これからはじまるコマ落ちした記憶 (発表会のお知らせ)

2024年3月31日(日)に、音楽教室のいつもの発表会に出場します。出番は18時くらいから。2曲やります。
場所は、奈良県橿原市の音楽ホール音蔵(近鉄大和八木駅から徒歩10分くらい)です。

日曜の夕方という微妙な時間ではありますが、お時間のある方はぜひ応援に来てください。
発表会のプログラムは20時半くらいまで組まれていますが、加古川の人でも帰れます(大和八木駅22:11発の電車に乗れば加古川まで辿り着くようです)。東京の人なら20:26発が最終のようですが、僕の出番を見てすぐ出れば余裕です。

コロナ禍でこの発表会は一時中止になっていたり、関係者(事前予約)しか入場が許可されなかったりした時期もあったので本blogでもあまり宣伝しないようになっていたのですが、今や世の中もいろいろ楽しいことが不自由なくできるようになっているので、ひさしぶりに宣伝です。
あと、今回僕はアコースティックギターで初参戦だったり、コーラス頑張ってみたりしてるので、見どころ聞きどころ満載です。
今日は会場での公式リハーサルの日だったのですが、なんとMCの練習までさせられるという、今までにないほどのショーになる予感です。

リハーサル写真。ひとり、本番にはいない人が写っています。

NHK『ブギウギ』第111回

ギターの単音カッティングという奏法を身につけたい当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第111回めの放送を見ましたよ。

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第23週『マミーのマミーや』

梅吉(柳葉敏郎)が亡くなった。

その葬式に、鈴子(趣里)の産みの母であるキヌ(中越典子)が姿を現した。鈴子が彼女の姿を見るのは15年ぶりで、これが二度目である。すっかり老け込んで杖をついていた。

葬儀の後、鈴子はキヌと話をする機会を作った。
キヌは相変わらず畑仕事をしており、そこで足に怪我をしてしまったのだという。それでも、立派に成長したふたりの息子(松谷圭悟中村凛太郎)たちが面倒を見てくれるから不自由はないという。キヌの息子たちも梅吉に何度も写真を撮ってもらったことがあり、どうしても弔問に来たかったのだと説明した。
鈴子もキヌも穏やかに言葉を交わし、再会できたことを喜びあった。

ふたりが話をしている間、息子たちが愛子(小野美音)の相手をしてくれていた。彼らは福来スズ子の大ファンであると述べ、自分の母が知り合いであることにたいそう驚いていた。実は15年前、幼かった彼らは鈴子にキヌを取られると思って口汚く罵った。そんなことは覚えていないようだった。

あまりゆっくりと話をする間もなく、キヌは息子たちに促されて帰ることとなった。今日はまだ畑仕事が残っており、早く帰らないとならないのだという。
去っていくキヌを見送りながら、愛子はあの老婆は何者なのかと尋ねた。鈴子は少々迷った末、「マミーのマミーや。愛子のおばあちゃんや」と説明した。
その声を聞いたキヌは、泣き笑いの表情で振り返り、軽く頭を下げた。しかし、何も喋らないまま、息子たちに促されて帰って行った。

まだ幼い愛子は、梅吉が死んだということがまだ理解できずにいた。梅吉が寝ていた部屋で彼の姿を探していた。鈴子は、梅吉の姿は見えなくなったが、いつもそばで愛子のことを見ているのだと説明した。
東京へ帰る段になると、愛子は梅吉の飼っていたカメと離れたくないと駄々をこねた。そのカメの代わりに、松吉(木内義一)は一枚の写真をくれた。それは、梅吉が生前最後に撮った愛子の写真であった。現像を頼んでいたのだが梅吉の最期には間に合わなかったという。その写真の中で、愛子は満面の笑みでカメを持っていた。写真に写るカメで満足して、愛子はおとなしくなった。

