のぽぽん逝ってよし!

僕が学生の頃に作ったゲームが出てきた。2002年に作られたものだ(しけたんに思い出してもらった)。2000年か2001年頃に作ったものだと思うが、正確な年代はわからない。
しばらく存在を忘れていたのだが、先日某所で会ったリエタン(仮称; ベビーフェイスで可愛い)と話をしているうちに思い出し、彼女がファイルを一式持っていると言うので送ってもらったのだ。
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NHK『カーネーション』第141回

The Beatles の “She loves you” が脳内iPodでヘビロテ中の当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第141回目の放送を見ましたよ。

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第25週「奇跡」

奈津(江波杏子)が入院していると聞いた糸子(夏木マリ)は、すぐに病室を訪ねた。
奈津は昔から変わらずツンケンとした態度だったが、ポツリポツリと自分の来し方を語った。結婚後しばらくして、夫(ラサール石井)の故郷である四国に引っ越した。しかし、その夫に先立たれ、一人になってしまったため11年前に岸和田へ帰ってきたのだという。糸子は、奈津が音信不通になっていたことを責めるが、奈津はのらりくらりとしていた。その様子に糸子は呆れ返ってしまった。
しかし、糸子は嬉しかった。生きているうちに、再会できたことを奇跡だと思って喜ぶのだった。

奈津が帰ってきた時期というのは、ちょうど日本のバブルが崩壊した時期だ。それを境に、景気が悪くなってしまった。岸和田に大きなショッピングセンターができたことで、オハラ洋装店のある商店街もすっかり寂れてしまった。糸子の商売も芳しくない。店を訪れる客がめっきり減った。オハライトコ・ブランドも、シルバー向け市場の競争が激化して苦戦していた。
それでも、糸子がデザイナーとして有名であることに変わりはなかった。新聞社のインタビューを受けるなど、まだまだ活躍の場は多かった。

後日、糸子は再び病院を訪れた。奈津の病室を覗くものの、彼女の顔を見るだけで、声もかけずに立ち去った。奈津の方も、糸子に興味のなさそうな素振りをするだけだった。それで互いに不満はないようだった。

糸子が病院に来たのは、依頼されていた病院ファッションショーの打ち合わせのためだ。
しかし、打ち合わせは険悪な雰囲気で始まった。総婦長の相川(山田スミ子)は、仕事の合間に簡単にできる範囲で行うことを希望した。一方の糸子は、自分が引き受けるからには片手間では納得できないし、きっちりしたファッションショーにしたいと言うのだ。

特に、モデルの選出について大きく意見がわかれた。
糸子は、モデルについては、当初難しい注文はつけなかった。年齢・体型を問わず、15人いれば良いという。しかし、そのうち半分は入院患者から選ぶことを提案した。けれども、相川総婦長は入院患者をモデルにすることには反対であった。万が一のことがあったら病院として責任が取れないので、モデルはあくまで看護婦から選ぶべきだと主張した。
ますます雰囲気が悪化した。

糸子は、洋服の力を信じているといって説得を試みた。
病院スタッフが医療の力を信じて治療や看護に当たっているのと同様に、自分は洋服の力を信じているのだという。洋服は、人を慰め、勇気づけ、元気を与える力がある。だから、洋服で患者に力を与えたいのだという。患者が自身で洋服を着ること、またその姿を他の患者に見せることで、大きな力が生まれると信じているのだ。

半分が無理なら1人でも良いといって、糸子は頭を下げて真剣に頼んだ。

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NHK『カーネーション』第140回

昨日はmerveilleというお店でお食事会が催され、店の名称はフランス語で「奇跡」という意味だと教えてもらったのだが、某おねーさんの「きせきと言われて、『軌跡』かと思った」という発言はいいとして、某女の子の「えー、私は『鬼籍』かと思いました」というのはどーよ?と思った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第140回目の放送を見ましたよ。

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第25週「奇跡」

2001年(平成13年)7月。
糸子(夏木マリ)は88歳になっていた。この年になっても仕事を控えることはなく、テレビ・ラジオ出演や地方講演会などまで引き受けるようになり、糸子はますます忙しくなっていた。ただでさえスケジュールのやりくりが大変なのに、名士との付き合いの機会も増え、仕事と同じくらい遊びにも熱中していた。

