そろそろ今シーズンの鶏水炊き鍋を開幕したいと思っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おむすび』の第9回めの放送を見ましたよ。
野球部の試合は同点のまま最終回ウラを迎えた。
結(橋本環奈)たちの高校チームはノーアウト満塁でサヨナラ勝ちのチャンスを得た。そこへ、相手チームのピッチャーが交代し、結と顔見知りの四ツ木(佐野勇斗)が登板した。彼は栃木からの野球留学生で、中学生時代は何度かノーヒットノーランを記録したほどの実力の持ち主だという。その噂通り、四ツ木はあっという間にツーアウトを取った。
結たちの高校は、そこで代打として結の幼馴染の古賀(菅生新樹)を打席に送り込んだ。彼は前日に、結のためにホームランを打つと約束していた。結は大きな声援を送った。
ところが、古賀は四つ木に全く敵わなかった。彼はピッチャーフライに打ち取られてしまった。
こうして両校の試合は延長線に突入し、10回には相手チームが一挙に10点を挙げ、結の高校は結局大差で敗れてしまった。
ある放課後、結がいつものように港で息抜きをしていると、四ツ木が現れた。
そこは彼のランニングコースなのだという。彼は豪速球を投げられる強みを持っている一方、スタミナ面に弱点があり長い回を投げられないという。だから先日の試合でも最終回にリリーフとして出場した。スタミナ強化のためにいつもランニングをしているのだという。
彼は結をその場に待たせ、寮に走って帰った。そして大量のイチゴを持って戻ってきた。それは栃木の彼の実家で採れたもので、以前に結の祖父・永吉(松平健)から美味いトマトを貰った礼だという。結は一度は受け取りを断った。イチゴは福岡でも採れるので珍しくないし、何よりも結は福岡産を自慢に思っていたからだ。
それでも四ツ木は引き下がろうとしなかった。もう一度彼のイチゴを見た結は、それがなかなかの出来であることを認めた。それで貰って帰ることにした。
帰宅すると、祖母・佳代(宮崎美子)から声をかけられた。結が父・聖人(北村有起哉)と仲違いしたままなのを心配しているのだ。佳代は、聖人が姉・歩(仲里依紗)がギャルになってしまったのは自分のせいだと後悔していて、結が同じようになってほしくない、もう二度と昔のような後悔をしたくないと思っているのだと弁護した。ただし、結にとって迷惑に感じる気持ちもわかると共感を示した。
その頃、ギャルの瑠梨(みりちゃむ)も帰宅した。夕食どきであったが、彼女の母・絵利花(坪内陽子)はスーツ姿で忙しげに出かけるところだった。これから仕事で東京に行かなくてはならないという。瑠璃に1万円札を渡して、何か買って食べろと告げるのだった。夫婦仲はよくなく、瑠璃の父がいつ帰ってくるかはわからないという。
瑠璃はコンビニ商品で食事を済ませると、夜の天神へ出掛けていった。
そこで二人組の男に声をかけられた。