綴った。
いよいよ覚悟を決め、引き金に指をかけたが、彼には銃弾を買う金もなかった。死にきれなかった。
そんな境遇を恨めしく思った。

遠く離れた場所で同じように恨めしさを募らせているふたりは、この5612日後に出会うことになる。

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NHK『ばけばけ』第3回

マジで別宅の隣がウサギ屋である当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ばけばけ』の第3回めをNHK ONE(未ログイン状態)で見ましたよ。

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第1週『ブシムスメ、ウラメシ。』

父・司之介(岡部たかし)は、家に金成(田中穂先)という男を招いた。彼と一緒にウサギの商いを始めるという。司之介と金成は城勤めの頃からの知り合いで、金成からよく儲かると教わったという。
金成によれば、舶来物の珍しい柄のウサギが世間で人気を博しており、中には5円で仕入れたウサギが600円で売れた例もあるという。母・フミ(池脇千鶴)がざっと計算したところ、その額はトキ(福地美晴)を小学校に100年間通わせることのできる金額に相当した。

フキは話がうますぎると半信半疑だった。しかし、今までくすぶっていた司之介がやっと元気を取り戻したと思うとが嬉しくて、反対せずに応援することにした。
祖父・勘右衛門(小日向文世)は、武士が商売を始めると聞いて烈火のごとく怒った。しかし、トキが父と一緒になって頭を下げると許すことにした。彼は孫にはめっぽう甘いのだった。

それから数週間が経った。
ウサギは飛ぶように売れ、司之介の商売はしごく順調だった。1ヶ月の売上は200円にもなった。
あんなに怒り心頭だった祖父・勘右衛門も今ではトキと一緒になってウサギをかわいがった。松野家の食卓も豪華になった。以前は飯とめざし、そしてしじみ汁程度のものだったが、いまではおかずが5品もつくほどだ。ただし、松江に生きる者として、好物のしじみ汁だけは欠かさなかった。
松野家では笑顔が絶えなくなった。トキが生まれてこの方、家族みんながこんなにもずっと笑っているのは初めてのことだった。

この前まで、トキは大きくなったら教師になりたいと言っていた。しかし、いつ気が変わって、もっと大きな夢を抱くとも限らない。彼女がどのような進路を選ぼうとも必ず叶えてやれるよう、より多くの蓄えが必要だと司之介は考えるようになった。
そこで、相場が有利な今のうちに借りれるだけの金を借りて商売につぎ込むことを決めた。松江武士は猪突猛進を心情としており、それに従うのだと司之介は得意になった。

ある日、父・司之介はトキを連れて松江の町を散策していた。
その時、借金のかたに売られた娘が逃げ出し、複数の男たちに追いかけられて捕まる騒ぎがおきた。その他にも、粗末な身なりの男女が縄で縛られて連れて行かれる様子が見られた。それらはいずれも借金で身を持ち崩した当事者や親族であるようだった。
司之介は、ウサギが失敗していたら自分たちもああなっていただろうと話すのだった。

ある夜、家でほろ酔いになった司之介は酔い覚ましのためにふらりと家を出ていった。
しかし、結局その日は家に帰ってこなった。

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NHK『ばけばけ』第2回

山瀬が復帰する!それだけでもう天にも登る思いの当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ばけばけ』の第2回めをNHK+で見ましたよ。

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第1週『ブシムスメ、ウラメシ。』

父・司之介(岡部たかし)は武士の矜持が捨てられず、働くことは恥だと思っている。祖父・勘右衛門(小日向文世)も隠居の身であり、食い扶持を稼ぐことをしない。母・フミ(池脇千鶴)が細々とした内職で家計を助けていたが、一家を支えることは到底無理である。松野家の貯金は今にも底をつきそうだった。

トキ(高石あかり)の通う小学校では、各々が将来就きたい職業を発表していた。トキは武士の娘として育てられており、女子が働くなど論外だと考えていた。そのため、他の子たちが活発に夢を語る中、小さくなっていた。

トキと仲のよいサワ(小山愛珠)は学校の先生になりたいと発表した。女は男ほど給金を貰えない中でも、他の職業と比べて教師は高給だと聞いたからだという。病弱で貧乏な両親を自分で養うことがサワの夢だという。

