11月6日(日)に開催予定の『「舞いあがれ!」トークショー』の観覧抽選(10/19締切)に申し込んだ当方が、NHK朝の連続テレビ小説『舞いあがれ』の11回めの放送を見ましたよ。
五島での暮らしですっかり元気になり、舞(浅田芭路)は東大阪に帰ってきた。
家では自主的に食事の配膳を手伝うようになったり、体育の授業に参加するなど、以前と大きく変化していた。
舞は、五島からの帰り道、初めて飛行機に乗った。その楽しかった経験を嬉しそうに父・浩太(高橋克典)に話した。
すると、浩太も飛行機が好きだと教えてくれた。子どもの頃、生駒山からグライダーが飛んでくるのをよく見かけて憧れたのだと言う。当時のグライダーの写真や、飛行機を考案した江戸時代の発明家の記事など、彼が集めた大量の資料を見せてくれた。実は浩太は、若い自分に飛行機制作に携わりたかったのだが諦めてしまったと言うのだ。
浩太は、次の休みに生駒山の遊園地で飛行機に乗ろうと舞を誘った。舞もその日を楽しみにした。
9月になって舞は東大阪の小学校に戻った。
舞は大好きだったウサギのサキちゃんの様子を見に行ったが、そこにサキちゃんはいなかった。
飼育係の同僚のによれば、夏休みに死んでしまったのだという。とても暑い日があり、心配した久留美は、涼ませる目的でサキちゃんを家に連れて帰った。しかし、翌朝には死んでしまっていたという。
舞は落ち込んでしまった。
学校ではもう一つ気がかりなことがあった。
どうやら、久留美がクラスの女子から仲間はずれにされているようなのだ。久留美はそもそも社交的な性格ではなかった上、ウサギのサキちゃんを家で死なせてしまったことが心象を悪くした。
舞はそれを受け入れ難かった。久留美は、舞が熱で学校を休んだ時、励ましの手紙をくれた優しい子なのだ。けれども、周囲の女子たちと対峙して久留美を弁護するほどの度胸はなかった。
舞は、学校でのできごとをめぐみ(永作博美)に話した。しかも、舞が本で読んだ知識によれば、ウサギは自分の病気を隠す習性がある。だから、久留美が家に連れて帰った時には、すでにサキちゃんは手遅れだったと思われるのだ。久留美に落ち度はないというのが舞の見解だった。
めぐみは、久留美に直接そのことを話してやるべきだと助言した。
翌日、久留美は学校を休んでいた。そこで、舞は彼女の家を訪ねてみた。
久留美は元気な様子で家にいた。ただし、家にいる父・佳晴(松尾諭)を舞の目から遠ざける素振りを見せた。彼は平日の昼間から家におり、自分のことを友達に見せるのが恥ずかしいのかなどと言う声が聞こえた。
久留美は舞を誘って歩きに出た。久留美は父のことを弁解した。彼は元ラグビー選手で、それはかっこよかったという。しかし、怪我をして会社を辞めてしまったと説明した。
舞は、ウサギが病気を隠そうとすることを教え、サキちゃんが死んだのは久留美のせいではないと話した。それを聞いて、久留美の表情が柔らかくなった。舞もちゃんと言えたことに満足した。