古本に挟まれていたスナップ写真

BOOKOFF奈良押熊店をブラブラしていたら、偶然に本棚の目立たないところで岡本太郎『壁を破る言葉』を見つけた。

岡本太郎の作品については、『太陽の塔』と『明日の神話』、および奈良市のひがしむき商店街のどこぞの店の前にある『手』は見たことがある。

しかし、彼自身の人となりや経歴はよく知らない。
昭和の終わり頃、晩年の姿をテレビではよく見かけた。「芸術は爆発だ!」がキャッチフレーズで、子供心にはエキセントリックでちょっとアブナイおじいさんにしか思えなかった。けれど、自分も歳を重ねていろいろな経験を積んでくると、彼の生き方や言動も理解できそうな気がしてくる。むしろ積極的に知っていきたい。
そんなわけで、ふと見つけた『壁を破る言葉』も何かの縁だと思ってパラパラと眺めてみた。

中身は、岡本太郎の語録集で、1ページに1-2文程度が掲載されているだけだった。断片的な情報の寄せ集めにすぎず、彼の経歴や人となりを体系的に知りたいという僕のニーズには合わなかった。
本棚に戻す前に、裏表紙ウラに書かれている著者紹介だけ読もうと思ったわけである。
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あの日、あの時、あの場所で: ゼミ室の定点撮影

1999年3月25日、および、2002年3月25日の我が学舎の写真が大量に出てきましたので公開します。

メンテナンス画面は藤原紀香

その日は大学の卒業式(学位授与式)が行われた日です。
式が終わった後、ゼミ室に集まって打ち上げパーティーが開催されました。部屋にデジカメを設置し、1分間隔で定点撮影していました。ふとしたきっかけで、その写真が大量に見つかりました。

解像度が低く、焦点も合っていない写真ですが、雰囲気はよく伝わってきます。今や学会で大活躍しているあの人やこの人の若い時の姿を見ることができます(もちろん、当時からすでに老けていた人もいます)。関係者ならニヤニヤしながら見ることができるでしょう。

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LIFE photo archive hosted by Google

アメリカの写真週刊誌 “LIFE” (現在は廃刊)の写真アーカイブが Google によって整備され始めている。

LIFE photo archive hosted by Google

最終的には1000万点ほどの写真が収録される予定で、紙面に掲載されなかった写真も収録されるそうだ。

古くは1750年代のもの(このあたりのヤツは、写真じゃなくてイラストっぽい)から揃っている。1860年代の南北戦争の頃を見ると、リンカーン大統領とかが出てきてビックリした。

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alm-ore ストリートビュー

いろいろ賛否両論の google maps ストリートビューですが。

当方の自宅付近の写真は載ってないのですが、最寄り駅であるところのJR祝園駅、および、近鉄・新祝園駅付近はバッチリ収録されていた。


大きな地図で見る

世界の巨人 Google とはいえ、当方の縄張りを勝手に荒らされたような気がしてならない。ちと悔しいので、alm-ore も独自にストリートビューを提供して対抗する。
比較のために、上の写真と同じ地点をお見せしよう。

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底抜けにぃ~、図解しますがなぁ!

底抜けにぃ

『ちりとてちん』DVD- BOX III の特典映像(DISC2)に、小草若役の茂山宗彦(最近、blogも始まった)が「底抜けポーズ」のレクチャーをしている様子が収録されている。

茂山宗彦、嘆いて曰く、

間違った「底抜け」が流行っておりますので・・・

とのことで、正しい「底抜けポーズ」を詳細に解説しているシーンを見ることができる。

より詳しい動画は DVD の特典映像を見てもらうとして、ここではとりあえず静止画で紹介。
みなさんも、正しい「底抜け」をマスターしましょう。

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写真家マン・レイの “Natacha”

Natacha大学の教養課程のとき、現代美術史だかなんだかの講義を取った。特別に興味があったわけではなかったが、取得単位の調整か、はたまた、たまたま時間割の都合が良かったからだと思う。

毎週、いろんな芸術家の作品をスライド映写機で鑑賞するという講義だった。上に書いたとおり、まったくの消化講義だったため、内容はほとんど覚えていない。

覚えていることは、主に以下の3点
1. 講師(名前も忘れた)は白井晃を老けさせてチョビ髭をつけた感じ
2. 勝利の女神ニケ(NIKE)を抽象彫刻にしたものが、札幌駅前通にある。Google maps で言えば、このあたり。確か、道路の西側歩道。
3. 鉛筆でスケッチしたみたいな、女性ヌードのモノクロ写真を見た

3つめのヌード写真は、見た瞬間にその強烈なイメージが頭にこびりついた。今でも目をつぶれば思い浮かぶ。しかし、今日までそのタイトルも写真家の名前もわからず、もう一度見ることがかなわなかった。
人物の輪郭が、影となってくっきりと浮かび上がっていた。普通に写真を撮ると、人物の輪郭と背景とがぼんやりとしているものだが、その写真は鉛筆でデッサンをして輪郭をゴリゴリと太く書いたようにハッキリとしていた。その写り方がひじょうに不思議で、印象的だった。
あと、モデルの女性のスタイルがとても綺麗で、理想的体型だった。講義の最中、スクリーンに見入って、神々しさを感じた(ような気がする)。

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REC YOU. :ウォークマンが宣伝素材用写真を募集

ソニーのウォークマンが宣伝素材に使うため、人物写真を募集しています。
専用サイト: REC YOU.

自分の写真を撮影して送ると、宣伝素材に使われる(かもしれない)そうです。
送る写真は静止画ですが、曲にあわせて首を振ったり、目を閉じたりといったエフェクトをかけてくれるそうです。

ちなみに、僕は最適な写真を持っていないのでまだ応募していません。
「真正面の写真」だの「メガネ禁止」だの「へそから上」「ロゴ入りシャツは着るな」「ピンボケ厳禁」など、いろいろ口うるさい注意事項があって、誰かに撮影してもらわないと応募できない状態です。

なお、応募のさいには個人情報の登録が必要ですし、採用されればもちろんいろんなところに自分の顔が露出してしまうので、その点はよく考えた上でご利用ください。

なお、この記事執筆時点で、5199人が登録済みと表示されています。