糸子は、85歳を境に死生観が変わったという。
それまでは歳を取るのが嫌だったが、現在は自分の年齢が気にならなくなったという。世の中には楽しいことがたくさんあることを知り、死んでしまったらそれらをすることができなくなってしまう。だから、生きているうちにどんなことにでもチャレンジしたいというのだ。そして、今まで嫌いだったこともやってみると楽しいということがわかった。そうなると、死ぬのが嫌になって1日でも長く行きたいと思うようになったのだ。

けれども、糸子の体はあちこちにガタがきていた
4年前からヘルペスに苦しめられ、若い頃からの膝の不調も相変わらずだった。忙しいスケジュールの合間をぬって、頻繁に病院に通って検査や治療を受けていた。医者には、体のために仕事や酒を減らすように毎回言われるのだが、糸子はじっとしていると体の不調が気になる、だからついつい動きまわって気を紛らわすようにしているなどといって、態度を改めようとしなかった。自分でもそこに原因があることを自覚していながら、どうしても休む気になれなかった。

今日も病院に行くと、待合室でたまたま顔を合わせた病院事務長・香川(蟷螂襲)から声をかけられた。病院長・龍村(辰巳琢郎)を交えて話がしたいというのだ。香川と龍村は、病院でファッションショーを開催したいと話し始めた。毎年、病院では患者向けのイベントを行なっており、今年は糸子に協力してもらいたいというのだ。

香川の母は、糸子が1950年代に店でやっていた手作りのファッションショー(第98会)をよく見に行っていたという。その時のことを思い出した香川は、看護師がモデルになったファッションショーを思いついたという。馴染みのスタッフがきれいな衣装を来て出てくるのを見れば、患者たちも喜ぶだろうというのだ。
糸子は、その企画を二つ返事で引き受けた。10月に病院でファッションショーが行われることになった。

その後、世間話になり、龍村が桜井という患者の話を始めた。桜井は糸子の同級生だと言っているという。けれども、糸子には覚えがなかった。なにぶん、パッチ屋で働き始めるために女学校を中退した(第12回)後、同級生とはほとんど連絡を取っていない糸子なので、その名前に覚えはなかった。その他にも、病院には幼い頃の糸子の武勇伝を知っている老人も多いという。糸子にはさっぱり記憶のない話ばかりで、恥ずかしい思いをするのだった。

話が一段落した時、龍村がふと桜井のフルネームを思い出した。「桜井奈津」という名前だという。糸子は、奈津という名でやっと思い出した。
病室を覗いてみると、気品ある老婆(江波杏子)が背筋をシャンと伸ばしてベッドに座っていた。糸子の姿を見つけると、彼女は「なんや?なんか用け?」と静かに短く、ピシャリと言った。

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山瀬まみが平塚市観光大使に就任

僕が厚木に引っ越してきて1年弱。この間に発生した2番目に大きな慶事。すばらしい!!!

山瀬まみ、念願の地元観光大使「なぜ今?」(日テレNEWS24)

 タレントの山瀬まみ(42)が神奈川県平塚市の「ひらつか観光大使」に就任することになり、18日に同市で行われた委嘱式に出席した。

 21日にデビューから26年目を迎える。「デビューした時から『出身地は神奈川県平塚市です』と言い続けて26年。やっと観光大使になりました!長かったです。なぜ今?という感もあるんですが…」と笑いを誘いながら本音を明かした。

 念願の観光大使のポジションに「これでやっと平塚のみなさんに認めてもらったと重く受け止め、日々の活動を通して平塚のことを広めていきたいのですが…」と決意を見せたが「私もぶっちゃけ、平塚のことをよく知りません!」と、まさかのびっくり発言。中学3年生の終わりに家族と共に同市に移り住んだが、高校1年生で芸能界デビューと共に上京したため1年弱しか同市には住んでいないことを正直に打ち明けた。
 「ちっちゃいころは住んでいないけど、家族が住んでいる故郷という感じ。住んでいる人に聞きながらいいところを知りたいと思っているので、まずは私がひらつか観光大使になったことだけ覚えてください」と平塚の知名度アップに踏み出した。