東京の自宅に戻った鈴子は、梅吉の遺影をツヤ(水川あさみ)の隣に飾った。梅吉が一番喜ぶ配置である。
安置を終え、いざお鈴を鳴らそうとしたが、りん棒が見当たらなかった。鈴子は大騒ぎしてあちこち探し回ったが見つからない。

りん棒を探す途中で、鈴子は海中時計を見つけた。それは鈴子の血のつながった父の形見であり、キヌから託されたものだった。
鈴子はその懐中時計を愛子に与えた。この前会ったお婆さんから貰ったものだと説明し、大切にもっていてほしいと話した。東京に帰ってきてからは梅吉のカメのことを思って元気のなかった愛子だったが、懐中時計を見せられると元気になった。とてもかわいいデザインで、すっかり気に入ったのだ。

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NHK『ブギウギ』第110回

花粉症というわけではないけれど、昨日あたりから目鼻喉の調子がよくない当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第110回めの放送を見ましたよ。

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第23週『マミーのマミーや』

鈴子(趣里)は、梅吉(柳葉敏郎)が撮影した女性の水着写真のアルバムを見つけた。それは半ば隠すようにしまわれていたが、数は膨大だった。
おじ夫婦の松吉(木内義一)とユキ(沢暉蓮)に尋ねると、確かに梅吉が撮影したもので間違いないという。ユキも撮影してもらったことがあり、他の女性たちも喜んで被写体になっていたという。梅吉は被写体本人たちが納得するほどきれいに写真を撮ってくれるので、みんな喜んで撮影に応じていたという。特に、梅吉は写真を撮るときに必ず笑わせてくれる。それで気分も良くなって自然に笑顔が浮かび、よりきれいに写るのだ。
松吉とユキの話によれば、梅吉は水着女性の撮影だけが上手かったわけではない。どんなに偏屈な大人であれ、泣きじゃくる子どもであれ、梅吉がカメラを向けると誰しもいい笑顔になったという。梅吉の才能だったと話した。

同じ頃、愛子(小野美音)は梅吉の部屋にいた。部屋の前で飼われているカメで遊んでいたところ、中の梅吉から声をかけられたのだ。
梅吉は全身に痛みがある中、半身を起こし愛子にカメラを向けた。人見知りの気があり、まだ梅吉のことも警戒していた愛子であったが、梅吉から笑顔を向けられると、つられて笑った。カメラを挟んで、ふたりは大いに笑い合った。

その後、梅吉の容体がますます悪化した。往診の医者によれば、今日明日が山場だという。

鈴子は、ひとりで梅吉の部屋に詰めた。梅吉は医者から注射された痛み止めのせいでよく眠っていた。
鈴子は梅吉が眠っているのをいいことに、独り言のように本音を話し始めた。鈴子は、家族の中で自分だけ血が繋がっていないことをずっと気にしていた。梅吉がいつか本当のことを直接話してくれると思っていのに、ついに言ってくれなかった。

すると、梅吉が「言う必要はなかった」と答えた。眠っていたはずだが、鈴子の声で目を覚ましたのだ。梅吉は、鈴子のことは自分と妻・ツヤ(水川あさみ)の本当の子なのだから、何もいう必要はなかったと説明した。むしろ、何も知らないふりをして、ずっと自分たちを親でいさせてくれた鈴子の優しさに感謝していると話した。自分たち家族は血よりも濃いもので繋がっていると話した。それは心である。
鈴子はその言葉に泣き出した。

梅吉は、鈴子の歌を聴きたいとせがんだ。『父ちゃんブギウギ』を歌ってくれとリクエストした。
鈴子がそんな曲は知らないと答えると、梅吉は自分で歌ってみせた。なんのことはない『東京ブギウギ』の替え歌で、歌詞の一部が「父ちゃん」とされているものだった。鈴子は呆れながらも吹き出してしまった。
梅吉の替え歌は単純なので、鈴子にも容易に歌詞の展開が予想できた。だから、梅吉に合わせて鈴子も歌った。歌えば歌うほど、歌詞のバカバカしさに鈴子はおかしくて笑ってしまった。

