名古屋メダリオン・ツアー(2): 名古屋城

 みうらじゅんのメダリオンを入手するために名古屋に来た。
 そして、当blogにおけるメダリオンの原点は、2004年11月7日に名古屋城で購入した1枚である。

 それから早5年半。
 自分がどれだけ成長したのか、もしくは成長していないのか。それを自分自身で見定める必要があろう。そのことを確かめるために、再び名古屋城にやって来た。

 5年半の間に退化したとだけは考えたくない。

【名古屋城を見つめる俺】

2004年 2006年 2010年
2004年: 自分を写していなかった。
自分を撮ることをしていなかった
2006年: 喫煙時代
ウエストポーチにはタバコが入っていた
2010年の俺: 禁煙デブ
タバコはやめたが、腹が出始めている

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名古屋メダリオン・ツアー(1): みうらじゅんの100冊展

 「みうらじゅんの100冊展: Book on Rock ‘n’ Roll!」という展示会が、名古屋PARCOにおいて 2010年5月20日から6月13日までの日程で開催されている(開催案内)。メジャーデビュー30周年を記念した企画。

みうらじゅんの100冊展 於・名古屋パルコ

 多くの著作物と共に、その書籍の生原稿が展示されている。
 21世紀にもなってワープロは使わず、クセのある字で原稿用紙に鉛筆書きされているのが特徴。余白には、雑誌編集者に宛てた一言メモなどが書かれているのを見ることができた。簡素なものだけれど、腰の低い挨拶文。「みうらじゅんって、結構いい奴なんじゃねーの」という気分になる。
 一方イラスト原稿の方は、本や雑誌に掲載されているものそのままで、余計なことはほとんど記されていない。カラーイラストは少なく、白黒原稿の上に薄くて透ける紙(トレースシート?)を載せてカラー指定してある物が多い。漫画家の原画展など見に行くと、きちんと彩色されているものが展示されている。それらとの違いが僕には興味深かった。

 そんなわけで、わざわざ京都府内から新幹線に乗って名古屋まで見に行ったのだが、とても満足できる内容だった。
 パルコ主催の展示会なので、全国のパルコで順次開催される可能性もある。僕の家から近いところだと、大阪心斎橋パルコで開催されたら、もう一回見に行っても良いと思っている。

 ちなみに、会場入口のみうらじゅん序言には「パルコ主催なので、エロは控えめです」と書いてあって笑った。実際、仏像スクラップブックとか怪獣スクラップブックなどは表紙を開いて中を見せていたが、彼のライフワークである「エロスクラップ」だけは閉じて展示されていた。

 堪能した展示会であったが、僕の最大の目的は別にあった。

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