NHK『カーネーション』第44回

本日発売の『新春すてきな奥さん2012年版』の表紙が山瀬まみだと知って、「とてもめでたいことだ」と独りごちている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第44回目の放送を見ましたよ。

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第8週「果報者」

幼なじみの平吉(久野雅弘)の務める喫茶店に呼び出された糸子(尾野真千子)。大好きな善哉を機嫌よく食べながら、神戸のおじ(田中隆三)と川本(駿河太郎)が一緒にいる理由を尋ねた。

紡績会社の社長であるおじは、市場調査として小売店の視察に出向くことがある。偶然、ロイヤル紳士服店を訪問し、そこで川本に出会ったのだという。話をしているうちに昔雇っていた腕の良い洋裁職人の話になり、それが糸子のことであったという。その話の延長で、ふたり揃って糸子に会いに来たのだという。

自分をロイヤルに引き戻しに来たと勘違いした糸子は、きっぱりと断ろうとした。
話があらぬ方向に動き出したのを察した川本は、訪問の本当の理由を話しだそうとした。しかしその瞬間、おじが何やらコソコソと耳打ちして、川本を押し留めた。
結局、肝心な所は分からずじまいだったが、糸子はあまり気にしないことにした。

糸子が自宅の店で仕事をしていると、勘助(尾上寛之)と平吉がニヤニヤしながらやって来て、糸子が結婚するのだとはやし立てた。冷静に否定する糸子であったが、喫茶店に務める平吉は水面下の動きを全て把握していた。

平吉によれば、1週間ほど前に神戸のおじと善作(小林薫)が喫茶店で密会していたという。おじが川本のことを口頭で紹介し、好青年で家柄に問題もないと説明した。糸子のこともよく理解している男だという。そして、3人兄弟の長男にもかかわらず、小原家の婿養子になっても良いと言っていると強調した。
糸子の婿取りに、これ以上良い話はなかった。善作もいっぺんに糸子の結婚に乗り気になったのだという。

その話を聞いて、糸子は一気に腹を立てた。自分の知らないところで勝手に縁談が進められているのが気に入らなかったし、そもそも自分は結婚するつもりなど毛頭なかったからだ。強く否定したが、勘助の仕業により、糸子の結婚の噂は町中に広まってしまった。

糸子は腹立ちまぎれに、その日の夕食は自棄食いしようとした。しかし、祖母(正司照枝)から、おかわりするご飯はこれ以上ないと言われてしまった。糸子の商売がうまく行ってないので家計を切り詰めているのだという。
糸子は結婚話のことは一時忘れ、顧客獲得に専念することとした。

けれども、商売に好転に兆しは見えなかった。知り合いの店に置かせてもらったチラシもあまり減っている様子は見えない。当然、店を訪ねてくる者もほとんどいない。
糸子は、店構えにも問題があると考えた。看板こそ洋裁店のものを掲げているが、店の作りは呉服店そのままである。洋裁店らしさや華やかさが少しもなく、とても野暮ったく見えた。そこで、自らのこぎりを持ちだして、店を改造し始めた。簡易ショーウィンドウを作り、そこにマネキンを置いた。
もちろん、そうしたからといって、劇的な変化があったわけではなかった。

そんな時、吉田屋に出入りしている駒子(宮嶋麻衣)が奈津(栗山千明)を連れてやって来た。奈津は糸子の店をバカにした眼差しで見回すと、洋服を注文しに来たわけではない、呉服屋のままで野暮ったいなどとズケズケと物を言った。そして、奈津もやはり糸子の噂を聞いていた。結婚式を挙げるなら自分の店で行なえと一方的に言いつけると、さっさと帰ってしまった。

一人になると糸子は物思いにふけった。
最近は、珍しい2人組の取り合わせが多い。神戸のおじと善作、神戸のおじと川本、奈津と駒子。人というものは、案外知らない所で繋がっているものだとしみじみ思うのだった。

その頃、犬猿の仲だったはずの祖父(宝田明)と善作が車に同乗し、にこやかにどこかへ向かっていた。

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FIFTIES / 平塚のレストラン・バー

お母さんという人たちは、どうして誰彼かまわずたくさん食べさせようとするのか。

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僕がこれまでの生涯で「この人と結婚したい」と思った女性は4人いる。どれも成就しなかったから、アラフォーになった現在も独身なわけだが。
上手くいった試しがないとはいえ、必ずしも一人相撲ばかりだったわけではない。それなりに相手のご両親に会ったり、お家で食事をご馳走になったりといった経験がないわけではない。