 日テレ系バラエティー番組「火曜サプライズ」で同市をロケした経験がある。「もう一度いかがですか?」と同番組のディレクターに提案されると、「ミシュランに載ったお店とかもあるみたいなので、ぜひ『火曜サプライズ』のお金で行きたい」とちゃっかりおねだりして笑いを誘った。

NHK『カーネーション』第139回

最近、某所で「ああ、そうね。人はこうやって恋に落ちていくんだね。」というのを目の当たりにし、正直そっちを見ている方が何倍も興味深く面白いと思う当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第139回目の放送を見ましたよ。

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第24週「宣言」

1986年(昭和61年)7月20日。
ブランド「オハライトコ」の発表展示会が行われた。糸子(夏木マリ)らは朝から晩まで客や報道陣の対応に追われたが、大成功のうちに終わった。多数の取材を受け、翌日のマスコミで大きく取り上げられることは間違いないと思われた。

しかし、翌日の新聞では中村冬蔵(小泉孝太郎)が人間国宝に認定されたという話題が大きく扱われ、糸子の記事は脇に追いやられた。よりにもよって、冬蔵によって自分の晴れ舞台を邪魔されたことに糸子は憤慨するのだった。

けれども、テレビ出演や発表会の大成功により、オハラ洋装店(看板は「オハライトコ」になった)は連日大賑わいの大繁盛となった。

そんな中、里香(小島藤子)は東京の優子(新山千春)の所へ帰ることを決意した。
帰る日、糸子は店が忙しく、里香を駅まで見送ることができなかった。仕事の合間をぬって、リビングで里香に別れを告げた。世話になったことを涙ながらに感謝しつつ別れを惜しむ里香とは対照的に、糸子はきわめて明るくさわやかな態度を貫いた。一言二言声をかけると、糸子はサラリと仕事に戻った。

しかし、その夜、糸子はひとりきりになった家の中でしみじみと寂しさを感じていた。
寂しく思う心境を自分なりに分析し、相手のことが好きだから寂しいのだと自覚した。好きな人がそばからいなくなってしまうことが寂しいのだ。亡くなった人々の写真を眺め、ますます寂しく思った。
けれども、糸子は思った。自分がたくさん寂しい思いをするということは、それだけ好きな人が多いということだ。好きな人が多いということは、結構な話だと言って一人で笑った。

9月14日。だんじり祭の日。
優子と直子(川崎亜沙美)らと共に、里香が見物にやってきた。里香はすっかり清楚な装いになり、優子との関係も良好になっていた。勇壮なだんじりに里香はすっかり魅了された。
小原家ではいつものように宴会が催された。食材の買い出しを頼まれた里香は、家を出るや否や、だんじり衣装に身を包んだ神山(榎田貴斗)に出くわした。彼に綺麗な姿を見てもらおうと、里香は慌てて家に引っ込んで、身支度を整えなおすのだった。神山も、すっかり様子の変わった里香に見とれてしまった。

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NHK『カーネーション』第138回

またしても、まとめ記事の実演販売をすることになった(10日ぶり)当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第138回目の放送を見ましたよ。

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第24週「宣言」

糸子(夏木マリ)のブランドの宣伝を3人の娘たちに協力しようということになった。
しかし、糸子は反対だった。娘たちをライバル視し、彼女らを目の前において「仕事のことで助けられたくない」と啖呵を切ったことを思い出し、今さら頭を下げるわけにはいかないと意地を張っているのだ。やるなら、商社勤務で企画担当の高山(藤間宇宙)の勝手にしろと言い捨てた。
果たして、高山が無事に娘たち3人の宣伝協力を取り付けてきた。もう糸子は何も言えなくなった。

1986年(昭和61年)7月20日の発表展示会に向けて、作業に拍車がかかった。4月には商品ラインナップが確定し、試作品が完成した。6月に入るとロゴデザインの検討や、発表会の発送作業に追われた。

