NHK『ブギウギ』第6回

べつに誰に頼まれたわけでもないけれど時間通りにまとめ記事をアップするために、休日返上で惰眠を貪ることなく目覚ましをかけて起床した当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第6回めの放送を見ましたよ。

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第2週『笑う門には福来る』

1927年(昭和2年)4月、鈴子(澤井梨丘)は梅丸少女歌劇団(USK)に研究生として入団した。

鈴子たち新人の教育係として、男役スターの橘アオイ(翼和希)が稽古室に現れた。彼女は、新人たちの緊張感のない様子を見るなり怒鳴り声を上げた。上級生にきちんと挨拶ができないできない者にまともな踊りもできるはずがないと叱った。お辞儀の角度も含め、挨拶の仕方から叩き込まれた。
新人たちは上級生よりも1時間早く来て、稽古室の掃除をするよう命じられた。上級生たちと一緒に稽古することはなく、彼女らの稽古を見て覚えろと言われた。その後、ダンスや日舞、バレエなどの初歩のレッスンを受ける。それらで終わりではなく、最後まで残って洗濯をするのも新人たちの仕事だった。

鈴子は初日からヘトヘトになった。それでも、楽しく、充実していると感じることができた。
入団した新人研究生は鈴子を含め7人だった。きれいな子ばかりで、鈴子は早くみんなと友達になりたいとも思った。

はじめに仲良くなったのは白川幸子(小南希良梨)だった。自己紹介ではひ弱な体質だと言っていたが、バレエがずば抜けて上手かった。また、彼女の弁当は誰よりも豪華で、鈴子が卵焼きを貰って食べるとそれは今まで食べた中で一番美味しい卵焼きだった。
聞けば、白川幸子の家は大きな乾物屋なのだという。そのため金には不自由しておらず、小さい頃からバレエを習わせてもらっていた。
ただし、父からはUSK入りを大反対されたという。

もう一人、気になる新人研究生として桜庭辰美(木村湖音)がいた。彼女は、自己紹介で橘アオイのように迫力ある踊りができるようになりたいと抱負を述べていた。
しかし、桜庭辰美は他の研究生とあまり交わろうとしなかった。それでも、命じられた雑用は誰よりも手早く片付けることができた。雑用が終わった者から帰ることができたが、桜庭辰美は自分の仕事を終えると他の者を手伝うこともなく、さっさと一人で帰ってしまう。
そんな態度を白川幸子は気に入らず、陰口を言った。

梅丸少女歌劇団(USK)は結成5年目だが、映画の幕間に余興として公演することしかできない。いつか単独公演できるよう努力を続けている。
公演中、裏方として衣装や小道具の準備を手伝うのも鈴子たち新人研究生たちの仕事である。慣れない新人たちは上級生たちに叱られつつも一生懸命手伝った。

舞台袖から公演を見学した鈴子は、娘役大トップ大和礼子(蒼井優)に見惚れた。彼女が踊ると、本物の蝶がそこにいるかのように思えた。
しかも、大和礼子は本番が終わり、研究生たちが帰ろうとする時間になっても、稽古室でひとり黙々と練習をしていた。

噂好きの白川幸子によれば、大和礼子は東京出身だという。両親に入団を反対されたが、学費を免除してもらえるということで家出同然で大阪にやってきたそうだ。
白川幸子は、自身の境遇と似ていることに共感している様子だった。

鈴子もまた、自分も大和礼子のように努力して、あのようにきれいに踊れるようになりたいと思った。

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NHK『ブギウギ』第5回

OSK日本歌劇団の公演で翼和希さんは何度も見たことがあるのだけれど、毎回ド派手なメイクなので、ちょっとメイクが変わると途端に同定できなくなる当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第5回めの放送を見ましたよ。

翼和希主演『へぼ侍: 西南戦争物語』のパンフレットより(2023年8月)

