NHK『おちょやん』第4回

とりあえず今週だけは頑張ってみようと決意した当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おちょやん』の第4回めの放送を見ましたよ。

* * *
第1週『うちは、かわいそやない』

遠くの街で観賞用の鶏を売り、千代(毎田暖乃)とテルヲ(トータス松本)は帰宅した。しかし、弟・ヨシヲ(荒田陽向)の姿が見えない。
栗子(宮沢エマ)も退屈しのぎに近くの街まで出かけていたので、ヨシヲの行方は知らないという。
そのまま翌朝になってもヨシヲは帰ってこなかった。村人たちが総出で捜索することになった。

千代も一人で山道を探していると、ヨシヲの草鞋が落ちているのを見つけた。声をかけると道の下からヨシヲの声が聞こえてきた。彼は滑落し、足を痛めた上、昨夜の雨に濡れて弱りきっていた。千代はヨシヲを背負い、家路についた。

しかし、いつも腹をすかせている千代は思うように力が出ない。
その時、どこからかいい匂いが漂ってきた。それにつられていくと、カゴいっぱいに見たことのない食べ物があった。おそるおそる口に入れてみるとたいへんな美味で、千代は夢中で貪り食った。

そうやって食べていると、山で暮らす彦爺(曾我廼家文童)が現れた。どうやらそれは彼の持ち物らしかった。彦爺によれば、それは豚の飼料とする食パンのミミだという。千代は、自分が豚と同じものを美味しく食べたことを恥ずかしく思った。
彦爺は、ヨシヲに向かって、一人で山に入ってはならないと注意したはずだとたしなめた。

ふたりは無事に帰宅し、父・テルヲのみならず、村人たちは全員喜んだ。
ただし、栗子だけは面白くなかった。

栗子は、テルヲとふたりきりになると、子供たちを家から追い出すように迫った。そうでなければ、テルヲと別れると脅した。
栗子は、子供たちもこの家にいていつも腹を空かせているよりは、奉公に出て腹いっぱい食わせてもらったほうがよほど幸せなはずだと説得した。最初は渋っていたテルヲであったが、そう言われるとまんざら悪い考えではないように思われてきた。
その場で結論は出なかったが、一部始終は千代が盗み聞きをしていた。

その後、テルヲは鶏を何羽か売りにでかけた。千代は、彼の留守中に栗子に意地悪をして追い出す算段を立てた。しかし、その目論見は栗子に見抜かれ失敗に終わった。

そうしていると、彦爺が山で採れた薬草を持って訪ねてきた。聞けば、それは腹痛に効く薬草であり、行方不明になった日にヨシヲが探していたものだという。
ヨシヲはそれを受け取ると、栗子に差し出した。栗子が痛そうに腹をさすっていたのを見たから、それが治るように薬草を探しに行ったのだという。

その様子を見ていて、千代はハッとした。
千代は実母・サエ(三戸なつめ)の記憶を持っているが、まだ小さかったヨシヲには母の記憶が皆無である。栗子がいかに性悪であったとしても、ヨシヲにとっては初めて接する「母」なのである。

* * *

続きを読む

NHK『おちょやん』第3回

今回のまとめ記事はいつ終わってもおかしくないと言っておく当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おちょやん』の第3回めの放送を見ましたよ。

* * *
第1週『うちは、かわいそやない』

父・テルヲ(トータス松本)が、姿を消した栗子(宮沢エマ)を探しに出てたまま10日が過ぎた。
以前の通り、家事を担わなくてはならなくなった千代(毎田暖乃)は学校に行けなくなった。千代の見立てでは、栗子は必ず戻ってくると思っていた。なぜなら、栗子が大事にしている三味線が家に置いたままだからだ。

千代の予想通り、11日めにテルヲと栗子が戻ってきた。テルヲは好きなものは何でも食べさせてやると約束して連れ戻したという。
しかし、貧乏な竹井家には栗子にご馳走を食べさせる金がない。そこでテルヲは、自分が大切に育てていた観賞用の鶏を売ることを決めた。

家から1時間ほどの小さな町には、ガラス工場を営む峯岸社長(佐川満男)の屋敷がある。そこで観賞用鶏の品評会が開かれるというので、テルヲは千代を伴って売り込みに行った。

