毎日のマクラでNHK夜ドラ『ミワさんなりすます』のあらすじを簡潔に書こうと試みていたのだけれど、どうにも僕の能力では追いつかず、しんどくなったのでもうやめることを宣言しつつ、同作にReiちゃんさん(バーの店長役)が出てくる日を待ち望む当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第15回めの放送を見ましたよ。
ストライキ実施を決めた大和礼子(蒼井優)に対して、橘アオイ(翼和希)は猛反対し、声を荒げた。大和礼子がいつも言っているのは、客に現実を見せてはいけないということだ。ストライキを実施することは、客に最悪の現実を見せつけることになると言って、橘アオイは思いとどまらせようとした。
しかし、大和礼子の決意は揺るがなかった。客に現実を見せてしまうことよりも、さらにやってはいけないことに気づいたのだと言う。それは、自分たちを大切にしないことであると話した。自分たちは一方的な都合で翻弄されるだけの会社の道具ではない、梅丸を楽しい場所にするために自分たちを守る必要があると説明した。
大和礼子は、劇団を代表して次の日に社長に直談判することを決めた。そこで交渉が決裂すればストライキに突入する。ストライキに参加すると二度と舞台に立たせてもらえなくなるかもしれない。参加するかどうかは各自の判断に任せ、それを尊重すると述べた。
橘アオイは参加しないことを宣言した。
翌日、鈴子(趣里)は梅丸本社に向かった。
鈴子自身はまだ態度を決めかねていた。しかし、自分の思いを社長にぶつけなければ気が済まないと思ったからだ。母・ツヤ(水川あさみ)も、どのような結果であれ鈴子の決断を支持すると応援してくれていた。
鈴子と大和礼子が社長室の前まで来ると、中から言い争う声が聞こえた。
一足先に橘アオイが来て、大和礼子の主張に耳を傾けるよう社長(升毅)に懇願していた。しかし、社長は聞く耳を持たない様子だった。大和礼子がいなくなっても会社は困らない、さっさと劇団を辞めるよう言っておけなどと聞こえてきた。
それを聞いた鈴子は頭に血が上り、大和礼子を押し除けて社長室に怒鳴り込んだ。自分も本当はストライキなどしたくはないが、いやなことを嫌だと言える人間にならなければならない気がすると語った。会社や客、世の中のために働くのは結構なことだと主張した。しかし、のぼせ上がってそれ以上話せなくなった。
鈴子を補ったのは大和礼子だった。まずは自分自身を大切にする必要があると述べた。自分を大切にできない人間には、会社や客を大切にすることができない。だから、ストライキを決行して自分たちを守ると宣言した。
社長室を出て行こうとする鈴子と大和礼子の前に、橘アオイが立ちはだかった。大和礼子のストライキを止めようと最後の抵抗をしたのだ。
大和礼子はそんな彼女を抱きしめ、橘アオイのおかげで頑張ってこられたと述べた。感謝の言葉だけ伝えると、部屋を出ていった。橘アオイはその場で泣き崩れてしまった。
こうしてストライキが始まった。