昨日の夜は某かわいこちゃんとLINEであれやこれやと遊んでいたのだけれど、23時直前になって「あ、朝ドラの時間だ」と告げたっきり、ドラマ視聴とまとめ記事の作成を行い、40分後にLINEを再び見たところ「寝ます。おやすみ。」みたいに書かれていたわけで、そういう風にある意味幸せな人生を自ら放棄しながら朝ドラ仕事しているんだということをみんなにはわかって欲しいと思っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』の第20回めの放送を見ましたよ。
あさ(波瑠)は宇奈山藩の借金の取り立てを始めた。しかし、門番たちに阻まれ、敷地に入ることすら許されなかった。
そこへ偶然、ふゆ(清原果耶)が通りがかった。彼女は、姉・はつ(宮﨑あおい)の付き人として山王寺屋で暮らしている。
ふゆの話によれば、近頃はつは外出することも手紙を書くことも禁じられ、外部との接触を一切禁じられているという。そのため、塞ぎこんでいるという。加えて、山王寺屋の景気も悪く、ちょっとしたミスをしただけで使用人もクビにされているという。ふゆは、あさと話し込んでいるのが誰かに見つかったら、自分も暇を出されるのではないかと心配した。
そんなふゆをしばし待たせ、あさははつへの手紙を書いた。紙がなかったので、手ぬぐいに文をしたため、懐に隠して持って行かせた。
ふゆが山王寺屋に戻ると、はつの義母・菊(萬田久子)が待ち構えていた。店の番頭が、ふゆとあさが往来で話しているのを見かけ、告げ口していたのだ。
ふゆは知らぬふりをしようとしたが、菊の追求は厳しかった。手紙が露見するのを避けようと逃げると、店の男たちが追いかけてきた。慌てて家の中を逃げまわる際、誤って手紙を井戸の中に落としてしまった。
ふゆの身体から手紙が見つからなかったため咎められることはなかったが、はつに手紙を渡すこともできなくなってしまった。
ふゆからこっそりと顛末を聞いたはつは、ますます悲しくなった。
あさが店の手伝いをしていることについて、加野屋の商売も景気が悪くなっているのではないかと心配した。加えて、女も働かなくてはならない世の中になっているらしいことに驚いた。それどころか、自分は家から一歩の出ることがなく、世の中が変化しているらしいのに、何も知らないことに気付いた。
義母や夫・惣兵衛(柄本佑)の言いなりになるばかりで、自分では何もしてこなかったことを後悔しはじめた。
実際、山王寺屋の商売は苦しかった。
幕府の大名たちに大量の金を貸していたが、それらは全く返済されていなかった。店の現金はほとんど底をついていた。それでも、徳川の使いの者が金の無心に来れば、それに応じずにはいられなかった。
惣兵衛は店のやり方に疑問を感じ始めていたが、父・栄達(辰巳琢郎)や母・菊は徳川の味方をしていれば安泰だと信じきっていた。大政奉還は行われたものの、天下の徳川が潰れたり、借金を踏み倒すはずがないと言うのだ。両親に逆らえない惣兵衛は、それ以上口出しできなかった。
あさは、毎日途切れることなく、宇奈山藩の蔵屋敷へ取り立てに行った。
それでも一向に埒が明かず、毎回門前払いされるばかりであった。町でも、加野屋の若奥さんが借金取りに行っていると噂になり、嘲笑われていた。義母・よの(風吹ジュン)は家の不名誉だと言って嘆いたが、あさはやめようとしなかった。
ある日、あさはござを持って宇奈山藩へ向かった。
出納係に会わせてくれるまでその場を動かないと宣言し、ござを敷いて門の前に座り込みを始めた。
門の前で女に座り込まれては藩の名誉に関わるため、あさはとりあえず屋敷の中に通された。
ただし、出納係を待つなら、藩士たちが寝泊まりする広間で待てというのだった。
そこはあまりにの男臭い場所であった。あさを困らせてやろうという魂胆が丸見えだった。
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