木公 について

不良青年になりたいのですが、臆病で不良青年になれない当方です。 幸か不幸か、頭と顔と人格は、生まれつき不良品です。 職業は会社員で、やってることは研究関連。 大学での専攻は心理学。 そのせいかどうか知らないけれど、「理屈っぽいうえに、人の弱みを握ってそこをチクチクやるのが上手い。サイアクー」と言われ、あんまりモテない。 北海道出身のくせにスキーは一度もやったことがない。その上、スポーツ全般が苦手。 太陽光線もあまり浴びないインドア派。酔うとすぐにガンダムの話を始める。おかげで「あなたって、面白みのないオタクね。サイテー」と言われ、まったくモテない。 細かいことはあまり気にせず、ちょっとくらいの困ったことなら適当にジョークにして笑い飛ばすように、日々努力して生きています。 そのおかげで「そういう、明るく生きているところだけは、アナタのいいところかもね」と、ちょっぴりだけお褒めいただいております。

NHK『あさが来た』第2回

昨日の午前中にツイッターでリツイートされてきた中で一番面白かったのは「どれだけ前世で徳を積んだら生まれながらの許婚が玉木宏になるんだ、いくら払えばいいんだ」というものだったけれど、午後になって福山雅治が結婚したという大ニュースが流れてきて、先の投稿者はミーハーっぽいし、さぞや悲嘆にくれているのではないかと心配している当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第2回めの放送を見ましたよ。


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第1週『小さな許嫁』

あさ(鈴木梨央)は許嫁の白岡新次郎(玉木宏)と初めて会った。
しかし、忠興(升毅)から折檻されているところを見られてしまい、そのことを話題にされたせいで恥ずかしくなった。そして、デリカシーのない新次郎のことを嫌いになるのだった。

大阪への帰り道、新次郎の父・正吉(近藤正臣)はあさが嫁に来ることを心配した。あのようなじゃじゃ馬が嫁に来くると家の中がめちゃめちゃになるのではないかと思うからだ。夫となる新次郎がしっかり手綱を締めるよう注意した。
しかし、当の新次郎はどこ吹く風だった。あまり深刻にならず、自分にも扱いきれないだろうと笑いながらはぐらかすだけだった。

あさは、今日の粗相について父・忠興から再度叱られていた。商家の大切な道具である算盤を楽器のように振り回していたり、許嫁との対面中に勝手に部屋を飛び出したりしたからだ。大きな両替商である先方への嫁入りが破談になると、今井家の家運も大きく傾くのだ。

あさは口答えした。
自分も算盤を使って計算をしてみたいし、本も読んでみたい。男の子のようにまわしを締めて相撲を取ってみたい。なぜ女だからといって禁じられなくてはならないのかと訴えた。
しかし、父・忠興はつれなかった。女が優先して身に付けるべきは、夫や家族をもり立てる礼儀作法や芸事だと言うのだ。それすら満足にできないくせに、男のすることをやりたがるのは筋違いだと言って取り合わなかった。

そこへ、祖父の忠政(林与一)がやって来た。
彼はすでに隠居し、別なところで悠々自適な生活を送っている。たまに訪ねてきては、あさの良き遊び相手となっていた。忠政のあさに対する態度は特別で、過去には「あさが実は男だったということにして縁談を反故にし、むしろ嫁をとって今井家の家督を継がせよう」などと破茶目茶なことを言って家族を唖然とさせたこともある。

祖父・忠政は、忠興の前からあさを救い出し、一緒に木登りをした。木登りは禁じられていたが、忠政には誰も口出しはできないのだ。

ふたりきりになって、あさは自分の気持ちを話した。
新次郎と結婚するのは嫌だ。そもそも女がお中元やお歳暮のように、家から家へと贈り物のようにやり取りされること自体がおかしい。お家のためと言われても納得できないと訴えた。

聞き終わると、忠政はあさのことを褒めた。
普通の人は長いものに巻かれようとし、古いしきたりに盲目的に従ったりする。そういう生き方が一番楽だから。しかし、あさは違う。おかしいと思うことがあったら、立ち止まって考えている。そういう人間が世の中を変えていくのだと話した。そして、あさは誰かに叱られたり、後ろ指をさされたりしても、自分が良いと思ったことは自身を持ってやれと励ました。
あさは嬉しくなった。

それから約1年後。今井家の台所事情は少々苦しくなり始めていた。
幕末の混乱期で、幕府には金がなかった。幕府や武士たちは町の商家に頻繁に金を借りに来るようになった。それらの借金は返ってくる可能性はほとんどなかった。かといって、町民にはそれを断る術も無いのだ。事実上、無償で金を差し出しているのだ。
父・忠興は不景気な顔で「こんな時代は長くは続かない」とぼやいた。あさはその言葉を聞くともなしに聞いていた。

ある日、父・忠興は大阪の両替商を何件か回ると言い出した。
そのついでに、あさと姉・はつ(守殿愛生)も連れて行くと言うのだ。娘達の許嫁はいずれも大阪の両替商なので、挨拶に出向くと言う。