笑いながら歌っていたが、急に梅吉との別れが現実みを増してきた。
鈴子は大声で泣き喚きながら梅吉に抱きついた。

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NHK『ブギウギ』第109回

久しぶりに冷たい牛乳を飲んだせいか、それとも寒い部屋に置いていて冷えたエレキギターを持ってお腹にあたったせいか、はたまた何かしらのストレスなのか、原因はよくわからないが昨日はお腹がゴロゴロしていた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第109回めの放送を見ましたよ。

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第23週『マミーのマミーや』

鈴子(趣里)が4ヶ月ぶりにアメリカから帰国した。アメリカ行きに最後まで反抗していた愛子(小野美音)はどこかよそよそしい雰囲気だったが、すぐに打ち解けて元通りになった。

1951年(昭和26年)秋、鈴子たちが新居に引っ越して1年が経った。近所の主婦たちともすっかり仲良くなり、彼女らを家に招待しておしゃべりすることもしばしばだった。近所の主婦たちは、ステージ上でもプライベートでも変わらない鈴子の気さくな人柄をすっかり気に入っていた。
またその頃、羽鳥(草彅剛)の通算作曲数が2000曲に達した。それを記念して、自らパーティーを開くとのことだった。鈴子は羽鳥の仕事ぶりに感心すると共に、自分で自分を持ち上げるようなパーティーを開催することに呆れた。しかも、鈴子に余興をやってほしいと一方的に伝えられ、ますます呆れた。

ある日、鈴子へ電報が届いた。香川で暮らしている父・梅吉(柳葉敏郎)が危篤状態になったという。鈴子は愛子を連れて、すぐに香川へ向かった。

梅吉はガンになり、ここ半年ほど闘病生活を行っていた。自分で開いた写真館はたたみ、実弟・松吉(木内義一)、ユキ(沢暉蓮)夫婦の家に身を寄せていた。
梅吉の部屋の前の縁側には鉢が置いてあり、そこでカメが飼われていた。それは、鈴子の弟・六郎(黒崎煌代)が生前かわいがっていたカメである。鈴子はカメが長生きであることと、これまでずっと梅吉が大切に世話をしていたことに驚いた。

部屋に入ると、梅吉は弱りきって布団に横たわっていた。鈴子の姿を認めると「よく来てくれた」と喜んだが、声は弱々しく、体を起こすこともできないほどだった。
鈴子がカメのことを話題にすると、梅吉は六郎の分まで生きているのだろうと答えた。そして、鈴子が来てくれたことが嬉しく、寿命が2時間延びたなどと冗談を言った。あまりにつまらない冗談だったが、鈴子は思わず笑ってしまった。

鈴子は松吉から、香川での梅吉の様子を聞いた。
梅吉は口を開いたら、いつも鈴子の自慢ばかりしていたという。近所の人々からは親バカにすぎると言われていたが、全く気にする様子はなかったという。病気で写真館を閉じてからは、他にすることもなく、ますます娘自慢がひどくなった。
それでも、梅吉の写真の腕は確かで、経営する写真館の評判は良かったという。仕事のない日には、カメラを持って地元を回り、人々の写真を撮り続けていたという。そのせいもあって、娘自慢を除けば、梅吉は人気があったという。

梅吉が撮った写真は全て松吉の家の倉庫にしまってあるという。梅吉がどうしても捨てたくないと言い張ったからだ。鈴子はひとりでそれを見に行った。
そこには多くの写真が残されており、写っている人々はどれも満面の笑みを浮かべていた。鈴子は、梅吉がいつものようにくだらない冗談を言って、相手を笑わせた隙に撮ったのだろうと容易に想像できた。