2番目に結婚したいと思った女性の家に招待されたときは、すき焼きをご馳走になった。すき焼きといえば関西風(割り下を使わずに最初に肉を焼く)、関東風(割り下で野菜や肉を最初から煮込む)といった違いがあることも有名だが、その家でご馳走になったすき焼きに僕はちょっと驚いた。ていうか、すき焼き自体は通常の関東風だったわけだが。
なんと、その家のすき焼きの食卓では味噌汁も出された。鍋物と一緒に味噌汁をいただくという習慣があるとは、それまで想像すらしたことがなかったので、僕はたいそう面食らった。しかし、初めて招待していただいたお宅で、出された食事に怪訝な表情を浮かべるのも良くないだろうと思い、ごく自然な表情をつくろってその味噌汁を頂いた。
味噌汁の具は様々なキノコのごった煮状態だった。あまりの具だくさんキノコに、「もうこれだけですき焼きいらないんじゃね?」というほどのボリュームだった。すき焼きを存分に味わおうと思い、キノコの味噌汁を真っ先にやっつけた。その様子を見たお母さんは僕がよっぽどキノコの味噌汁を気にいったと思ったのか、すぐに味噌汁のおかわりをついでくれた。
お母さんという人は、とにかくいっぱい食べさせようとする人だ。

3番目に結婚したいと思った女性のお母さんは、仕事をしていてそれなりに忙しい人だった。仕事が終わって疲れて帰ってきたのに、僕のためにごはんを作ってくれた。手間を省いて、手早く簡素な料理だったけれど、十分美味しかった。香ばしく焼かれた塩鮭が美味しかった。それだけでご飯がずいずい進んだ。
さらに嬉しかったのは、有名メーカーかねふくの明太子を大量に出してくれたことだ。それまで明太子をあまり食べたことのなかった僕だったのだけれど、その明太子がとても美味しくて遠慮無くバクバク食べた。ますますご飯が進んだ。どんどん食えといって、ご飯を何度もおかわりさせてくれたし、惜しむことなく明太子をバンバン食べさせてくれた。腹がはち切れんばかりに飯を食った。
お母さんという人は、まさしくいっぱい食べさせようとする人だ。

4番目に結婚したいと思った女性のお母さんとは、一度お会いして会釈をしたことがある。それだけだ。特に記することはない。生きていれば、まあそういうこともある。
ただ、その4番目に結婚したいと思った女性から話を聞いた限り、彼女のお母さんもやっぱりいっぱい食べさせようとする人だったらしい。

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以上、僕が結婚したいと思った4人の女性のうち、3人のお母さんのエピソードを紹介した。
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生まれて初めて『天空の城ラピュタ』を見た俺の独り言

1986年公開の映画『天空の城ラピュタ』が名作の誉れ高いことは知っていた。けれども、僕はこれまでラピュタのことが好きではなかった。

その理由は、ハイダーの「バランス理論」を援用して説明できる。

バランス理論の簡略図

バランス理論の簡単な説明は次のとおりである。
僕たちは、いろいろな理由によって他人や物事を好きになったり嫌いになったりする。そのときのプロセスの法則の一つだと言われている。

この理論では、物事の好き嫌いに関して3者関係を想定する。「自分」、「相手」、「何か」である。その3つの間の関係をプラスとマイナスで表すものとする。好意を抱いている関係をプラス、嫌いな物をマイナスとする。たとえば、僕は山瀬まみが好きなので「自分-相手(山瀬まみ)」の関係をプラスとする。僕は黒ビールが嫌い(その理由は割愛する)なので「自分-何か(黒ビール)」の関係をマイナスとするわけである。

3者関係のそれぞれにプラスとマイナスの記号を付ける。ここで中学校で習う「マイナスの掛け算」の知識を動員する。つまり、プラスとプラス、および、マイナスとマイナスの積はプラスになる。一方、プラスとマイナスを掛け合わせた積はマイナスになる。この定義に従い、3つの関係のプラスとマイナスの記号を掛け算する。3者関係の掛け算の積がプラスの時には安定し、マイナスの時には不安定となると考えられる。上の図の左側を見ると、プラス×プラス×マイナス で積がマイナスとなる。この状態は不安定である。
不安定な時、人は積がプラスとなるよう態度を変えると考えられている。図の右側のように、それまで嫌いだった何かを好きになる(右上)か、それまで好きだった相手を嫌いになる(右下)だろうと考えるのだ。

この理論を当てはめれば、僕のラピュタ嫌いが説明できる。
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「クラブトーク」の山瀬まみ

この番組は知らなかったし、当然この時の山瀬まみも初めて見る。

現在の「そつなく優等生的なアシスタント」的山瀬まみじゃなくて、軽い毒舌で正直に喋ってた時代の山瀬まみ。こういうズバズバ喋ってる頃の山瀬まみが特に好きな当方。メイクや衣装も、現在の山瀬まみよりもアダルトな感じで良いですな。