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NHK『あさが来た』第1回

「半年ぶりにおはようございます」とご挨拶申し上げる当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第1回めの放送を見ましたよ。

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第1週『小さな許嫁』

明治維新の約20年前、幕末の京都。
京でも随一の商家の次女として、今井あさ(鈴木梨央)は生まれた。

あさはおてんばな少女だった。
空を飛びたいと思い、背中に大きな凧を背負って木から飛び降りた。その試みは当然失敗し、落下して傷だらけになった。捕まえた蛇を振り回しながら街を闊歩する。相撲をとれば男の子にも負けない。彼女のやんちゃぶりに、同年代の男の子たちは、あさの姿を見るや逃げていってしまう。

父・忠興(升毅)は、あさがやんちゃをするたびに、尻を叩いて折檻する。それでもあさは懲りることがなく、父や母・梨江(寺島しのぶ)の目を盗んでは行儀の悪いことを繰り返している。

大きな商家である今井家では、男の子が生まれれば跡継ぎとし、女子は大阪の両替商に嫁がせると代々決まっている。そのため、一家の長男である弟・久太郎(二宮輝生)には、父・忠興から直接読み書きや算盤が教えこまれていた。
一方、あさと姉・はつ(守殿愛生)には、花嫁修業が施された。礼儀作法や茶道、裁縫や琴など、女性としてのたしなみを叩きこまれた。姉・はつは親の期待通り、おしとやかな少女として育っていた。

しかし、あさは親の期待に反してばかりだった。彼女は女性らしい生き方に、大きな疑問を抱いていたのである。ことあるごとに、周囲の人になぜ女性らしくあらなければならないのかと質問するのだが、納得のいく回答は得られなかった。

あさは、生まれた時から親に決められた許嫁のあることも気に入らなかった。
大阪の大きな両替商・白岡家へ嫁ぐことが決められていたが、住み慣れた京都を離れたくなかったし、会ったことも無い男と結婚するのも嫌だった。しかし、彼女にはどうすることもできないのだ。

ある日、あさは父の目を盗んで、本を読んだり、算盤で遊んだりしていた。花嫁修業よりも、男子向けの教養の方に大きな興味があったからだ。
しかし、あさが一番面白いと思ったのは、算盤の出す音だった。降ってみるとシャカシャカと音がなって、琴よりも断然面白いと思った。興が乗って、算盤を振りながら、歌い踊るのだった。

その姿を父・忠興に見咎められてしまった。下品な踊りをしていたことに加え、商家の大切な道具である算盤をおもちゃにしたことに父は怒った。すぐにあさを捕まえて、尻を折檻した。

あさが算盤で踊るところから、父に尻を叩かれるところまでの一部始終を盗み見ている男がいた。
その男こそ、あさの許嫁である白岡新次郎(玉木宏)であった。その日、顔合わせのために、偶然大阪から来ていたのだ。

改めて、座敷での対面となった。初めて会う許嫁に対して、あさはどうしていいのかわからなかった。
すると新次郎は、先ほど叩かれた尻は無事かと声をかけた。尻のことを話題に出され、あさは自分が辱められたと思い、座敷を飛び出した。

あさは、新次郎のことが大嫌いになった。

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おっさんギタリストの夢

中年になってからギターを始めた当方。
「ああいうふうになりたいな」と思うギタリストはたくさんいるんだけれど、その中でも上位にランキングされている1人が加藤和彦。

加藤和彦はギタリストとしては有名な人ではないし、派手なテクニックを持っているわけでもない。
でも、バンドで演奏している姿がとても楽しそうで憧れる。

特に、サディスティック・ミカ・バンドに木村カエラが加入した時の加藤和彦が僕の目標。
彼が木村カエラに向ける眼差しが、自分の娘や孫を見つめるような優しさに満ちていて、見ていてほっこりする。

特にこの時の演奏。これは僕もリアルタイムで見てた。すごく良くて、DVDに焼いて今でも持ってる(はず)。
なお、加藤和彦を知らない人のために説明しておくと、木村カエラの右で黒いダッフルコートで黒いギターを弾いている背が高くて髪の薄いおっちゃんです。

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泣いたっていいんだ 始まりの silent night

今日の発表会で YUI の 『RAIN』をまともに弾けなくて落ち込んでいることは既報の通り

この曲の歌詞の中には

どうしたって過去は無くせない
いつまでも嘆かないで
特別じゃないわ
何度繰り返しても
同じ場所で迷うから

とある。

しかし、だからといってクヨクヨ悩むことをやめることは難しい。
悔しい。このままでは眠れない。

腹たち紛れに一人でもう一回弾いてみた。
#いや、本当は5回くらい録音しなおした。

完璧ではないけれど、発表会よりはるかにマシ。

なお、歌は無いのでご自身で歌いながら聞いてください。
歌詞はたとえば J-Lyric.net を見てください

ちなみに、ギター用カラオケ(ドラムとかベースとか)は自作です。
MuseScoreというフリーの楽譜作成ソフトがあります。これに譜面を打ち込むとMIDIファイルを作って音を鳴らしてくれるので、それ使ってます。
MuseScoreは、自分のパートだけ抜き出したコンパクトな楽譜を作ったりするのにすごく重宝してます。