そんな中、こっそりと隠すようにしまわれていたアルバムを見つけた。それを開いた鈴子は驚いた。水着の女性が艶かしいポーズをとった写真ばかりが集められていたのだ。

その頃、愛子は梅吉の部屋の前のカメで遊んでいた。
すると、部屋の中から梅吉の呻き声が聞こえてきた。それに誘われるように、愛子は梅吉の部屋に入って行った。

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NHK『ブギウギ』第108回

昨日のマクラでは日経平均株価が4万円を超えるかどうかというネタだったんだけれど、心の中では「どうせ肩透かしで株価はむしろ下がるんだろうな」と思っていたんだけれど、あっさり4万円を超えてびっくりした当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第108回めの放送を見ましたよ。

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第23週『マミーのマミーや』

愛子(小野美音)の元気がない。鈴子(趣里)が愛子を置いて、4ヶ月間のアメリカ巡業に出かけるのが許せないのだ。鈴子がどんなになだめても、愛子はずっと拗ねたままだった。

そしていよいよアメリカへ出発する日となった。相変わらず愛子は拗ねたままで、鈴子から離れて見送ろうともしなかった。鈴子が根気強く優しく声をかけ、やっと愛子が近寄ってきた。そして、鈴子に抱きついた。
鈴子は、愛子のことが大好きで何よりも大切に思っていると話した。しかし同時に、もっと大きな歌手になりたいと願っており、そのためにはアメリカに行かなければならないと説明した。

それでも愛子は聞き入れなかった。激しく泣き始め、鈴子に抱きついて離そうとしなかった。
出発の時間が迫り、家事手伝い・大野(木野花)によって愛子が強引に引き離され、鈴子は家を出た。愛子の泣き声は家の外まで聞こえ、鈴子は苦しく思いながらも出かけて行った。

鈴子の出発後、愛子はますます元気をなくしていった。

1950年(昭和25年)9月、鈴子がアメリカに旅立って3ヶ月が経った。
かねてより建築中だった鈴子の新しい家が完成した。鈴子は留守だったが、大野と共に愛子はその家へ引っ越した。今までの家よりずいぶんと広く、現代風で素晴らしい家だった。新しい環境になっても、愛子は相変わらず元気がなかった。

そんな時、アメリカの鈴子から手紙が届いた。引っ越しの時期を見越して、新しい家に宛てて書かれたものだった。
手紙には、鈴子が充実した毎日を過ごしていることが記されていた。そして、そのような経験をできるのも愛子が我慢してくれているからだと書かれていた。最後には、アイ・ラブ・ユーと書かれていた。
アイ・ラブ・ユーの意味がわからなかった愛子は、大野に尋ねた。大野は大好きという意味だと教えてやった。

大野は鈴子へ返事を書くことを提案し、愛子も承諾した。
手紙にはアメリカでの鈴子の写真も同封されており、愛子はクレヨンで模写して送った。

ニューヨークの滞在中の鈴子のところへ返事が届いた。鈴子は愛子のお絵描きを見て涙をこぼした。早く日本へ帰って、愛子に会いたいと思った。

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NHK『ブギウギ』第107回

今から15年前の2009年に「日経平均株価が4万円を超えたら結婚するんだ」と自ら死亡フラグを立てたわけだけれど、その時には2050年ころに達成されると予測していた(2021年に再計算したところ2年後ろ倒しになって2052年と予測された)ので完全に油断していたのだが、なんと先週末の終値が39,910.82円に達して4万円目前になってしまい、それなのに僕の結婚計画の方はさっぱり進展がなく、それらしき相手すらも見つかっていないのでどうしたものかと心配してマジ死にそうになっている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第107回めの放送を見ましたよ。

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第23週『マミーのマミーや』

1950年(昭和25年)6月。
タケシ(三浦獠太)が鈴子(趣里)のマネージャーになって2ヶ月が経った。愛子(小野美音)は彼によく懐き、タケシが家に来るとふたりは大はしゃぎした。あまりのやかましさに鈴子は閉口しながらも微笑ましく見ていた。
また、鈴子はもうすぐ新しい家に引っ越すことも決まっていた。愛助(水上恒司)の療養生活のために住み始めた家だったので何かと手狭になってきたのだ。次は、愛子がのびのびと遊べるような広い庭のある家になる。