それを聞いたトキは大いに感じ入った。自分も教師になって一家を支えようと決意した。
その日、夕食の場でトキは家族に向かってその決意を述べた。父と祖父が武士のままでいられるよう、自分が一家の面倒をみると宣言した。家族は驚きながらも、トキの心意気を褒めた。

その頃トキは、遠縁の格式高い武家へお稽古に通っていた。そこの妻。雨清水タエ(北川景子)から茶の湯、三味線、華道などを習っていた。タエは武家の妻の鑑のような女性で、気位が高く、口調は物静かでも威厳に満ち溢れていた。

その稽古の日、トキは単刀直入に今日いっぱいで稽古をやめると言い出した。自分は小学校の先生になるつもりであり、それには茶も三味線も花もいらないというのが理由だった。付き添いで来ていた母・フミも突然のことに驚いてしまった。

タエは落ち着き払ってトキを諭した。武士の娘は嗜みを持ち、夫や家を支えることが本懐である。商いをしたり、教師になったりするなど、外で働くことなどすべきではないと静かに話した。
タエから水を向けられた母・フミもその冷酷な雰囲気に気圧され、一も二もなく頷いた。

その直後、タエの夫・傅(堤真一)が部屋に入ってきた。昨日まで髷を結っていた傅であったが、理髪店に行ってきた帰りだという。彼は自分の散切り頭を気に入り、妻や女中に一刻も早く見せたかったのだという。しかし、一同はあまりのことに言葉を失った。
唯一、トキのみがよく似合っていて立派に見えると本心から述べた。しかし、他の者たちは相変わらず黙ったままだった。もちろん、タエも黙ったままだった。

さらに傅は、織物工場を始めると宣言した。すでに武士の時代は終わり、これからは時代に即して生きていかねば路頭に迷うというのが傅の考えだった。
タエは、武士であった夫が商売を始めると聞いて、二の句が継げなくなった。

帰宅したトキは、傅のことを思い出してうっとりした。立派な大人物な上、散切り頭もよく似合っていた。加えて、お土産のお菓子までくれたのだ。自分の父は正反対である。傅が父であったらよかったとボヤいた。
そのボヤキが、ちょうど帰宅した父・司之介に聞かれてしまった。拗ねる父に対してトキは、よその家のことは気にせず、司之介は司之介らしく武士を続けてほしいと話すのだった。

ある日、学校から帰ってくると見知らぬ客人(田中穂先)が父と一緒にトキの帰りを待っていた。彼は風呂敷で覆った大きな荷物を持っていた。
風呂敷を取り除くと、そこにはカゴに入った一羽のウサギがいた。トキは思わぬことに喜んだ。

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NHK『ばけばけ』第1回

今回のまとめ記事も短命に終わる予感のしている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ばけばけ』の第1回めをNHK+で見ましたよ。

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第1週『ブシムスメ、ウラメシ。』

1875年(明治8年)の松江に、松野家があった。
一家は松江藩に使えた武家であったが、明治維新によってすっかり落ちぶれてしまった。
他の家がちょんまげを落とし商人や役人となって新たな時代に適応していったのと対象的に、松野家は昔ながらの生活にしがみついたままだった。父・司之介(岡部たかし)も祖父・勘右衛門(小日向文世)もいまだにちょんまげを結ったままである。周囲からも半ばバカにされていた。

父・司之介はまとも働こうともしない。そればかりか、維新によって武家社会を崩壊させた薩摩・長州や新政府に深い恨みを抱いていた。司之介をバカにする周囲の人々と同じくらい、司之介自身も周囲の者をバカにしていた。彼らがそれまでの生活や考え方を簡単に捨ててしまったからだ。

一人娘のトキ(福地美晴)も学校で同級生たちからからかわれた。同級生たちの多くは元武家の子どもたちだが、どの家も新しい生活を始めているのだ。担任教師もトキの父が全く働こうとしないのは異常なことだと遠慮なく言い放った。