峯岸社長は目が肥えていて、テルヲの鶏を一瞥しただけで駄作だと評した。素人が育てても碌なものにならないと言い捨てた。引き下がるわけにいかないテルヲは、この鶏の特徴は外見ではなく鳴き声であると主張した。しかし、どう囃し立ても鶏が鳴くことはなかった。ほとほと呆れてしまった峯岸社長はテルヲたちを追い払おうとした。

その時、千代が食ってかかった。
家が貧乏で、人も鶏もいつも腹をすかせている。この鶏が鳴き声は、空腹から逃れ、生きるための声である。それをわからずに、見た目だけで判断するとは峯岸社長の目はくもりガラスのようだと詰った。
そして千代は、きれいなガラスの見本として、母の形見のガラス玉を見せた。

それを見た峯岸社長は、千代がサエ(三戸なつめ)の娘だと見抜いた。
サエは幼いときから16歳ころまで、峯岸社長の下で奉公していたという。辞めた後はめっきり姿を見せなくなったが、亡くなる直前にひょっこりと現れ、そのガラス玉を娘のために買っていったという。その時のガラス玉が、月に似た珍しい色のものだったのでよく覚えているという。

そこに奇妙な縁を感じた峯岸社長は、テルヲの鶏を買ってやることにした。こうして、テルヲは十分な金を手に入れることができた。

帰り道、千代は父に、亡き母のことを今でも好きなのかと聞いた。テルヲは、栗子が怒るから好きではないということにしている、といたずらっぽく本音を語った。テルヲの提案で、サエの墓参りに寄ってから帰ることにした。

その頃、弟・ヨシヲ(荒田陽向)は薄暗い山道を一人で歩いていた。ヨシヲは足を取られ、滑落した。

* * *

続きを読む

NHK『おちょやん』第2回

2日めにして、朝起きれなかった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おちょやん』の第2回めの放送を見ましたよ。

* * *
第1週『うちは、かわいそやない』

父・テルヲ(トータス松本)は、新しい母だと言って栗子(宮沢エマ)という女を連れてきた。

死んだ母のことを忘れずにいる千代(毎田暖乃)であったが、栗子が来たことを喜んだ。栗子が新しい母として、家のことを全てやってくれると思ったからだ。そうなれば、千代はついに学校に行くことができる。

翌日、千代は早速登校した。字を読めなくて級友たちから笑われるなどしたが、学校生活はおおむね楽しかった。

体育の授業は徒競走だった。千代は近所の幼馴染・小林勝次(原知輝)に弁当を賭けた競争を挑んだ。聞けば、勝次はおばあちゃんの作った美味しいおはぎを持ってきているという。家の貧しい千代は弁当を持ってきていなかったが、徒競走で勝次に負ける気がせず、自分の弁当がないことは問題にならないと考えたのだ。

しかし、千代は足が遅かった。全くいいところがなく、勝次に敗北した。もちろん、千代は弁当を差し出すことができず、勝次は怒った。しかし、勝ち気な千代は喧嘩腰で対応した。その騒ぎを聞きつけた玉井先生(木内義一)が仲裁に入った。
すると、千代は嘘泣きで先生に弁明した。弁当を忘れた自分のために勝次がおはぎを分けようとしたが、自分が維持を張って断ったので言い争いになったとでまかせを述べた。その話を聞いた先生は感激し、勝次のことを褒めた。勝次は引っ込みがつかず、3つあるおはぎのうち自分では1つだけを食べ、残りの2つを千代に渡した。1つは千代が食べ、もうひとつを家にいる弟・ヨシヲ(荒田陽向)に持っていけと勝次は言うのだった。千代は遠慮することなくその通りにした。

千代が帰宅すると家中の家財がひっくり返されていた。栗子が言うには、何か売れるものがないか探したが何もなかったという。その上、腹が減ったから早く食事の支度をするよう千代に言いつけるのだった。テルヲとの約束で、栗子は家のことは何もしなくてよいことになっているという。
頭に来た千代は、鶏小屋のテルヲのところへ訴えに行った。しかし、テルヲは栗子の肩を持つばかりで、千代の味方をしなかった。