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第1週『ワテ、歌うで!』

花咲音楽学校の入学試験で不合格となった鈴子(澤井梨丘)はひどく落ち込んだ。

そんなある日、父・梅吉(柳葉敏郎)が梅丸少女歌劇団(USK)のチラシを見つけてきた。道頓堀の劇場で、映画の幕間に歌や踊りのレビュー・ショーを披露している、まだ新しい劇団なのだという。
梅吉は鈴子を連れてそれを見に行った。

そこで鈴子は、USKの「胡蝶の舞」という出し物を見た。
大和礼子(蒼井優)と橘アオイ(翼和希)を中心とした、華やかな衣装の歌と踊りだった。
あまりのかっこよさに、鈴子は全身に鳥肌が立つほどだった。

しかも、翌日がUSKの入団試験日だという。鈴子はそれを受験することを決めた。

試験当日、USKの事務所にやってきた鈴子であったが、なんと試験日を読み間違えていた。入団試験は前日に終わってしまったのだと追い返されそうになった。
しかし、鈴子は引き下がらずに食い下がった。来年の試験日を待つと、自分はライバル劇団である花咲に行ってしまうかもしれない、そうなると花丸にとっては大きな損失だと話し始めた。今年は背が小さくて不合格になってしまったが、来年までには背が伸びる。そうすれば合格間違いなしだと主張した。母・ツヤ(水川あさみ)も鈴子にどれだけ才能があるかを捲し立てた。
一度、鈴子の歌を聴いてみてほしいと頼み込んだ。

事務職員たちはほとんど無視を決め込んでいたが、林部長(橋本じゅん) は1曲だけ歌うことを許した。そうすれば納得して帰っていくだろうと思ったのだ。

鈴子は十八番の「恋はやさし野辺の花よ」を朗々と歌いあげた。
目も合わさず書類仕事を続けていた職員たちであったが、態度には出さずとも、たしかに鈴子の歌には感じ入るものがあると思えた。

歌い終わると、林部長は部下に入団手続きを進めるよう命じた。どうせ今年の新人もすぐに何人か辞めるだろうから、帳尻はあうだろうと言い訳した。上層部は自分が説得すると話した。

こうして、鈴子の梅丸少女歌劇団への入団が決まった。

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NHK『ブギウギ』第4回

昨日公開された福来スズ子(趣里)の『東京ブギウギ』がレトロな歌い方ですごくいいなと思った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第4回めの放送を見ましたよ。

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第1週『ワテ、歌うで!』

小学校卒業後の進路に悩んでいた鈴子(澤井梨丘)は、母・ツヤ(水川あさみ)の言葉に従って、自分がこれだと思うものはなにか考えていた。
そして、やはり自分は歌と踊りが大好きだと悟った。そうしている時が一番楽しいし、披露することでみんなが喜んでくれるのも嬉しい。

鈴子は花咲音楽学校に入りたい旨を両親に伝えた。
すると、母・ツヤも父・梅吉(柳葉敏郎)も即座に大賛成した。何も聞くことなく、笑顔で受け入れて応援してくれた。
鈴子は学費のことを心配したが、両親は何も心配することはないと答えた。

その夜、梅吉とツヤはふたりで話し合った。
鈴子の前では金の心配はいらないと豪語したものの、実際には工面に苦労しそうだった。
それでも、鈴子が自分でやりたいと言ったことはやらせるという方針を以前から決めており、なんの躊躇もなかった。金のことは楽天的に捉えていた。
そもそも、何でも好きなことをやらせるという方針は、母・ツヤの提案だった。なので、ツヤは鈴子から進路の相談を受けた時にほとんど口出ししなかった。その代わり、自分でやりたいものを見つけろとだけ話したのだ。そして実際、鈴子は自分で道を見つけ出した。梅吉は、ツヤの子育ての巧みさに感心した。

翌日から、鈴子は花咲音楽学校の入学試験に向けた準備を始めた。歌や踊りのほか、学科試験や面接もある。それらの稽古に励んだ。
そして、試験を受けた。鈴子は全ての科目において、満足に実力を発揮できたと思った。