トキは、自分の父は間違ったことをしているわけではないと信じていた。父の言う通り、悪いのは父ではなく、世の中の方だと思っていた。
それでも、トキの信念が揺らぐこともあった。母・フミ(池脇千鶴)によれば、父は戸惑っているのだという。トキが生まれた直後、急に世の中が様変わりしてしまって、どうしてよいかわからず困惑したままなのだと説明した。その話を聞いて、トキは父に落ち度はないのだと再び信じることができた。

司之介は世間には馴染めずにいるが、家族には優しく明るい父であった。
トキは、父をバカにした教師への仕返しのつもりで、怪物に化けた父が教師を食い殺す絵を描いた。それを見た司之介は、描かれた怪物の真似をして家族を追いかけた。トキは笑いながら家中を逃げ回った。

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『あんぱん』まとめ記事終了

NHK朝の連続テレビ小説『あんぱん』の第8回めをNHK+で見た当方が、まとめ記事を終了しますよ。

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祖父・釜次(吉田剛太郎)が仕事場で大怪我をし、のぶ(永瀬ゆずな)は医者の柳井寛(竹野内豊)を呼びに行った。しかし、柳井は隣町へ往診に出かけて留守だという。
帰りを待つのももどかしく、のぶは隣町まで走って柳井医師を呼びに行った。柳井家に預けられている嵩(木村優来)も騒ぎを聞きつけ、のぶと一緒に走って向かうのだった・・・。
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という始まりだったので、「道中でさらにどんなトラブルが待っているのか!?」ってドキドキワクワクするじゃん、ふつう?
ところが、ふたりが農道を走っていった次のシーンではいきなり朝田家のシーンになっていて、もう釜次の治療まですっかり終わっていた。
柳井医師が隣町に出かけているというくだりいらなくね?柳井医師が家に滞在していて、まっすぐ釜次の治療に来てもほとんど同じじゃね?
もうズッコケてやる気がなくなりました。

今田美桜さんの登場まで辛抱できなかったことが残念です。

ちなみに、近年の名作のひとつである『虎と翼』も僕は早々にまとめ記事をギブアップしてしまったので、当ブログと朝ドラの面白さは必ずしも相関しません。

ご愛読ありがとうございました。
秋になったら高石あかりさん主演の『ばけばけ』でお会いするかもしれませんし、しないかもしれません。

NHK『あんぱん』第6回

そろそろ潮時を感じている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あんぱん』の第6回めをNHK+で見ましたよ。

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第2週『フシアワセさん今日は』

朝田家は祖父・釜次(吉田剛太郎)が石材屋を営んでいる。その息子・結太郎(加瀬亮)は世界を股にかけた貿易商になるという大志を抱き、家を継がずに商社に就職した。
そんな結太郎を亡くし、朝田家は精神的にも経済的にも打撃を受けた。

それでも精神面については、屋村(阿部サダヲ)が差し入れてくれたアンパンですっかり元気を取り戻した。
しかし、屋村は普段からカネに困っている上、したたかな性格だった。後日、朝田家の人々が食べたアンパンの料金を徴収に来た。釜次は人の足元を見る屋村の態度に腹を立てたが、その妻・くら(浅田美代子)はしっかりと払ってやった。

実は、朝田家の経済面については先行きが暗かった。そのため、屋村からの請求に釜次は腹を立てたのだ。
母・羽多子(江口のりこ)は、町の饅頭屋に頼み込んで箱折の内職をもらってきた。彼女は亡き夫の遺志を継ぎ、3人の娘たちが夢を実現できるようしっかりと教育を受けさせたいと思ったのだ。そのために、少しでも学費の足したいと言うのだ。
釜次は石材店の稼ぎで一家の面倒を見ると豪語したが、羽多子の自ら稼ぎたいという決意は変わらなかった。実際のところ、釜次の仕事も景気が良いとは言えなかった。今までは職人の矜持で小さな仕事は断っていたが、家族のいないところでなりふり構わず仕事の無心をするようになった。

