せんとくん、メダリオン!

せんとくんメダル(シルバー)本日、せんとくんの記念メダルを購入し、刻印もした。

もちろん、この記念メダルは、皆さんおなじみ茶平工業の純正品。

実は、以前からせんとくんメダルが発売されていることは知っていて、1年ほど前に記事にもしていたのだが、その時はメダル刻印機が設置されていないことなどが理由で、購入を見送っていたのだ。

ところが今日の夕方、関東に住んでいる人に小さなプレゼントを贈ることを思い立ち、奈良らしいものにしよう考え、ついでに受け狙いで「せんとくんグッズ」でも贈ろうと思って、平城遷都オフィシャルショップならファミリー1F)に出向いたのだ。せんとくんのクリアホルダーとか、せんとくんの付箋紙とか、「まぁ、使い道はあるし便利ではあるけれど、人前で使うのは微妙だよな・・・」と思わせるような、プチいぢわるプレゼントを探しに来たのだ。

店舗の様子

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京阪奈そばツアー(3) 大和西大寺駅 二条庵

数週間前、奈良近郊情報を調べていて、「近鉄・大和西大寺駅の立ち食いそばは関西一美味い」と言いきっているblog記事を見つけた。

立ち食いうどん・そば 二条庵(大阪のグルメブログ)

あらゆるところの立ち食いのうどんやそばを食べてみましたが、ここ二条庵は別格ですね。
(中略)
ずばり、立ち食いのうどんそばについて、私は関西ではこの近鉄大和西大寺駅の二条庵が一番美味しいと思います。推薦します。
これはもう明らかにだしの味が他のそれとは違いますね。

大和西大寺駅は乗換その他で頻繁に足を運ぶが、立ち食いそばの西軍大将がまさかこんなところに雌伏しているとは知らなかった。あんまり繁盛しているようにも見えなかったし。
そんなわけで、実際に食べてみようということになった。

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京阪奈そばツアー(2) 新大阪駅 天つる

まずは、YouTube で中島らもの落語を見てほしい。
中島らもの見た目や立ち居振る舞い、しゃべり方を生理的に受け付けないという人がいるかもしれないが、そこはなんとか我慢して、とりあえず3:00までは見てほしい。
そこまで見ないと、なぜ僕が新大阪の「天つる」というそば屋に出かけて行ったのかわからない。なぜ僕が嬉々として七味唐辛子周辺の写真を撮影してきたのかわからない。

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京阪奈そばツアー(1) 京都駅 麺家

僕は「けいはんな学研都市」と呼ばれる地域に居住し、勤務先もこの区域にある。
けいはんなを漢字で書けば「京阪奈」であり、そのこの地域のココロは

京都、大阪、奈良の三府県にまたがる京阪奈丘陵において、文化・学術・研究の新しい『拠点』づくりをめざしてスタートした関西文化学術研究都市(愛称:けいはんな学研都市)。

と示されている(京都府ホームページ: 関西文化学術研究都市)。

今日は世間的には金曜日で、本来なら僕もこの地域で文化・学術・研究業務にいそしむはずなのだが、今週日曜日に花の都・東京で休日出勤をしたおかげで、その代休を取らせてもらうことになった。

世間のみなさまは一生懸命仕事してるんだろうなぁ・・・なんて思うと、自分が休んでいることがどことなく後ろめたくなる。
後ろめたくなって、「よし、汗水流して働いている皆さんのためにも、今日という日を有意義に使おう」と考えた。

しかし、「なんだよ。俺がクソ忙しく働いているさなか、お前一人だけ充実した1日を過ごすなんてムカつく」なんて声があがってくるかもしれない。

人からそのように恨まれるのも嫌だし、人をそのように不愉快にさせるのも僕の本意ではない。
そこで、今日は実にクダラナイことをして過ごそうと思った。
そうすれば「木公はクソみたいな時間を過ごしたけれど、俺は充実した日だったぜ。木公のようなゴクツブシと違って、俺は社会的に有益な人間だ」と人々の自尊心を向上させるお手伝いができるかもしれない。

そこで、どうやってクダラナイ1日を過ごそうかと考えた末、京阪奈3府県でそれぞれ蕎麦を食べ歩くことにした。
ただし、高級な蕎麦を食べ歩くと、やっぱり恨み・妬みをかうおそれがあるので、立ち食いそばもしくはそれに類するそばを食べに行くことにした。わざわざ。

まずは、京都市内に向かって、JR京都駅ホームにある「麺家」を訪れた。

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自民党谷川氏とダース・ベイダー: 似てるもの愛好家としての私

民主党・小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入事件に対して、自民党の谷川秀善 参議院幹事長が「(小沢幹事長は)検察が話を聞きたいと言えば率先して行くべきだ。『何様だと思っているんだ』という気持ちだ」と批判したとNHKが伝えている

確かに、民主党および小沢幹事長は、今回の事件に関してどうもキナ臭く、今ひとつ信用できないと僕も感じている。

ところで、今回、激しい口調で民主党の取り組みを批判した谷川参院幹事長だが、ダース・ベイダーの中の人にどことなく似ていると思ってしまったのは僕だけだろうか。

谷川秀善 参議院幹事長(自民党)

ダースベーダーの中の人

May the Force be with you.