試験当日に合格発表が行われた。
しかし、鈴子は不合格だった。
鈴子は、付き添いのツヤに抱きついて泣いた。自分より歌や踊りの下手な者が合格しているのは、自分がチビだからだと嘆いた。

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NHK『ブギウギ』第3回

昨日のマクラでは「蒼井優さんが早く出てこないかと楽しみにしている」と書いたのだけれど、6年前には『わろてんか』の2回めのマクラで「岡本玲さんが早く出てこないかなと、それだけを楽しみにしている」と書いているのを見つけて苦笑した当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第3回めの放送を見ましたよ。

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第1週『ワテ、歌うで!』

鈴子(澤井梨丘)がタイ子(清水胡桃)と一緒に縁日に出かけると、同級生の男子たちと偶然出くわした。その中には、タイ子が片想いしている松岡(湯田大夢)もいた。
彼らは、鈴子が松岡に宛てた恋文を書きかけているのを以前に目撃していた。実際にはタイ子のために代筆していたものだが、男子たちは鈴子は松岡のことが好きだから探しに来たのだろうとはやし立てた。

そのやりとりを聞いていた鈴子の弟・六郎(又野暁仁)は、松岡のことが好きなのは鈴子ではなくタイ子であるとバラしてしまった。まだ幼くて、なにかとドジな六郎は空気が読めないのである。
男子たちは、より一層はやし立てた。松岡が、芸者であり妾の子であるタイ子に惚れられたと言ってからかった。
鈴子は激しく腹を立て、松岡を除いた男子3人を相手に取っ組み合いの喧嘩を始めた。

それまでうつむいて黙っていたタイ子であったが、ついに声を上げた。自分が松岡のことを好きであることを認めた。過去に学校でお漏らしをしたとき、松岡が慰めてくれた。それ以来、ずっと松岡のことが好きなのだと白状した。
しかし、松岡は他に好きな人がいると言って、タイ子の告白を拒絶した。鈴子は松岡に食ってかかった。なぜタイ子の愛を受け入れないのかと激しく問い詰めた。

タイ子は鈴子を止めに入った。
タイ子は、松岡に気持ちを言うことができてスッキリして、未練はないと言う。そして、以前から鈴子のようにはっきりとものを言える人になりたいと思っていたと話した。今日、松岡に気持ちを伝えるという形で、やっとそういう人になれた。鈴子のおかげだと感謝し、鈴子への恩返しができたと言った。
ふたりは松岡のことはそっちのけでご機嫌になった。手を繋いで歌いながら仲良く帰っていった。
そんなふたりに、松岡は「なんかええな」と声をかけた。

その年の暮れ、大正天皇が崩御し、元号が昭和に変わった。
1927年(昭和2年)、小学校卒業が間近に迫り、鈴子は進路を考えるべき時期になった。

タイ子は女学校へ進学することになったという。家が貧しく学費のことが心配であったが、芸者である母の客であり、タイ子の父である男が援助してくれることになったと言う。タイ子は勉強が得意であり、鈴子はよいことだと思った。

一方の鈴子は、卒業後の進路が明確に描けていなかった。
実家の風呂屋の仕事は好きなので、漠然と家業の手伝いをするものだと考えいた。しかし、歌や踊りも得意であり大好きだ。タイ子に教えてもらった花咲歌劇団のことも少々気になる。けれども、養成学校に通うのにも金がかかり、現実的ではないと思っていた。

父・梅吉(柳葉敏郎)に話を聞いてみると、「卒業後のことは卒業してから考えればいい」と言って、ほとんどあてにならなかった。
母・ツヤ(水川あさみ)には、彼女の昔の夢を聞いてみた。ツヤは外国に行くのが夢だったと答えた。海の近くで育ったので、その向こうにはどんな国があるのだろうかといつも考えていたのだと言う。

そしてツヤは、人は自分がこれだと決めたことで生きていくのだと話した。そしてまた、それが何なのか探し続けるものだとも話した。今の自分は風呂屋をすごく楽しんでいると言った。
鈴子は、自分にとってはそれがなんなのか考え始めた。