嵩(木村優来)は、母・登美子(松嶋菜々子)がなかなか帰ってこないことに不安になった。寛(竹野内豊)に母の帰りを尋ねても、いつか迎えに来るとしか回答が得られなかった。
寛にも、登美子の帰りが早くないという予感があった。そこで、嵩を慰めるため、家にあった少年雑誌を嵩に見せてやった。それは、崇の亡き父・清(二宮和也)が編集に携わったものだという。
嵩は、その雑誌に掲載されている漫画に夢中になった。寛によれば、清も漫画が大好きだったという。嵩は、大好きだった父がこんなにおもしろい雑誌を作っていたと思うと誇らしく思った。

朝田家では、女たちが総出で箱折の内職をしていた。のぶ(永瀬ゆずな)も学校から帰ると作業を手伝った。しかし、まだ学校に行く歳にならない妹・蘭子(吉川さくら)の方がのぶよりもよほど上手に箱を組み立てるのだった。あまり役に立たないのぶは、作業の邪魔ばかりする末の妹・メイコ(永谷咲笑)の子守をすることになった。

しかし、気づくとメイコの姿が見えなかった。探してみると、石材の作業場に立ち入ろうとしていた。そこは大きくて重い石がたくさんあるので、普段は子どもたちの出入りが禁じられている。
石工の弟子・原(細田佳央太)が気づいてメイコを安全なところへ連れて行こうとしたが、その動作によってかえって石を倒してしまった。

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NHK『あんぱん』第5回

日付が変わる前に片付いて良かったと思っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あんぱん』の第5回めをNHK+で見ましたよ。

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第1週『人間なんてさみしいね』

父・結太郎(加瀬亮)が出張中に心臓発作で亡くなった。
突然のことで朝田家は暗く沈み込んだ。彼を産んだくら(浅田美代子)は眠れなくなり、ものも食べることができなくなって憔悴してしまった。

父のことが大好きだったのぶ(永瀬ゆずな)も塞ぎ込んでしまった。しかし、のぶはどんなに悲しくても泣くことができず、一粒の涙も流さなかった。
いつも町中を走り回っているのぶであるが、学校の行き帰りも力なくよろよろと歩くばかりだった。何も知らない屋村(阿部サダヲ)が明るく声をかけても返事をしなかった。

屋村は嵩(木村優来)から話を聞いて、やっと事情を知った。
そして屋村は嵩と一緒に、偶然のぶと結太郎の最期の別れを目撃していたことを思い出した。乗車料が足りなくて乗ることはできなかったのだが、屋村は新しい町へ行くつもりで駅に向かったことがあり、嵩も見送りのつもりで付いてきた。そのときに、のぶが出張に出かける結太郎を見送りに来ているのを見ているのだ。
親子仲の良い様子で、結太郎は自分の被っていた帽子を置き土産代わりにのぶに被せていた。そのふたりの姿をよく覚えている屋村はのぶに同情した。

話の行きがかりで、屋村は崇の父のことを尋ねた。そしてそこで初めて屋村は、嵩の父も中国滞在中に病気で死んだと知った。
屋村は、人間は誰しも一人で生まれて、一人で死んでいくものだと話した。嵩やのぶの父もそうだし、こうして話している屋村自身もそうだし、当然に嵩やのぶも同じだと寂しそうに語った。

家に帰った後も、嵩はじっと一人で考え込んでいた。のぶの父のことから連想して自分の父寛(竹野内豊)を思い出して塞ぎ込んでいるのではないかと心配した養父・寛(竹野内豊)が話を聞いてみた。すると嵩は、のぶを元気づける方法を考えているのだと打ち明けた。なにか自分にできることはないかと寛に相談した。
寛は、自分は医者だがそればかりは治療法がないと告げた。時間が経って立ち直るのを待つ以外に方法はないと話した。ただし、生きているからこそ悲しみや苦しみを感じるのだと付け加えた。そして、生きてさえいればいつか元気になって笑える日が来るものだと諭した。

家で塞ぎ込んでいたのぶは、父の形見の帽子を見るとはなしに見ていた。そして、何かを思いついて駅へ向かった。
父と最期に別れた場所に行けば、ひょっこりと父が帰ってくるのではないかと思ったのだ。改札から出てくる乗客をひとりひとり確かめるように「お父ちゃん」と声をかけた。しかし、当然ながらそこに父・結太郎はいなかった。