忙しくなる一方の中、糸子は遅くまで多くの仕事を1人でこなした。下請けの縫製工場の仕事が雑だといっては、自らミシンを操った。無理がたたって、昔からの弱点だった膝の痛みが悪化した。ミシン台から立ち上がろうとして尻餅をついてしまった。
一緒に暮らしている里香(小島藤子)は糸子の体調が心配でならなかった。密かに糸子の様子を伺っては、何かあったらすぐに助けられるように待機していた。糸子が床に転がってしまったのを見て、すぐに駆けつけた。

里香は、高齢の糸子が激務をこなすのをこれ以上見ていられなくなった。もう仕事はやめてくれ、苦しんでいる姿を見たくないなどと、泣きながら訴えた。
しかし、糸子は里香が考え違いをしていると言って笑い飛ばした。糸子は仕事が楽しくて仕方ないのだ。運動の選手が典型であるように、人は夢中になると苦しそうな顔になる。自分が仕事で苦しそうに見えるのは、夢中になっているからだと言って、里香を納得させた。

ブランドの発表展示会の前日、糸子は宣伝のためにテレビのワイドショーに出演することになった。
そこには、優子(新山千春)、直子(川崎亜沙美)、聡子(安田美沙子)の3人が勢ぞろいし、デザイナーとしての自分達の出自を語った。その中で、自分達3人の仕事の先輩であり、同時に厳しい父親のように育ててくれた存在があると説明した。それが自分達の母親だというのだ。

「お母ちゃん!」
と、3人が声をあわせて呼びかけると、糸子がスタジオに登場した。

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NHK『カーネーション』第137回

迷シーンの1つとして、テレビ出演したジョニー(浅利陽介)が女の子の黄色い声の中カッコつけて「みんなぁ、今年はお花見に行ったかぁい?・・・僕は行ったよ。(キリッ)」と呼びかけるシーンが挙げられるわけだが(第122回)、それと全く同じノリで「みんなぁ、昨日は山親爺のCMソングを歌ったかぁい?・・・僕は歌ったよ。(キリッ☆)」と呼びかける当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第137回目の放送を見ましたよ。

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第24週「宣言」

糸子(夏木マリ)の新ブランドの準備が始まった。

糸子と店の職人・水野(小笹将継)が中心となって、夜遅くまでデザインの検討を行った。水野は辛抱強い性格で、糸子の気まぐれで向こう見ずな注文にも文句ひとつ言わずに付き合った。
生地問屋・河瀬(川岡大次郎)や呉服屋の若旦那・吉岡(茂山逸平)が持ち込んだ和服用の反物を使ってシルバー向けのドレスを作ることになった。和服用の反物には大きくて複雑な柄があるため、どのように縫製するかを決めるのが難しかった。みんなは諦めかけるが、糸子は水野を使って粘り強く工夫し、なんとか形になりそうだった。

一方、経理や企画・宣伝などを任された2人はトラブル続きだった。商社のビジネスマン・高山(藤間宇宙)は矢継早に難しいことをまくし立てる。オハラ洋装店という商店街の店の経理しか行ったことのない孝枝(竹内都子)はそれについていけなかった。孝枝の飲み込みの悪さに高山は苛立ち、孝枝の方も我慢ができなくなって感情的になって泣き出してしまった。2人は全く歯車が噛み合っていなかった。
他に避ける人材もおらず、糸子は2人をなんとかなだめすかせて仕事をさせるほかなかった。

それでも、夕食時になるとみんなは和気藹々とした。里香(小島藤子)が食事係となり、みんなにカレーを振舞った。その時ばかりは皆の緊張がほぐれるのだ。
里香は確実に変化していた。外見も態度も、以前のような不良少女とは異なっていた。デート(デート?デートなのか!?)したことのある男子高校生・神山(榎田貴斗)と商店街で出くわしても気づかれないほどだった。里香と神山の関係に嫉妬していた不良少女達も、里香のことを神山の妹だと思って見過ごすほどだった。

糸子はますます仕事に邁進した。
骨折した時に家に設置した介護用ベッドは、邪魔だからといって撤去させた。通常の杖1本で歩き回れるようになり、誰よりも忙しく働いた。高山と孝枝の関係は冷え切ったままだったが、2人とも感情は抑えるようになり、ゆっくりとだが必要な業務も進んでいった。