シネマデプト友楽 さよなら上映: 29,30,31日

2010年1月31日で営業を終了する映画館奈良シネマデプト友楽に関する続報です。

29日、30日、31日の営業最終3日間は、一律500円の入場料で過去の名作映画の上映をするそうです(入替制)。

現在のところ、『おくりびと』、『ローマの休日(字幕版)』ほか7作のラインナップですが、サイトの表記によればさらに作品が増える可能性もあるようです。

『ニュー・シネマパラダイス(字幕版)』は上映が決まっているようです。
僕はこの映画を見たことはないのですが、映画館にまつわるノスタルジックな作品だという噂を聞いたことがあります。
あまりに感傷的すぎて、いかがなものかとは思いますが、奈良市の映画文化を支えてきた奈良シネマデプト友楽のファイナルとして見に行ってみるのもいいかな、と思っています。

ただ、最後の別れを惜しむ人たちが殺到するようであるなら、奈良近郊在住7年の若輩者である当方は遠慮しようとは思っています。この映画館と一緒に年を重ねてきた人に席を譲りたいよね。

奈良シネマデプト友楽 2010年1月31日で閉館

近鉄奈良駅そば、三条通りにある映画館奈良シネマデプト友楽が2010年1月31日で営業を終了するそうだ。

当館は1942年の会館以来68年間にわたり皆様のご厚情をいただいて今日まで地元、奈良の地にて営業を続けて参りましたが近年の大きな状況の変化により来る、2010年1月31日(日)の営業をもちまして閉館いたすこととなりました。

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すすきので見かけたファイターズタクシー

札幌を本拠地とするプロ野球チームといえば、北海道日本ハムファイターズ

今日、すすきのを散策していたら、車体に日ハムのロゴを大きくあしらった「ファイターズタクシー」というものを見かけた。
即座に駆け寄って、運転手さんに声をかけて撮影させてもらった。

ファイターズ・タクシー

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東海林さだお公伝のチャーシュー: 一晩おいたら化けた!

美味しい料理はたいてい「秘伝」だ。
ていうか、あまり美味しくない料理でも「これは秘伝の調理法に基づいて作られました」と言われたら、それだけでなんとなく美味しく感じる。美味しく感じないのは自分の味覚がオカシイのであって、秘伝の味を理解できない自分の舌を恥ずかしく思い、「うん、まぁ、そうだね。うんうん、よく味わえば美味しい気もしてきた・・・」とかなんとか、適当に話を合わせたりするのが人情だ。

僕は料理のセンスが全く無い人間なので、チャーシューをどうやって作るのか知らない。
ていうか、料理店でチャーシューを食べるたびに「美味しいなぁ。きっとこの店秘伝のレシピで作ってんだろうな。俺が作るなんて百年早いな」なんて謙虚に考えていたりする。

ところが、世界で一番美味しいチャーシューを、豚肉と醤油だけで作る秘伝の技があるらしい。
いや、秘伝じゃない。とても有名らしい。
「東海林さだお チャーシュー」で検索するとたくさん出てくる。

そう、東海林さだおが『ブタの丸かじり』という本の中で「簡単チャーシューの作り方」として紹介している。
そして、それを真似してあちこちで「美味い!」の声が上がっている。

もう、秘密でも秘伝でもない。
秘伝の反意語がなんであるのか、僕は知らない。
国語の成績は昔から良くないからだ。先日もマジスパで「矜持」という漢字が分からず(ケータイの日本語変換でも候補が出てこなかった)、そばに居たよく会う馴染みの女の子に「”きょうじ”ってどういう感じだっけ?」と聞いて、やっとtwitterに投稿できたくらいだ。
だから、秘伝の反対が「公伝」でいいのかどうかわからないが、東海林さだおのチャーシューレシピを僕も公伝する。

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山岳モノを2冊: 栗城史多『一歩を超える勇気』、石塚真一『岳』

元来、軟弱貧弱インドア派の当方なのでスポーツ全般がダメ。太陽の直射日光も苦手だし、道産子のくせに風雪にも弱い。小中学生の頃から、学校行事の遠足とかも嫌いだった。だって疲れるもん。
だから、自分が山登りしようなんてことはこれっぽっちも思ったことがないし、山登りする人の気持ちなんてものも理解できなかった。

小学校に入る前のことだから記憶に間違いがあるかもしれないが、親から見せられたある新聞記事が頭の片隅にこびりついている。七三分けで太い黒縁の眼鏡をかけた、線が細くて生真面目そうな男性が、キメの荒い白黒写真で掲載されている記事だ。
その人物が山で遭難し、亡くなったことを知らせる記事だ。僕は一度もあったことのない人物なのだが、父の義弟とのことだ。僕の叔父にあたる人物だ。
僕のイトコにあたる姉弟が残され、叔母は寡婦として苦労しながら彼らを育てたようだ。遭難事故から数年経ち、その家に初めて遊びに行ったのだが、家のテレビが小さな白黒テレビでビックリした。時代は1980年代中期であったが、現在に至るまで僕はその家以外で本物の白黒テレビを見たことは一度も無い。叔母は僕の父の妹のはずなのに、とても老けて見えた。
親戚一同が集まっても、その叔父が話題にのぼったことは、良いことも悪いことも、中立的なことも含めて僕の知る限り一度も無い。

その一家が白黒テレビしか所有していないのだと知ったのと前後して、冒険家の植村直己(wikipediaで調べる)が北米マッキンリーで消息を絶ったということが日本で大きく報道されていたりもした。彼の遭難は国民に大きなショックを与えたようだ。僕は子供で細かいことはよくわからなかったが、人々が衝撃を受けている姿を見て、なんだかとんでもないことが起きたのだろうと、同じようにショックを受けていた。

これらの少年期の経験により、僕は登山という行為も登山家という人々にも、どこか良くない印象を抱いていた。

ところが、今日、その食わず嫌いがずいぶんと緩和された。

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