俺の台風被害

大型で強い勢力の台風15号によって各地に被害が出ております。

テレビを見ながら他人ごとのように過ごしていた当方ですが、先ほど家のチャイムが押されました。賃貸アパートに住んでいて、ほとんどご近所付き合いをしていない当方ですが、僕の部屋の真上の住人が訪ねてきたのです。

「こんな台風の日にすみません・・・」
と、とても恐縮している先方。

何事だろうかといぶかしんでいると、
「隣の土地の家のブロック塀が崩れましたよ。オタクの車にぶつかってるみたいです。」
と、悲しいお知らせを伝えてくれた。
なお、駐車場の位置関係で、彼の家の車は無事。俺の車だけやられた。

あああ、俺のシャア専用 WiLL CYPHAが!!!

強烈な風雨なので、まだきちんと確認していないが、幸いにしてブロック部分の命中は避けられた模様。そのかわり、塀の木製部分が車のフロントにあたっている。
シャア・アズナブルのように「当たらなければどうということはない!」と言える範囲なのか、そうじゃないのか、未だ不明。

とりあえず、これから塀の持ち主に事実確認だけしてもらいに訪問するつもりだが、ちと気が重い。
ご近所さんトラブルは面倒なので管理会社に連絡しようとしたら定休日だった。

当方の赤い愛車が、通常の3倍の強靭さを有していて、傷ひとつついていなければ丸くおさまるのだが。

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百式パッソ: シャア専用CYPHAは車検中

百式当方の愛車・シャア専用 WiLL CYPHA は1泊2日の車検。
代車として、シャンパンゴールドのパッソがあてがわれた。シャアが”クワトロ・バジーナ”と名乗っていたころのモビルスーツ “百式” と言えなくもない。
トヨタカローラなんていう、地味なディーラーなのに、当方の趣味を良く分かっている。感心、感心。

そんなわけで百式パッソを運転し、今朝9:55頃にスシロー精華町店の横を光台方面に走行。すると、ガンキャノンのように赤くてゴツい車とすれ違った。
それは知人の運転する車であり、いつもならば合図しあったりするわけだけれど、今日はミノフルキー粒子が濃くて当方の存在が先方のレーダーに映らなかった・・・、というわけではなく、単純に当方が百式パッソに乗っていたから気付かれなかったようだ。

自分が透明人間になったような、ステルス機に乗っているような、匿名性を手に入れたような、「今の私はクワトロ・バジーナ大尉だ。それ以上でも以下でもない」と正体をひた隠しにするような、楽しい一瞬だった。

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本屋で見つけたもの、見つけられたもの

ほとんど誰からも省みられていないことを知っているが、昨年の12月に「2007年度 alm-ore お薦め本ベスト10」という記事を書いた。

そこで、3位に取り上げている『獄窓記』(山本譲司)が文庫になって販売されているのを本屋の棚を眺めていて知った。
文庫化に当たっての著者のあとがきと、精神医学者のなんとかさんの解説が付いたようだ。

なお、前回の紹介文はこんな感じ。

元衆議院議員の著者は、秘書給与の不正利用によって起訴され実刑判決を受ける。つまり、刑務所に入れられた。
腹黒い政治家なら、自分の罪の弁解するために本を書いたりテレビに出たり、講演会をしたりするかもしれない。しかし、山本氏は自分の罪を潔く認め、しっかり反省の弁を述べている。実際、釈放後も選挙に出るでもなく、政治生命を自ら絶っている。そういう意味で、本書は色眼鏡で見る必要は一切無い。
しかし、本書は単なる懺悔書に終わっているわけではない。彼は刑務所の中で障害者ばかりが収容されている部署の担当を任される。その中で、「シャバではどこにも雇ってもらえない。刑務所でしか生活できない」と訴える人々の存在を知ることになる。この経験を元に、彼は福祉政策のためのボランティアとなっていく。
両方ハードカバーで重たいが、ぜひ続編の「累犯障害者」とセットで読みたい。

ハードカバーなのがネックだったのだが、今回の文庫化で安くなったし、持ち運びもラクチンになったのでますますお勧めです。

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