NHK『あんぱん』第6回

そろそろ潮時を感じている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あんぱん』の第6回めをNHK+で見ましたよ。

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第2週『フシアワセさん今日は』

朝田家は祖父・釜次(吉田剛太郎)が石材屋を営んでいる。その息子・結太郎(加瀬亮)は世界を股にかけた貿易商になるという大志を抱き、家を継がずに商社に就職した。
そんな結太郎を亡くし、朝田家は精神的にも経済的にも打撃を受けた。

それでも精神面については、屋村(阿部サダヲ)が差し入れてくれたアンパンですっかり元気を取り戻した。
しかし、屋村は普段からカネに困っている上、したたかな性格だった。後日、朝田家の人々が食べたアンパンの料金を徴収に来た。釜次は人の足元を見る屋村の態度に腹を立てたが、その妻・くら(浅田美代子)はしっかりと払ってやった。

実は、朝田家の経済面については先行きが暗かった。そのため、屋村からの請求に釜次は腹を立てたのだ。
母・羽多子(江口のりこ)は、町の饅頭屋に頼み込んで箱折の内職をもらってきた。彼女は亡き夫の遺志を継ぎ、3人の娘たちが夢を実現できるようしっかりと教育を受けさせたいと思ったのだ。そのために、少しでも学費の足したいと言うのだ。
釜次は石材店の稼ぎで一家の面倒を見ると豪語したが、羽多子の自ら稼ぎたいという決意は変わらなかった。実際のところ、釜次の仕事も景気が良いとは言えなかった。今までは職人の矜持で小さな仕事は断っていたが、家族のいないところでなりふり構わず仕事の無心をするようになった。

嵩(木村優来)は、母・登美子(松嶋菜々子)がなかなか帰ってこないことに不安になった。寛(竹野内豊)に母の帰りを尋ねても、いつか迎えに来るとしか回答が得られなかった。
寛にも、登美子の帰りが早くないという予感があった。そこで、嵩を慰めるため、家にあった少年雑誌を嵩に見せてやった。それは、崇の亡き父・清(二宮和也)が編集に携わったものだという。
嵩は、その雑誌に掲載されている漫画に夢中になった。寛によれば、清も漫画が大好きだったという。嵩は、大好きだった父がこんなにおもしろい雑誌を作っていたと思うと誇らしく思った。

朝田家では、女たちが総出で箱折の内職をしていた。のぶ(永瀬ゆずな)も学校から帰ると作業を手伝った。しかし、まだ学校に行く歳にならない妹・蘭子(吉川さくら)の方がのぶよりもよほど上手に箱を組み立てるのだった。あまり役に立たないのぶは、作業の邪魔ばかりする末の妹・メイコ(永谷咲笑)の子守をすることになった。

しかし、気づくとメイコの姿が見えなかった。探してみると、石材の作業場に立ち入ろうとしていた。そこは大きくて重い石がたくさんあるので、普段は子どもたちの出入りが禁じられている。
石工の弟子・原(細田佳央太)が気づいてメイコを安全なところへ連れて行こうとしたが、その動作によってかえって石を倒してしまった。

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