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NHK『ブギウギ』第2回

蒼井優さんが早く出てこないかと楽しみにしている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第2回めの放送を見ましたよ。

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第1週『ワテ、歌うで!』

鈴子(澤井梨丘)の実家・はな湯の常連客の中に、”アホのおっちゃん”と呼ばれる男(岡部たかし)がいた。彼はいつも「金を落とした」と言ってタダで入浴している。鈴子は、なぜそれを許しているのか、母・ツヤ(水川あさみ)に尋ねた。

ツヤによれば、彼は初めての客だったと言う。
5年前にはな湯を開店した日、なかなか客が来ず、ツヤと父・梅吉(柳葉敏郎)は不安でたまらなかった。香川から大阪に出てきて10年間、様々な仕事に就いたがどうにもうまくいかなかった。梅吉の思いつきで銭湯を始めることになったが、また失敗するのではないかと思われたからだ。

そこへ、アホのおっちゃんがふらりとやってきた。たいへん身なりが汚く、本人は10万円もの大金を落として無くしてしまったと言っているが、嘘であることはほぼ明らかだった。
そんな彼を見て、梅吉は彼を無料で風呂に入れてやった。梅吉は、彼が何かに困っているのだろうと同情すると同時に、初めての客として験担ぎだと言って笑っていた。アホのおっちゃんは、お礼だと言って店の看板を作ってくれた。その看板は今でも入り口に掲げられているし、アホのおっちゃんは今でも通ってくる。

初めこそ無線入浴について小言を言っていたツヤであったが、アホのおっちゃんが気持ちよさそうに入浴する姿を見ているとやりがいを感じるようになり、初めての客としての恩も感じるようになった。
それこそ「義理と人情」だと話した。

「義理と人情」という言葉を聞いた鈴子は、自分にも恩を返すべき人物がいると思いついた。
その相手とは、親友のタイ子(清水胡桃)だ。
鈴子は1年生の時に大阪市福島に引っ越してきた。転校生として不安だった時、初めに声をかけてくれて友達になったのがタイ子である。その恩を返したいと思った。

タイ子は、同級生の松岡に片想いしている。鈴子はその恋を成就させようと試みた。
タイ子が躊躇するのもお構いなしに、易者(なだぎ武)に恋愛運を占わせたり、松岡と二人っきりにさせようとしたり、恋文の代筆をしたりした。

初めは鈴子にされるがままだったタイ子だったが、ついにやめてほしいとキッパリと言った。
タイ子の母は芸者であり、タイ子は客の子だった。タイ子の父は、たまに家に通ってくるだけだった。
それだけならまだしも、タイ子は「妾の子」と同級生からからかわれたこともある。恋愛沙汰でこれ以上悪目立ちをしたくないのだと言って立ち去ってしまった。

家に帰った鈴子は、母・ツヤに相談した。鈴子にはタイ子の言い分が全く理解できなかったのだ。色恋や生まれのことをとやかく言う方が馬鹿げているので、タイ子は堂々としているべきだというのが鈴子の意見だった。
ツヤは、鈴子にとって平気なことでも、タイ子がそうであるとは限らないと諭した。誰しも、言われると辛いことの一つや二つはある。それを他人が気にすべきでないと言うのは筋違いだと説明した。
一方で、鈴子のお節介なところは長所だと褒めた。加えて、タイ子が嫌なことをはっきりと言えたところも長所だと指摘した。鈴子にもそうなってほしいと話すのだった。

翌日、鈴子はタイ子に謝罪した。タイ子はすぐにそれを受け入れ、ふたりの仲は元通りになった。
その日、ふたりで天神の縁日に出かけた。たくさんの屋台を見て周り、ふたりは楽しい気分になった。

そのままふたりで将来の夢を語った。鈴子は、家業の銭湯を継ぐつもりであると話した。
タイ子は小学校を卒業したら女学校に進学したい話した。さらに欲を言えば、花咲音楽学校に行きたいと言う。しかし、どちらに行くにしても、家が貧しいから無理だと諦めていた。花咲音楽学校に行くにしても、金がないばかりか、タイ子は音痴だから合格しないだろうと嘆いた。

