NHK『おかえりモネ』第18回

昨日のマクラで話した太ももの腫れなんだけれど(記録のため撮影した、閲覧注意)、昨夜はじっとしているだけでズキズキ痛むほどになってしまいなかなか眠れなくてしんどかった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第18回めの放送を見ましたよ。

* * *
第4週『みーちゃんとカキ』

未知(蒔田彩珠)は、祖父・龍己(藤竜也)に手伝ってもらい、カキの卵から幼生を孵化させ植え付ける自由研究を行っている。海水に浸けた幼生を一度引き上げなければならないが、そのタイミングによって育つ幼生の数や成長状態が大きな影響を受ける。その判断は難しいが、未知は少しでも長く浸けておきたいと思っていた。

雨が降り出した。
龍己は明るいうちに引き上げ作業をすることを提案した。雨で海水の塩分濃度が変化すると幼生が流されやすくなる。また、暗くなってからの作業は危険だということも心配している。
しかし、未知は夕方まで待つと言って聞き入れなかった。龍己は不機嫌になりながらも未知の判断に任せることにした。

日が暮れると、さらに雨がひどくなった。
龍己は一人で船を出し、幼生の引き上げ作業を行った。夜間の雨の中の作業は危険なので、龍己は未知が同行することを許さなかった。
そして事故が起きた。幼生を植え付けた盤と筏が引っかかり、無理をしたせいで龍己は足をくじいてしまった。

龍己は軽いけがで、無事に帰宅することができた。しかし、母・亜哉子(鈴木京香)から怒られた。未知の頑張りを見て祖父も付き合ってくれているが、彼自身が怪我をしてしまったら元も子もないと言うのだ。未知は半べそをかき、しゅんとして聞いていた。

龍己は未知をかばうつもりで口を挟んだ。あくまで自分のうっかりミスである。たかが高校生の自由研究なのだから、そんなに真剣になる必要もないと言ってしまった。
その一言に未知の怒りが爆発した。家業や地場産業をもり立てることはもちろん、種ガキの産地が津波で被害を受けた現状を鑑みて取り組んでいる、種ガキの自家繁殖は全国的なトレンドだ、しっかりとしたデータを集めて行っているなどと反論した。子どもの遊びなどと言わず、真剣に取り組んでほしいと腹を立てた。

龍己は、そもそも気仙沼で種ガキを育てることは難しいと話した。種ガキの繁殖は、石巻や松島といった浅瀬のある地域に向いている。それに比べて気仙沼は水深が深すぎるのだ。気仙沼で本格的に行おうとするなら、支柱を建てるなどの設備投資が必要になる。その費用はどこから工面するのか、未知の体力や技術で設置をすることができるのか、などと諭した。

それまでは黙って聞いていた父・耕治(内野聖陽)も未知を説得すべく口を挟んだ。東日本大震災で受けた被害からまだ完全には立ち直っていない。設備の一部には国からの補助金も出るが、足りない分は借金をして事業を建て直さなければならない。震災から3年で、やっと返済の目処も立ち始めた。今はとてもじゃないが未知の夢に全ての労力をつぎ込める段階ではないと言うのだ。

未知は、冷ややかに答えた。耕治は銀行員だからカネの話ばかりするとけなした。具体的かつ論理的に不可能な理由をまくし立て、借金の返済を第一に考えている。
地元で一番の漁師だった及川新次(浅野忠信)にもカネの話で船を諦めさせたと詰った。

家族のあまりの険悪さに百音(清原果耶)は困惑した。苦しまぎれに、登米で覚えてきた料理(はっと汁)をみんなで作ろうと提案した。小麦粉を練るのにたくさんの人手が必要なのだという。
両親と祖父は、さっそく楽しそうに作業に取りかかった。未知はしばらくはいじけていたが、声をかけられると手伝いをはじめた。小麦粉を練りながら未知は謝った。
そうして家族に笑い声が戻った。

* * *


本文では割愛しましたが、日中、気仙沼の街に出かけていた耕治(内野聖陽)は元漁師の及川新次(浅野忠信)に出くわし、ちょっとの間ふたりで酒を飲んでいました。
その中で、新次は借金問題で漁船を手放したことに言及していました。そこには銀行員である耕治も一枚噛んでいた様子。新次は、自嘲なのか、耕治への非難なのか判断のつきかねる口調で「銀行員になんとかしてもらいたかった」などと言ってそそくさと帰ってしまいました。

【今日の蒔田彩珠】
今日は完全に未知(蒔田彩珠)のターン。
半べそかいて、鼻の頭を赤くして反論する姿がすごく良かったです。今日に限っては、ヒロイン・百音(清原果耶)を食っていたということに反論する人はいないでしょう。

なお、僕のツイッターのフォロワー7人の結果ですが、同担拒否みたいなことが起きてて笑った。

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