そんなわけで、holy night 楽しんだ。

誰のせいにも出来ないじゃない・・・わかってる silent night

本日午前11時ころ、かねてから予告していたとおり、音楽教室の発表会で演奏してきた。

練習ではほぼ完璧に弾けていたつもりだったのに、弾けていたはずだったのに。
本番では思いっきりトチってしまって、現在とても落ち込んでいる。

最大の見せ場であるギターソロが壊滅的に弾けなかった。
それですめばよかったのに、二番目の見せ場であるアウトロも思いっきりミスしてしまった。

悔しくて悲しくて、憤死直前である。
他のメンバーがきちんと弾いていた中、僕だけが大ポカしてしまったわけで。
誰のせいにも出来ないことはわかっているし、一人で大反省しているサイレントナイトである。
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バンド発表会のお知らせ (9月20日 AM)

当方の通っている音楽教室のバンド形式の発表会が7月に行われたのだが、9月にも行われる。出演者が多いので、一度にできないからである。

先日お知らせした通り、7月に続いて、当方は9月にも演奏させてもらえることになった。

出演日: 2015年9月20日(日)
時刻: 10:30 – 11:30 あたりのどこか(当日の進行により前後します)
場所: 天理楽器橿原本店 併設 ホール音蔵(近鉄大和八木駅徒歩10分)
入場無料

曲目は秘密。以下のイントロクイズ映像で察してください。

そんなわけで、陶酔しながらギターを弾く当方を見てみたい方は、ぜひ冷やかしに来てください。
もしくは、ステージでのリハーサルは1回しかやらせてもらえないので、38度近い熱を出したにもかかわらず、小雨の中片道1時間かけて5分間のリハーサルのためにホールまで出かけていった当方の涙ぐましい努力を褒めてやってもいいかなという親切な方のご来場もお待ちしております。傘がないなんてよくあることですが、コンビニでビニール傘を買ったのでなんとかなったわけですよ。
あと、客席に知り合いの顔を見つけたら、ロックスターを気取ってプッシュベアーズピックを投げるかもしれません。拾ってやってください。

以上、どうぞよろしくお願いいたします。

一両損未遂事件(ここでは 一両=25円 とする)

会社の同僚から西木津に「麺屋じすり」というラーメン屋ができたと聞いた。今日の昼。
場所を聞くと、僕が週に2回は通る道沿いにあるという。2ヶ月位前に開店したとのことだが、全く気づいてなかった。
本当にあるのか?幻じゃないのか?存在を確かめるために現場へ行ってきた。

麺屋じすり
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プッシュベアーズ ピック(非売品)

音楽教室の生徒同士でバンドを結成したのが1ヶ月位前。
現在のメンバーはヴォーカル・ギター、ギター(当方)、ベースの3人。あとはドラマーがいれば形になるんだけれど、まだドラマーは見つかっていない。

ドラマーもいないし、人前でまともに演奏をしたことも無いのだけれど(音楽教室の発表会で1回一緒にやっただけ)、いっちょまえにバンドのロゴだけはできた。
調子にのってオリジナル・ピックを作った。

注文の最小枚数が50枚なので、大量に手元に来てしまったので少々持て余し気味。
バンドのメンバーとギター講師と、ロゴを作ってくれた人(非公開)に配りまくったのだけれど、まだ余ってる。
希望者がいれば差し上げるかもしれないし、差し上げないかもしれない。

なお、バンド名「プッシュベアーズ」の由来は地名です。わかるやつだけわかればいい。
2015-08-08 22.34.20

ロゴを印刷した記念品のつもりで作ったんだけれど、意外と使いやすいピックで良かったナリ。ちゃんと日常的に使える感じです。よかったよかった。
今日は某メンバーの誕生日だったので、誕生日プレゼントを兼ねていたわけだけれど。某メンバーも喜んで使ってくれてるみたい。よかったよかった。
僕も使いまくり。楽しい楽しい。
2015-08-08 16.59.15

新しい季節はなぜかせつない日々で、きっと愛する人を大切にして知らずに臆病なのね。

再来週、僕の通っている音楽教室の発表会がある。今日はその発表会のリハーサルに行ってきた。

僕が習っているのはエレキギターなのだけれど、音楽教室では他の楽器やヴォーカルのレッスンもやっている。それぞれのパートの生徒たちでバンドを組んで演奏する。
原則として、各生徒は自分の演奏したい曲を一つだけエントリーすることができる。その時、他のパートを担当してくれる人が決まっていれば一緒に申し込めばよい。
パート担当者がいなければ、自由応募を受け付けることになる。エントリー曲一覧が貼り出され、各自参加したいものがあれば応募するという形式である。

僕は、『タッチ』(岩崎良美)でエントリー。

ヴォーカル科の女性とエレキベース科の男性がサポートとして参加してくれることになった。ドラムの生徒さんは誰も応募してくれなかったので、ドラム科の講師さんがやってくれることになった。
お互いに初対面で、出会って5分で合奏(「出会って4秒で合体」ではない。わかるやつだけわかればいい)。
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