鈴子は、花咲音楽学校とは初耳だった。
タイ子は、そばで売られていたブロマイドで説明してくれた。ヨーロッパ風の歌と踊りを取り入れた大人気の歌劇団があり、それを養成するための学校なのだという。
鈴子は、歌って暮らせることに憧れを抱いた。

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NHK『ブギウギ』第1回

本日は僕の最愛の山瀬まみさんのお誕生日であることをお喜び申し上げる当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第1回めの放送を見ましたよ。

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第1週『ワテ、歌うで!』

1926年(大正15年)、大阪市福島。
主人公・花田鈴子(澤井梨丘)の実家は銭湯・はな湯を営んでいた。
小学生の鈴子は、勉強は苦手であったが、歌と運動は大好きで得意であった。男児に混じってメンコをすれば、彼らを打ち負かした。実家の銭湯では、客から請われると喜んで歌って聞かせた。鈴子は少々おてんばなところもあったが、家族や近所の人たちからかわいがられる子どもだった。

父・梅吉(柳葉敏郎)は映画や芝居、酒が大好きで、仕事にはあまり身の入らない男だった。それでも夫婦仲は良く、母・ツヤ(水川あさみ)は明るく気丈に銭湯を切り盛りしていた。弟・六郎(又野暁仁)はトロくさい子であったが、鈴子は彼の面倒をよく見ていた。
実家の銭湯・はな湯にはいつも近所の常連たちが集まり賑やかであると同時に、みんなの憩いの場だった。

鈴子の一番の親友は、同級生のタイ子(清水胡桃)だった。
彼女の母は日本舞踊の師匠であり、鈴子はそこへ踊りの稽古に通っていた。きっかけは母・ツヤから「芸は身を助ける」と言われたことであったが、今では踊りが大好きになった。師匠から筋が良いと褒められ、うれしかった。

一方で、鈴子は色恋のことにはてんで疎かった。
親友・タイ子は、同級生の松岡に片思いをしている。松岡は鈴子のメンコの対戦相手である。タイ子の気持ちを知っている鈴子は、タイ子も一緒に遊ぶよう誘うが、彼女は恥ずかしがって加わろうとしない。鈴子には、松岡の異性としての魅力がわからないのと同時に、タイ子が恥ずかしがる気持ちも理解できなかった。

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NHK『らんまん』第1回

本作の公式サイトがあまり整備されておらず不安しかない当方が、NHK朝の連続テレビ小説『らんまん』の第1回めの放送を見ましたよ。

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第1週『バイカオウレン』

慶応3年(1867年)。
槙野万太郎(森優理斗)の生家は、藩から名字帯刀を許された豪商の本家であり、土佐の由緒ある造り酒屋である。
彼の祖父や父はすでに亡く、名目上は万太郎が当主ということになっているが、実際は祖母・タキ(松坂慶子)が一家や分家を取り仕切っている。母・ヒサ(広末涼子)は病弱で、床に伏せがちであった。姉・綾(太田結乃)は主に母の介護をしていた。

万太郎本人も肺や心臓が弱く、激しい運動を禁じられていた。槙野家の使用人の中には、万太郎と同年輩の子どももいるが、万太郎は仕事を命じられることもなく好き勝手に遊んでいるばかりだった。

今日は、半年間にわたった醪仕込みの最終日である。樽を洗浄し、出稼ぎに来ていた蔵人たちは故郷へ帰っていく。そのため祝宴が行われることになっていた。家の男たちも女たちも、朝から大忙しであった。

そんな中、やはり万太郎は遊んでばかりいた。何もしていないのに、祝宴のご馳走を誰よりも楽しみにしていた。台所から菓子を二つ盗み出し、友達に分けてやるために家を抜け出した。