そんな頃、羽鳥(草彅剛)からアメリカ巡業の話が持ち込まれた。彼の知り合いの興行主からの提案で、4ヶ月かけてアメリカの都市をまわるということである。
鈴子はとても心が惹かれた。ブギの生まれたアメリカには行ってみたいし、自分の歌が本場でどこまで通用するか挑戦したいと思った。
しかし、愛子と離れなければならないことに躊躇した。GHQからの渡航許可は、鈴子とマネージャー・タケシの分しかおりないというのだ。鈴子は回答を保留した。

帰宅した鈴子は、愛子に本当のことは黙っていた。その代わり、家事手伝い・大野(木野花)に相談した。
大野は鈴子のアメリカ行きにきっぱりと反対した。愛子にとって母親は鈴子だけであり、存分に甘えられる相手も鈴子をおいて他にいない。愛子もアメリカに連れて行けるならまだしも、4ヶ月も離れることは看過できないというのだった。

鈴子と大野は愛子にだけは知られないようにしていたにもかかわらず、お調子者のタケシが愛子に漏らしてしまった。
愛子は、鈴子と離れたくないと言って大泣きした。その場はなんとかなだめたものの、それからというものの愛子はことあるごとにアメリカに行かないでくれと言うようになった。
鈴子は困ってしまった。

そうしているうちに、羽鳥からは回答を急かされるようになった。羽鳥も一緒に行くことになっており、楽しみで仕方ないのだ。さまざまな手配も必要であり、もう決断しなければ間に合わないという。

鈴子は、羽鳥と同席していた妻・麻里(市川実和子)を引き合いに、自分の気持ちを話した。麻里のような母親像が正しいを思っている。子どもの世話をして、家を守るのがあるべき姿だ。あたまではそうわかっていても、自分は歌手として成長したいという気持ちを抑えられない。愛子のために普通の人間、普通の母でありたいと思っているのに、娘よりも歌を選ぶことに後ろめたさがあると話した。

それを聞いた麻里は、鈴子の本心を見抜いて、こう話した。
鈴子は、アメリカに行っても行かなくても、いずれにせよ後悔するに違いない。そして、鈴子自身はほぼアメリカ行きに心を決めているのに、あと一押しが足りないと思っている。鈴子と同じような母親の立場にいる人間に背中を押して欲しいと思っているに違いない。だから、自分が鈴子のアメリカ行きを強く推すと述べた。自分が鈴子の母親だったとしたら、絶対にそう言うと話した。

その一言で、鈴子はアメリカ行きを決心した。

帰宅した鈴子は、家事手伝い・大野に報告した。大野は鈴子の決定には従うと言ってくれた。鈴子の留守中、しっかりと愛子や家を守ると約束してくれた。その代わり、愛子には鈴子からしっかり言って聞かせるようにと条件をつけられた。

鈴子は愛子に事情を話した。
離れ離れになるのは寂しいが、外国で歌ってみたいという気持ちが勝ったと説明した。予想通り、愛子は大泣きして駄々をこねた。
鈴子は、娘と歌との間で胸が引き裂かれるような思いだった。

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NHK『ブギウギ』第106回

いよいよ本作も残り1ヶ月になったのでがんばろうと思う当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第106回めの放送を見ましたよ。

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第22週『あ~しんど♪』

鈴子(趣里)のワンマンショー当日の朝を迎えた。
しかし、迎えに来るはずの新人マネージャー・タケシ(三浦獠太)がなかなか現れない。鈴子はひとりで劇場に向かった。

本番前の最後のひととき、鈴子は作曲家・羽鳥善一(草彅剛)、喜劇王・タナケン(生瀬勝久)、旧マネージャー・山下(近藤芳正)など、これまで自分を指導し導いてくれた人々のことを思い出していた。彼らの厳しくも親切で適切なアドバイスのおかげで自分は一人前になり、人気スターになれたのだと思い返していた。