諦めた千代は、せめて弟・ヨシヲに土産のおはぎを食べさせてやろうと家に戻った。しかし、さっき確かに置いておいたはずのおはぎがなくなっていた。栗子の口元にあんこがついたままになっており、彼女が勝手に食べたことは明らかだった。千代は詰るが、栗子は少しも悪びれるでもなかった。

その夜、千代は竹林の中の母との思い出の場所に来た。ここに来れば心を落ち着かせることができた。

家に戻ろうとすると、父・テルヲが大声を上げながら家から飛び出してきた。栗子が家を出ていってしまったという。テルヲは彼女を探しに出たまま、しばらく帰ってこなかった。

* * *

続きを読む

NHK『おちょやん』第1回

COVID-19に関しては「4月末ころまでには落ち着いて元に戻るだろう」なんて思っていて、まさか朝ドラのスケジュールもずれ込むとは思っていなかった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おちょやん』の第1回めの放送を見ましたよ。

* * *
第1週『うちは、かわいそやない』

大正5年(1916年)、竹井千代(毎田暖乃)は大阪・南河内で暮らしていた。

家は養鶏場を営んでいたが、父・テルヲ(トータス松本)は働きもせず、昼から酒を飲んでばかりいた。母・サエ(三戸なつめ)は、千代が5歳のときに亡くなった。
弟・ヨシヲ(荒田陽向)の世話も含め、千代が家の全てを取り仕切っていた。

千代が家を守るのは、亡き母との約束であった。家事の一切に抜かりはない一方、千代は学校へ行くことができなかった。貧乏で学校にも来ないため、同年代の子供たちからはからかわれるばかりだった。ただし、からかわれるたびに、誇り高くかつ口汚く言い返す程度に、千代は強い女の子だった。

しかし、人前では気丈に振る舞う千代であっても、夜中に辛くなることもあった。そんな時は、一人で竹林に入り、秘密の隠し場所に行くのだった。そこは母との思い出の場所だった。幼い千代を連れて、母はよくここへ来た。千代は夜泣きをする赤ん坊だったが、ここへ連れてくるとピタリと泣き止んだという。
また、今際の母から貰ったビー玉をそこに隠していた。それはまるで月のようであり、千代は夜空と一緒にそれを眺めると元気が出てきた。そして、「うちは、かわいそやない」と自分を励ますのだった。

ある日、家の食べ物もほとんど底をつき、千代は卵を産まなくなった鶏を街で売ることとした。父を怒鳴りつけ、彼に鶏を売りに行かせた。
そのまま、父・テルヲは10日帰ってこなかった。

やっとテルヲが帰ってきたと思ったら、知らない女・栗子(宮沢エマ)を連れていた。
テルヲは栗子のことを「新しいおかあちゃん」と紹介するのだった。

* * *

続きを読む

杉本恭子『京大的文化事典 自由とカオスの生態系』

著者の杉本恭子は1990年代に同志社大学で学生時代を過ごしたそうだ。事前知識がほとんど無いまま『京大的文化事典 自由とカオスの生態系』を手にとり、前書き冒頭でその事実を知らされて肩透かしを食らった気分だった。
入学したことのない部外者が京大の文化について語るのかよ、と。

しかし、そこで投げ出さずに読み進めると、その絶妙な距離感の妙味がすぐに分かった。
外野の立場だからこそ、懐古趣味に陥ることなく、冷静で客観的に京大の文化を記述することに成功していると思われる。関係者(ただし、学生/卒業生側に偏っていて、教員/執行部側は少ない)や資料への丹念な取材が行われていて、独りよがりな思い出話に終始しないところが素晴らしい。

また、京大に閉じた文化論ではないところもよい。より大きな社会・文化全体に翻弄されたり、逆に牽引していく京大の姿が俯瞰的に描かれていて、僕たちが生きている世界について深く考える契機を与えてくれる。
たとえば、今日の京大文化の語り手の一人といえば森見登美彦(本書には彼へのインタビュー記事も掲載されている)と言えるわけだが、振り返ってみれば、彼の小説で描かれる”アホな京大”は社会とは隔絶された一つの別世界にしか見えない(まぁ、それが彼のファンタジー小説の持ち味だけれど)。一方、本書の”アホな京大”は、社会との接点がどのように維持され、また変化してきたのかということが丹念に説明されている。森見的京大しか知らなかった僕には目からウロコだった。
続きを読む