普段から走ったりしないよう言いつけられていた万太郎であったが、街中で同年代の子どもたちが走り回っているのを見たら、自分も平気だと思われた。それで、友達の家へ駆け出した。
しかし、にわかに胸が苦しくなり、友達の家にたどり着くなり倒れ込んでしまった。家に担ぎ込まれ、医者の往診を受けた。大事には至らなかったが、しばらく安静にしている必要があるとのことだった。せっかくの宴会に参加することもできず、寝かされてしまった。

蔵人たちを労う宴会が始まった。
小間問屋を営んでいる分家の豊治(菅原大吉)は万太郎が倒れ、宴会に姿を見せないことに嘲笑った。彼の息子・伸治(坂口涼太郎)は、万太郎の歳の頃には立派に店の手伝いをしていた。それに比べて、本家の跡取りであるはずの万太郎は遊んでばかりで当主らしいことは一切しないばかりか、病弱で宴会に顔を出すこともできない。槙野家の先行きも不安だと嘆いた。

別室で横になっていた万太郎は、豊治が廊下でこそこそと万太郎の悪口を言っているのを聞いてしまった。豊治は万太郎は生まれてこない方がよかったとまで言い出した。

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『舞いあがれ』まとめ記事やめます

昨日からTwitterの#舞いあがれ反省会タグがものすごく盛んになりはじめて、わかるわーと思っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ』の36回めの放送を見ましたよ。

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第8週『いざ、航空学校へ!』

航空学校は全学生が寮生活となる。
寮には女子専用スペースも設けられており、舞(福原遥)は矢野倫子(山崎紘菜)と同室になった。
倫子はメイク道具や派手な衣類など女性らしい私物をたくさん持ち込んでいた。地味な衣服やバラモン凧を持ってきた舞とは対照的だった。

授業がはじまったが、舞は講師・都築(阿南健治)の質問にうまく答えられないなど、クラスの中でもあまり優秀な方ではなかった。他の学生はスラスラと答えている。舞は毎晩遅くまで予習復習を怠らず、必死に勉強に取り組んだ。

一方、同室の倫子は、毎夜メイクを施し、きれいな服を着てどこかへ出かけていく。それにもかかわらず、昼間の授業では優秀な部類の学生であった。
舞は倫子が夜に何をしているのか気になり、こっそり彼女の跡をつけた。すると倫子は寮内の男子学生の部屋に入っていった。

中の様子を伺うためドアに耳をつけていたところ、通りがかった他学生に声をかけられた。それに驚いた舞は体を強くドアに打ち付けてしまった。その物音で、盗み聞きしていることが凛子にバレた。

(以下略)

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NHK『舞いあがれ』第36回

あとはもうやめるきっかけを探すだけの当方が、NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ』の36回めの放送を見ましたよ。

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第8週『いざ、航空学校へ!』

舞(福原遥)は航空学校の入学試験に向けて猛勉強に取り組んだ。
それと同時に大学の勉強もおろそかにはできなかった。なぜなら、航空学校への入学資格として大学に2年以上在籍して一定の単位を取得しなければならないからだ。加えて、少しでも学費の足しにしようとアルバイトも続けた。舞は毎日へとへとになった。

そんな生活を3ヶ月ほど続け、いよいよ航空学校の入学試験の2005年7月31日になった。
学科試験や体力・心理測定、および面接など半年にわたって選抜が行われる。全国から500人以上が受験し、合格者はたった72名だけである。舞は自信はなかったが、なんとか最後の面接試験まで残ることができた。

面接試験は二人一組で行われる。
面接を待つ間、舞は緊張をほぐすため、同じ組になった柏木(目黒蓮)に話しかけた。しかし柏木は、自分の気持ちと舞の緊張は別なのだから気安く話しかけるななどと冷たく言い放った。

いよいよ面接が始まった。
自身の「得意なこと」を聞かれ、舞は小さい時から工作が「好きだった」と楽しそうに答えた。面接官・都築(阿南健治)からは、質問を取り違えていると注意されてしまった。一方、柏木は乗馬が得意で、難しい専門用語をまくしたてながら障害競技で優秀な成績を収めたと話した。一同は呆気に取られた。
続けて、パイロットになりたい理由を聞かれた。舞は、人力飛行機パイロットの経験から、人の思いを乗せて飛び、みんなに喜んでもらいたいのだと答えた。柏木は、人の命を預かって世界中を飛ぶパイロットの姿に憧れていると答えた。