降車客たちが全員いなくなると、嵩が近寄ってきた。彼はのぶより先に駅に来て、待合ベンチでスケッチをしていたのだ。
彼は出来上がったばかりの絵をのぶに見せた。そこには、結太郎がのぶに帽子を被せている様子が活き活きと描かれていた。

それを見たのぶは、父のことで初めて涙を流した。笑いながら涙を流した。その絵の中で今でも父が生きているように思えたからだ。

ふたりは町を歩いて帰った。ふたりを見つけた屋村は、カゴいっぱいのパンを持ってのぶの家まで付いてきた。屋村はできたばかりのアンパンを振る舞った。
それまで暗く沈み込んでいた朝田家の面々だったが、屋村のアンパンの美味しさに思わず顔がほころんだ。結太郎の死後何も食べていなかったくらもアンパンをかじって顔をほころばせた。のぶの祖父であり結太郎の父である釜次(吉田剛太郎)は、こんなうまいものを食わずに死ぬとは結太郎は馬鹿なやつだなどと軽口を言うほどだった。
結太郎の妻・羽多子(江口のりこ)は、このアンパンを食べると胸がホカホカすると感想を述べた。のぶはその意見に大いに賛成した。
もちろん、のぶにも笑顔が戻った。

朝田家の人々はホカホカのアンパンに生きる力をもらったのだった。

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NHK『あんぱん』第4回

♪ニンニキニキニキな当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あんぱん』の第4回めを1日遅れてNHK+で見ましたよ。

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第1週『人間なんてさみしいね』

心の通じ合ったのぶ(永瀬ゆずな)と嵩(木村優来)は一緒に登校し、嵩が大好きだという校舎の物陰で一緒に弁当を食べるようになった。

ふたりが弁当を食べていると、いつものように悪ガキたちが崇の弁当をたかりに来た。嵩を守ると誓ったのぶは悪ガキたちと喧嘩をはじめ、その中の一人を突き飛ばして怪我をさせてしまった。
のぶは周囲の大人たちから「女の子は大人しくしていろ」と言われたが、納得がいかなかった。怪我をさせたのはやりすぎだとしても、弱い者いじめをする悪ガキたちがそもそも悪いと思っているからだ。
のぶは、これからも嵩を守り続けるつもりだった。

しかしその翌日、嵩本人からもう守ってほしくないと言われた。のぶから守られることは、自分が弱虫だと認めることになる上、女の子に守られているという状況が余計に惨めさを掻き立てるのだと話した。のぶは何も言えなかった。

そんな中、のぶの父・結太郎(加瀬亮)が朝鮮の平壌へ出張することになった。今度は1ヶ月程度留守にするという。名残惜しいのぶは、家族で唯一、父を駅まで見送りに行った。
父・結太郎は、子どもたちに対して「女の子も大志を抱き、夢を持て」と常々言っている。しかし、のぶはまだ明確な夢を持ってはいなかった。そのことを打ち明けると、父・結太郎は、なにも焦る必要はないと話した。ゆっくり見つけていき、見つかったら全力で追えばよいのだと助言した。のぶは納得した。

こうして、父・結太郎は汽車で旅立っていった。

それからしばらくして、結太郎の帰りが近づいた頃、医者の柳井寛(竹野内豊)が朝田家にやって来た。
帰りの船の中で結太郎が心臓発作を起こして亡くなったという。

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NHK『あんぱん』第3回

週初めから花粉症なのか風邪なのかよくわからない鼻水・喉の痛み・咳・ゆるい腹に悩まされていたのだけれど、今日からやっと調子の良くなり始めた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あんぱん』の第3回めをNHK+で見ましたよ。

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第1週『人間なんてさみしいね』

美味しいパンを食べた嵩(木村優来)は、過去に家族と一緒にパンを食べたときのことを思い出し、それを絵に描いた。その絵の中には、母・登美子(松嶋菜々子)の他、今は高知の柳井家の養子となった弟・千尋(平山正剛)と亡くなった父・清(二宮和也)の姿も描かれていた。
弟・千尋は物心のつく前に養子に出されたため、嵩たち家族のことは一切覚えていない。それは嵩にとって、父を亡くしたのと同じくらいさみしいことだった。

