本まとめ記事の最後は、『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』における福原遥の決まり文句「みんなも作ってアラモード」をもじってあるわけだけれど、金曜日は「来週も」にすべきなのにそうしていなかったことに気づいて恥じている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ』の21回めの放送を見ましたよ。
舞(福原遥)は、人力飛行機のパイロットをやりたいと部長・鶴田(足立英)に申し出た。テスト飛行で事故を起こして怪我をした前任者・冬子(吉谷彩子)と体型が似ているので、適していると考えられるからだ。
しかし、鶴田は難色を示した。いくら体型が似ていても、舞には必要な体力がないからだ。人力飛行機・スワン号を飛ばすためには、ペダル運動器の負荷210ワットに相当する脚力が必要となる。しかも、女性世界記録を目指すためには、その力で1時間半漕ぎ続けなければならない。試してみた舞は、たった3分しか漕げなかった。
それでも舞は諦めようとしなかった。みんなで作ったスワン号を飛ばしたいのだと訴えた。その熱意に押された鶴田は、回答に時間がほしいと答えた。
鶴田は入院中の冬子を訪ね、相談した。自転車部員など、体力のある人を誘うのが良さそうだというのが鶴田の意見だった。
しかし、冬子は舞に任せるのが一番だと断言した。舞は飛行機作りに情熱をかける部員たちの思いをそばで見て知っている。それを知らない人には新記録を狙うことは無理だというのだ。それで鶴田は舞に任せることを決断した。
その間、舞はさっそくトレーニング用の中古ロードバイクを購入した。新品は71万円もしたが、中古ならば13万円ほどだった。それをさらに久留美(山下美月)に値切ってもらい、分割で支払うことにした。
家に持って帰り、母・めぐみ(永作博美)に人力飛行機のパイロットのためだと説明した。トレーニングの厳しさや操縦の危険を予想できるめぐみはあまりいい顔をしなかったが、舞の熱意ある説得で、渋々承諾した。
翌日、部長・鶴田は部員たちに舞をパイロットにしたいと説明した。
はじめこそは、舞の体力では無理だという反対意見が出た。しかし、舞はいつも他の部員よりも早く来て作業するなど飛行機愛がとても強い、だから任せても良いという意見が大勢を占めた。こうして、舞がパイロットに選出された。
作業が停止したことで部を辞めた者たちも、噂を聞きつけて戻ってきた。こうして、人力飛行機部「なにわバードマン」は再び活気を取り戻した。舞も、ペダル運動器を10分間漕ぎ続けることができるようになった。
ただし、設計担当の刈谷()高杉真宙)だけは部に戻らなかった。いくら前任者・冬子と体型が似ているといっても、やはり舞に合わせて設計を微調整する必要がある。それには刈谷の協力が必要であった。
舞は刈谷に声をかけたが、彼は残り2ヶ月では無理だと言って立ち去った。