やっとタケシが楽屋に現れた。彼は寝坊して遅刻したという。もうクビになることを覚悟していた。これが最後だと思い、これまでの失敗を謝った。自分が歌や音楽に造詣が深いと言っていたのは嘘だったと白状した。
しかし鈴子は叱らなかった。鈴子はタケシが歌に興味がないことなどとっくに見抜いていたのだ。叱る代わりに、鈴子は微笑みながら、本番をよく見ておけと命じてステージに向かった。

ワンマンショーで披露された新曲『買物ブギ』はまたしても大好評だった。歌詞や踊りの滑稽さに客は大笑いした。
たけしは鈴子の見事なショーはもちろん、客たちが大喜びしている姿を見て感激した。

本番を終えた鈴子から感想を聞かれると、タケシは自分の感動を素直に伝えた。
鈴子は、これこそが歌であり、客を楽しませる仕事の真髄だと説明した。自分は多くの先輩たちから人を楽しませることの面白さと厳しさを教わってきた。今度は自分がタケシにそれを伝える番だと認識していると話した。タケシをクビにはせず、これからは一緒にがんばるつもりだと話した。
タケシも心を入れ替え、一生懸命務めることを誓った。

こうして、鈴子はタケシとともに歩み始めた。
ニンジンが大嫌いだった愛子(小野美音)は、タケシから鼻を摘んで食べれば平気だと教えられ克服した。愛子とタケシは食卓で鼻をつまみながらふざけ合ってニンジンを食べた。鈴子と大野は行儀の悪さに顔をしかめたが、彼の若さと調子の良さによって鈴子の周りはますます賑やかになった。

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NHK『ブギウギ』第105回

新マネージャー・柴本タケシ役の三浦獠太三浦知良三浦りさ子の息子だと知って、なるほどなんとなく面影があるなと思った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第105回めの放送を見ましたよ。

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第22週『あ~しんど♪』

山下(近藤芳正)は鈴子(趣里)のマネージャーを辞めると突如言い出し、後任として柴本タケシ(三浦獠太)を引き合わせた。彼は山下の甥で、大学を出たものの他に職が見つからなかったという。若くて威勢がよいので、必ず鈴子の役に立つと言って強く推薦した。

鈴子は全く乗り気にならなかった。経験豊かな敏腕マネージャーの山下に対して、タケシは芸能業界の経験がないどころか一度も働いたことがないというのだ。しかも、山下の言葉の端々からは、無職の甥をなんでもよいから仕事に就かせようとしているかのような様子も感じ取られた。それでも山下に押し切られ、鈴子は渋々受け入れることにした。

タケシの初仕事は、鈴子と共に羽鳥(草彅剛)の家に出向き、新曲『買物ブギ』の完成譜面を受け取ることだった。
道中、鈴子はタケシに羽鳥の歌は知っているか、どんな歌が好きかと訪ねた。答えに窮したタケシは、その場をごまかすために音楽ならなんでも好きだと述べた。歌謡曲ばかりか、クラシックや民謡まで広く聞くので、なかなか絞れないと言うのだ。それを鵜呑みにした鈴子は、新マネージャーが音楽に詳しいとは心強いと思った。
羽鳥に引き合わされた際も、タケシは羽鳥の歌は良いものが多く、お気に入りを一つだけ選ぶことなどできないと言った。それを聞いた羽鳥は気をよくした。

新曲を受け取り、いよいよワンマンショーの稽古が始まった。
『買物ブギ』は歌詞もメロディも早口言葉のように複雑で、鈴子は苦戦していた。
ただでさえ歌が上手くいかないところ、新人マネージャーのタケシは稽古場の隅で居眠りをしていた。その様子に鈴子は激怒した。
すぐにでもクビにしたいほどだったが、山下に頼まれた手前、一人になって頭を冷やすことにした。