ところが、無理がたたって、糸子はめまいで倒れてしまった。糸子は仕事で無理をして倒れることだけは、いくつになっても直らないと自嘲するのだった。

高山は新ブランドの宣伝として、糸子の3人の娘たちに協力してもらうことを提案した。有名な3人に手伝ってもらえば、認知度が一挙に上がるという魂胆だ。また、そうでもしなければ、事業を軌道に乗せることはできず、すぐに計画が頓挫するというのだ。
糸子は猛反対した。自分の実力を信じているので誰の力を借りる必要もないし、ましてやライバルである娘たちの力などは借りたくないと思うのだ。

しかし、高山は一切耳を貸さない。半ば強引に娘たちの協力を得る方向で話を進めた。
糸子は傲慢な高山に対してひどく腹を立てた。孝枝に助けを求めたが、孝枝は自分も耐えたのだから糸子も耐えろ、と言って無視するのだった。
糸子は高山に押し切られんばかりだった。

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飼主憎けりゃ、伝票まで憎い

あるにゃんを里親さんに預けて、もうすぐ1年。
あるにゃんを里子に出してからというもの、僕はすっかり彼女に嫌われてしまった(1月の悲しい思い出)。

彼女は僕の実体だけではなく、僕にちなんだものも気に入らないらしい。

僕にちなんだものがない時

ない時

俺の手書き伝票がある時

ある時

頼むから、そんなに牙むかないでくれよ。

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NHK『カーネーション』第136回

今日はアノ日だから、みんなで山親爺のCMソングを歌おう!と呼びかける当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第136回目の放送を見ましたよ。

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第24週「宣言」

糸子(夏木マリ)は逡巡していた。
糸子はベッドに寝ながらも、デザイン画を描く仕事だけは続けていた。しかし、自分のブランドを立ち上げることを考え始めると、途端に仕事が手につかなくなった。
「攻撃は最大の防御」という、河瀬(川岡大次郎)の言葉を反芻し、ついに糸子は一歩を踏み出す事を決意した。自分のブランドを立ち上げることにした。すぐに、河瀬ら関係者を家に呼び寄せ、計画を練り始めた。

糸子の一存で、ブランド発表の日は半年後の7月20日と決めた。準備期間が異例の短さである上、糸子の怪我もあるので周囲は驚く。けれども、糸子は自信満々だった。のんびりしていても始まらないので、早急に集中して行ないたいと言うのだ。娘たちのブランド設立の手伝いもしたことがあるので勝手がわかるし、怪我だって仕事さえしていればむしろ早く治ると豪語した。それで計画は本格的に動き始めた。

その話を聞きつけた優子(新山千春)と直子(川崎亜沙美)が岸和田に揃って駆けつけた。ふたりは、糸子がブランドを作るという話に猛反対した。曰く、プレタポルテは一度始めると休むことなく続けなくてはならない、糸子の年齢では負担が大きすぎる、先日は引退を勧めたのになぜ反対のことをするのか、などなど。

もちろん、言い出したら聞かない糸子である。
糸子もどれだけ大変かは理解しているという。しかし、ブランドを作ると決まってから、ヒヤヒヤしたりソワソワしており、そんな状況が面白くて仕方がないというのだ。寝る間も惜しいほど仕事に熱中するのは長らく忘れていた気持ちだ。元気が沸き起こり、生きている実感を得ると言うのだ。
それ以上反論できなくなったふたりの娘を見て、糸子は高笑いした。

東京への帰りがけ、優子が里香(小島藤子)に声をかけた。優子は、里香が糸子のそばにいて、世話をしていることを大いにねぎらった。一方で、優子が高校へも行かずに岸和田に居続けることが心配だとも話した。今は糸子の怪我もあるので仕方ないが、糸子もきっと里香が今のような生活を続けることは望んでいないだろうと諭した。
里香は口をつぐんだままだったが、糸子と優子から同じ事を言われたことに揺れていた。

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NHK『カーネーション』第135回

昨日の放送で中森明菜の歌が流れてことに関して、「ミ・アモーレ→中森明菜→DESIRE→『真っ逆さまに落ちてDESIRE♪』→落ちてデザイナー→デザイナー糸子階段落ち」と2chに書かれていたのを見て盛大に吹き出した当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第135回目の放送を見ましたよ。