嵩は、千尋にせがまれて、広場のシーソーで遊んでいた。そこへ、のぶ(永瀬ゆずな)が偶然通りがかり、一緒に遊んだ。
さらに、崇の母・登美子が血相を変えて現れた。柳井家の大事な子どもに怪我をさせたら大変だと言って、連れ出した崇のことを叱った。登美子は千尋を丁重に家へ連れ帰った。

のぶは登美子の剣幕に驚いた。美人なのにとても恐ろしかったからだ。さらに、のぶは、小さな子どもと一緒になってシーソー遊びをする崇のことを幼稚だとバカにした。
そこで嵩は、千尋が血を分けた兄弟であることを打ち明け、彼が元の家族のことを何も覚えていないことも寂しそうに語った。

その日の夕方、崇の母・登美子の機嫌はすっかり直っていた。崇の描いた家族の絵を褒めたり、久しぶりに崇の髪を切ってやったりした。その時、登美子は高知の町に用事ができたと話した。そのためしばらく留守にするが、この家で待っていてほしいと言うのだ。
嵩からの質問を遮るように、登美子は話題を変えた。崇の耳が、亡き父・清にそっくりだというのだ。新聞記者をしていた清は、人の話をちゃんと聞くのに向いている耳だと自慢していたという。それを受け継いだ嵩も、父のように優しさと強さを兼ね備えた素敵な人になるだろうと予言した。

翌日、登美子は嵩が学校に行っている隙を見て家を出た。しかし、何かを察した嵩は学校へは行かず、駅へ向かう登美子の後を追った。
嵩に気づいた登美子は、学校を休んだことを叱った。自分が返ってくるまでの間、柳井家でいい子にして待っているように念押しすると、振り返りもせずに歩き去った。

その頃、柳井家では大騒ぎになっていた。
登美子は、家を出ることを誰にも知らせていなかったのだ。それどころか、置き手紙で自分が再婚することと嵩を預けていくことを一方的に通知した。
柳井婦人・千代子(戸田菜穂)は怒り心頭だった。登美子たちが来たときから何やら様子がおかしかったし、そもそも夫の一周忌も終わる前に再婚するなど言語道断だというのだ。一方、夫・寛(竹野内豊)ははじめから分かっていたかのように落ち着き払っていた。

登美子が逐電したことは瞬く間に街中の噂になった。あれだけの美人なのだからまだ人生を謳歌するつもりなのだろうとか、息子を厄介払いするなど母親失格だなどと悪く言われた。
大人たちの噂話はのぶの耳にも入った。

のぶはふと気になってシーソーのある広場へ向かった。はたして嵩はそこにいた。
ふさぎ込む嵩に気づかれないよう接近したのぶは勢いよくシーソーに飛び乗って揺らした。あまりのことに嵩は痛がり怖がったが、のぶは手加減しなかった。弱虫はよくないというのが理由だった。
シーソーを揺らしつつ、のぶは嵩が学校をズル休みしたことも責めた。ズル休みも弱虫のすることだというのだ。

どんなに責めても反応の鈍い崇に対して、のぶはついに呆れてきた。
あまりの弱虫ぶりに、のぶは気が変わった。自分が崇のことを守ってやると宣言した。
それで崇の顔に少しだけ明るさが戻った。
これまで嵩は何度注意されても「朝田のぶさん」と他人行儀な呼びかけをシていた。しかし、この日を境に「のぶちゃん」と呼ぶようになった。

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NHK『あんぱん』第2回

「こっちが本物ですよ」と言っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あんぱん』の第2回めをNHK+で見ましたよ。

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第1週『人間なんてさみしいね』

屋村(阿部サダヲ)は大量のパンを焼いて、子どもたちに配った。その美味しさに、子どもたちは大はしゃぎだった。
その様子を見ていた大人たちも食べたくなった。しかし、屋村は、子どもには無料で食べさせるが、大人からは金を取るという。しかも、その1個10銭だという。それは、大人たちが想像していた値段の10倍だった。屋村は、本場のパンを土佐で食べられるのだから当然の価格だと言ってまったく負けようとしなかった。