クラブトーク #11 山瀬まみ 投稿者 elevenmiracle

イケアでメダリオン

はじめにお断りしておきます。
今回のメダリオンは茶平工業の記念メダルの話題ではなく、メダリオンという名称の料理についてです。

本日、イケア港北店(横浜市)に出かけ、併設レストランで食事をしたところ、メニューに「メダリオン」というものがあったのだ。

メダリオン

「うはっ!メダリオンだって。記念メダルと同じ名前やんけ。うけるー」
というわけで、どういったものかよく分からずにオーダー。
#茶平工業の記念メダルをメダリオンと呼ぶのは、みうらじゅんが勝手にやってるだけだが。

食べたら美味しかった。かなり美味しかった。1皿に2個入っているけれど、4個くらいは軽く食べられる。
その名称の可笑しさと、あまりの美味しさに、これの価格は覚えていない。
美味しかったわりに、どういう食べ物なのか説明する事もできない。なんか、細かく砕いたブロッコリーと玉ねぎやジャガイモを小麦粉で固めたもののような気がするが、食べ物の構成品の理解や説明を不得手にしている当方にはそれが正しいという自信もない。

気になる人は、お近くのイケアにお出かけになって、実際に食べてみていただきたい。国内に6店舗ある。ただし、いずれも気軽に行くには微妙な立地だが。
店舗一覧はこちら

なお、イケアでは「ベジタブルメダリオン 冷凍」という商品も取り扱っている模様。ご自宅でも楽しめますね。

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東北地方太平洋沖地震の山瀬まみ

山瀬まみは、毎週金曜日の午後、ニッポン放送の上柳昌彦 ごごばん!というラジオ番組に生出演している。

山瀬大ファンの当方は情けないことに同番組は一度も聞いたことがないのだが。
#だって、一応会社で仕事していることになっている時間だもの。京都に住んでいたときにはニッポン放送が入らなかったので、録音しておくという習慣も形成されず今に至る・・・。

東北地方太平洋沖地震が発生した 2011年3月11日(金)にも山瀬まみは同番組に出演していたそうだ。
その時の音声がニコニコ動画にアップされていた(youtubeにも同じものがある)。

「あっ・・・」と漏れ聞こえてくる山瀬の声に、彼女が無事だったことを知っている今であっても、思わずドキドキしてしまう。

ていうか、上柳昌彦の冷静かつ的確なアナウンスがカッコ良すぎる。抱かれてもいい。

マルベル堂: 山瀬まみを大人買い

マルベル堂浅草に日本一のプロマイド専門店マルベル堂がある。

テレビで浅草周辺を特集する時には頻繁に紹介される。リポーターを努めるタレントの若い頃のプロマイドが出てきて、どっひゃ~となるというネタは定番だ。
ただし、この店で売られているタレント・俳優のラインナップは、”昭和にワープだ”(by 横山剣)。平成以降のジャニーズのイケメンたちとかグラビアの巨乳ちゃん達というよりは、昭和を飾った往年のスターたちのオンパレードだ。ためしに貫地谷しほり永作博美を探してみたのだが、僕には見つけられなかった(なお、彼女らは巨乳グラビアとしての例ではなく、平成以降の例として挙げました。あしからず)。

僕はこの店で売られている山瀬まみの若い頃のプロマイドをテレビで何度か見た。10代の頃の山瀬まみこそ、神が僕に与えた贈り物だと信じて疑わない当方なので、そのプロマイドを必ず手に入れたいと思っていた。そして、今日、ついにマルベル堂に行ってきたわけである。

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水性キンチョウリキッドもらった

先日、山瀬CMとともに当方の誕生日であることをアピールしたところ、本当に水性キンチョウリキッドをいただきました。

水性キンチョウリキッド ミルキーピンク

しかも、通常の水性キンチョウリキッドはブルーなのですが、限定品のミルキーピンク・セットだそうです。
山瀬のピンクカッパと同じ色ってところがポイント高し。

当方はすごく喜んでおります。
年甲斐もなく喜んでおります。37歳のくせに。

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山瀬まみ”芸能生活25周年の集大成”

山瀬まみ本人が「25th Anniversary Best Album-」を宣伝するビデオが公開されている。

ベストって普通ヒット曲入ってんだろうけど、その手のものは入ってませんけれども。隠れた名曲、隠れすぎた名曲、たくさん入っています。

自分のアイドル時代に言及する山瀬まみの自虐ネタって、いつも鋭い。