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第24週「宣言」

糸子(夏木マリ)は階段から転げ落ち、左足を骨折した。病院で治療を受け、松葉杖を携えて帰宅した。

いち早く岸和田に駆けつけた直子(川崎亜沙美)が病院から糸子を連れて帰ってきた。一方、優子(新山千春)は東京で一仕事片付けてから来たため、到着が遅れた。優子と直子は、到着が遅れた/遅れないと言って、糸子をそっちのけで喧嘩を始めてしまった。糸子が一喝して、やっと収まった。
家を飛び出し、母に会いたくないと思っていた里香(小島藤子)は、優子と目を合わせようともしなかった。

オハラ洋装店は休業することとなった。1階のリビングに大きな介護用ベッドを設置し、糸子はそこで寝かされた。糸子はそれが気に入らなかった。リビングからテーブルが無くなっただの、ベッドが大きすぎるだの文句ばかり言った。周囲が止めるのも聞かず、自分で歩いて近所に怪我の挨拶に行ったりした。
糸子は自分の弱みを見せたくなかったのだ。

けれども、夜、一人で寝ていると心細くなってしまった。
年をとると、当たり前にできるはずのことができなくなる。それがなんと情けないことか。今は普通にできていることでも、この先いつできなくなってしまうかわからない。その恐ろしさといったらない。けれども、その情けなさや恐ろしさに、たった一人で対抗していかなくてはならないのだ。
糸子は、ふと自分の来し方を思った。この家でいろんなものを生み、育て、増やしていった。多くのものが増えていったはずなのに、気づけば結局自分一人になってしまった。自分が人生の選択を間違えたのか、それとも、人間とはそもそも色々なものを失っていく存在なのか。それすらもわからなかった。

糸子は、北村(ほっしゃん。)の言葉を思い出した。北村は、この家で一人で暮らしていくことは、年を取り、多くのものを失っていく一方だと言った(第127回)。ここで泣いたり、悔やんだりしたら、北村の言い分が正しかったことを認めたことになる。北村にだけは負けたくない糸子は、ぐっと涙をこらえた。

夜中に、里香が降りてきた。2階は優子らのいびきがうるさくて眠れないのだという。里香は糸子の横に布団を敷いて横たわった。暗闇の中で里香は、自分は一生糸子のそばを離れないと約束した。
それを聞いた糸子は、嗚咽を漏らした。

翌朝、優子と直子が東京に帰ることになった。しかし、その前に糸子に話があるという。その内容は聡子(安田美沙子)とも打ち合わせてあるので、3姉妹の総意だという。ただならぬ気配を察した里香は、優子と直子ににらみを利かせるように同席した。

優子と直子は、単刀直入に、糸子に仕事を辞めるよう説得した。70歳を超えて仕事をするのは、糸子の体を悪くする一方だというのだ。そして、娘たちの目の届くように、東京で暮らして欲しいと言うのだった。
もちろん、そんな話に乗る糸子ではなかった。娘たちが毎日電話をかけてきて、仕事の相談や手伝いをしていることを引き合いに出し、自分はまだまだ現役で働けると抗弁した。それに対して、優子と直子はついに本音を語った。ふたりとも、わざと簡単な仕事を糸子に与えていたのだ。仕事が大好きな糸子なので、自分達が頼りにしているふりをすると喜ぶのを知っていたからだ。

糸子の怒りは頂点に達した。
気に入らない客が来ると投げつけるお手玉を、優子と直子にも思いっきり投げつけた。仕事をやめることは、自分が死ぬことだと言って怒鳴った。

優子と直子が去った。
少し冷静さを取り戻した糸子は、甲斐甲斐しくお手玉を片付ける里香を見た。そして、床に散らばったお手玉すら拾うことのできない自分を不甲斐なく思った。

里香に優しく声をかけた。もう岸和田にいなくてもいいから、東京に一刻も早く帰れと優しく声をかけるのだった。
それと同時に、糸子は自分で立ち上がらなくてはならないと決意を新たにするのだった。

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