渋る大人たちをかき分けて、柳井千代子(戸田菜穂)がやってきた。彼女は残ったパンを全て言い値で買うという。彼女の夫であり医者の寛(竹野内豊)はパンに目がないのだ。

柳井家には、嵩(木村優来)とその母・登美子(松嶋菜々子)が居候している。父・清(二宮和也)を亡くして身を寄せているのだ。
嵩には血の繋がった弟・千尋(中沢元紀)がいた。彼は早い時期に土佐の柳井家の養子になっていた。今回身を寄せるにあたって久しぶりの再開であったが、千尋は崇のことをあまり覚えていなかったようだ。それは嵩にとってさみしいことだった。しかも千尋はすっかりと家に溶け込んでいた。柳井家では何もかもが洋風で、その日の夕食はチキンソテーだった。嵩はナイフとフォークの扱いに苦戦したが、彼より幼い千尋は難なくこなしていた。嵩はさらに疎外感を感じるのだった。

同じ頃、のぶ(永瀬ゆずな)の家でも夕食の時間だった。のぶは昼間食べたパンがどんなに美味しいかったか家族に嬉しそうに話した。時折、手を止めてぼんやりするので、家族はのぶがパンのことで頭がいっぱいだと言って笑った。
確かにのぶはパンを食べたことで幸せな気分だった。しかし、頭の半分では崇のことが気になっていた。父を亡くして仕方なく高知へやってきた彼に向かって、東京へさっさと帰れなどと酷いことを言ってしまったことを悔いていたのだ。

翌日、嵩はやはり校舎の裏で一人で弁当を広げていた。すると、また学校の悪ガキたちが嵩を取り囲み、弁当を取り上げようとした。それを見つけたのぶは、またしても悪ガキたちを追い払った。
ただし、嵩は、その悪ガキの一人に弁当箱を持たせてやった。その子は授業中に腹を鳴らしていた。朝ご飯を食べずにひもじい思いをシていることだろうと思って譲ったのだ。

のぶは、ちょうどいい機会だと思い、東京に帰れと言ったことを取り消して謝った。それを聞いた嵩は、のぶのことを乱暴だけれど優しい人だと評した。照れたのぶは、もう助けてやらないと言い捨てて逃げていった。

屋村は町の人々から鼻つまみ者になりかけていた。うどん屋の厨房を勝手に借りてパンを焼き、柳井夫人を相手に大稼ぎしたのに、厨房の拝借料をビタ一文払わなかったという。それ以後も、特に仕事をするでもなく、昼間から釣り竿を担いで町中をぶらぶらしている。イカサマ師かならず者だというのが町の大人たちの評価だった。

屋村が人気のない川に出てみると、そこには嵩がいた。ふたりは居場所のないもの同士として意気投合した。
しばらくすると、学校帰りののぶもやってきた。

のぶは屋村のパンが美味しかったと感想を述べ、パンを焼く方法を教えてほしいと願った。しかし、屋村はきっぱりと断った。自分はあちこちを旅して、気が向いたらパンを焼くだけで、その秘訣は教えないという。

嵩は、屋村のパンと同じかそれ以上に美味しいパンを以前に食べたことがあると話した。銀座のパン屋で父が買ってきてくれたものだという。銀座がどこにあるのかわからないが、のぶはいつかそこへ行ってパンを食べたいと思った。

家に帰ると、のぶは父・結太郎(加瀬亮)に、いつか銀座で美味しいパンを腹いっぱい食べたいと同じ話をした。結太郎は、のぶは面白い子だと言って褒めた。そして、女の子も大志を抱き、夢を持つことが必要だと話して聞かせた。
結太郎自信も土佐の偉人・坂本龍馬に憧れ、彼ですら果たせなかった大きな貿易会社を作ることが夢だと話した。

その頃、嵩は、父が買ってきてくれたパンを思い出し、その時の幸せだった家族の風景を絵に描いていた。

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