マスカットパンチラ

本日、10月2日は当方の最愛の山瀬まみさんのお誕生日です。おめでとうございます。

先週、レギュラーの生放送ラジオ番組『有馬隼人とらじおと山瀬まみと』が終わってしまいました。毎週金曜日の放送で、2016年4月放送開始でした。その間、10月2日が金曜日にあたることはありませんでした。今年は誕生日が金曜なので何かあるかと数ヶ月前から楽しみにしていたのですが、その1週間前に終わってしまうとは。無念です。

それはさておき。
続きを読む

愛の渦→恋の渦→身体を売ったらサヨウナラ

■『愛の渦』

偶然、『Amazon Prime Videoで無料で観られるおすすめ映画リスト~独断と偏見による32選』(盛り場放浪記)というブログ記事を見つけた。僕の大好きな映画がいくつも出ていて(『天国と地獄』とか『探偵はBARにいる』の1作目とか)、この人は信用できるな、と思った。

そんな中、

123分中100分くらい全員裸。映画的に優れているわけではないけれど、門脇麦の脱ぎっぷりが素敵なので、観といて損はない。

と紹介されていたのが、三浦大輔原作・脚本・監督の『愛の渦』(2014)。
NHK『麒麟がくる』でヒロインをやってる門脇麦がどういう事になってんの!?」って思って、そりゃ見たくなるよね。

見て思ったことは、

  • 乱交パーティに集まった男女の1夜だけの交流。
  • 門脇麦の脱ぎっぷりが素敵だった。もう平常心で『麒麟がくる』を見れない。
  • 「100分くらい全員裸」というのは語弊があって、実際にはタオルを巻いてるシーンがほとんど。いや、問題ないけど。
  • 乱交パーティの終わる午前5時からがクライマックス。オチがどうなるのかずっとドキドキした。
  • 季節は冬なのに、日の出早すぎじゃん。まぁいいけど。

って感じでしょうか。いや、面白かった。

セックスがテーマだし、ましてやほぼ行きずりの乱交だし、口汚く罵ったりするので、まっとうな貞操観をお持ちの方は眉をひそめる映画ではありますが、観といて損はないかもしれません。

続きを読む

映画『食べる女』を見た

ポビドンヨードを含んだうがい薬がなんだかんだで、ドラッグストアに走った人々や、どこぞの首長に失笑を送る人々で世間が騒がしい中、現実を見たくない当方がアマゾンプライムビデオで映画『食べる女』(2018)を見ましたよ。

8人の女が出てきて、どの女も孤独で痛々しくて人生に悩んでいる。女同士で傷をなめあって、最終的にちょっとだけ前に進むって感じの内容でしょうか。時々、添え物のように、これまた痛い男も出てきます。
象徴的なのは、小泉今日子姐さんの
「人ってねぇ、美味しいご飯食べてる時と愛しいセックスしてる時が一番こう、暴力とか差別とか争いごとから遠くなるんだって。・・・でもほら、セックスの方はさ、相手がいないとできないけれど、ご飯ならいつでもできるでしょ。」
というセリフでしょうか。
僕は嫌いじゃない映画です。
続きを読む

シアターコクーンライブ配信『プレイタイム』を見た

当方の大好きな女優さんであるところの黒木華さんが出演する劇がネット配信されるとのことなので見た。
有料2,500円で専用URLでストリーミングされるという形式。70分程度のコンテンツだった。

内容は、岸田國士の『恋愛恐怖病』が原作とのことである(青空文庫に収録されている)。本人たちは、「恋愛感情抜きの友人」と自分たちの関係を定義しているのだけれど、恋愛感情が芽生えつつあることを互いに自覚し、けれども一線を超えるわけにはいかないと思ってグダグダとやり取りするというお話。わかる。
続きを読む

俺のストラト


梅田行きの電車乗って
紀伊国屋はスルーしって
梅田行きの電車乗って
三番街から茶屋町
(ちょっときれいになりましたよね)
(そやねー)

梅田行きの電車乗って
(アベック少ない)
イシバシでレッド or グレー
(アベック少ない)
梅田行きの電車乗って
(アベック少ない)
やっぱギターはそんなこんなで
(ええなー)