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NHK『ブギウギ』第104回

誰かに招待されたわけではないし、ましてや自分が挙式する予定もないのだけれど、いつ呼ばれてもいいように結婚式の余興っぽいことの練習をしている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第104回めの放送を見ましたよ。

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第22週『あ~しんど♪』

鈴子(趣里)の義母・村山トミ(小雪)が亡くなり、鈴子は大阪での葬儀に参列した。

トミの部下だった坂口(黒田有)や矢崎(三浦誠己)によれば、トミは愛助(水上恒司)が亡くなった後すぐに、彼と同じく結核になったという。しかし、本人から社外には漏らさないよう厳命されていたという。せめて鈴子だけには知らせるべきだと進言しても聞く耳を持たなかったという。自分の病気で鈴子を心配させることを避けたかったようだ。
鈴子は、愛助とそっくりだと思った。愛助も鈴子に気を使わせないよう、どんなに病状が悪化しても平気なふりをしていた。

トミは愛子(小野美音)のことも常に気にかけていたという。トミは結局、愛子が赤ん坊の頃に一度会ったきりである。鈴子はもっと頻繁に会いに来るべきだったと後悔した。鈴子とトミは夫に先立たれ、仕事をしながら女手ひとつで子どもを育ているという共通点もある。彼女から、もっとたくさん話を聞けなかったことも悔やんだ。
トミは、密かに鈴子のレコードを買い集めたり、出演映画を見にいったりしていたという。本人は隠しているつもりだったが、周囲にはバレていた。鈴子は、トミと最後に会った時、自分のファンだと言って彼女が笑っていたのを思い出した。ますますトミに会いたくなった。

葬儀が終わって数日後、羽鳥(草彅剛)が新曲『買物ブギ』を完成させた。いつもは別の作詞家が詞を書くが、今回は羽鳥自身が作詞も行ったという。羽鳥は、大阪出身の自分でなければ書けない詞だと言って自信満々だった。
譜面を見た鈴子は、メロディの難しさはもちろん、奇妙な詞に面くらった。野菜や魚などの品物が早口言葉のように羅列されているのだ。歌いこなすのは難しそうだと思った。

翌日から、鈴子は家で猛特訓を始めた。もうすぐワンマンショーも行われるので、それまでになんとしても身につけないとならないのだ。あまりに複雑な歌なので、少しでも気を抜くと歌詞を忘れてしまう。家事手伝いの大野(木野花)が心配になるほど集中して練習していた。

そうしていると、仕事のない日であるにもかかわらず、マネージャー・山下(近藤芳正)が訪ねてきた。山下は神妙な顔つきでマネージャーを辞めたいと切り出した。
山下は、トミの下でマネージャー人生を始めた。彼女の世話になり、息子・愛助が生まれると彼の子守り役になった。愛助が大人になった時、彼からの紹介で鈴子のマネージャーに就任した。つまり、トミと愛助が鈴子との縁を繋げたのだ。しかし、今やそのふたりがいなくなってしまった。完全に気が抜けてしまい、これ以上仕事を続けることはできないというのだ。
鈴子は当然に彼を引き止めた。新曲の発売とワンマンショーが目前に迫っている。このような大事な時期に辞められては困るのだ。そうでなくても、山下は自分をずっと支えてくれたし、山下以外のマネージャーは考えられないのだ。

しかし、山下の決意は堅かった。自分はもう高齢で、古い人間の時代は終わったと告げた。鈴子はもっと若く、これからの社会を支えていく人と仕事をすべきだと話した。すでに後任も見つけており、すぐにでも働けるという。
どんなに言っても鈴子は山下を引き止めることはできなかった。

しばらくして、山下は後任マネージャー・柴本タケシ(三浦獠太)を連れて鈴子の家にやってきた。門の前でタケシはひどく緊張していた。

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NHK『ブギウギ』第103回

今朝はエアコンのタイマーがなぜか起動せず、部屋が寒くて凍えている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第103回めの放送を見ましたよ。