こうして面接が終わった。
部屋を出ると、柏木は舞のことをバカにした。人力飛行機はお遊びに過ぎず、旅客機のパイロットはプロの世界である。人力飛行機のことを楽しそうに語った舞は不合格に違いないと言うのだ。舞とは二度と会うことがないだろうと告げ、去っていった。
舞は珍しく他人に腹を立てた。

それでも、舞は無事に合格した。
約1年待機し2006年12月、いよいよ舞は航空学校入学のため宮崎に向かった。
航空学校・宮崎本校の入り口で、舞はこれからの生活に胸を弾ませた。

しかし、入り口で面接の時に一緒だった柏木に出会した。彼は舞を睨んだだけで、何も言わずに校舎へ入っていった。
舞はますます感じが悪いと思うのだった。

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NHK『舞いあがれ』第35回

きょうは会社休みます。当方が、NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ』の35回めの放送を見ましたよ。

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第7週『パイロットになりたい!』

五島で感化された久留美(山下美月)は、毎年送られてくるバースデーカードの連絡先を頼りに、幼い頃に別れたままの母・久子(小牧芽美)を訪ねた。
久子は一人で家を出ていった理由を話した。実業団チームにいた夫・佳晴(松尾諭)は怪我でラグビーができなくなり、そのまま会社も辞めてしまった。再就職することもなく、無気力になっていく一方だった。久子は自分が甘やかしているせいだと思い、しばらく実家に帰ることにした。すると佳晴は、お前と結婚しなければ自分はもっとマシな人間だったはずだ、せいせいするなどと捨て台詞を吐いた。その一言で久子は二度と戻らないことを決めたという。
久子は幼かった久留美を連れて行こうとしたが、久留美本人が行かないと言い張った。そのため仕方なく一人で家を出たのだ。久子は自分の白状さを謝った。

久留美は、自分が残ると言えば母もすぐに戻ってくるだろうと考えたと説明した。帰ってきてくれることをずっと望んでいたと話した。
ただし、久子が佳晴を見捨てる気持ちもわかると言う。彼は相変わらず文句ばかりで職も長続きしない。それでも、自分が父を選んだ手前、耐えているのだと話した。
自分は母と同じく看護師を目指して学校に通っていると話した。ただし、このまま自分が幸せになれるのだろうかと不安になることもあると弱音を吐いた。
久子は久留美を優しく抱きしめて勇気づけた。

その頃、貴司(赤楚衛二)が実家に戻った。貴司は両親(山口智充くわばたりえ)と向き合い、自分の今後について話した。
貴司は旅をしながら各地で働き、その中で自分の生き方を見つけたいと述べた。貴司には世間一般の幸せな生き方が受け入れ難いのだと言う。これまではそれに沿うよう生きてきたが、もう我慢はしたくないのだと説明した。
両親は貴司の言っていることがよくわからなかった。それでも、貴司が決めたことだからと言って、許してくれた。

五島では、浩太(高橋克典)が祥子(高畑淳子)に、めぐみ(永作博美)を連れて駆け落ちしたことを謝っていた。それと同時に、めぐみがいかによく頑張ってくれたかを話して聞かせた。彼女のおかげで子どもたちが元気に育ち、工場も拡大できた。自分がめぐみを幸せにするつもりが、逆に幸せにしてもらっていると述べた。その分、めぐみを奪われた祥子には寂しい思いをさせてしまったと頭を下げた。

祥子は、めぐみはすぐに逃げ出して帰ってくると思っていたと言う。けれども一切帰ってくることはなく、寂しい思いをした。
しかし、それはとても嬉しいことだったと言う。めぐみの頑張りと幸福の証拠であったからだ。めぐみを幸せにしてくれた浩太に深く感謝した。

こうして、舞(福原遥)たちも五島を去った。

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