本日、ケータイ国盗り合戦というゲームのために、三重県を1周していた。
松阪市付近で国道23号線を南下中、「北海道の名付け親 松浦武四郎記念館 1.0km →」という看板を見つけた。今日はストイックに周るつもりで、コンビニでのトイレ休憩以外、食事すら車内で済ましていたのだが、道産子の当方としては「北海道の名付け親」という称号を見てしまった以上、素通りすることはできなかった。
そんなわけで、松浦武四郎記念館に立ち寄った次第。
松浦武四郎とは幕末から明治にかけて生きた人で、役人として蝦夷地に赴任し、アイヌ語地名(アイヌとは北海道の原住民族)をもとに、同地の地名を決定し地図を作ったそうだ。その時に、北海道という名称も彼が考案したらしい。「カイ」とはアイヌ語で「この土地で生まれた者」という意味があり、「北のアイヌ民族が暮らす大地」という意味を込めたと言われている(同館のパンフレットより)。
武四郎は、松阪市小野江に生まれたそうで、記念館も同地に建てられている。地元の有志が作った民間施設かと思ったら、なんと市営施設。ていうか、玄関の表札を見るとコミュニティーセンターと併設であり、「どちらか一つだけでは予算が通らなかったんだろうなぁ」などと香ばしい想像がはたらいてしまう。
1994年に開設されたそうだが、建物はずいぶんきれいなまま。駐車場も広い(ていうか、周りは畑ばっかり)。観覧客は僕だけだったのだが、これは、大型連休中とはいえ、今日は暦上は平日だから・・・と思っておくことにする。