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第22週『あ~しんど♪』

鈴子(趣里)は、入院したタナケン(生瀬勝久)を見舞った。
彼は過去に舞台装置の下敷きになって足に大怪我をしたことがあるという。その古傷が悪化し、立てなくなってしまったのだ。現在公演中の舞台は全て中止になった。
タナケン本人は、数日休んだ後は公演を再開するつもりだった。しかし、医者によれば少なくとも半年は療養が必要とのことだった。

タナケンは悔しい思いを鈴子に話した。
自分が休んでいる間に世間から忘れ去られるのが不安でたまらない。この業界は厳しい世界であり、自分の代わりなどいくらでもいる。自分はもっと客を笑わせたいと思っているのに、他の誰かに喜劇王の座を奪われ、それが叶わなくなるかもしれない。そんなことは我慢ならないと言うのだ。
医者からは、もう以前のような動きはできないと宣告された。それでも自分は必ず復活して見せると息巻いた。

鈴子はタナケンの気迫に押されて、ほとんど何も言えなかった。それでも、自分もタナケンに負けてはいられないという思いを強くした。

別の日、鈴子は新曲の催促のため羽鳥(草彅剛)の家へ出かけることにした。家事手伝いの大野(木野花)に、帰りに何か買ってくるものはないかと尋ねた。
大野は雇い主にお使いを頼むことなどしたくはなかった。それでもせっかくの鈴子の提案を無下にもできなかった。そこで、負担にならないよう、遠慮がちにネギを買ってきて欲しいと頼んだ。鈴子は喜んで請け負った。
しかし、いったん品物の名を口に出すと、大野は必要なものが次々に思い浮かんでしまった。ネギに加えて、ニンジン、ゴボウ、ジャガイモ、砂糖なども買ってきて欲しいと追加した。これだけの品数では、鈴子がいつも持ち歩いているハンドバッグには入りきらない。そのため、羽鳥の家に向かうにもかかわらず、鈴子は買い物カゴをぶら下げて出発した。

羽鳥の家に着くと、妻・麻里(市川実和子)が出迎えてくれた。買い物カゴを持っている鈴子をもの珍しく見た。

羽鳥の仕事部屋に行くと、羽鳥は息子・カツオ(内藤大帆)にピアノを弾かせ、口やかましく指導していた。カツオは嫌気がさして、宿題があると言って逃げていってしまった。
羽鳥は、まだ若いカツオは伸び盛りだし、純粋に音楽に打ち込める時期なのにもったいないことだと嘆いた。音楽が仕事になってしまうと、依頼主の要望や締切に追われるばかりで、音楽を楽しむどころではないからだ。
鈴子は、羽鳥に無理やりピアノをやらされているカツオに同情しつつも、音楽が仕事になると純粋に楽しめないという羽鳥の意見に同調した。『東京ブギウギ』を超えるレコードを売るように言われて困っているからだ。昔は好きで歌っていればよかっただけなのにと嘆いた。

羽鳥によれば、鈴子の新曲の状況はかんばしくないという。もうブギの新しいアイディアが浮かんでこないのだ。
鈴子は、「ムーンライトブギ」、「サンシャインブギ」などいくつかタイトルを提案したが、いずれもありきたりだと言って羽鳥に却下された。

そのまま結論は出ず、鈴子は帰ることになった。
ところが、話に夢中になっていた鈴子は、羽鳥の家に買い物カゴを忘れて行きそうになった。妻・麻里が慌てて持たせてやり、鈴子と一緒に買い物リストを復唱した。
その様子を見ていた羽鳥は何かを思いつき、仕事部屋に篭って何かを書き始めた。

鈴子が家に帰ると、マネージャー・山下(近藤芳正)が神妙な顔つきで待っていた。村山興業社長で、鈴子の義理の母にあたるトミ(小雪)が結核で亡くなったという。鈴子は、愛子(小野美音)と一緒に葬儀に参列することにした。

大阪の葬儀場に着くと、そこには大勢の記者たちが集まっており、福来スズ子のコメントを取ろうと群がってきた。

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